帰ってきたからあげくん!

こんにちは。からあげです。

今日で親父が死んで1周間が経った。
バタバタと慌ただしい時期が過ぎ、日常の落ち着きを取り戻しつつある。
これまでいろいろと激励の言葉を頂き、どうもありがとう。
皆さんの温かいコメントに元気をいっぱい貰った。

別に今、親父が死んで悲しいという感情はない。
ただ、私のことをやいやい言う親父がいなくなって寂しく感じることはある。
家に戻るとそこにしかめっ面している親父がいた。
子供時代を振り返ると、おもちゃや本などは買って貰った記憶はないが、登山に連れて行ってくれたことは覚えている。

おかんや兄貴は疲れるし面倒がって、そのうち付いては来なくなった。
親父はなぜか、自分の小遣いを貯めて購入した装備でも、私が使いたいと言うと、自分はボロを使いながらでも私に貸してくれた。
随分と嬉しかったに違いない。
親父と二人で登りに行った、剣岳や五竜岳、鹿島槍ヶ岳は景色が素晴らしく、今でも当時のイメージが脳裏に焼き付いている。
どう凄いのかはっきりと言葉に表すことが出来ないが、五感で感じる自然の素晴らしさを知ることが出来た。

2014-1-12

そういう体験があったからこそ、一人で山に登るようになった。
登山は、事前の準備が面倒だし、現地に着いてからも歩かなければならないし、風呂に入ることはおろか、着替えをすることも出来ない。
簡素な食事のみでテントの設営、撤収、長時間の歩行が必要だ。
こんなにも疲れることなのに自然と山に登りたくなる。
そういう面倒なことを差し引いても自然の素晴らしさは凄い。
山の中に居るだけで荒んだ心が癒やされる。
日が昇り朝日に赤く染められた山々、もくもくとした美味しそうな雲海から覗く鋭いピーク、日没後の闇に沈みゆく山を見ると体の底からパワーが湧いてくるような気がする。
あの遠くに見える山々を越えてどこまでも歩いて行きたいと思う。
物は買ってもらえなかったが、山の良さを教えて貰えたので良かったのかな。

親父の葬儀関係は、通夜から告別式、火葬、初七日まで終わったんだけど、その費用は約300万円だった。
親父が残したお金だから構わないんだけど、少し勿体無いなと思う。
節約しないで、元気なうちにもっと遊んでおけば良かったのにって。
さすがに直葬は可哀想と思うが、もう少しなんとか節約出来ないものかと思ってしまう。
無職になって特にお金の大切さ、稼ぐことの大変さを痛感するから。
まあ子供の私は一銭もお金を出していないので、これはこれで良しとしようか。
坊さんも葬儀屋も多少は潤ったはずだから。
直接タッチはしていないけど、参列者と香典のチェックも終わったようだし、休み明けの明後日から残りの手続きを済ませていくことになる。

こういう時こそ、無職、ニート、引きこもりが役立つ時だ。
もう少し実家に滞在して処理を行うことにする。
山の秘密基地を離れて一週間。
早くも山が恋しくなっている。
町の暮らしは便利だけど、生きている楽しさを感じられない。
別に小奇麗な服を着られなくてもいいし、ライフラインが完備された快適な家に住めなくてもいい、見た目が豪勢なご馳走を食べられなくてもいい、ただ静かなところでマイペースで過ごしたい。
しかし、こう言いつつも心の奥底では、こういう生活も良いなと思ったりもしている。
こうやって快適で楽な生活を続けていきたいと思い始めている。

だから、いち早く山に帰ることが出来るように今から始動する。
戻って確定申告や車のナンバー変更、そして抜根作業も再開したい。
葬式関係でいろいろ書きたいことがあるけれど、今日はここまでにする。
これから晩御飯の用意をやろうと思う。

おわり

スポンサーリンク
おすすめ記事
Googleさんのおすすめコンテンツはこちら!
スポンサーリンク

『帰ってきたからあげくん!』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2014/01/12(日) 17:42:00 ID:589fc6ab0 返信

    どんどん文章が上手くなっているような気がします。
    書きたいこと、書かなければいけないこと。
    これらがこれまで書き続けてこられた文章を書くという行為によって培われた記述力をさらに力強い説得力のあるものに昇華されているんじゃないかと思ったりします。
    から揚げさんの気持ちが分かったような気になる日記でした。
    登山の話がちらほらあって、気にも留めていませんでしたが、今、目指しておられる暮らしのスタイルには、山に対する思いがベースにあるんですね。
    お父さんはなくなってしまっても、子供たちがある時点で、もう生まれ変わっているようなものです。
    お父さんからは山への思いをすでに相続されていたんだと感じました。
    早く拠点となる山小屋の完成を願っています。

  2. 名前:mushoku2006 投稿日:2014/01/12(日) 19:09:34 ID:589fc6ab0 返信

    お疲れ様です。
    私も豪華な葬儀に大金を使う位であれば、
    その分生きているときに使ってもらった方が・・・・・・
    と思いますけど、
    こればっかりは本人の意向ですから。

  3. 名前:ぢゅん 投稿日:2014/01/12(日) 19:47:45 ID:589fc6ab0 返信

    からあげさん お帰りなさい、すこし落ち着いたようですね、お疲れ様です。お父さんの事、自分は3歳で死に別れているので、事も物も記憶にありませんが、からあげさんと二人たいした会話も無く山を登って事、からあげさんを気遣いながら登頂したお父さんの気持ちはオヤジをやってる自分には良く解りますよ、おもちゃや物を与えるのではなく、山を登る事で時間を共有されたからあげさんは幸せと思います。亡くなられたお父さんも忌野際に高く高くからあげさんと頂上を目指した思い出とともに高く昇って行かれたと思います。 合掌

  4. 名前:からあげ 投稿日:2014/01/13(月) 09:32:12 ID:8263608f3 返信

    >名無しさん
    そう言って貰えると凄く嬉しいですね。
    今後、より一層自分と向き合って真剣にブログを更新していこうと思います。
    山小屋建設後、新たな展開になりますので、ご期待ください。
    >musyoku2006さん
    本人が生前から節約して貯めていたお金ですからね。
    何も言うことはありません。
    今は喉から手が出るほどお金が欲しいですが、そんな甘えは無くし、自分で稼ごうと思います。
    >ぢゅんさん
    そうですか。
    物心付く前にお父さんを亡くされ寂しい思いをしたこともあるのですね。
    特に子供の頃なら一層感じる事だと思います。
    それにもかかわらず強く逞しく生きておられるぢゅんさんをお父さんは遠くから見守ってくれ
    ているのでしょうね。
    そんな気がします。