みちのく潮風トレイル スルーハイク11日目~海岸道路の惨状

こんばんは。からあげです。

今日は久しぶりに雨が降った。
朝方から雨が降る予報だったので、いつもどおり4時に起きてテキパキと準備をする。
テントを撤収して歩き始めたころ、ぽつりぽつりと雨が降り始めた。

雨は長い間降らなかったが、久しぶりのためかなり不快に感じてしまった。
ポンチョだというのに、気温が高くTシャツ一枚でも汗をかいてしまった。

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昨日の晩御飯

コロッケ、メンチカツ、フライドチキン、袋ラーメン。
惣菜3点を加えて栄養をつける。
最近、荷物軽量化のため、白米の他に麺類も食べるようになった。
食べやすいのはいいが、吸収が早くて直ぐにお腹が空いてしまう。
かと言って白米だと重たい。
本当に悩ましい選択だ。

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出発前の熊の鼻展望所からの眺め。
小本港の入口方向を望む。

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今日のルートは、地図とコンパスを使用しないと、直ぐに外れてしまう。
かなり難易度が高めの設定となっている。
地図を見ようにも雨が降っているので、頻繁に取り出して見ることが出来ない。
地図は普通紙なので、雨に濡れるとふやけてしまう。
あ〜、イライラ。

今回、一番地図とコンパスを使った気がする。
歩き始めは、このトレイルを舐めていたので、ルートを外しまくった。
学習して最近になってようやくしっかり確認するようになった。

紛らわしい分岐が多すぎて地図とコンパスがないと、ルートを忠実に辿るのは不可能。
重荷を背負っていると、どうしても現在位置の確認が面倒になってくる。

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地図は震災前のものなので、現状とは随分違うこともある。
地図に従って歩いていたが、いつの間にか工事現場に迷い込んでしまった。
かなり歩いたあとで気がつくと、戻るのが勿体なくて戻る気になれない。

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訳が分からず、勘を頼りに進む。
ちょうど太陽が出てきたので、南に進んでいることは確認できる。
いちいちコンパスで方角を確認するほどでもない。

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ようやく広大な工事現場を脱出することができた。
ちょうどお昼休みの時間だったので、仕事の邪魔をすることはなかった。
この工事はなんと海岸沿いの高速道路の建設現場だった。
看板にいろいろと書いてあったが、興味がないので直ぐに忘れてしまった。

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かなりのハイペースで歩いたので、脱出した時にはヘロヘロになっていた。
靴も泥だらけ。

交通量が少ない道だったので、道路脇に銀マットを敷いて昼休みをとる。
ザックから食パンを取り出してムシャムシャと食べる。

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工事現場を出て海岸まで来ると次なる工事現場にやって来た。
特に通行禁止の看板はない。
人の仕事の邪魔をしないようにすり抜けてゆく。

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地図を見ると迂回路が有るはずなのに、どこにも見当たらない。
いつものことだ。
ここは津波でガタガタになった海岸沿いの道を通ってゆくことにした。
あちこち崩れてしまっているが、人間なら大丈夫。

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奥にゆくと落石を避ける覆道の屋根が崩れ落ちていて、かなりの段差ができていた。
重荷を背負ったままでの突破は厳しいので、まずは空荷で偵察することにした。

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偵察したところ、行けそうだった。
それでどうやって段差を越えるか考えた。
ロープがあれば、あとからザックを引き上げることができるのになあと考えていると、、、
なんと海岸にロープが打ち上がっていた。

おっさんは、ロープを手に入れた!

よし、この太さ30mm長さ4mほどのエイトロープを使おう。

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ザックを引き上げているところ。
こういう時、相棒がいると凄く楽なのになあと思ってしまった。
それはともかく、ロープが手に入ってラッキーだった。
なければ、長い距離を戻らねばならないところだった。

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段差を突破したあとは更なる惨状が待っていた。
これが津波の威力なのか。
歩いていて怖くなった。

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トンネルの中にも土砂が堆積している。

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ようやく安全地帯に抜けたところ。
海岸道路はまだ先に延びている。

ひとまず休憩し、再び空荷で偵察にゆく。

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今度もかなり凄いことになっている。
落石防止ネットがズタズタに破れて、落石が山のようになっている。
勝手に推測すると、これは地震で崩れたのではなく、津波が当たった衝撃で大規模な崩落が起こったようだ。

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ヘルメットがあれば、着用したい気がするが、ヘルメットなんて気休めでしかない。
こんな大きな岩にかすりでもしただけであの世行きだろう。

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それにしても分厚いコンクリートの板が浮き上がってバラバラになっている。
津波の破壊力は本当に凄まじい。

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危険地帯を突破してようやく落ち着いた。
向こうに見えるのは小港漁港。

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真崎(まさき)灯台

このまま先に進みたかったが、素晴らしい景色が見えるかもしれないので、寄ってみた。
灯台周辺は樹木が伸びていて展望はあまり良くなかった。

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結局、今日は灯台登り口の広場にテントを張った。
漁港のトイレで水を汲めたので、ここで泊まることにした。
道迷いをしたり、悪路を越えたりしたため、体力の消耗がかなり激しい。
ここは無理をせずに休養を優先させた。

トイレの水が怪しかったが、地元の人に話を聞くと、水道管が通っているという。
試しに飲んでみても腹痛にならなかったので、飲んでも大丈夫な水と判断した。

予定では明日、宮古入りのはずだったが、海岸線の道はクネクネ曲がっているし、アップダウンがあるので、なかなか距離を稼げない。
無理をせずに明後日宮古にゆくとしよう。
食料と燃料の余裕はあるので、全然問題はなし。

あとは自分の足で歩いてゆくだけ。

さあて、今晩は久しぶりに真っ暗な夜を過ごすことになりそうだ。
遠くにブイの明かりが見えるのみ。

ご飯にしようか。

おわり

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