小屋暮らしのプロが語る小屋暮らしのメリット・デメリットとは?

こんにちは。からあげです。

今日も梅雨だというのに、爽やかな風が吹いて過ごしやすい日となるかにみえたが、昼になると暑くなって物置の中の温度は30度を越えてしまった。
そうなっては何もやる気が起きない。
涼しくなるまで昼寝をした。

昨日は慣れない単管パイプを使ったDIYで、パソコン作業とは違う頭の領域を使った。
いつもと同じことをやるとほとんど頭は使わないが、新しいことをやると凄く頭の体操になっていい。
単管パイプで作った棚を眺めて一人自己満足に浸る。
我ながら結構なものを作ったなとニンマリと笑った。

ところで、今日は小屋暮らしをやってみたいと思っている人に向けて書いてみようと思う。

お題は小屋暮らしのメリット・デメリットについて。
以前、読者から語って欲しいと言われていたが、ジムニーの整備作業やパソコン作業に追われて書かないままでいた。
あともうすぐすると東北に向けて旅立つことになるので、落ち着いて考えて書く暇は今しかない。
そこでおっさんの思いを書くことにした。

2014-9-6-21

私が山林にセルフビルドで山小屋を建てたのは、今から約2年前。
あれから早2年の月日が流れようとしている。

山小屋を建てた!
こんばんは。からあげです。 最近、自分のペースで生きている。 起きるのも自由だし、食べるのも自由、本を読むのも自由。 だけど、気が付いたら大...

小屋暮らしのプロと言いながら、実際に暮らした期間はまだほんの僅かだ。
通算しても1年にはならないだろう。
それでも生活の拠点を小屋に移して住んでいると、いろいろ経験して分かってくる。
経験こそが全て。

それでは前置きはこれくらいにして、小屋暮らしのメリット・デメリットについて語ることにしよう。
ただし、始めに言っておくが、これは私の小屋暮らしの考えだ。
小屋暮らしと言っても、人によってそれぞれスタイルが違う。
そこを前提に読み進めて欲しい。

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小屋暮らしのメリット・デメリット

自由な暮らしをすることが出来る。

2016-05-13-073917

何をやるにも自由。
朝は好きなだけ寝ててもいいし、夜は眠たくなるまで夜更かしすることが出来る。
小屋に私の自由を阻むものはない。
毎日が日曜日。
物を出しっぱなしにしても口うるさくいう人間もいない。
全てが自分の思い通りになる空間。
自由な暮らしをしたいがために、小屋暮らしを選んだこともある。
何もないまっさらなキャンバスに自分の思いどおりの小屋暮らしを描いてゆくことが出来る。
小屋を建てたばかりの頃は、自分だけの城を手に入れた気がして凄く嬉しかった。
何をしていても楽しくて毎日が幸せだった。
しかし、そんな幸せな毎日は長くは続かない。
生活費や活動費を稼ぐためにアルバイトをしなければならなかった。

生活費が安い

電気水道などのインフラを引かなかれば、非常に低コストで生活することが出来る。
外部に依存することで生活が便利になるが、その見返りとしてお金を支払わねばならない。

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私の小屋は私営水道から水を引いていて、ポンプ小屋の電気代のみ掛かっている。

私営水道電気代
山小屋の水は私営水道施設から引っ張っています。 水道代はかかりませんが、その代わり施設の電気代がかかります。

電気はソーラーパネルによる自家発電。
所有する家電製品は、PCやスマホ、デジカメ、ヘッドライト、ラジオなどの必要最低限の小物家電のみ。
ジムニーに付けた小さなソーラーパネル(50W)で全ての電気を賄うことが出来ている。
(バッテリーがヘタってきているので、冬期は電気不足になる時がある。)

煮炊きは、夏場はロケットストーブ、冬場は薪ストーブで行っているので、燃料代は掛からない。
たまに車のガソリンを抜いてガソリンストーブでラーメンを作るくらい。

食事は完全自炊で主食は玄米。
玄米と味噌汁に鯖の水煮缶が付く程度で至ってシンプル。
食事の用意や後片付けに手間とお金を掛けたくない。
毎日同じものを食べても平気な質なので、食費は毎月1万から1万五千円程度と安くついている。

外界の影響を受けやすい

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小屋は高気密高断熱の現代住宅とは違って、気密断熱が劣り外界の影響を受けやすい。
夏は暑く冬は寒い。
私の小屋は、夏になると葉っぱが茂って直射日光が当たる時間は短いので、中はかなり涼しい。
壁と床に断熱材をたっぷりと入れているが、それでも冬はかなり寒い。
真冬はストーブがないとキツイ。
断熱材のない天井とロフト壁のプラダンから熱が逃げる。
薪ストーブがない時代は、小屋の中でツエルト(簡易テント)を張ってその中で寝ていたこともある。

山林内に小屋を建てた場合は湿気がもの凄い。
雨が降り続くと小屋の中がジメジメしてきて気分まで湿っぽくなってくる。
洗濯物は乾かなくなって直ぐに着替えがなくなる。
それなので、雨が続く時は下着を着替えないことが多い。
天気が回復して日が照ってくると太陽の偉大さに気付かされる。

手間がかかる

小屋暮らしは安く済む代わりに手間がやたらとかかる。
山林内は湿気が多いので、小屋が傷みやすい。
それなので、暇さえあれば小屋のメンテナンスをしている。

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床下に潜っての防腐防蟻作業、剥がれて浮いてきた外壁の漆喰の手直し、ブルーシートタープの張り綱の修理、降り積もった落ち葉の後片付け、薪ストーブの煙突掃除、草むしりなどがある。
ちょっと作業をサボると直ぐに生活に影響が出てくる。
水は水道があるので汲みにゆく必要はないが、煮炊きと暖房に薪を使うので、常に薪割りをしないといけない。
ご飯を炊くにも薪なので1時間くらいは掛かってしまう。
生活コストが安いのは、単に自動化されていないだけなので、自分で全てやらねばならない。
これらの面倒な作業を楽しめないとかなり辛い生活となる。

毎日がキャンプ気分

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小屋の外に一歩出れば、もうそこは山の中。
広大な遊び空間が広がっている。
キャンプと言えば、焚き火。
夏場は外のロケットストーブで煮炊きするので、常にキャンプ気分が味わえる。
小屋を建てるまでの約10ヶ月間テントで暮らしていたが、さすがに長期間になると何もかもが面倒で嫌になった。
便利過ぎず、不便過ぎない小屋暮らしが私には丁度いい。
過酷な生活環境だと日々を楽しむ余裕がなくなってくる。

新緑の季節はまさにこの世の極楽だ。
美味しい空気を吸い、小鳥のさえずりを聞きいていると、自分の些細な悩み事などはどうでもよくなってくる。
都会では絶対に味わえない豊かな自然の中での暮らしがある。

とまあ、いろいろ挙げてみた。
メリットとデメリットは表裏一体なので、デメリットを返品してメリットだけを受け取る訳にはいかない。
小屋暮らしの夢を壊すつもりはないが、デメリットも受け入れて楽しむ気がなければ、小屋暮らしはただ辛いものになってしまうだろう。
全てを受け入れて小屋暮らしをするか、便利な生活を捨てられずに都会での暮らしを続けるかの二者択一。
間を取ると中途半端になってしまう。

小屋暮らしは自分で創る。
そう全ては本人次第なのだ!

おわり

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『小屋暮らしのプロが語る小屋暮らしのメリット・デメリットとは?』へのコメント

  1. 名前:一式陸攻 投稿日:2016/06/15(水) 19:28:40 ID:52a50192a 返信

    生活感あふれる隊長の小屋暮らしのメリット、デメリットは、大変勉強になりました。
    メリットに関しては、フランスの思想家ルソーのような自由が味わえる点が大きな魅力です。通勤、近所付き合い、衆人の監視がないパーソナルスペースは、憧れます。小屋生活に関しても適度に不便なのが、人間の生活らしさということでしょうか?隊長は、なんでも自動化され、お金がかかる生活から解放されている。しかし、全てがアンチではなく自動車、ソーラーシステムと適度に文明を取り入れながら、小屋生活を楽しまれている。
    小屋の隣に薪風呂なんかあれば、半日は、焚き火をして、読書をしたり、ラジオを聞いたり、チキンをグリルしたり、楽しめそうです。

    しかし、楽しいことばかりではない。年間65万〜103万までの収入を仕事を楽しみながら得る方法が必要である。そこが、難問、関門海峡です。

    アルバイトに関しては、日本は、不況で30代以上は、なかなか厳しく、労働環境も劣化している。

    最後は、本人次第とは、読者として耳が痛い。

    • 名前:karaage 投稿日:2016/06/16(木) 10:10:00 ID:3b79a933b 返信

      今の私には小屋暮らしはまだ早いようです。
      もう少し大きな車が安くて環境にも負荷をあまりかけないようなものになれば、車上生活したいと思っています。
      同じ所にじっとしていることは耐えられません。

  2. 名前:ジョウ 投稿日:2016/06/15(水) 20:43:23 ID:1c4bc58d1 返信

    リクエストに応えて下さいまして、ありがとうございます!!
    さすが、経験者は違いますね。実体験が伴っていると説得力があります。
    山小屋ライフの本が出せるんじゃないですか?w

    湿気のことは、全く想定していなかったです。梅雨時が大変なんですね。

    まだ自分には貯金と知識が全く無いので、妄想の段階なのですが、山奥に土地を買って、山小屋orコンテナハウスorドームハウスor地下室(シェルター)なんかをセルフビルドしたら、楽しいだろうなぁと考えています。

    からあげ隊長は、地下室作りには興味ありますか? 山小屋と同等、自分は男のロマンを感じるのですがw

    • 名前:karaage 投稿日:2016/06/16(木) 10:12:11 ID:3b79a933b 返信

      どういたしまして。
      小屋暮らしの本はもう世の中に幾つもありますからね。

      地下室ですか。
      固定資産税を逃れるために地下要塞みたいな家もいいと思いましたが、実際に住むとなると日当たりの悪さや湿気が酷くて大変でしょうね。

  3. 名前:大伴細人 投稿日:2016/06/15(水) 21:14:44 ID:15095cc80 返信

    小屋暮らしは夢もありますが、現実的な部分もかなりあるんですね。

    • 名前:karaage 投稿日:2016/06/16(木) 10:12:43 ID:3b79a933b 返信

      まあ、実際のところ、それほどいいものではありません。

  4. 名前:タッキー 投稿日:2016/06/16(木) 06:07:28 ID:68140860f 返信

    僕は仕事でリゾートで働いていますが3食美味しいものが食え ほぼいつでも温泉はいれて温泉プールも利用でき 森の中なので森林浴や渓谷美が楽しめますが 仕事なので毎日日曜日と言うわけではないです。3日か2日に1日は休日です。
    光熱費込みの住宅もあります。

    でも あくまでも寄生しているだけで からあげさんの生活の方が良いのですが 怠け者の僕は真似出来ないです。
    多分 仕事を引退したら海外で暮らし足腰が立たなくなったら国の補助で特別養護老人ホームで暮らすと思います。
    僕のような貧困者は人生すべて寄生するという方法もあるということだと思います。

    • 名前:karaage 投稿日:2016/06/16(木) 10:24:09 ID:3b79a933b 返信

      以前、スキー場で働きましたが、そこで多くのバイトの常連さんがいて驚きました。
      スキーがタダで出来るとは言え、薄給で働くことになりますから。
      人生の時間を随分と無駄にしているなあと思いました。