みちのく潮風トレイル スルーハイク22日目~イライラが止まらない

こんばんは。からあげです。

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昨日のねぐらは石塚(いしずか)峠手前の林道脇だった。
暗くなってからもしばらく重機の音が聞こえていて非常に落ち着かなかった。
それでも7時前になると、ようやく音が止んで周囲は静けさに包まれた。
夜は頻繁に鹿の鳴き声がこだましていた。
見慣れないおっさんがテントを張っていたので、鹿たちは警戒していたようだ。

最近は日が短くなってきていて、出発前はヘッドランプの明かりを頼りにテントを撤収しなければならなくなった。
そこでヘッドランプの電池の消耗をできるだけ抑えるために、輝度を最低にしている。
普段のようにパソコンやスマホで目を酷使していないので、夜でも目が見えるようになっていた。

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昨日の音は砂利採取場からだった。
まだ6時を過ぎたばかりで、ダンプの姿はない。

出発後、すぐに道に迷いあちこち彷徨う。
どこにもトレイルの標識は見当たらなかったので、地図を見てルートを探した。
朝早くからイライラが募る。

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地図の記載にある「堰堤のゲートを通る」の意味が分からずにそのまま通り過ぎてしまっていた。
小さな変電所のような施設があったので、これが堰堤のゲートだと思わなかった。
ようやくルートを入口を見つけることができたが気分は冴えない。
始め間違って砂利採取場の方に下りて行ってしまっていた。

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ゲートを越えて山道に入る。
すぐに紛らわしい分岐があって凄く迷う。
踏み跡は同程度で判断に迷った。
地図をじっくり見ると直進らしいと思ったので、そのまま登ってゆく。
しかし、道が正解だと分かるまでかなり時間がかかった。
あっちだったのかなあと歩いていると、落ち葉に埋もれそうになっている標識を発見した!

ふう、ルートを歩いているのが分かっただけもヨシとするか。
周囲は鬱蒼とした杉林で視界はきかず、地図にない脇道があって凄く迷ってイライラした。
重たいザックを背負っているので、できるだけ後戻りしないように歩きたかった。
なので、間違わないようにと絶えず注意を払って歩く必要に迫られた。

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石塚峠手前の急登。

朝から道迷いしたお陰でペースが全然上がらない。

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石塚峠 七里塚

石が積み上げられて山となっていた。
旧街道にはこうした塚が幾つも見られる。

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峠を越えて本郷(ほんごう)の集落に下りてきた。
漁港の付近は工事中だった。

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測量の碑 星座石

集落から少し登った山の中にあった。
ちょっとした広場になっていて野宿できそうだった。
星座石がなければ、東屋の下にテントを張れるのにと思ってしまった。

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その後、またまた道に迷う。
もうこんなに探しても見つからないのなら車道を歩こうと思った矢先、ようやくルートを見つけた。
地図を頻繁に出し入れして確認しなければ、すぐにルートを見失う難易度の高い設定になっている。
ちょっと難しすぎやしないかと腹が立った。
見つけたルートを辿ると単なる作業道のようなところに出て踏み跡が乱れて分かりづらく、しかも面白みの全くない道でイライラが爆発しそうになった。

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唐丹(とうに)駅前までやって来た。
もう既にバテバテ状態。
ザックを下ろして休憩する。

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すると、どこからともなく猫がやって来た。
可愛らしい鳴き声を出しておっさんに食べ物をねだる。
仕方ないなあとフランスパンを上げた。
すると喉に支えながらガッツイて食べていた。
「ハグハグ」っていう音が聞こえてきた。
なんだかそのようすを見ると凄く可哀想になってしまった。

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鍬台(くわだい)峠の上り。
重機で踏み荒らされた林道を抜けて山道に入るとようやく昔の雰囲気が漂うようになった。
人気はなく、遠くの方から風に乗って車の音が聞こえてくるのみだった。

峠を過ぎて平坦地を下っていると、前方にツキノワグマを発見した!
私の姿を見るなり、山の斜面を駆け上げって行った。
特に切迫した場面ではなくて、開けた場所で離れての遭遇だったので、全く危険を感じなかった。
クマの方も後を振り返りながらの軽いダッシュだった。
「ああ、びっくりしたなあ。」っていう感じだろう。

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伐採跡地に植林されている場所には鹿よけのネットが張られて強制的に迂回することになった。
またその迂回路が分かりにくくて腹が立った。
重たいザックで斜面を横切らねばならなくて足がズルズルと滑った。

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吉浜(よしはま)駅

休憩と水を汲むため三陸鉄道の駅までやって来た。
桜の花びら模様のピンク色の駅舎だった。

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駅舎の中のようす。

本棚の中には沢山の本がある。
これなら電車待ちの時間も退屈しなくて済む。

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吉浜周辺のようす。
どこもかしこも工事だらけで休めるような場所はない。
夕方から雨ということなので、今日は早めにテントを設営したい。

さあ、寄り道せずに先を急ごうか。

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今日のねぐらは羅生(らせい)峠手前の伐採地。
吉浜集落から荒れた林道を上って行ったが、全く野宿できそうなところはなかった。
どこも日当たりが悪くジメジメしているし、フラットな広場が見当たらない。
雨が降りそうな天気でどうしようかと思って歩いていると、突然前方が開けた。
そこは伐採地で広々とした空間が広がっていた。
見た瞬間ここにしようと決めた!

この日はイライラしっぱなしで撮影した写真の枚数もかなり少ない。
ただ怒りを堪えながら歩いていたのみだった。
そのためか、想像以上に心身を消耗しテントの中に入るとグッタリとしてしまいブログ更新する気に全くなれなかった。

釜石手前で綾里(りょうり)半島をグルっと回らねばならないことも頭にあって本当に気が滅入っていた。
もう歩くのを辞めたい、そんなことばかり考えていた。

【注】この記事はトレイルを歩き終わった2016.11.21に作成したものです。

おわり

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