白神山地 暗門大橋から高倉森を経て津軽峠

こんにちは。からあげです。

昨日から結構な雨が降った。
雨粒は大きくないが、止みそうで止まずに降り続けた。
予報では早めに上がる予定だったので、沢歩きに行こうと思っていた。
夜中に起きる度に外の様子を窺う。
しかし、雨はなかなか止まなかった。

今朝は予定より1時間遅れの5時に起きた。
雨が小降りになったのを見て、出掛ける気になってきた。
3日も車の中でゴロゴロしていると、気分が憂鬱になってくる。
沢歩きは止めて普通の登山に切り替える。
沢はいつもの倍くらいに増水している。
ようし、登りに行こうか。

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アクアグリーンビレッジANMON

早朝のため、人気は全くない。
それにしても長い名前だ。毎回入力するのが面倒になってくる。
さらにカタカナとアルファベットが混じっていて切り替えるのが凄く手間。

以前のブログのURLも長ったらしくって入力するのが大変だった。
karaage.infoになって凄く楽になった。
とは言っても入力することは滅多にないけど。
単にURLを変更したと言いたかっただけ。

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津軽峠までの登山道は、ビレッジANMON駐車場向かい側にある。

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さり気なく看板が設置しているだけなので、見逃しそうになる。
7時25分、登山口を出発する。

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始めから急な登りとなる。
雨はパラパラ降っていたので、早速ポンチョを被って歩いた。
ポンチョは着るではなく、被るというほうがしっくりくる。

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始めの急坂を越えて尾根に上がったところ。

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登山道にはところどころ標識が設置されている。
まともなものはこれくらいだった。
あとはどこかしらクマに齧られたり、雪で傷んだりしていた。

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真っ白なキノコ。
落ち葉の隙間からニョキッと生えていた。

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立ち入り禁止のロープが張られていた。
入るなと言うと入りたくなるおっさん。
ちょっと覗いてみると、奥の方に踏み跡が続いていた。
これは昔ながらの杣道に違いない!
むふふ、新たなルートを発見したぞ。
白神山地はあちこちに杣道が残っているので面白い。

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木に生えている植物

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おおかめもちの赤い実

紅葉前の森の中でよく目立つ。

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単調な尾根道を淡々と歩く。
白神山地の山は凄く地味。

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登山道に笹や木の枝が覆いかぶさっている。
一旦脱いで手に持っていたポンチョを再び被る。

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平地では裾を引きずらないで歩けるポンチョも傾斜が急になってくると裾を引きずってしまう。
そこで擦らないように持ち上げて歩く。

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ガスで視界不良で雨が降っているが、それほど不快ではない。
なぜならポンチョを被っているから。
ポンチョは締め付け感がなくて楽に歩くことができる。
セパレートのカッパのようにぴたりと体に張り付かずにわずかな空間ができる。
これが快適さをもたらす。
難点は裾を引きずりやすいということ。

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滑りやすい急坂にさしかかった。
ポンチョの裾を片手で掴んで、もう片方の手でロープや木を掴んで登る。

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風格のある木

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木の表面が凸凹している。

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高倉森(たかくらもり)829.1m

草木に囲まれて視界はきかない。
いやあ、本当に地味な山だな。

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山頂標識もクマに齧られている。
何でも齧りたい年頃なのだろう。

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またまた白いキノコ。
傘が広がっている。

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これが今日のベストショット。
ガスに霞む白神山地。

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高倉森を越えると道がフラットになって非常に歩きやすい。
一気に距離を稼ぐ。

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ついに見覚えのある場所までやって来た。
ここから津軽峠まであと僅か。

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分岐のようす

右上が高倉森、奥がマザーツリー、手前が津軽峠へ。

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ブナの巨木 愛称マザーツリー

胸高直径  148cm
胸高幹回り 465cm
樹高     30m
推定樹齢   400年(平成10年現在)

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うむむ、なんか寝ぼけているような木だ。

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マザーツリーから展望台の方への道が延びている。
前回来た時は行かなかったから、行ってみよう。

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展望台からは何も見えない。
まあ、視界は期待していなかった。
ちょっとした気まぐれでやって来ただけ。

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津軽峠(つがるとうげ)

県道28号線 岩崎西目屋弘前線 通称白神ラインの峠
未舗装の区間が約40kmもある。

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津軽峠の標識とバス停を撮ってみた。

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峠を越えてトイレの方に行ってみた。
雨降りなのに結構な人がいる。
はっきり言ってわざわざ来るほどの峠ではない。
多分、白神山地の雰囲気を味わいたいのだろう。
しかし、横着して歩かない者はあくまで雰囲気だけ。
お金を出しても自然を味わえない。
それが白神山地。

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立派なトイレ
水洗だが、水は飲めない。
隣に仮設トイレも設置されている。
シーズン中は混雑するのだろう。

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駐車場からの景色。
ガスで全く見えない。
地図で確認すると天狗岳の向こうに白神岳が見える。
さあ、もと来た道を戻ろうか。

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ブナの大木

生命力に満ち溢れる木からエネルギーを貰う。

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ちょっと天気が回復してきたところ。
遠くの方に弘前の町が見えた。
このあと再びガスに包まれる。

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クマが冬眠に使いそうな木の穴。

おそるおそる中を覗いてみると空っぽだった!
おっさんはむねをなでおろした。

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あちこちに落ちていた栃の実

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中身は栗っぽい感じの実が詰まっていた。
食べられるようだが、アク抜きが面倒くさそう。
そこら辺にいっぱい落ちているところを見ると、それほど美味くはないのだろう。

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白神山地といえばブナだが、苔もいっぱい生えている。
苔がよりいっそう森の緑を濃くしている。

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ようやく登山口に戻ってきた。
朝は誰も居なかったのに、いつの間にか人で賑わっている。
退散だ~。

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今日は久しぶりに登山靴を履いて歩いた。
スパッツを付けずに歩いたため、中までずぶ濡れになってしまった。
沢が増水しているので、水浴びはせずに頭と手足を洗っただけ。
それでも随分とさっぱりした。
もうかなり涼しくなってきたので、それほど汗をかかなくなってきた。

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今日は車に戻ってから昼飯にした。
雨に濡れてちょっと体が冷えたので、ラーメンを付け加えた。
温かいスープが身に染みた。
もう季節は秋だ。

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車に戻ってきてゴソゴソと後片付けをしている時、頭をぶつけたら帽子が破れてしまった。
横一文字に大きく裂けた。
頭をぶつけたくらいの衝撃で破れるなら、もう限界だろう。
直しても直しても破れてくる。
四国遍路を一緒に歩いて愛着のある帽子だが、処分することにする。
毎日被っていたわけではないのに、2年で駄目になってしまうとは。
それほどハードな日常を送っているのだろう。
単に洗わないから痛みが早いのかもしれないが。

 

今日はなんだか調子が悪いな。
まあ、こんな日もある。
これから本の続きを読もう。
ビクトル・ユーゴーの死刑囚最後の日が面白い。

さあて今日はこれでおしまい。

 

おわり

コメント

  1. 一式陸攻 より:

    隊長は、アクティブすぎるわw

    これからは、山菜の季節ですよ。

    うまい、きのこ、山菜と白神は、金のなる木のですわ!

    それにしても、新しいスマホも快調みたいで、本当に良かった。

    是非、山菜、何か食べてください。

    海外遠征の際は、現地で食料も調達しないといけないですからね。

    • karaage より:

      いや、スマホはまだですよ。

      今日受け取ってあれこれ弄っていました。
      慣れない機械は疲れます。

  2. 白山室堂御前荘 より:

    隊長は、小屋を処分して、車上生活にてCar-LIFEを追求すべきだと思う。

    二ヶ月以上、車上生活を続ける隊長は、普通の凡人では、ないですよ!

    最後に隊長が撮影する写真を見ると青森の秋が深まってきことがわかります。
    もっと、風景写真や町並みの写真をリクエストします。

    • karaage より:

      小屋があるから家族と強気で接することができるのです。
      車上生活は拠点がないと成り立ちません。
      実家に依存すると精神が駄目になります。

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