薪ストーブに火を入れた!

こんばんは。からあげです。

 

今日、無事に家屋調査が終了した。
天井高を150cm未満として固定資産税対象の家屋とはならず、地目が山林の土地はこれまで同様に雑種地として課税されることになった。
これまでの努力が実った瞬間だった。
税務課の職員の方は、室内をさっと見て天井高を測り、外観の様子をデジカメで撮影しただけだった。

役所のお墨付きを頂いたので、さっそく薪ストーブに火を入れたいところだが、その前に枝打ちを行う。

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小屋の近くに生えている桜の木の枝が煙突に近い。
どうしようか迷ったが、安全のために切ることにした。

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長い棒の先にビニールテープを巻いてノコギリを固定する。
屋根に上がって棒を伸ばすと届いてくれた。
棒の重さを利用して押し引きしていると、すんなり邪魔な枝を切ることが出来た。

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この日のために、ロケストの灰を少しずつ入れていた。
灰を敷かずに薪を燃やすと、ストーブの底が過熱して傷んでしまう。
ちょっとした気遣いがストーブを長持ちさせることになる。

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大きな穴の蓋は輪っか状になっていて面白い。
各種サイズの羽釜をセット出来るようになっている。

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細い枝と着火剤代わりのダンボールを入れて準備OKだ。
あとは点火をするだけ。
初めての点火なので山の神さまにお祈りを捧げる。
(手を合わせてお祈りしただけ。)
原始的な生活をしていると目に見えないものの存在をたまに感じることがある。

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マッチで段ボール片に火を付け中に放ると一気に火が燃え広がった。
この日のために薪をせっせと割った甲斐があったというもんだ。

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炎が勢い良く燃え出したら蓋を閉めて火の勢いを落とす。
初めはゆっくりと火力を上げてゆく。
ストーブがパチパチという音を立てて、何か焦げるような匂いがする。
ここで周囲に異常がないかチェックを開始する。
特に室内は異常なし。

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外回りのチェック
メガネ石周り、軒周りに異常なし。

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煙突トップから煙が出ている。
異常なしだ!

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空気を絞って弱火で焚いていたが、どこにも異常はなし。
太い薪を入れてしばらく経つと炎に包まれる。
煙突とストーブが十分温まると、徐々に熱量がアップしてきた。
ガラス窓の下にあるのが、空気を調整する空気窓だ。
完全に閉めているのに非常に温かい。
予想以上の熱量に少しビックリする。

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ケイカル板作った遮熱板は、いい感じで熱を遮ってくれている。
幅5センチの空気層も良い仕事をしてくれている。
手を中に入れて合板に触ってみると、ほんのり温かいだけだ。
全然問題なし。

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ストーブの勢いが増すと上方に熱が発散されるようになってきた。
天井までのクリアランスが少ないため、若干天井が熱くなっている。
プラダンが熱膨張のために膨らんできた。

ストーブの下は、レンガを置いて距離をとっているので、重量ブロックの上面が多少熱くなっているだけだ。
下の合板にはほとんど熱が伝わっていない。

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熱で膨らんだプラダン。
ストーブに近い方が歪んでしまっている。
上方に想像以上に熱が伝わっている。
火力を抑えての運転で、この有様だ。
天井部分は手直しする必要がある。

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メガネ石周りは煙突の上の方が若干熱いくらいだった。
自作のメガネ石がいい仕事をしてくれている。
煙突が膨張してメガネ石と接触してしまったが、メガネ石の断熱に問題なし。
メガネ石の端は、上方を除いてほんのり温かいだけ。
上方の断熱が少し気になるが、このまま使用しても問題なさそうだ。
様子を見て上の方だけ遮熱板を吊ろうか。

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ストーブに水を入れた鍋を置くと、上方への熱気の温度が一気に下がった。
お湯が沸いてくると元のように結構な熱を発散し出した。

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徐々に室内の温度が上昇し、ついに20度を突破した。
この後、弱火でも26度まで達した。

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温かい空気は、段違いの天井の隙間を通ってロフトの方に上がってゆく。
敢えて段違いにして隙間を作った。

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温かい空気は、この隙間からロフトへと上ってゆく。
ロフトの温度もどんどん上昇して20度を突破した。
これなら快適に眠ることが出来そうだ。

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煙突からモクモクと煙が排出される。
空気窓を完全に閉めるとヒューッという空気の吸引する音が聞こえてくる。
排気も問題なしだ。

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別アングルで撮影する。
煙突から出る煙を見ていると嬉しくなってくる。

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鍋の水は沸騰し蒸気を吐き出している。
ストーブを焚いていれば、いつでもお湯が出来る。
寒い冬には有り難い。

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本日の試運転は、3時間以上掛けてじっくりチェックした。
ストーブ上方の遮熱が不十分の他はだいたいOKだ。
今、天井から遮熱板を吊ろうか、それとも脚に噛ましているレンガをとってストーブを下げようか考え中だ。
3坪小屋には大き過ぎるストーブだが、空気を絞って使えばなんとかなるだろう。
火力を上げ過ぎると危険のような気がする。
投入する薪を少なめにして空気を絞り燃焼をコントロールする必要がある。
こちらでコントロール出来ている限りは火事の危険は少ないだろう。
念のため水バケツを置いてある。
まだ薪ストーブは使い始めたばかりなので、徐々に慣れてゆこうか。

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ロケストは傷まないようにカバーを掛けておいた。
薪ストーブだと煮炊きするには時間が掛かりそうなので、短時間で食事の用意をしたい時はロケットストーブを使うことになりそうだ。
いつでも使えるようにロケスト用の薪を残しておく。

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日が暮れて再び薪ストーブに火を入れた。
既に小屋内はヌクヌクと温まっている。

今は車の中でブログ更新中だ。
早く小屋に戻りたくて仕方ない。
炎を見ながらご飯の用意をしようか。
今晩は楽しい夜になりそうだ。

おわり

コメント

  1. やまめ より:

    おめでとうございます。
    暖かそうですね。
    これからは鍋料理もいいですよ。
    ところで28年前に買ったカリマーの60リットルのザックがあるのですが
    もう使う予定がないので廃棄予定です。もし隊長の探検に必要なら差し上げますのでメール下さい。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。メールします。

  2. Shizendaisuki より:

    薪ストーブの始動おめでとうございます^o^
    これで、寒い冬も暖かく過ごせますね。良かったですね。僕も今回のブログを見ていて、とても嬉しく思いました。コトコトとじっくり煮込む料理もこれからの時期良いですよね。炎を楽しんで下さい。応援してます。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      ロケストでは薪の投入が忙しくて煮込み料理をする気にはなりませんでした。
      料理に凝ってみようと思います。

  3. dosB69 より:

    やったーーー!
    おめでとうございます!
    私も薪ストーブを設置したときの事を思い出して記事を読みながら大興奮でした!
    火事には気を付けて楽しい薪ストーブライフを送りましょう!

    • karaage より:

      ありがとうございます。
      想像以上の発熱量で、取り扱いには注意が必要なことが分かりました。
      手元に水バケツを常備しておきます。

  4. ぽんたちゃん より:

    隊長 蒔きストーブ着火式おめでとうございます。
    ただ、3坪の部屋に15坪用のストーブだときおつけないと
    危ないですよ。安い消火器でもよいので1本置いておけば
    精神的によいと思います。バケツの水ですと油を使った調理とか
    危ないですからね。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      油を使った料理はする予定はありませんので、水バケツでOKです。
      消火器は嵩張るし後の処理が困るので欲しいと思いません。

  5. 卵焼き より:

    ブログの写真見てるだけで、何だか心が暖かくなってきました。(*^^*)

    ストーブの前で、シチュー鍋がコトコト言う音と薪がパチパチ爆ぜる音だけ聴きながら読書出来たら、どんなに幸せな気分になることだろう。。

    • karaage より:

      具材を追加して延々とシチューを食べるのをいいかもしれませんね。
      ストーブに読書はピッタリだと思います。

  6. こんばんは。
    家屋調査無事終了して、苦労が報われましたね。
    そして、ストーブの火入れ、おめでとうございます!
    人間は火が燃えるのを見ているだけで、心が安らぎますよね。特に冬は。
    温かい冬を過ごせそうで何よりです。
    ケイカル板の遮熱性能に興味がありましたが、かなりな実力のようですね(^_^)

    • karaage より:

      昨日はあまりのフレンドリー対応にびっくりしました。
      私からお金を絞り上げるのは時間のムダだと悟ったのでしょう。

      ケイカル板5mmでも十分な断熱性能はありますが、壁から離して十分な空気層を設けることが大事と分かりました。

  7. かのや より:

    隊長さん薪ストーブ完成おめでとうございます

    念のため消火器は用意しときましょう、水より
    はやく消えますよ、あと空気の喚起はよくしとかな
    いとそのまま永遠の眠りをしてしまいます

    子供のとき私はストーブをつけたまま寝てしまい
    親にものすごく怒られたことがあるのでw

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      消火器はいざという時のための安心感がありますが、水バケツでなんとかします。

      水はバケツとポリタンクに入れておいて初期消火をきっちりやります。

  8. より:

    消火器のことばっかりうんざりかもしれないですけど、消火器は缶スプレーのがありますよ
    1000円くらいで値段的にも置き場所的にも大した負担にならないはず

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      新たなアイデアが浮かびました。

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