隊長の墓参り

こんばんは。からあげです。

東京滞在、今日で2日目だ。
昨晩はネットカフェで泊まったのだが、人の気配がするのでなかなか眠ることが出来なかった。
ブースは寝やすいようにフラットタイプを選択した。
空調が効き過ぎていて下のビニールマットに接する背中が汗ばんだ。
窓を開けて温度温度調節出来ないのが辛かった。

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新宿駅近くのネットカフェ。
12時間はあっという間だった。
備え付けの無料自販機で作ったホットの緑茶を保温水筒に詰めて外に出る。
なんていう清々しい朝だろうか。
道を行き交う人とは逆の方向に歩いてゆく。
今は私の自由を阻むものはなにもない。
いつでも好きなところにゆくことが出来る。

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駅前に出来ていた黒山の人だかり。

よく見ると喫煙コーナーだった。
朝からせっせと納税ご苦労様です!
そう言えば、路上喫煙の監視員が凄く目立った。
タバコの煙は迷惑この上ないが、灰皿の数が少なくて吸う場所が非常に限られているので可愛そうに思えてくる。

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今日は電車に乗らずに歩いて移動することにした。
サラリーマンに混じって揉みくちゃにされることはない。

それにしてもすれ違うサラリーマンは圧倒的に黒色っぽいスーツが多い。
まるで就活生のリクルートスーツみたい。
ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く対応する黒スーツは使い勝手が良い。
私の持っているのも黒と紺色だ。
しかし、それではツマラナイ。

人生無難な選択ばかりしていると何時かは行き止まる。
何をやっていても面白くない。
そして息苦しくて息が詰まりそうになる。
その原因はずっと前から無難な選択をし続けて来たからに他ならない。

自分のことよりも他人からどう見られるかを重要視して、本当の自分をさらけ出さずに自分を騙し続けている。
そんな生活が楽しい筈がない。

私は今、だいたいは自分の好きなように生活している。
毎日毎日楽しいことばかりとは言えないが、脱サラしてからは圧倒的にご機嫌な日が増えた。
単なる散歩なんかにも喜びを見出だせるようになった。
人間、始めの一歩さえ踏み出すことが出来たら、なんとかやって行ける。
頼もしい本来の自分が姿を現してくれる。
何も恐れることはない。

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朝食は松屋の朝定だ。
リーズナブルでそこそこお腹が膨れる。
本当はラーメン丼山盛りの玄米ご飯を食べたいのだが、私の行くような安い店にはメニューにない。

ご飯をもりもり食べていると、突如中国人の団体さんが現れる。
一族郎党で海外旅行にやって来たようだ。
ああだこうだ言いながらメニューを選んでいる。
言葉は分からないが、ここの飯安くて結構ボリュームがあるんだよと、日本慣れしたおっさんが説明しているように聞こえた。
それまでゆとりのあった店内が一気に超満員となった。
恐るべし中国人!

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別に急ぐわけではないので遊歩道を歩くことにした。
都会の中のオアシスのような場所をゆっくりと味わう。

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大学入試の試験会場。
すでにテストは始まっているようだ。
受験生の姿は一人も見えなかった。

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朝食を食べたところなのに、もう小腹が空いてきたので、エネルギー補給する。
フランスパンを齧りながらモグモグと歩く。

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新宿から1時間ほど歩いてやって来た先は、雑司ヶ谷霊園(ぞうしがやれいえん)だ。
多くの有名人が眠る東京都立の霊園だ。
現在の私に多大な影響を及ぼした人物、川口浩隊長が永眠する墓だ。
私の隊長は、川口浩、一人しかいない。

まずは管理事務所に立ち寄り有名人の墓の位置が記載された霊園案内図をゲットする。

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私が目指す墓は1−16−10の場所にあって、隊長はご両親の川口松太郎、三益愛子、奥様の野添ひとみと永眠されている。

墓の前で探検家になったことを報告した。

あなたのカッコいい後ろ姿に憧れて私もあとに続きました。
幾多の困難を乗り越えて進む隊長は私のヒーローでした。
当時小学生だった私は、隊長の命を賭けた探検に夢中でした。
テレビに齧り付くようにして様子を見ていました。
あの時のワクワクドキドキ感は忘れません。
あなたのようになりたくて探検家となりましたが、真似はしません。
私独自の探検を行います。
隊長が思わず天国からツッコミを入れたくなるような、どこまでも熱く、興奮する、居ても立ってもいられないほどの探検をします。
どうか見守っていてください。

天国の隊長に思いは伝わったようだ。
10分ほどして墓を離れるときに体の奥底から沸々とパワーが湧いてくるような気がした。

 

参考リンク 霊園墓地の検索サイトハナミズキ 川口浩隊長のページ

 

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これで大事な要件は全て済んだので、あとはフリーだ。
登山靴受け取りの12日までは自由に出来る。

生まれ変わったおっさんは池袋方面に向かって歩いてゆく。
するとレトロ感漂う電車を発見した!

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たまたま献血ルームの前を通りがかったので、献血をすることにした。
前回北海道でやってから久方ぶりの献血となる。

献血中に読んだ「進撃の巨人」が面白すぎて終わったあともしばらく読んでいた。
久しぶりに大ヒット漫画だった。

献血後に次回の予約をしてくれないかお願いされたが、二週間もいるかどうか分からない。
他県に住む人間にあまり無茶なことを言うでないと思った。

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献血をするとお腹が空いたので、たまたま通りかかった餃子の王将に入った。
餃子定食に大好物の若鳥のからあげをプラスした。
なんとも豪華な夕食となった。

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池袋駅前のイケフクロウ。
スマホナビの調子が悪くて随分と迷った。
待ち人がいるわけではないが、何となくやって来た。
北朝鮮のミサイル発射に備えてGPSの精度を意図的に落としているのか。
現在位置のポインターがあっちこっちに飛んで往生した。

 

今は、とある施設で待機中だ。
早めにネットカフェにインすると割高なので、blog更新しつつ寛いでいる。
予定していた宿泊先が一杯で泊まれなかったので、本日もネットカフェに決めた。
進撃の巨人の続きが読みたかったこともある。
ゆっくりと休みたいところだが、眠気を我慢して読みふけるんだろうな。

 

ところで、ここでひとつ説明をしておこう。
東京にやって来ると読者から会って話したいと嬉しいお誘いを受けるようになった。

どうもありがとう!

大都会の東京にはblogの読者がたくさんいるようですごく嬉しい。

これまで書いてきたように私は人見知りが激しく気分のムラが大きいので、お誘いは全てお断りしている。
一部の読者と会ってしまうと、他の読者にも会わなければならなくなり、収拾がつかなくなってしまう。
おっさんに休日を頂けないだろうか。
もちろんできる限りの更新は行う。
だからそれで勘弁して欲しい。

ただし、街で偶然会って声を掛けられたら、逃げないので安心して欲しい。
観念してあれこれ話をしよう。
偶然以外にも私が立ち寄りそうな場所を探してくれている熱心な読者もひょっとしたらいるかもしれない。
そんな読者の思いは粗末には絶対にしない。

さあて今日は休日前の夜だ。
ネットカフェにあぶれたら野宿となるか、はたまた夜通しウォーキングとなってしまうのか。
神のみぞ知るだな。

 

おわり

日記
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からあげ隊長の日記

コメント

  1. 大伴細人 より:

    良い感じですね~。
    自由気ままに動いてらっしゃいますね。

    僕も王将で食べたくなりました。

    • karaage より:

      ご飯をたくさん食べないと気分は沈みがちになります。
      もりもり食べて元気になります。

  2. おさる より:

    隊長おつかさまです!
    人混みでも大丈夫ですね!
    俺なら一日中、人混みは嫌なのですぐに帰ってしまいます!
    靴が仕上がるまで頑張って下さい‼️
    応援してます!

    • karaage より:

      人混みの中にいても平常心を失わない精神修行をしています。
      そう、これは修行なのです。

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