ドアヒンジの交換~ジムニーをいじり壊す

こんにちは。からあげです。

今日は朝から薄曇りで涼風吹く作業日和だった。
予定どおり歪んだドアの修理を行った。
北海道滞在中、強風吹き荒れる襟裳岬の手前で車を駐めて外に出ようとドアを少し開けた時に、ドアノブを引ったくられてドアが思いっきり全開となって歪んでしまったのだ。
当初はドアの開け閉めに多少の違和感があるものの実用上問題ないので、そっとしておこうと思った。
しかし、失敗を恐れて逃げているような気がして徐々に気分が悪くなってきた。
部品注文のついでにディーラーで診てもらうとフロントピラーに若干の歪みがあるということだった。
素人ではピラーの歪みはどうしようもないが、ヒンジも歪んでいるような気がしたので、ダメ元でヒンジ交換の作業を行うことにしたのだ。

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部品名 ヒンジ フロントドアNo.1
品番  69310-60G01
部品代 2,052円(税込み)

ヒンジはドアの上下に2個あるが、上と下では取り付けボルトの穴の位置が違っている。
注文する際は、運転席または助手席ドアの上か下かを間違えないようにする。

69310-60G01 フロントドアNo.1 (運転席上と助手席下用)
69320-60G01 フロントドアNo.2 (助手席上と運転席下用)

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部品は未塗装で鉄がむき出しとなっている。
サンドペーパーで磨いて角のバリを取る。

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物置小屋にあったラッカースプレーで塗装することにした。

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何度かスプレーしたが塗膜が薄くて弱そう。
すぐに錆びてしまいそうな気がする。

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そこでボディーとだいたい同色の亜鉛入り銀色ペンキを塗ることにした。
目立たないボディーの裏側などにはこれで十分だ。
0.7L 1缶 約1,600円(税込み)

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銀色のペンキも2度塗りした。
乾くまで待てなかったので、ドライヤーを使って乾かした。

ドアヒンジ交換の作業手順

1 マッドガードを外す。
2 タイヤハウス内側カバーを外す。
3 モールを外す。
4 フロントバンパーを外す。
5 カウルカバーを外す。
6 フェンダーを外す。
7 ドアヒンジを外す。

と以上のような流れになる。
事前にネットで調べて作業手順のシミュレーションを行った。

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ジムニー(JB23W)~運転席ドアヒンジ交換作業(2015.10.31)

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まずはオプションで付けたマッドガードを外す。
プラスビス2本とプラスチックピン1本で止まっている。
タイヤが真っ直ぐだとドライバーが入らないので、ハンドルを右一杯に切った状態で作業を行う。
始めはスタビドライバーやラチェットの組み合わせで乗り切ろうと試行錯誤していたが、突然ハンドルを切ればいいと閃いた。
ちょっと自分を見直した。やれば出来るじゃないかおっさんよ。

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マッドガードを外したところ。
これよりタイヤハウス内側の黒いカバーを外す。

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黒いカバーは多数のプラスチックピンで留められている。

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モール内側のプラスチックピンも外す。
この後、作業手順を間違えて黒色カバーの先にモールを外そうとしてしまう。
無理に力を加えたため、ピンが1箇所欠けてしまった。

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気を取り直してタイヤハウスの黒いカバーを外す。
これは意外とすんなりポロッと外れた。

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ようやくモールを外した。
プラスチックピン6箇所で留まっている。
タイヤハウスに手を突っ込んで裏側からピンをギュッと摘んで細くした状態で外側に押し込むとポロッと外れてくれる。
ピンを摘むのは力強めで、押し込むのはあまり無理に力を加えない。
ピンが幾つか外れたからと言って横着してモールを引っ張るとピンが割れてしまう。

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モールを外すと隙間から土がドサっと落ちた。
一つピンが割れてしまったが、これくらいなら大丈夫だ。
この程度で凹んでいてはDIYなど出来やしない。
自分の都合の悪いことは直ぐに忘れるに限る。

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フロントバンパーの取り外し。
バンパーは完全に外さなくていい。
右側サイドを浮かせて下のフェンダーを留めているボルトを外すことが出来たらいい。
まずはフロントグリルを外す。(ヘッドライトの間の黒っぽいパーツ)
上のプラスチックピン3本外して軽く持ち上げれば外れる。

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フロントグリルを外すとその下にプラスチックピン3本が現れる。
このピン3本と、バンパー下側のプラスビス(M6×10mm)3本を外す。
ナンバープレートのボルト2本も外す。(バンパーも固定している。)

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バンパー下側にあるプラスビス
固着していることがあるので、潤滑剤CRCを吹いておくと外しやすくなる。

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バンパー右サイドのプラススクリュー1本を外してバンパーを持ち上げて手前に引っ張る。
右側だけ浮けばいい。
フォグランプのコードがあるので、引っ張り過ぎない。

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フロントバンパーを外すのは、フェンダーの取り付けボルト1本を外すためだ。
個人的には見た目より整備性を重視して欲しい。

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ワイパーの下にある黒いカバー、カウルカバーと言うのだろうか。
こいつの下にもフェンダーの取り付けボルトが隠れている。
まずはプラスチックピンの中央を押してピンを3本引き抜く。

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ワイパーアームも取り外す。
黒のゴムキャップを引き抜けばナットが現れる。
キャップは引っ張るだけでいい。

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カウルカバーの取り外しはネットに出ていなかった。
これからは未知の世界となる。
プラスチックピン3本を抜くとガタガタ動くようになったが、一向に外れない。
表のどこにもピンが見えない。
そこでフロントガラスの隙間にスクレッパーを突っ込んで力強く引っ張る。
バキッという異音とともにカバーが外れた。

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ピンは無事だったが、ピン取り付けの穴が割れてしまった。
瞬間接着剤を塗ってくっ付ける。
乾く前に手を離すと再び割れてしまう。
ずっと持っている訳にもいかないので、接着剤でくっつけて手で押さえながらドライヤーで高速乾燥させた。

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ドアを開けた隙間にもフェンダーのボルトが見える。
危ない危ない。

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下側にもフェンダーの取り付けボルトあり。
このボルトを外そうとすると錆びて脆くなっていたのか、ボルト頭がボロっととれてしまった。
ありゃ、ボルトをねじ切ってしまったぞ!

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サイドマーカーも外しておく。
ビニールテープを巻いて保護したマイナスドライバーを当てる。
前から後ろ方向にズラすとポロッと飛び出る。

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赤丸の部分を押しながら引っ張るとコネクターが外れる。

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フェンダーを取り外したところ。
サイドマーカーを外して、取り付けボルトを全て外すとボロっと簡単に外れる。
(フェンダーの取り付けボルトは、M6×12mm×6本)
これでようやくドアヒンジのボルトにアクセスすることが出来る。
中をよく見ると、水抜き穴に葉っぱや土が一杯詰まっていた。
エアーで吹かして詰まりをとった。

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フェンダーおもて
モールの影になっていたところが汚いだけ。

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フェンダーうら
土が付いて汚れていて、ボルト取付面が錆びていた。
綺麗に洗って錆止めに銀色ペンキを塗っておいた。

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ヒンジの取り外しはドアを閉めた状態で行う。

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運転席ドアのヒンジ上

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運転席ドアヒンジ下
上下でボディー取り付けボルトの位置が違う。

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ドアを閉めた状態で上のヒンジを取り外した。
右が新品、左が取り外したもの

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下が新品、上が取り外したもの
横からじっと見比べると若干アームの角度が違うような気がする。気のせいか。

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ヒンジを取り外したところ。(ボディー側)
前側が若干陥没していた。

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ヒンジを取り外したところ(ドア側)
見た目、歪みはなし。
上のヒンジを交換して仮止めした後、兄貴にドアを持って貰って両方のヒンジのボルトを緩めてドアの微調節を行った。
何度かやり直して位置決めして本締めした。

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ヒンジを固定するボルトの上から緩み止め効果を狙ってペンキを塗る。
他にサビが浮いていたところも綺麗にしてペンキを塗っておいた。

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交換したヒンジが錆びないように上からたっぷりとペンキを塗っておく。
ヒンジ取り付けボルト(ドア側)には片方だけワッシャが付くので注意。
(上のヒンジは上側のみ、下のヒンジは下側のみ)

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取り付けてから交換用のボルトを買っていたことを思い出した。
純正の取り付けボルトはM8×24mm、ボルト頭にワッシャが一体化している。
交換用のボルトは、ステンレス製M8×25mm、1mm程度のワッシャをかます。
フロントピラーが歪むほどの強い力が掛かったところなので、念のためボルト4本全て交換する。
ドアの隙間の雨で濡れるところなので、サビを考慮してステンレス製とした。

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フェンダーを取り付ける前にねじ切ったボルトを抜く。
始めはドリルで穴を開けて少しずつ穴を大きくして取ろうと思っていた。
なかなか上手いこと行かなくて試行錯誤していると、ボルトが貫通していることに気がついた。
裏側に残っているボルトをプライヤーで挟んでジワリジワリと回すと外すことが出来た。

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作業完了!

プラスチックピンが1個余ったものの、無事元通りにすることが出来た。
ドアの歪みはヒンジの取り付けを微調整して多少マシになった。
さらに歪みをとるには、陥没してしまったヒンジの取り付け部に薄い金属板をかます方法がいいかもしれない。
このままでも実用上なんの問題もなさそうなので、これでしばらく様子をみる。
完全な修理とは言えないが、これで良しとする。
細かいことに拘って6万円の修理費を払うのは馬鹿らしい。
6万円稼ごうと思ったら10日くらいは働かねばならない。

今回初めての作業がほとんどで少し緊張したが、やってみれば全然大したことなかった。
より一層ジムニーのことを知ることが出来た。
DIYの良いところは、かけた手間の分だけスキルを手に入れることが出来ることだ。
他人任せにすれば、お金が失われるだけで得るものはない。
見てくれや完成度は低いが、自分の力でやり遂げたという達成感を味わうことが出来る。
作業した結果、見た目は変わらないが、自分の中の感情が全然違う。
やったか、やらなかったのか。
逃げずにやり遂げたという充実感に満たされている。
ああ、楽しかったなあ。

おわり

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『ドアヒンジの交換~ジムニーをいじり壊す』へのコメント

  1. 名前:パオマン 投稿日:2015/10/31(土) 18:31:34 ID:8d55350e1 返信

    今回の作業でステンレス製のボルトを利用されたのは危ないかもしれません。
    異種金属を使う場合、「電触」という作用に注意が必要となります。

    この辺りでも詳しく書いていますが、ステンレス製のボルトを使ったことで他が錆びる場合があります。

    http://www.jssa.gr.jp/contents/faq-article/q9/
    http://www2.suzuki.co.jp/bikeshop/SBS-tss-pitin/detail/40849/5
    http://s11silvia.web.fc2.com/column/consideration/chemistry_of_rust.html

    しっかり塗装してあれば大丈夫だと思いますが、塗装が剥げてきた場合にご注意されたほうが良いですよ。

    • 名前:karaage 投稿日:2015/11/01(日) 09:58:20 ID:a2f18d790 返信

      どうもありがとうございます。
      どのサイトも詳しくて参考になります。

      しばらくは亜鉛が効いているので、大丈夫だと思います。
      ホームセンターの鉄製のボルトは耐久性がないことも考慮してステンにしました。

  2. 名前:小々夢 投稿日:2015/11/01(日) 06:15:15 ID:374c222f1 返信

    すぐには影響ありませんがステンレスボルトと鉄では電蝕が発生します

    • 名前:karaage 投稿日:2015/11/01(日) 09:59:24 ID:a2f18d790 返信

      どうもありがとうございます。
      様子を見て他にサビが浮いてくるようであれば、純正品のボルトを購入して交換します。

  3. 名前:リコプテラ 投稿日:2015/11/02(月) 21:15:21 ID:2348a1b8e 返信

    こんばんは。
    今回の記事はとても参考になります。
    私のJB23、中古購入した時点でインナーフェンダーが割れていたので交換したことまではありますが、ヘッドライトを交換するのにさらにモールとバンパーも外さなければいけないということで、躊躇していたんです。私のは1型なので、フロントグリルはボンネットと一体となっていますが、あとはほぼ同じだと思います。
    他の記事もそうですが、写真入りでここまで丁寧に書かれるのは大変な作業でしょう。わかりやすくてとてもありがたいです。
    旧ブログの方も土地探しの辺りから読み始めたばかりで、なかなか現在に追いつけそうにありませんが(^_^;) ゆっくり読ませてもらいます。

    • 名前:karaage 投稿日:2015/11/03(火) 11:23:18 ID:0622abdb8 返信

      どうもありがとうございます。
      自分では当たり前だと思っていることでも、他の人は知らないこともあったりします。
      なので、丁寧に説明するようにしています。
      私も自分の苦手な分野では他の人のサイトで勉強させてもらっていますので、お互いさまですね。

  4. 名前:ao 投稿日:2015/11/04(水) 11:26:16 ID:2475f529c 返信

    ヒンジの部分のボルトですが、ボルトの曲がりがないようであればそのまま使ったほうがいいのでは?
    鉄が衝撃によって耐久性が落ちるということはないと思います。
    そしてステンの強度は鉄と比較すると低いです。
    これは調べてもらうとわかると思います。
    よくステン用のキリでコバルトドリル等を使いますがそれはステンが硬いからではなくてむしろ柔らかくて粘るからです。

    • 名前:karaage 投稿日:2015/11/04(水) 14:54:54 ID:5d2cfad22 返信

      どうもありがとうございます。
      ドアが開いた時にヒンジに凄い力が掛かったと思います。
      風速20mで一気に開きました。
      ボルトが伸びている可能性があって、後で折れたら抜くのに大変なので交換しました。
      ステンは硬いが粘りがないので、弱いということなのでしょうか。
      電蝕の件もありますので、今後注意深く様子をみてゆきます。