心療内科通院歴あり

こんばんは。からあげです。

昨晩から雪が降り続いている。
今日のゲレンデは圧雪の上に新雪が40センチほど積もり、降雪のため視界が悪く、コンディションが良いとは言える状態ではなかったが、比較的空いている平日を逃しては勿体無いので、昼の中休みにスキーの練習を行った。

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いいもりゲレンデ メリーランドコース
降雪のため視界が非常に悪い。
傾斜が緩いので直滑降で滑ってもスピードが出ない。
今日もプルークの基本姿勢の確認から始める。

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メリーランドコース上部のパウダースノーコース
こちらも同様に視界が悪い。
新雪が40センチほど積もっているのでスキー板を取られやすい。
ようやくゴーグルの曇りがとれて一安心だ。

昨晩から降り続いた雪が40センチほど積り、午前中は新雪がふかふかの状態で尚且つ大雪が降り続いていたので、スキーで滑ると雪の抵抗が大きくバランスを崩しそうになる。
これだけの新雪状態のコースを滑るのは初めてだった。
出来るだけスムーズにターンしようとするが、人が通った場所がレールのようになっていて、そこを通過するときにバランスを崩し何度も転倒した。
今日ほどコケた日は初めてではないだろうか。
試行錯誤して滑っていたら、スピードを落とさず勢いに乗って外足と内足の荷重配分を6:4くらいにして滑ると安定することが分かった。
午後からはコース上の凹凸が酷くなってきて面白くなってきた。
出来るだけ膝を揃えて板の間の感覚を狭くするとより安定することも分かった。

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今日のとおみゲレンデの様子
一日中雪が降り続いた。視界が悪いのでスピードを落として戻ってきた。

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親父が使っていた新品同様のグローブ
ゴールドウィンのプロテクター入りでしっかりした作り。
毎日使っているので手に馴染んできて非常に使いやすい。
グローブと同じようなウエア上下のセットもあったが、白基調のもので凄くダサかったので捨ててしまった。
親父の形見が徐々に減ってきているが、一番の形見は私の体だろうか。
ちょっと偏った能力を持った肉体だが、使いこなせるようになれば怖いものはなくなるだろう。
親父から受け継いだこの体を大事にしようと思う。

 

2015-2-13

実は私には過去に心療内科の通院歴がある。
もう随分と前のことだ。
仕事の人間関係の悩み、仕事そのものが詰まらなく、人生に絶望していた。
毎日大酒を飲んでは泥酔して現実逃避していた。
もう苦しくて苦しくて死んでしまいたかった。

病院に行こうとは思ったが、なかなか決断が出来なかった。
精神科や心療内科というと世間一般には「キチ○○」が行くところという偏見があるので行く勇気が湧いてこなかった。
しかし、日増しに状況は悪くなる一方だったので、藁にもすがる思いで家の近所の心療内科に行くことにした。

先生は70歳くらいの爺さんで優しく話を聞いてくれた。
いろいろ調べた結果、抑うつ神経症と診断された。
うつ病とは微妙に違うらしいが、簡単に言うとうつ病より軽い症状らしい。
眠れない日々が続いていたので、病院で幾つか薬を出してもらった。
ルボックス、パキシル、ドグマチール、デパスだったかな。

それから定期的に通院するようになったが、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返して次第に落ち込み方が酷くなっていった。
薬の効き目も落ちてきたので徐々に薬の量が増えてゆく。
薬の副作用で食欲が増し、僅か半年のうちに体重が10キロ以上増える激太りを経験した。
日中は頭の中にモヤがかかったような状態となり意識がハッキリとしない。
薬を飲むと余計なことを考えなくて不安が減り、夜もそこそこ眠れるようにはなったが、薬の副作用に悩まされるようになった。
抑うつ状態が苦しくて病院に行ったのに、今度は薬の副作用で苦しむことになる。
結局、体重は20キロ近くも増えてしまい、外見も大きく変わってしまった。

あとで冷静になって考えてみると、薬の効果があったのは始めの頃だけで、薬の副作用で激太りしておまけに記憶力も大幅に低下し、単なる薬物依存者と成り果ててしまっていた。
薬は害になっていただけだった。
もう薬漬けの生活はやめようと決心し心療内科に行くのを止めることにした。
いきなり薬を止めたので、禁断症状のようなものが出て大変だったが毎日を必死に耐えた。
その後徐々に精神は回復していって仕事の転勤もあって、その心療内科とは縁を切ることが出来た。

しかし、平穏な日々は長くは続かなかった。
転勤先で再び職場の人間関係や仕事に悩み抑うつ状態となり、心療内科に行くことになった。
それで再び薬物依存状態になってしまった。
薬の影響で気分の浮き沈みが非常に激しくなっていた。
日頃の私の言動に不審を抱いた職場の上司に問い詰めれて、私は心療内科に通院してることや抗うつ薬を服用していることを白状してしまった。
すると手のひら返して私を「キチ○○」扱いするようになった。
おまけに人事に密告されて転勤となり、転勤先で状態はさらに悪化して一月間休職して船を下りることになった。

もう死んでしまいたかった。
人生に何の望みも見いだせなかった。職場を追われて実家に戻るが、家族と長年別に暮らしていたので実家の居心地は最悪だった。
一月の休職を終えて船に戻るも職場の同僚の態度はどこか余所余所しかった。
職場復帰後も薬を飲み続けていたが、以前と同様の副作用に悩むようになった。

ちょっと長くなったので、続きは明日。

 

つづく

コメント

  1. たーきー より:

    僕は今心療内科通院中で休職中です。
    心因障害とパニック障害です。
    薬も処方されてましになりましたが先は長そうです。
    両親もおるし傷病手当でなんとかなってます。
    体重も太りましたが運動出来ないので仕方ない範囲です。
    副作用の少ない薬らしいのでそんなに苦になりません。
    食って寝て漫画読んでカードゲームして天国のような毎日です。
    運動出来ないことをのぞけば…
    心療内科は当たり外れがあるらしいのであってないなと思ったら別の医師のとこにいくべきだと本にありましたよ

    まあゆっくり治します。

    • karaage より:

      病院に対する不信感は無くなりそうにもありません。
      親父の抗癌剤治療にも疑問があります。

      どうかご自愛ください。

  2. あけぼの より:

    前回のコメントは失礼な内容でありながら取り上げて頂きありがとうございました。
    病院に行かないのはからあげさんの自由です。
    行かないとしても、あなたの様な人物と働いている人はあなた以上に苦しんでいます。
    自分可愛さだけでなく、他人を思いやる気持ちを持ってください。お願いします。

    • karaage より:

      あけぼのさんのコメントは反対意見であっても書き方が丁寧なので削除はしません。

      今のところ、私を除け者にしている職場の同僚を思いやる気持ちはありません。

    • チュウ より:

      人に迷惑をかけてない人って いるんでしょうかねえ。

      • karaage より:

        自分では誰にも迷惑かけていないと思っている人が多いのではと思います。かつての自分です。

  3. たんちん より:

    船と言う閉鎖された空間は考えただでも辛いと思います。知人が潜水艦勤務した時は半年間海の中の訓練があったらしくみんなおかしくなったらしいです。

    私も集団行動、集団生活は出来ません。家族でも3人以上や二人でも長時間になると苦しくなります。仕事も短期スパンの不動産売買なら人間関係もなんとかこなせます。基本的に人は信じていませんし信じられません。

    • karaage より:

      潜水艦乗りは厳しいらしいですね。
      私なら1周間と保たないかもしれません。

      アルバイトなのに求める能力は高いです。
      なぜみんなそんなに器用に働けるのか不思議に思います。

  4. タッキー より:

    からあげさんは自分を良く明解に分析して
    先を考え、前向きに生きているので道が
    開かれてます。
    だから、からあげさんのブログを愛読する読者は多いと思います。
    毎日ブログを書くとか四国お遍路とか山登りとか、余暇も有効に利用して人生を楽しんでいらっしゃる。
    僕の場合、からあげさんを見習いたくても、なかなか出来ないです。

    いつも前向きに歩いている、
    からあげさんのパワーを少しでも分けて貰えたら良いなって思いながら読んでます。
    スキーの話も食堂の話も頼もしい話題だと思います。
    バイトにしても、とても一生懸命なのも見習いたいです。

    • karaage より:

      自分はコツコツ物事をこなしていくのはどうやら得意のようです。
      自分の出来る範囲で継続してやっていればなんとかなるような気がしています。

      脱サラして楽天的な性格になりました。

  5. 八馬 道生 より:

     やっぱり本当だったんですね、精神科へ行くと「クスリ漬け=薬物依存」にされてしだいにそこから抜け出られなくなることは。

    からあげさんが、自らの意思で酒を断ちクスリを抜け理不尽な職場の人間関係から距離をおいたのは、あなた自身の自浄作用がはたらいてくれたおかげだったのでしょう。

    酒もクスリも無神経な人々も、何ら自分の救いにならなかった。そこには、絶望しか残されていなかった。

    この世で一番強い武器は「忘却」なのだそうです。

    一時的にかかわっていたにしても、さっさと捨ててしまって忘却してしまえばそれらは二度と自分を苦しめにやってくることはない。この世から、消えていってくれるのです。

    からあげさんは今、多くの人達に勇気を与えてくれています。自分の夢中になれることに没頭することの大切さと素晴らしさを。

    • karaage より:

      抗うつ薬は危険だと身を持って知りました。
      あの脳を麻痺させるような薬は不安とともに記憶も消し去ってしまいます。

      今のバイトが終わったらバイトのことはすべて忘れようと思います。
      そう言っていただけると本当にブログ更新の励みになります。

  6. より:

    いつもブログ楽しみに見てます。
    隊長のブログを通じて疑似体験してるような感じで拝見してます。
    私も何時かは小屋を建て、いろいろしたい事あるのですが、まだ先の
    事となりそうです。
    仕事に関しては、意識して取り組んでいれば慣れてくると思うので問題
    ないと思われます(隊長のブログをずっと拝見してて、私はそう思う)。
    問題なのは同僚でしょうね。あまりチャチャを入れてくるようなら職場替え
    を責任者にお願いしてもいいかもしれませんね。
    13年位前の退職した職場で仕事のプレッシャーと上司の暴言などで、かなり精神的
    に参ってしまい、就寝時にいきなり動悸が長い間、持続し視界がグニャグニャし、
    回るような事があったりと・・・かなりやばい状態でした。
    愚痴でも不満でも怒りでもブログに書いて、内に溜めないで下さい。
    世の中、些細な事で他人をどうのこうの批判できる程、完璧な人間なんていない
    のですから。

    • karaage より:

      自分に何処がいいのか考えてみても何も浮かんできません。
      このまま従食が無難な気がします。暖かくて残業なしなのもいいです。

  7. まる より:

    同じような体験をしました。パキシルは、副作用が恐ろしかったので断薬しました。デパスは、完全に依存していましたので断薬は、難しく、いまだに時々、飲んでしまいますがアルコールに逃げるよりは、ましかなと考えてます。からあげさんは、断酒、断薬できて、すごく意思が強い、しっかりと自分を管理できる方だと尊敬いたしております。
    ブログ更新、楽しみにしておりますので、これからもよろしくお願いいたします。

    • karaage より:

      意志が弱いので完全に止めるしかないのです。
      酒くらいはたまには少し飲んでも良いと思うのですが、ちょっとだけという飲み方が出来ません。

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