ジムニーで快適な車中泊♪ 窓の目隠し兼断熱用のアルミシートの作成・取り付け

こんにちは。からあげです。

 

窓の目隠し断熱用のアルミシート作成取り付け

今日は車中泊用の目隠しと断熱用の銀マットについて。
一昨日書いたように銀マットは厚地で断熱性能は高いが、嵩張るため小さなジムニーには不向き。
それで薄手のアルミシートで作りなおすことに決めた。

車中泊用の目隠し・断熱用の銀マットについて考えてみた
車中泊の定番アイテム、窓に付ける銀マットについて考えてみました。 確かに大きなミニバンだとかには便利かもしれませんが、小さなジムニーでは移動中積んでおく場所がありません。 なぜ、気付かなかったのでしょう。

 

ところがどっこい!アルミシートをうまい具合に取り付ける方法が思い浮かばない。
いくら考えても良いアイデアが浮かばない時は、なんでもいいから試しにやってみる。
やっているうちに閃くことがある。ウダウダ考えていても埒が明かない。

それでゴソゴソと作業を始めることにした。

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100均のアルミシート

大きさ160×90cm
銀マット同様、表面には光を反射するアルミ箔が貼り付けられている。窓の日除けや目隠しに最適。

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これも100均の吸盤。
この吸盤を付けてアルミシートを取り付ける作戦だ。

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物置から出てきた丈夫な針金。
かなりの剛性がある。
吸盤の穴に針金で作ったフックを取り付ける。

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アルミシートの四隅にパンチで穴を空けてからゴム紐を通して吸盤のフックに引っ掛ける。
ゴム紐ももちろん100均。

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プライヤで針金を曲げているところ。

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とりあえず4つ作った。

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吸盤の吸着力はなかなかのものだった。
数日間付けていても剥がれ落ちることはなし。

まずはリヤガラスから作業する。
四隅の吸盤の位置を調整している時にふと思った。
吸盤にゴムを引っ掛けるとなると、アルミシートはガラスよりかなり小さくせねばならない。すると端の方に隙間が出来てしまう。
それにゴムで引っ掛ける方式だと付け外ししているうちにアルミシートが破れてしまうかもしれない。
これは止めたほうがいい。そう判断した。

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取り付け方法の変更。

今度はマジックテープで貼り付けてみる。
ジムニーのフロント、運転席・助手席以外の窓には目隠し用のシルバーのフィルムを貼ってある。
フィルムの上にマジックテープを貼ると傷んでしまうのではないか?
しかし、マジックテープ以外に手軽で取り付け方法は思い浮かばない。
物置からマジックテープが出てきたことだし、試しにやってみることにした。

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リヤガラスの四隅の目立たないところにマジックテープ(耐久性のありそうな硬い方)を貼り付けた。
マジックテープの貼り替えはフィルムを傷めるおそれがある。

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外から見た様子。
よく見てマジックテープが貼ってあるのが分かる程度。
よし、これなら問題なし。

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アルミシートは少し大きめに切っておき、あらかじめマジックテープの相方に柔らかい方を貼り合わせ接着面を出しておく。そしてシワを伸ばした状態でアルミシートを上から押さえると、マジックテープの柔らかい方が貼り付く。最後にハサミで余分なところを切って終わり。

アルミシートは薄くて文房具用のハサミでも簡単に切れる。
作業しながらこれが最良の方法だと直感した。

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外から見た様子。

多少の隙間が出来ているが、実用上問題ないレベルだろう。
他のガラスもリヤと同じようにマジックテープにしようと決めた。

ここでマジックテープが残り僅かだったので、100均まで行って調達してくることにした。

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100均で新たに買ってきたマジックテープ。
足りなくなるといけないので多めに買っておいた。
同じものだとツマラナイので違うものを選んでみた。

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リヤクォーターは銀マットで型をとって切り出した。
後で切るよりこちらの方が簡単でいいと気が付いた。
ようやく銀マットが役に立ってくれたな!

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左のリヤクオーターガラスも同じように硬い方を窓の方に貼る。

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アルミシートが破れても簡単に作り直すとが可能。100均の素材を使うのは安価なうえにどこでも入手できるから。

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ジャストフィットした。
固定用のマジックテープは四隅のみ。
端は内張りの隙間に入れるといい感じになった。

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外から見た様子。
よし、太陽の光をバッチリと反射しているぞ。!
薄手のアルミシートでも十分仕事をしてくれる。

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最後にフロントガラスを行う。
上の方にスモークが入っているので、小さなマジックテープだと全然目立たない。

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隅に貼るだけなので、運転には全く支障なし。

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表から見た様子。
貼り付けたマジックテープは全くわからない。

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マジックテープは上部4箇所に貼り付けたのみ。
助手席のサンバイザーにメインバッテリー補充電用のソーラー充電器あり。そこでサンバイザーの上からアルミシートを付けられるようにした。

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サンバイザーにマジックテープを貼った。

貼ってある写真は登山雑誌から切り抜いた白馬岳。
山林探しの旅の時に殺風景な車内に潤いが欲しくて貼り付けた。
ボロボロになってきたから別のものに貼り替えようか。

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これがソーラー充電器。
コンパクトタイプで僅かな発電量だが、付けているとバッテリーの消耗を抑えることが出来る。
新車から5年経った今でもバッテリーは凄く元気。

 

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サンバイザーを上げた状態でアルミシートを付けてみた。

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下側はマジックテープなし。
こうやって衣類などを詰めて固定すればいい。
余計なものをなるべく車に積みたくない。

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外から見た様子。

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角度を変えてもう一枚。
随分と隙間が出来てしまったな。
完璧を求めると疲れてしまう。
この程度でちょいどいい。

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車内の様子

銀マットに比べると車内はかなり明るい。
アルミシートは生地が薄いので僅かだが光を通す。しかし熱はほとんど通さないという優れモノ。
手で触ってみると少し温かい。
銀マットに比べると断熱性能は劣るが、ほどよい明るさがあってよい。

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リアのようす

これならアルミシートを付けた状態でも、パソコン作業をしたり読書をしたりすることが十分出来る。

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銀マットをアルミシートに変えてより使いやすくなった。
丸めてコンパクトになるし、マジックテープで留めているので、剥がれてくることはない。

 

遮光ネットの取り付け

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アルミシートを付けた状態で遮光ネットを取り付けてみる。
北側を除く3方向に取り付けた。

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リアから見た様子。

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遮光ネットで鉄板の大部分を覆うことが出来た。

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ただし、ソーラーパネルのところだけは付けない。
日向に停めて発電しつつも車内はそこそこ涼しい。

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遮光ネットを付けて多少車内が暗くなった程度。

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リアクォーターガラスの様子。

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正午前の車内温度は36度を越えた程度。
同じ時間の物置の中の温度は31度
まずは扇風機を回さずに様子を見る。

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今日は多少風があるがテストするにはちょうど良い天気。

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銀マットは邪魔なので車から下ろして物置の片隅に置いておくことにした。
今後は登山用のマットや座布団として使うことになるだろう。
こんな嵩張るものを使う気にはなれない。
冬になったらアルミシートの上からエアキャップ(プチプチ)を貼り付けたらいい。
寒い時はアルミシートを外してプチプチだけにして車内を暖める。
窓の断熱と目隠しは、アルミシートとプチプチの組み合わせが一番ではないかと思う。

 

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アルミシートと遮光ネットの断熱効果のチェック

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時間は正午を回って温度は上昇中。
ついに車内の温度は38度になった。
アルミシートと遮光ネットをしていなければ、ゆうに40度を越えていたに違いない。

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ボンネットの付近は遮光ネットがボディーにくっついていて温度が高めだった。
それでコップを置いてすき間を作ってみた。
手で触った感覚では多少温度が下がったようだ。

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サイドミラー周辺は隙間ができて二重になっていたので、ボディーの温度は低めだった。

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フロントワイパーを立ててすき間を作ることにした。
銀マットの切れ端を筒状にした。

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立てたワイパーの先に取り付ける。
すると角が丸まって遮光ネットに刺さらなくなった。

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ワイパーを立てるとかなりの隙間が出来た。
空間を作ることにより空気が通り抜けて冷やされるとみた。

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リアはスペアタイヤで隙間が出来る。

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そのあと長い昼休憩を挟んで再び車をチェックする。
すると扇風機を回してるのに車内温度が36度変わらずだった。
不思議に思ってあちこち調べてみると、車内温度が高い原因が分かった。

運転席に付けたアルミシートが窓のすき間を塞いでいたのだ!
余った分を外に出して折り曲げたのがマズかったようだ。

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ダブルクリップで止める方式だと、ガラスに傷が付かないようにシートを折り曲げて外に出す必要がある。
そこでサイドもマジックテープで留めることに決めた。

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目立たないように窓の上部3箇所だけマジックテープを貼り付けた。

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余った分は下の方で折って洗濯バサミで留めた。

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洗濯バサミは車中泊の際になにかと便利なので、常に幾つか車に積んでいる。
こうして窓のすき間に突っ込めば、アルミシートを固定できる。

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外から見た様子。
ダブルクリップよりフィット感が増している。

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窓のすき間を十分確保出来た。
マジックテープに変えると車内温度は34度まで下がってくれた。

 

今日の車内の最高温度は38度。
日差しは強かったが、風が結構吹いていたため体感温度は低く感じた。
車内で寝っ転がっていても耐えられない温度ではなかった。
アルミシートと遮光ネットを付けた状態で扇風機を回せば、車内温度を低く抑えることが出来る。
全くなにもしない状態と比べてかなりの温度差があるに違いない。
まだ東北の旅出発まで時間があるので、こまめにチェックするとしようか。

あとはチェックしながら各部を微調整するのみだ!

 

おわり

コメント

  1. CASL2 より:

    からあげ直伝のアルミシート利用法は、雑誌連載ができそうなネタでした。

    北海道で見かけるライダーも高いバイクに乗っていても銀マットを積んでる光景を見ます。カブとチャリダーは、銀マットが多数派かな?

    ホンマに万能ですわ!

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。

      銀マットは、いかにもキャンプしている感じがして好きです。
      安価で自分の好みにカット出来るのがいいです。

  2. こんにちは。
    隊長のここまでの車内温度上昇防止への執念すごいなー、と思って読んでいました。
    それと私の場合、基本駐車場所がいつも山奥なので扇風機を取り付けるまではしないなー、なんて思っていました。
    そうか、隊長の場合ソーラー発電の関係で敢えて日なたに停めたいんですね。なるほど、納得です。プチプチとアルミシートの効果は出ていますね。
    遮光ネットは、日なたに停めても車体の塗装劣化予防にもなりそうで実に良いです。
    職質の回数は増えそうですが(笑)

    • karaage より:

      そうなんですよ。
      ソーラーパネルで発電したいので日向に停めています。
      パソコンを買い換えて随分と電気の余裕が出来たので、たまには日陰に停めてゆっくり安くことが出来ます。
      あとは遮光ネットの運用方法を実際に使いながら考えてゆきます。

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