甲斐駒ケ岳日帰り登山~八丁尾根から黒戸尾根の幻の周回ルートを歩く~

こんにちは。からあげです。

 

昨日は、サーバー移転の疲れを癒やすために久しぶりに登山に行ってきた。
どの山に登るか少し迷ったが、先週登った鋸岳(のこぎりだけ)を反対側から見たくなったので甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)に決めた。
先週の様子では甲斐駒に雪はほとんど見えなかった。

ネットで調べてみると雪はほとんどなさそうだ。
その時、登山地図にはない登山ルートの山行記録を目にした。
実は甲斐駒には黒戸尾根ピストンではない周回ルートがあったのだ。
日向八丁尾根から大岩山を越えて八丁尾根を通って烏帽子岳まで登り、鋸岳から甲斐駒ケ岳まで延びる稜線に出るルートだった。
記録を見ると地図には載っていないものの、整備された登山道のようだ。
面白い。これに決めた!

 

甲斐駒ケ岳 八丁尾根から黒戸尾根周回ルート 日帰り

登山日 2016年5月14日

登山ルート・タイム

0410 登山口駐車場(竹宇駒ヶ岳神社)~0450 矢立石登山口~0600 日向山(三角点)~0720 鞍掛山分岐~0830 大岩山~1040 烏帽子岳~1150 6合目小屋~1315 甲斐駒ヶ岳~1445 七丈小屋~1605 刃渡り~1655 横手白州分岐~1800 登山口駐車場

歩行時間 約13時間

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前日に思いついた登山だったので、寝る前に道具を出して用意した。
食べ物はあるものを持ってゆく。
これが今回の食料と水。
途中ビバークを想定して多めに持って行く。
ストーブはなし。
袋ラーメンは非常食で、お腹が空いたらスープの素をかけて食べる。

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行動食に玄米おにぎりを作る。
一つ食べるだけでモリモリとパワーが湧いてくる。
今回は4個作った。
夜明け前ではなく深夜の起床で、眠い目をこすりながら準備した。

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日の出前の登山口駐車を出発する。
神社手前を右に折れて登る。
やって来たのは矢立石(やだていし)登山口。
日向山(ひなたやま)の登山口になる。
早朝のため人気はない。

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日向山の登り。
緩やかな坂となっている。
寝不足のため、体が重たく変な汗をかく。

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日向山(ひなたやま) 1659.6m

山頂は三角点のあるこの場所。
樹木に囲まれて視界はきかない。

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三角点の先に展望の良い開けた場所がある。
ここに山頂標識がある。
砂地でここだけ雰囲気が違う。
周囲を見渡すが、ガスのためほとんど見えない。

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日向山を振り返る。
本当に不思議な光景だ。
サラサラの砂に脚を取られて歩きにくい。

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鞍掛山(くらかけやま)に向かう途中でガスが晴れて麓の景色が見えた。
水田に張られた水が反射して鏡のように見える。

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日向山から大岩山(おおいわやま)までは日向八丁尾根(ひなたはっちょうおね)をゆく。
ところどころにある急登に体力を削られる。
ここで堪らず行動食の玄米おにぎりを食べる。

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鞍掛山分岐

だだっ広い場所だ。
鬱蒼と樹木が茂って視界はない。

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カラマツ林をゆく。
早朝の澄んだ空気が心地よい。
カラマツから垂れ下がっている緑色の物体を眺めながら歩く。
以前、読者に教わったがすっかり忘れてしまった。

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鞍掛山分岐から先は倒木が多くなってきた。
あまり整備された道とは言えないが踏み跡がハッキリある。

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大岩山の最後の登り。
ペースを落としたいところだが、日があるうちに登山口まで下山したい。
ここはグッと耐えて歩く。

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途中で見かけた道具のデポ。
これも立派な目印となっている。
ところどころに赤色の目印が付けてある。
視界が悪い時は本当に頼りになる。

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大岩山(おおいわやま) 2319.3m

ようやく大岩山まで辿り着いた。
ここから先は登山地図にないルートの八丁尾根(はっちょうおね)となる。
急な下りに備えてゆっくりと休む。

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山頂の広場でこんなものを発見。
どうせ作るなら自然分解されるかまぼこ板と麻紐で作って貰いたいな。

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大岩山からの下り。
しばらくは緩やかな下りとなっている。

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鎖場から急斜面が始まる。
スリップしないように注意して下る。

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鎖の他にカバー付きのワイヤーロープが設置されている。 
雨の日は滑りやすそうだ。
こういう場所ではイボ付きの軍手が欲しい。

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下りの最後は長いハシゴとなる。
このハシゴが無ければ、ロープ無しの突破はかなり厳しいと思った。
迂回ルートがどこかにあるかもしれないが、探しているだけで日が暮れそうだ。

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大岩山の下りを振り返る。
山頂からジェットコースターのように一気に下る急な下りだった。
積雪期の通過はさぞかし大変だろう。

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大岩山を下りきったところにあったテント泊適地。
小型の一張なら余裕でイケる。
ヘリで資材を下ろした場所だろうか。
ここだけ不自然なまでに平となっている。
周囲に水場はないので担ぎあげる必要がある。

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鞍掛山方面を望む。
今回は時間の余裕がなくて寄らずに真っ直ぐ来てしまった。

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烏帽子岳(えぼしだけ)へ向かう。
登山道は整備されていてところどころ赤い目印がある。
踏み跡は部分的に薄い場所があるが稜線沿いの道なので迷うことはない。
こんな良い道なのになぜ登山地図には載っていないのか。

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木々の切れ間から鋸岳が見えた。

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坊主山(ぼうずやま)の断崖
この切り立った断崖を登ることは出来るのだろうか。

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八丁尾根は樹木に遮られて烏帽子岳手前まで視界はきかない。
ところどころで景色が見えるのみ。
鬱蒼とした樹林帯歩きは、地味ながら意外に楽しい。

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岩尾根手前の岩屋

広い屋根で雨宿りにピッタリだ。

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凶暴な雰囲気の鋸岳(のこぎりだけ)

先週は本当に楽しかった。
道に迷って冷や汗が出た大ギャップの切れ込みがよく見えた。

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八丁尾根を振り返る。
画像にあるのは尾根途中の2,301mピークか。

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岩尾根のハシゴ

本当によく整備されている。
実に勿体無い。もっと宣伝したらいいのに。

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鞍掛沢の上部

尾白川渓谷の遡行も楽しそうに思えた。
沢歩きの訓練してから試しに登ってみよう。

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烏帽子岳本体の登りから残雪が現れだした。
凍結はしていないので、アイゼンの出番はない。

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ようやく視界が開けた。
ここからお楽しみが始まる。
向こうに見えるのは日本の名峰、甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)だ。

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甲斐駒のアップ。
山頂付近にも残雪は少ない。
これなら行けそうだ。
軽アイゼンがあれば、難なく突破出来るだろう。

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烏帽子岳手前の岩場。
上に石碑のようなものが置かれている。
山頂は向こうに見えるピークのようだ。

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烏帽子岳山頂は少し先。
岩尾根を進んでゆく。

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烏帽子岳(えぼしだけ)2,594m

日本各地には烏帽子岳と名前のつく山がたくさんある。
これはそのうちの一つ。
尖った山に付けられることが多い。
烏帽子の烏は鳥ではない。
しかし、標識は鳥となっている。
昔は読み方を知らなくて「とりぼうしだけ」とか言っていた。

ここで大休憩をとる。
とは言っても10分程度だが。
玄米おにぎりを食べてパワーを補給する。
11時前に着くことが出来たので、日のあるうちに下山出来る見通しが付いた。

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烏帽子岳から鋸岳~甲斐駒の稜線に向かう。
向こうに見えるのは三ツ頭(みつがしら)。
登山道の分岐がある。
向こうに見えるのは雪が多く残る仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)

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八丁尾根を振り返る。
なかなか歩きやすい道だった。
これが藪漕ぎを強いるような道だったら、この調子で登って来られなかった。どうもありがとう!

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三ツ頭分岐

目新しい標識が設置してあるので、視界が悪い時でも安心だ。

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さあ、甲斐駒に向かって歩こうか。
100名山の頂へと伸びるルートを見ると闘志が湧いてくる。
歩き始めの体の不調は、いつの間にか気にならなくなった。

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6合目小屋手前の砂礫地

ここから水場に下りることが出来る。
水場の標識はない。
事前に登山地図の小冊子を読んでいたので、水場の下り口を見逃さずに済んだ。
まだ水に余裕はあるが、水場の確認をしておきたい。

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水場へのルートには、ところどころテープが取り付けられている。
往復で約20分。

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稜線の登山道から随分と下りるので、途中で間違ったのではないかと不安になったが、下の方からかすかに聞こえる水の音を耳にしてホッとした。
水は岩の間から豊富に湧き出ている。

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美味しい湧き水を水筒いっぱいに補給する。
これで飲み過ぎても大丈夫だ。

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水場からの登り返しがキツかった。
これは美味しい水と引き換えの苦行だ。
いや、この程度を苦行と思っていては駄目だ。
さらなる進化を目指してトレーニングし続ける。

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6合目小屋

水場分岐から一息のところに岩小屋が建っていた。
どれどれ中を見せてもらおうか。

6合目避難小屋

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小屋の入口に風よけの岩が置いてある。
これはもとからあったのか、それとも機械を使って動かしたのか。

甲斐駒ヶ岳 6合目小屋 土間

入口の土間

かなり広いスペースとなっている。

甲斐駒ヶ岳 6合目小屋 板の間

奥の板の間

クッションのようなものが敷かれている。
広さは十分だ。
壁は石を積み上げてコンクリで固めてある。
強度はバッチリ。どんな嵐でもやり過ごすことが出来る。
壁には明かり取りの小さな窓が取り付けられている。
多少暗いが、気にしない。

甲斐駒ヶ岳 6合目小屋 入口

入口のドアは吊り下げ式のスライドドア。
これだと雪が挟まって凍ってしまうことはないだろう。
冬期のことを考えられている。
隙間があって完全に外気は遮断出来ない構造だ。
寒風が吹き込まないだけでも十分快適だろう。

甲斐駒ヶ岳 6合目小屋

6合目小屋の外観

小屋周りには残念ながらゴミが散乱している。
朽ち果てかけたようなゴミが見える。
昔の人間は一升瓶で酒を持ち込みどんちゃん騒ぎをしたのか。

岩場になっているので、平地は少ない。
小屋がいっぱいの場合は、裏手の凹みか水場分岐の砂礫地にテントを張ることになる。
トイレはなし。

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小屋裏のテントスペース

小さなテントなら辛うじて張れる。

道は小屋を通り抜けは出来ずに、少し戻って裏手を登って行くことになる。
ルートが分からずに探しまわってタイムロスした。
小屋周辺の岩場には、トイレにゆく踏み跡が多くて非常に紛らわしかった。

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山頂へのルートを見つけて歩き出す。
甲斐駒さえ越えてしまえばなんとかなる。
小屋での休憩もそこそこに先を急ぐ。

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一つ目の鎖場にやって来た。
三ツ頭から甲斐駒山頂までは僅かなテープのみで、ペンキマークなどの目立った目印はない。
ルートは自分で見つける必要がある。

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次第に濃くなってゆくガス。
時折、ガスの切れ間から少し上の方が見えるのみ。
自分がどこらへんを歩いているのか分からなくなる。

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第2の鎖場。
岩尾根を進んでゆく。
大きな岩をかわすとき、右か左かはたまた岩の上か迷うことがある。
何度か引き返して先に進んだ。

甲斐駒ヶ岳山頂

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突然、ガスの切れ間から見覚えのある社が見えた。
とうとう山頂にやって来たのだ!

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甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)2,967m 日本百名山

甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)は、南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2,967 mの山である。峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山、新日本百名山、新・花の百名山、山梨百名山、日本百景に選定されている。

Wikipediaより

力尽きる前に山頂に立つことが出来てホッとする。
もう、ここまでくれば、慌てることはない。 
最悪七丈小屋に泊まればいい。 
周囲はガスに包まれて全く見えない。
腰を下ろしてゆっくり休む。

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ザックを漁っておやつを取り出した。
ポテチの袋がパンパンに膨らんでいる。

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ガスの切れ間から見える下山ルート。 
山頂からは黒戸尾根で一気に下りる。

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駒ヶ岳神社本社

真新しい社が建っていた。
取り立てて見るものはない。
さあ、下ろうか。

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黒戸尾根の下山ルートは、踏み跡が濃くて赤い目印やペンキマークが付いているので迷うことはない。
雪は日陰部分に僅かに残るのみ。

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ところどころに鎖場があるので慎重に下る。
残雪の斜面をトラバースするとき、向こうから人がやって来たので道を譲った。
すると途中で若い兄ちゃんが雪を踏抜き回転しながら滑落した。
幸い雪が柔らかかったので、直ぐに止まって無事だった。
人のふり見て我がふり直せ、気を抜かずに下りて行こうと思った。

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途中の鎖場で見かけた金属製のリング。
いったいなんだろうかと思った。
この時、鋸岳の鎖に付いていた固定用の残置ロープを思い出した。
これは固定用のロープが要らないように付けられているものなのか。
冬、下りる度にロープを置き去りにされるとロープだらけで大変なことになる。
これはお得で嬉しいサービスだ。

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八合目御来迎場

ごらいむかえばと読むのだろうか。
昔の修行僧はここでお日様を拝んだのか。

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八合目から七合目の七丈小屋までの斜面に残雪が多くあった。
気温が高いので緩みまくっている。
踏み抜いて転けないように慎重に歩く。

七丈小屋

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七丈小屋テント場(上段)

雪の斜面を下りるとテント場が見えた。
テントサイトは上下二段に分かれている。
一番奥の場所が景色がいい特等席だ。

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テントサイト下段

おや、かなりのテントが張ってあるなあ。
GWはどうだったんだろう。
このテントサイトは水場なし。
下の小屋で分けてもらう。
トイレもなし、歩いて5分の第2小屋の隣のトイレまで行かないといけない。
小屋とテントサイトが離れすぎていて不便なのが難点。
しかし、小屋から離れていると静かでいい。

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七丈第二小屋(しちじょうだいにこや)

ここは素泊まり専用の小屋。
小屋横のハシゴを上るとテントサイト、手前が第一小屋となる。
この直ぐ近くに外トイレあり。

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七丈第一小屋

七丈小屋(第一第二)情報

開設期間    ほぼ通年

6月から11月 常駐
年末年始    3週間くらい
2月3月連休  各10日間くらい
5月連休    2週間くらい
その他     土日

 

利用料金

寝具付き素泊まり 4600円
素泊まり     3600円
キャンプ地管理費  600円

夕食       1400円
朝食       1200円

食事付き宿泊期間 7月上旬から10月中旬くらい

おにぎり・お弁当を作るサービスはなし。

 

その他

管理人不在でも利用できるようになっている。料金はあとで支払う。
電話による宿泊予約の受付はしていない。
食事付き宿泊の場合は午後4時までに受付を済ませる。
小屋・テント宿泊の場合は通年飲料水が無料。

宿泊客以外は、トイレ・水は200円。
近くに料金箱あり。

*七丈小屋は北杜市市営の施設ではないため、管理人は市職員(公務員)ではない。
マナーを守って利用する。

小屋前のベンチで休憩させてもらった。
小屋を見ると鉄骨で組んだ骨組みが見える。
管理人がDIYで作っているみたいだ。
ゆっくり休んだところで、さあ下りようか。

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七丈小屋を出ると直ぐに鎖やハシゴが連続する区間がある。

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ハシゴは丈夫な作りで崩壊する危険はない。
難所の屏風岩(びょうぶいわ)の通過だ。

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長い橋。
下には古い橋が残っている。
ハシゴをしっかり持って下りてゆく。

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五合目手前の長いハシゴ。
ここを下れば安全地帯の五合目となる。

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屏風小屋跡

真ん中に小屋の残骸が積まれている。
座って休むにはちょうどいい。
ここが五合目小屋の跡と思っていたが、どうやら違うらしい。

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甲斐駒ヶ岳にサヨナラを言う。
本当に良い山だ。また来よう。

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五合目小屋跡     

屏風小屋跡から直ぐのところ。
かなり広いフラットなスペースで、非常時のテント泊にはピッタリだ。

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黒戸山(くろとやま)のトラバース道

五合目から少し登り返すと黒戸山をトラバースする。
*トラバースとは斜面を横切ることをいう。

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刀利天狗(とりてんぐ)

通称とりてんさんという。(勝手に自分で呼んでいる)
ここから再び気を抜けない岩場が続く。

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ハシゴが連続する区間。
横向きに取り付けられた木材にはアイゼンの傷跡がびっしり。

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随分と下りてきた。
下界までもう一息だ。

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刃渡り(はわたり)

両側が切り立った岩場の難所。
しっかりした鎖が取り付けられているので危険はない。
見晴らしの良いこの場所で最後の休憩を行う。

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八丁尾根を見上げる。
あの尾根を伝って登っていったんだと感慨にふける。

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随分と高度を下げて歩きやすい道となった。
明るい笹原をゆく。

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登山道脇にはちょうど見頃のヤマツツジの花が咲き乱れる。
脚を止めて一息つく。

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横手・白須分岐

竹宇駒ヶ岳神社へは白須の方にゆく。

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静かな登山道を歩く。
日没が迫っているため人気はない。

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尾白川にかかる吊橋

ここを渡れば駒ヶ岳神社だ。

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神社に寄って無事に下山出来たお礼参りをする。
神社内には水が湧き出ていている。
水が出ているところは神域なので、神楽殿横のパイプのところで水を汲む。
駐車場にあるトイレで水を汲むのが嫌な人はここがおすすめ。

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神社を抜けて駐車場に向かう。

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無事、登山口駐車場に戻ったところ。
ザックを下ろして記念撮影。
ふう、暗くなる前に下りて来られて良かった。
さあ、小屋に戻ろうか。

 

登山の感想

八丁尾根のお陰で周回ルートで歩くことが出来た。
歩行距離は伸びてしまったが、その分楽しい登山となった。
こんなところに歩きやすいルートが隠されていたとは ビックリした。
今回は強行日帰りとなったが、テント泊装備で6合目小屋で泊まるのが良いと思った。
一泊すれば、無理なく景色を楽しみながら歩くことが出来る。
最近、天気が良い日ばかり登っていて、こんなガスに包まれた山行は久しぶりだった。
一回目で最高の天気だと次回なかなかゆく気になれないけど、視界が悪くて景色が見れなかった場合、また行きたいと思う。
だから今回はこれで良かったのだ。
次回また訪れたい。

 

主要装備品

35Lザック、ウエストバッグ、登山靴(ゴロ-S-8)、軽アイゼン、ポール、カッパ上下、ポンチョ、腕時計、スマホ、デジカメ、ヘッドランプ(予備電池1セット)、折りたたみナイフ、笛、ライター、プラティパス2L、ペットボトル500mL×2、トイレットペーパー、食料(行動食、おやつなど多め)、防寒着(ホムセンジャンパー、)、帽子、タオル、登山用靴下、100円トランクス、ユニクロ速乾Tシャツ、綿100%カーゴパンツ、長袖、ウインドブレーカーなど

登山
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からあげ隊長の日記
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