ネットゲームにハマる

こんにちは。からあげです。

10年くらい以前のことだけど、私はネットゲームに嵌った時期がある。
仕事の都合で田舎で4年ほど暮らし、馴染みのある都会に戻って来た後だ。
住む場所も繁華街に非常に近い、飲み屋街まで歩いて10分程度の山手に独身寮があった。
そこにいい年して住むことになった。

始めのうちは物珍しさから、あちこちに出歩き都会暮らしを満喫していたが、ふとした拍子に虚しくなった。
そう、独身寮に住むのは随分と年下の若者ばかりで、話が合わないし面識が無いので話すことは殆ど無かった。

船に乗っていたけど比較的日帰りで終わる仕事が多かったので、普通のサラリーマンのような暮らしをすることが出来た。
ただ、カレンダー通りの休みではないので、頻繁に平日休みがある。
ほとんど一人で遊ぶようになったのは、田舎に行ってからだ。

2013-11-10-2

若い頃、寮の仲間とワイワイと遊んでいた時期もあるが、そういったメンバーは散り散りになった。
ある者は結婚し、またある者は仕事に熱中してゆき、皆自分の生活を充実させていった。
しかし、私はいい年となっても独り身でプラプラしているだけだった。
いつの間にか私だけ取り残されてしまった。

そんなぐうたらなおっさんなので、当然休みの日は昼からアルコールを飲む。
自転車に跨って、港付近の公園を流し潮風を浴びると少しは寂しさが和らぐ。
気ままに飛んでいるかもめにパンをやって遊ぶこともあった。
寂しさを紛らわせるために、近くのハンバーガーショップに寄って、クーポン割引のフライドポテト中を2つと、コンビニでチューハイのロング缶2本を買い、海の見えるベンチに座る。
勿論、近くにカップルがいるので、そういう居心地の悪いところは避ける。
チューハイを飲みながらポテトを貪り食べる。
昼間から飲む酒は、気分を開放的にさせてくれた。

しかし、そんな気分になれるのはほんの僅かな時間に過ぎない。
酒を飲み終わったあと、鬱々とした気分のまま自転車に跨り、今度は家電量販店へ行く。
店内をぶらぶらと見回っていると同じような境遇と思われるおっさんやおばさんが目に付く。しかし、お互い接触することはない。
コソコソと行動するのだ。
他人と目を合わせずに。
パソコンコーナーとゲームコーナーを巡回し終えると、ふと思い付いた。
最近、近所にできた新しい24hアミューズメントパークに寄ってみようと。
いくら何でも毎回同じ順路では面白く無い。
偶には変化を付けようと思い切って行動変更してみた。

薄暗く、喧しいアミューズメントパークに入ると、平日とあって中は閑散としている。
この店のシステムは1時間いくらという時間制で、店内のゲーム類は大体無料で遊ぶ事が出来る。
懐かしいゲームをやってみたり、散々やりまくったゲームをコイン無しで遊んだが、全く面白くない。
そうやって店内を彷徨いていると、片隅に巨大なスクリーンが設置してあって、大迫力のデモを流しているコーナーに差し掛かる。
男前の勇者が巨大なモンスターに立ち向かう、仲間と協力してダンジョンを攻略するなどの映像が映し出されていた。
これを見た瞬間、凄い!と思ってしまったのだ。

しばらくスクリーンの前でデモ画像に釘付けになっていると、店員さんに声を掛けられ、試しにやってみてはどうかと言われる。
店員さんに教えてもらいながら、アカウント登録しゲームをスタートさせる。
このゲームのタイトルは、リネージュⅡだった。

メインキャラはヒューマンのウイザードだったと思う。
衝撃を受けた瞬間だった!
リアルな3D世界を歩きまわりモンスターを倒し経験値を稼ぐのは非常に楽しかった。
時間が過ぎるのもあっという間で、お得な3時間パックでも直ぐに終わってしまう。
だから、休み前の夜に行ってお得なナイトパックでゲームをやった。
勿論、口が寂しいから缶チューハイを何缶かこっそりとリュックに忍ばせて持ち込み飲んでいた。
店内全体が暗かったし、パソコンの影に置けるので店員にバレることはない。
普通のジュースみたいな感じで飲みながらゲームをひたすらやってた。
モンスターを倒しては移動し、更に倒すの繰り返し。

徐々にゲームのシステムを理解できるようになって行動範囲が広がった。
ゲーム上で船に乗船し、新大陸へと向かった。
夜遅くまで酔いながらゲームをしていたので、そのまま眠ってしまったこともある。
初めの内は、休み前に行ってやっていたんだけど、その内、翌日仕事があっても夜遅くまでゲームをするようになる。
当然、翌日は眠くて仕方ない。
ぼーっとしたまま適当に仕事をやっているフリをしてゲームの事ばかり考えてた。
たまに先輩や上司から怒られることもあったけど、適当に流してた。
あるとき、ハイスペックパソコンを買えば自宅で思う存分出来るではないかということに気づく。
こうした時の行動力は凄い。
家に帰りネットでパソコンを物色し、即、廉価のハイスペックパソコンを購入する。
パソコンが届くと、全てを放ってパソコンのセットアップをやってゲームが出来るように設定した。
こういう情熱を仕事に注げばいいのだけど、当時は全く出来なかった。

2013-11-10

それからネットゲー漬けの日々が始まる。
仕事から帰ると直ぐにパソコンを立ち上げゲームをスタートさせる。
ご飯は帰りの途中で買ってきたコンビニ弁当だ。
勿論、お酒も多めに買っておく。
缶チューハイを飲みながらゲームをやり、調子が出てくると焼酎に移行する。

トイレも出来るだけ我慢。
風呂には入らない。
休みの日は、朝起きたら即コンビニで食料を買い込んで自室に篭もる。

朦朧とする頭でゲームに集中し、淡々とモンスターを狩る。

その内、待ち合わせをしてパーティーで狩りに行くようになる。
パーティーでの狩りはチャットやりながらワイワイと出来たので本当に楽しかった。
しかし、メンバーを集めるのに時間がかかったりするし、途中で抜けるのが悪いような気がして夜遅くまで付き合っていたことが多かった。
当然、翌日はギリギリ起きるとそのまま家を飛び出し会社に向かっていたのだ。
ネットゲーをやるようになって人生で初めて仕事に遅刻をするようになった。
2回目の遅刻をしたときに、上司にきつく怒られた。
しかし、それでもまだゲームを止める気は無かった。

その後もゲームを続け、メインキャラのウイザードがレベル30台、サブキャラのエルフのヒーラー系もレベル30台に突入し、3番目キャラのドワーフはレベル20台目前くらいとなったころから、次第にゲームが嫌になり始めた。
そのころはパーティーでの狩りはいろいろ約束事があって面倒になってきたので、専らソロで狩りをすることが多く、何時間も単調な作業を続けてもレベルが上がらない状態となっていた。
さらに高価な装備アイテムを装備しないと倒せない敵が増えてきたなど、ゲームに行き詰まりを感じ始めたのだ。

熱しやすく冷めやすい私の性格が、この時幸いした。

ログインする間隔が次第に長くなってゲームから遠のき始め、仕舞いには遂に全アイテムとお金を捨ててしまうことになった。
全てを放るとスッキリした。
今まで何をしていたんだろうか。
バーチャルの世界を優先し、リアルは二の次で部屋や身なりは荒れ放題となってしまっていた。
ネットゲーにハマった期間は約半年。
よく早めに見切りを付けることが出来なたと思う。
あのままズルズルと続けていれば、奈落の底に落ちていたに違いない。
ただ、ネットゲーを止めてからは、飲み屋通いが酷くなるというおまけ付きだったが。
今度はアルコール依存への道を歩み始める
そのことはまた今度機会があれば書くことにする。

おわり

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『ネットゲームにハマる』へのコメント

  1. 名前:仮暮らしのノリエッティ 投稿日:2013/11/10(日) 23:35:39 ID:589fc6ab0 返信

    はじめまして、いつも楽しく読ませていただいております。
    私もリネⅡやってました(ダークエルフ?かなにかをやってました)。
    (ベータ期間かな)
    あの世界観や、『家に帰っても仲間と遊べる感覚』や『ゲーム内デート』的な世界など、あれは最早バーチャルでもなく、紛れもないリアルな世界に感じました。
     
    変な話、からあげさんのように小屋を無事に建て終ったら、のらりくらりと課金せずに、ネトゲー生活もしてみたいなとも思っている輩です(汗)
     
    因みに私はソロばかりでした。『中華』『BOT』『PK』『チーター』や『RMT』が懐かしいです・・・最後にやったのは『KO』かなぁ・・・それで引退しました。
     
    怖い世界ですよね。
    懐かしい・・・

  2. 名前:からあげ 投稿日:2013/11/12(火) 13:09:24 ID:bce275236 返信

    >仮暮らしのノリエッティ さん
    やはりネットゲームは怖いですね。
    のめり込むと周りが見えなくなって自分の世界に入り込んでしまう。
    やりこめばやり込むほど、リアル世界の状況が悪くなる。
    毎日1,2時間で満足出来る人なら安上がりの趣味なんでしょうけど。