世間並みの幸せという幻想

こんばんは。からあげです。

 

今日は読者から寄せられた質問について。
自分なりに解釈して勝手に答えることにしよう。

仕事が嫌いで自由なライフスタイルに憧れる。なのに世間並みの幸せを捨てられない。

世間並みの幸せとは、何か。
結婚して子供をもうけ幸せな家庭を築く。
そう、私は理解している。
以前、このことについて書いているが、まだまだ書き足らないし、新たな発見があるかもしれないので、別の角度から物事をみてみることにする。

 

まず、結論から言おう。

世間並みの幸せとは、過去の権力者がじっくりと時間をかけて植え付けた思想だ。
こんなものは幻想に過ぎない。

結婚すれば幸せになる。
言い換えれば独身のままだと幸せになれない。
こんな理屈はおかしい。
幸せは自分の中に見つけるものだ。
その人の状態が幸不幸を決めるのではない。

私は独身だ。
それはなぜか。
ただ単にモテないから。
それだけ。
しかし、私は幸せだ。
自分の好きなように生きているから。
誰の指図も受けずに自分勝手に生きている。
金銭的な余裕はないが、時間の余裕ならタップリとある。
アラブの石油王並ではないかと思う。
(まあ、これは私のイメージに過ぎない。なんとなく分かって頂けたらいい。)

2016-05-31-084130

世間の人間は子供から年寄りまで忙しなく動き続けている。
いったい何をしたいのだろう。
忙しなく動いて余計な厄介事を抱え込み、その問題を解決するためにさらに忙しなく動き続ける。
一度立ち止まって冷静に考えてみればよいのになあと思う。
しかし、忙しく立ち回っている人は、時間がなくてゆっくりと考える時間がない。
周りが暇を与えてくれないのだ。

もう、残る道は会社を辞めるしかない。
会社のためにあくせく働いても美味しい部分はみな持って行かれてしまう。
労働者という名の奴隷に与えられるのは、残りカスに過ぎない。
そんな僅かなもののために人生の大部分を犠牲にしているのだ。

 

いい加減目を覚ませ!

 

会社を辞めて時間のゆとりを持って人生についてじっくりと考えてみる。
今の日本の大部分の大人に必要なことだと思う。
長期の有給をとって海外にバカンスに出掛ける?
まあ、そんなことデキる人は会社で必要とされている人材なのだろう。
一般社員が同じことをやると、戻って来た時には自分の居場所がなくなっているはずだ。

会社を辞めたら直ぐに生活が困窮してしまう人は、生活習慣に問題がある人。
そんな人はここでは相手にしない。

嫌々働いても何も生み出さない。
本人、会社のどちらにも良い結果をもたらさない。
定年まで嫌な仕事を続けられる我慢強い人は、頑張って務め上げたらいいだろう。
しかし、我慢を続けるとその先に待っているのは心身の破滅だ。
今は一億総活躍社会といって、小さな子ども、ご臨終間近のお年寄り、病人以外は、働かせようと政府は躍起になっている。
社会保障の資金が足りないため、人々を労働へと駆り立てるのだ。
働きたい人間は死ぬまで働いたらいい。
他の人間まで働かそうとするな。

女性の社会進出が進んで環境が整い、女一人でも生活してゆくことが可能となった。
そのため、男に頼らなくてもよくなり、結婚する必要がなくなった。
当然、独身の男女が増える。
いいじゃないか。別に。
今の地球は人口が増えすぎてしまい、あちこち歪が出てきている。
それが近年の異常気象として現れているのではないか。
地球は先進国の便利な暮らしを支えきれなくなってきている。
発展途上国の発展、さらなる人口の増加。
人類の破滅が待っている。

今の時代、独身は推奨されるべきライフスタイルなのだ。
それを国は税収が落ち込むからと言って阻止しようとする。
時代の流れは止められない。
多くの人びとが嘘で塗り固められた虚構に気づき始めているのだ。

しかし、気づき始めた人の中で行動に移す人は少ない。
それは安全が確保されていないからだ。
会社を辞めてローコストな小屋暮らしをやってみたい気持ちはあるが、なかなか一歩前に踏み出せない。

 

この臆病者め!

 

自分の将来は自分で創る。
だれも面倒はみてくれない。
国や地域社会が至れり尽くせりの世話をしてくれるわけではない。
自分でなんとかやってゆくのだ。

本来、人間の暮らしはそういうものだ。
それが社会保障だどうのこうの言い出しておかしくなってしまった。
野生の動植物の姿を見ると自らの力で逞しく生きているではないか。
人間にもその逞しさが備わっている。
野生の力を呼び覚ませば、怖いものはなくなる。
(と言いつつも、クマや雷、飛行機が怖いおっさんだ。)
創意工夫を凝らせて自分の生活、人生を創っていったらいい。
全て自由だ。

それを世間の常識に囚われて身動き出来なくなるとは情けない。
えっ?結婚して子供が欲しいだって?
まだそんな些細なことに拘っているのか。
そんなことに拘っているから、本来の魅力が出て来ないのだよ。
もっと精神を開放させたらいい。
君にとって世間並みの幸せを得ることがそんなに重要なことなのか。
君にしか出来ない大事なことがあるはずだ。
人生の目標を強く意識するんだ。

そうすれば、自然と体が動き出す。
始めのうちはパワー溢れる自分の姿に驚くかもしれない。
しかし、それが本来の姿だ。
無意識の領域の好きなようにさせてやればいい。
そして時たま軌道修正をするだけ。

 

おっさんはこちらの世界で待っている!

コメント

  1. JB23W09XG5MT より:

    やんややんや!ずっばと言ってやりましたね、気持ちいいですね。
    政治は自民 車はトヨタ 野球は巨人 私って世間並み平均的に個性的♪みたいな連中が大勢います。隊長が言いにくいようなので言ってやります。「おまいらアホか!」

    皆と同じで平均的でない事は何より不安で仕方ないのです。なので皆と同じで平均値に何もかも収まっていることが何よりの幸せなんです。TVのせいですよ、血圧も体重も平均値から外れるとメタボだとか何とか言って異常扱いするのです。薬屋の策謀にすっかり騙されてます。何か事件が起きればしたり顔のアホコメンテーターの言葉をすっかり自分の意見にして誰かを罵倒します。小保方さんもそうでした、STAP細胞はやはりあったのです。なんとアメリカの会社が特許申請しました。TVはだんまり決め込んでます。
    こんなアホバカTV見て自分の人生や世界の事を判断しているのですからもう無茶苦茶です。世間並とはTVが言ってる価値観なんです。投票で決めたわけじゃありません。
    統計なんて意思次第でどのような結果でも導き出せるのです。

    あ~気持よかったw

    • karaage より:

      凄く楽しそうですね。
      私は毎日ブログで好き勝手書いててスッキリしています。

  2. より:

    「世間並の幸福」への憧れ。見栄心。それが一番大切では無いと判って居ても、人間を構成する、有る部分は肉なので、肉の性質・感情を捨て切れ無い部分が残る。人間の弱さ。
    肉に従って生きる責任は無いが。(更に肉に従って生きるなら死ぬ未来しか無いが。)
    世間並の幸福が幻想だと悟る事が出来るなら、それは後ろを振り向かずに、きっぱりと目標に向かい前を向いて歩く事の出来る人。
    この世は幻想(奴隷の世界)と真理との闘いの世界。
    人間は土(肉)から創られたので死んだら又、土に還るが
    魂は不滅。

    • karaage より:

      人間は弱いからこそ、強く生きてゆくためにはどうしたらいいのか。
      日々考えることが大事だと思います。

  3. べこ介 より:

    からあげ隊長、お疲れ様です。
    今回の提言、よくぞ言ってくれました。
    私は長年(世間というにはあまりに狭い)周りの普通の概念が
    枷となり日々鬱屈とした心持で今まで生きてしまいました。

    私の場合、真っ当な生き方とやらを求めてきた親が
    時折己のやりたかった事を愚痴る時があるのですが、
    その姿を見る度、一生独身の己は未練を残しどれほど惨めな人生を送るのかと
    恐怖し、結局普通の生き方に何の価値があるのかと疑念が強まるばかりでした。
    『一般通念(隊長の言う幻想)』に縛られすぎて
    『挑戦』すら一般通念の枠内で収まっている事に
    見て見ぬふりなわけですから何をやっても不満しか残らないわけですよ。

    そういう感情が煮えたぎり、幼少期から異常に心を滾らせる事へ全てをかけたくなり
    (一生独身だろうと見通しが立った事もあるのですが…)
    ようやく退職手続きに踏み切りました。
    我ながら思っていた以上に、自分の現状(とその結末の予想)に絶望していたのか
    特に緊張もなく上司に退職話を切り出せました。
    (引継ぎ等に問題が起こらなければ来年3月には晴れて無職!笑)

    正直、今後は成功しても赤貧~貧乏が確定の人生になるのですが
    大変ワクワクしています。生きる事にようやく張り合いが出てきました。
    今が人生の分岐点ですが、隊長の生き方が後押しとなっているのは間違いありません。

    自分語り失礼致しました。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      みなさんの体験を綴って貰えると嬉しいです。

      未来は確定していません。
      自分次第でどうにでもなると思います。

      最後まできっちり仕事をして退職したのなら、絶対自分のためになると思います。
      退職までまだまだ遠いですが、お体に気をつけてやっていってください。

  4. カズマ より:

    はじめまして。

    からあげ隊長のブログは東北旅のあたりから拝見させて頂いています。
    今は過去の記事を覗いています。

    私は高校を卒業してから6年間、公務員として生活してきました。
    ですが、つい最近、辞表を提出しました。
    日々仕事をしていくなかで、厳しい上司に罵倒され続け、自分に自信がなくなり、自分は無価値な人間なのではないと感じるようになりました。
    組織に馴染めずストレスフルな6年間でしたが、最後は自分でピリオドを打ちました。

    からあげ隊長のブログがなかったら厳しいストレスにさらされながら、定年まで勤めていたかも知れません。そう考える恐ろしいです。

    これからは自分の人生を生きてゆきます。
    まだ何をするかは決めていませんが、これから考えようと思います。

    駄文失礼します。

    • karaage より:

      初めまして。
      よくご決心されましたね。凄いです。

      今は清々したと気分が軽くなっていると思いますが、退職後恐怖が襲って来ます。
      それをなんとかやり過ごしてください。

      これさえ乗り切れば、こんな世界があったんだってビックリしますよ。きっと。
      自分ととことん会話すれば、何をするべきか、やりたいかが見えてきます。

      まずは、おめでとうございます。

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