薪ストーブの設置完了!

こんばんは。からあげです。

昨日から気分がむしゃくしゃして全然冴えない。
もう済んだことでどうしようもないが、思い出すと腹が立ってくる。
この感情も時間と共に消えてゆくだろう。
今しばらくの辛抱だ。
今日も朝から天気が良くて作業日和だったが、昨晩いろいろ考えていて眠りが浅く起きたのは8時過ぎだった。
遅めの朝食を摂ってゆっくりと作業を始めることにした。

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まずは床下収納の手直しを行う。
床板を置いておく枠が無くて、下に落ちてしまって開け閉めがしづらかったので、補強材を兼ねて枠を追加した。
そうしたらグンと使いやすくなった。
日常で使わないものを床下収納に入れてみる。
いい感じだ。隔壁を付けたので湿気も入りにくいだろう。

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取り敢えず遮熱板として取り付けていたトタン板を外す。
この時点ではケイカル板の取り付け方法のアイデアは浮かんでいない。
コの字型金物を使って壁に固定しようかと考えていた。

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ケイカル板をカットすることにする。
厚さ5mmで剛性がなくて置き方が悪いと割れてしまいそう。
あちこちに支えを作って無理な力が掛からないようにした。

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カットは普通の手ノコで切ってみる。
端材を当ててノコギリを動かす。
思ったより柔らかく簡単に切れる。
力を加えずに優しくゆっくりとノコギリを動かして切ってゆく。

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カットした断面。
初めてにしては上出来だ。
切り終える直前は欠けやすいので片手でしっかりと支えておく。
切りカスが結構出るが環境に悪そうなものではなさそうなので、掃除せずにそのまま土に還すことにした。

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これはアルミサッシを解体したパーツ。
ケイカル板をカットしている時、突如いいアイデアが閃いた。
工場のバイトは断られたおっさんだが、なかなか捨てたもんじゃない。
いいね、おっさん!
少し長かったので金鋸でカットした。
アルミは柔らかくて加工しやすい素材だ。

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ケイカル板に穴を空ける。
板を手で持ってドリルを軽く押し付けると簡単に穴が空く。
この穴に針金を通して内壁に立て掛けるのだ。

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遮熱板となるケイカル板は、コンパネの床材に直置きせずにアルミの上に置く。
通気性を考慮して空間を作ろうとして下に噛ませてみたが、ノッペリしたアルミの棒なので通気性は大して望めない。
今度ドリルで穴を開けまくって風通しを良くしよう。

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遮熱板を取り付けたところ。
アルミ棒の上にケイカル板を置き、ケイカル板の上を針金で縛って倒れないようにしただけ。
着脱を簡単にして、低温炭化していないかチェックしやすいようにした。

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はてなフックを内壁に取り付けて針金で軽く縛った。
ケイカル板は軽くてこの程度でも地震が来ても倒れることはないだろう。
シンプルな方法が浮かんで本当に良かったと思った。

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真ん中に針金を付けて内壁にもたれさせないようにする。
触れてしまうとケイカル板の熱が針葉樹合板に伝わってしまう。
熱伝導率が低い素材だが、出来るだけ接触しないようにしたほうがより安全と考えた。

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遮熱板と内壁の距離は3~5cm
この空間が断熱層となってストーブの熱を遮断してくれる。
出来るだけ通気性を良くしたいところだ。

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遮熱板の取り付けが上手く行ったので、続いて薪ストーブを設置する。
煙突を取り付け炉台の重量ブロックの隙間を無くしてレンガの位置を調整する。
一度では位置が決まらないので、何度も微調整してゆく。
いい感じだ。

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ようやく薪ストーブの設置が完了した!
眩い光を放つステンの煙突がいい味を出している。
やっと人間らしい住処となった。
それでは各部の説明を順にやってゆくとしよう。

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屋根の上から見た煙突の様子。
屋根から煙突トップまでの高さは約150cm
風向きを考慮してT字トップの向きを調整した。

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煙突の上部に桜の枝がせり出している。
葉っぱのない乾燥した冬だと枝が燃えてしまうかもしれない。
そのうち枝をカットすることにしよう。

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メガネ石から煙突トップまでの様子。
ストーブ内に雨水が入らないようにメガネ石からエルボまでを右下がりにした方が良いのだろうか。
今回は取り敢えず概ね水平としておいた。
外煙突の固定は、固定金物と針金の2点とした。

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軒先に付けた固定金物。
軒先に近いためか金物と煙突の取り付けが上手く行かない。
金物の脚を広げて半ば強引に取り付けた。
これは蝶ネジで微調整出来るので煙突の水平、垂直出しに便利だ。

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針金での固定は、水平の煙突に輪っかを付けて2方向から引っ張った。
軒先の固定金物の効きが悪く、針金でかなりの重量を支えている。
メガネ石に無理な力と熱が伝わらないように、煙突とメガネ石は接触しないように微調整した。

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輪っかの様子。
2点で引っ張ると壁方向に動いてしまうので、壁の方に行かないように針金で軽く縛っておいた。

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下からのアングルで撮影する。
煙突と軒先の距離は約16cm
耐火性を向上させるように気休めで漆喰を塗った。

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薪ストーブから煙突の取り付けの様子。
エルボは3個使用。
ストーブから煙突トップまでのパーツの構成
ストーブ-エルボ-半直管-エルボ-直管-エルボ-直管-直管-半直管ーT字トップ

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ストーブの両サイドのクリアランスは良好、後ろ出しの煙突が若干近い。
ストーブ前に鍋置き場用に大理石のタイルを置いた。
ちょっと高級感が出ていい感じだ。

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炉台は10cm厚の重量ブロック7個、余分な1個は後ろの煙突のところに置いた。
中空構造のブロックが良好な断熱性能を発揮してくれそうだ。
ストーブの脚に接しているレンガは耐火性で、下の薄いものは通常のレンガだ。
ストーブ底面から重量ブロックまで15.5cm

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下からのアングルでストーブ上面と天井の位置関係を分かりやすく撮影した。
ストーブ上面から天井(プラダン)72cm
煙突から天井(合板)30cm
煙突から遮熱板16cm

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メガネ石周り
若干煙突の熱が伝わりやすいようなので、様子を見て端材のケイカル板を取り付けることにする。

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ストーブの設置が終わってケイカル板を片付けようと合板置き場に持って行こうとした。
その時、この遮熱板の隙間に入れておけばいい、というアイデアが浮かんだ。
ここなら何時でも取り出せるし、遮熱性能が向上する。
今後様子を見て追加のケイカル板をこの隙間に挟むかもしれない。
その場合は、お互いのケイカル板を接触させずに離して空気層をキッチリと作る。

 

薪ストーブの設置はメガネ石と遮熱板の取り付けで苦労したが、なんとか上手く行った。
遮熱板取り付けのアイデアが出た時は、嬉しくて飛び上がりそうになった。
この方法で多分上手く行くと根拠の無い自信が湧いてきた。
トタン板の遮熱板の時はモヤモヤが晴れずにイマイチだった。
煙突の長さは、短すぎず長すぎずのちょうど良い長さとなった。
多少の風が吹こうが元気よく煙を外に排出してくれることだろう。
小屋の気密性はあまりないので隙間から外気をどんどん吸ってくれるはずだ。(窒息しないで済む)
あとは来週の家屋調査を待って良ければ火入れ式を行う。
少し時間があるが、それまでに薪置き場の整備をしておこう。

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以前のバイト先のキャンプ場から貰ってきた単管パイプ
1年以上眠っていたが、いよいよ活躍の時が来たようだ。
クランプは山程あるからこれで何を作ろうか。

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今日はストーブの設置が完了したので早めに作業を止めにして山に走りに行った。
戻ってきてポストを開けると寝太郎さんの新刊本が届いていた。
待ちに待った本が届いた。
早速今日から読むことにしようか。

ということで今日はこれでおしまい。

 

おわり

コメント

  1. ポポ より:

    派遣会社の担当者です。
    確かに世の中にある95%の派遣会社が隊長のであったような派遣会社ですが、そうではない会社もあることを知っていただきたいです。

    日本の事情としては新卒の大卒以外、職業選択の自由は少ない中、派遣がなければ就業機会に恵まれないかたもいらっしゃいます。
    また、派遣という就業機会から大手企業での就職を得るかたもいらっしゃいます。

    そのような社会感の中で弊社を経て、本人の望んだ企業で社員登用され元気よく働いているかたも大勢いらっしゃいます。
    これらの方の多くは直接面接を受けても採用されることはないでしょう。
    派遣ならではの形態から就業機会を頂け、結果望んだ未来を手に入れました。

    今回の問題は派遣会社のプロ意識の欠如であり、担当者の力量不足です。
    但し無駄な面接をするために時間を割くことは派遣会社として、しないこともご理解下さい。採用に至るためにはタイミングなどの問題もあるのです。

    もし本当の意味での面接を受ける気があり、弊社で働いていただける気がありましたらご返信下さい。
    その後、メルアド送付致します。

    私は隊長ブログ読み続けていますが、三月末までの職場であれば、ほぼ確実に紹介できます。
    時給は1300円お支払致します。東海圏とだけお伝えいたしましょう。

    どうぞご検討、情勢ご理解ください。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      装備品の購入もありますので、是非仕事を紹介して頂きたいと思います。
      よろしくお願いします。

  2. ぽんたちゃん より:

    蒔きストーブの燃料はどうするつもりですか。?
    寝たろうさんみたいに、不要な伐採した木材を
    もらうの?

    • karaage より:

      しばらくは敷地内に山積みにしてある薪でなんとかなります。
      無くなったら落ちている枝や倒木を拾い集めます。

  3. やま より:

    さすが、からあげ隊長!ストーブ取り付けなかなか素晴らしいですね!隊長は無駄なお金を使わず、知恵と手先の器用さで創意工夫しているので、読んでいて楽しいし、大変参考になります。薪ストーブは暖かいと聞くので快適な小屋暮らしとなるでしょうね。

    ところでバイトの件ですが、年末・年始限定ではありますが郵便局や宅配便の配達・仕分の仕事はどうでしょうか?期間限定のバイトですが、直接雇用なら酷い扱いもないでしょうし、わりと時給もいいとおもいますよ。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      これから快適な小屋暮らしが始まります。

      郵便配達は道路を覚えられないので厳しいと思います。
      やるなら仕分けでしょうね。

  4. 通りすがり より:

    こんにちは。仕上がってきましたね。
    私は雪国住まいで、薪ストーブで暮らしたことがあるんですが、その設置は危ないかも。

    1.ストーブ上面から天井の高さが足りません。しかも上がプラダンとか危なすぎます。ストーブの設置面をぎりぎりまで下げて鉄板を敷けばいいんじゃないでしょうか。灰の掃除も楽になります。
    2.このままでは煙突の掃除ができません。最低でも外側のL字パーツはフタ付にした方が楽になります。
    3.煙突の高さと安定性が足りません。床を上げた分だけ煙突の高さが足りない感じですね。単管パイプを繋いで地面に刺せば、煙突が高くなっても充分に補強できます。煙突と補強金具に縛り付ければまず動きません。
    4.T字トップは風の変化に弱いです。設置場所が狭くてフタが軽いストーブだと落ち着かないかもしれませんね。風見鶏みたいに動くトップが一番安定して排気が抜けます。

    長くなってしまいましたが、このままではトラブルが出る可能性が高いと思います。火の用心ですね。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      あとは薪ストーブを使いながら修正してゆきます。
      ネットで集めた情報よりも自分で知り得た体験の方が大事です。
      念のため水バケツを用意しておきます。

  5. へ@ より:

    はじめまして。いつも楽しく拝見させてもらっています。
    私は同じタイプの最低ランクのをスモールハウスで使って2年目になり、似たような設置環境です。安全性は使っていく上で学んでいくしかないですね。下側への熱は灰を片付けずに敷いとけばブロックで十分です。灰を少なめにして底をオーブン代わりにパンやピザを焼くという人もいます。底にチーズが付いた想像はしたくありませんが・・・。掃除の面で言うとドアや吸気口辺りに木カスや灰、場合によっては燃えカスが落ちるので鉄のお盆みたいなものを下において置くとすぐに捨てることができます。煙突がひ弱で詰まり易く2、3度掃除する覚悟が必要ですので他の方のアドバイスどおり”L字パーツはフタ付”がお勧めです。私は今期から導入しフタは下面仕様なので開けるとベシャベシャの灰が落下するかと。

    • karaage より:

      初めまして。どうもありがとうございます。
      初めての事なので使いながら手を入れてゆくことにします。

      L字のフタ付きは今のがダメになってから交換します。
      どれだけ煙突掃除が面倒か分からなかったもので。

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