H君は元気だろうか。

こんばんは。からあげです。

今日は天気が良くて雪解けが進んだ。

天気が良すぎたのと、お客さんが多い気がしたのでスキーの練習は止めにした。限りある貴重な練習日だが、気乗りしない日に無理して練習することはない。

ところで、今日も昔話をするとしようか。

子供頃から友達がいなかったと書いていたが、全くいなかった訳ではなく、いた時期もある。
私の初めての友達はH君だった。それまでは単発で遊ぶことはごくたまにあった。

親父の職場の同僚に私と同い年の息子がいた。
それまでほとんど一人遊びばかりしていた私を心配した両親がその子と遊んでみてはどうかと言った。
この時小学二年だった。

私は一人遊びも悪くはないが、学校に行くようになってからは孤独を感じるようになっていたので、ちょっと怖かったが会ってみることにした。

親父に教えて貰った家を訪ねると親に呼ばれたH君が姿を現した。私と同じちょっと大人しい感じの子だった。
初めの頃は何をして遊んだかは記憶にないが、気が付くと私達二人はすっかり意気投合し仲良くなった。
親同士の引き合わせで仲良くなった二人だが、全然飽きずに学校が終るとH君の家に遊びに行った。

学校ではクラスが違ったので一緒に遊ぶことはなかった。
H君は学校では遊び友達がいたが、家ではいなかったようだ。
私は学校と家のどちらも一人ぼっちだった。

夏休みや冬休みになると朝からH君の家に遊びに出掛けて昼は一旦家に戻ってご飯を食べて一時になると再び飛んでいった。
まだそのころは、ファミコンがない時代で電車や車のおもちゃなんかで遊んでいた。H君が家族旅行の時は逢えなくて寂しかったが、戻ってくるとお土産をくれた。
私も旅行に出掛けた時はH君にお土産を買った。

あまり家で遊ぶのが続くとH君のお母さんが嫌がったので、外に遊びに出掛けた。
人の家のブロック塀の横を通ったり、側溝のトンネルに潜り込んで遊んだ。
時には草むらのなかに秘密基地を作って遊んだりもした。

本当に仲良しだった。

2015-3-15

H君は電車が好きでプラレールのおもちゃを買って貰っていて、私も夢中になって遊んだ。
次第にレールと車両が増えて部屋いっぱいに線路を繋げて寝転がって電車を眺めた。
少し経ってNゲージも買って貰っていたのでちょっと羨ましかった。
H君は私にも思う存分遊ばせてくれた。

ファミコンが出る少し前にはMSXというパソコンを買って貰ってゲームをしたりプログラムを打って遊んだりもした。H君は根気がないので、読み上げ係で私がタイプした。
初めは入力してエンターキーを押さずに方向キーで改行していたので、プログラムを打っても作動しなかった。
パソコンに詳しい子に聞いてやっとエンターキーを押して改行するのが分かった。
パソコンの付録でついてきたショボいプログラム集だったが、完成して動き始めると二人して大喜びした。

H君と同じクラスになったのは5年生の時で、学校と家の両方で遊べて本当に楽しかった。あっという間の一年だった。

小学生4年生ころからは二人の他に一人加わって三人で遊ぶ機会が増えたが、そうなってから暗雲が垂れ込めるようになった。
三人で遊ぶと私が仲間外れされるようになったのだ。
だからその一人が用事で遊びに来れなくなると、再びH君と仲良く遊べたので嬉しかった。
その新参者のY君は次第に意地悪になっていって私をいじめるようになった。初めは三人で仲良く遊んでいたのに。

結局H君と遊んだのは小学生二年から中学三年までの8年間だった。
中学三年の夏休みが終るころから、親が勉強しろと煩くなって距離があいていき、高校が違ってからは会わなくなった。
H君とはその後何度か町ですれ違ったが、当時の自分の境遇が惨めだったので、逃げるように別れてしまった。
H君は高校卒業後、鉄道会社に就職して駅の改札に立っていたこともあった。
最後に見たのは成人式の式場だった。

あれから数十年が経過した。
実家に帰る度に車でH君の家の横を通るが、姿は見えない。

今どこに住んでいるのか。

私のことを覚えていてくれるだろうか。
私はH君のことを名前で呼んだことは一度もなくて、いつもねーって呼んでた。恥ずかしかった。
今日もスマホで更新したが、えらく時間がかかってしまった。明日からpcでやることにする。

おわり

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『H君は元気だろうか。』へのコメント

  1. 名前:星空の瞬き 投稿日:2015/03/15(日) 23:30:16 ID:1a3f83ad2 返信

    気になるなら、次に実家に帰った時に、
    思い切ってH君の家を訪ねてみることをお勧めします。
    H君が不在で家族がいたら、
    連絡先を尋ねてみれば良いと思います。
    家族も不在なら、何度か訪問する方法で。
    それで連絡先を教えてもらったら、すぐに連絡する。
    つながるまで何度も連絡する。
    結果はどうあれ「やることはやった」と、
    晴れ晴れとした気持ちになると思いますよ。
    (ただ、お亡くなりになっていた場合は辛いですが…)