350mlアルミ缶でアルコールストーブを試作してみた

こんばんは。からあげです。

 

一昨日、風邪をひいてしまったようで、2日間ほど寝てばかりいた。
連日のPC作業とヤフオクの出品で疲れが溜まっていたようだ。
汗が出るほど厚着して寝袋に包まっていたお陰で風邪のウイルスに打ち勝つことができた。
こんなことは滅多にないことだけに驚いてしまった。

風邪はひかない自分のはずだが、こうも簡単に体調不良となるのは、よほど疲れが溜まっていたと思う。
それで今日は気分転換を兼ねて工作してみることにした。

 

アルコールストーブを作る

 

では早速説明してゆくが、まだ体が本調子でないし、ネットや本の情報をただコピーして作ってみただけで、特に新たに説明することもないので、簡単に流してゆこう。
そのうち満足なものができたら、改めてキチンと紹介する。

今朝急に思い立ってやり始めたことなので、材料は有り合わせのものでやってみることにした。
燃料用のアルコールがなかったので、洗面台の奥底に眠っていた期限切れのアルコール消毒スプレーを使うことにした。
ヒビソフトという奴だ。
よく分からないが、エチルアルコールで燃えるはずだ。

試しにカップに注いで火を付けてみた。
青い炎で見えにくかったが、ちゃんと点火してくれた。
カップを空焚きした状態なので、ちょっと変形してしまった。

まあ、いい。
こんなもん、使っているうちにまた丸くなってくれるだろう。

はい、工作の時間のはじまりはじまり~。
空きカンは、コカコーラ500mlだ。
コンビニに荷物出しに行った時に103円で売っていたのでつい買ってしまった!

ギコギコギコ

あれまあ。
専用の缶切りを使った方が良かったみたいだ。

方眼紙を切って型紙を作る。

テープで止めて丸くした。

油性マジックで印を付ける。
油性なのに弾いてしまって非常に書きにくかった。

はさみは普通の裁ちばさみ。
切れなくなったら、あとで研げばいい。

丸いものを切るのはコツがいるな。

真ん中のパーツは直角に切ってから切り取る。

よし、3つのパーツが出来上がったぞ。

試しに仮置きしてみた。

ホチキスの針が貫通しなくて何度もやり直してガタガタになってしまった。

真ん中の筒を仮置きしたところ。

真ん中の下の部分に切り込みを入れる。

下のパーツが内側になるようにペンチで捻って細くする。
現地調達したもので作ることを想定して、多機能ナイフのペンチで作業してみた。

このナイフはレザーマン SQUIRT Ps4
ペンチとはさみが付いていてかなり便利。
缶切りがあったら最高なのにと思う。
ただし、中身が詰まっているので、見た目より重たい。

コイツのお陰で、みちのく潮風トレイルの時、ウォーキングシューズの修理ができた。

型紙を上のパーツにセットしたところ。
方眼紙を使うわけは、等間隔に穴を開けるため。

千枚通しがなかったので、太いミシン針を使った。

だいたい等間隔に穴を開けていった。

穴を開けたら缶を組み立てる。
真ん中に筒状のパーツを入れてサンドイッチ。

径が同じアルミ缶なので、少し強引にしないと入らない。

均等に押し込んで、いっぱいまで入れた。

すると5mmくらいはみ出た。

はみ出た部分をはさみでカット。

手を切らないように缶入口の内側を金属でグリグリして引っ掛かりをなくす。

缶の切れ目にアルミテープを貼る。
100均のやつを半分に切った。

テープを一周巻いて完成!

試作品一号を上から覗く。

ホチキスの跡が痛々しい。
ちょうどホチキスの針が目印になってくれそう。

横から見たようす。

ひっくり返して底のようすを撮影。

 

試作品のテスト

風防を置いて火を点けてみた。
ライターの火をかなり近づけないと点火しなかった。
ガソリンに比べて取扱いが全然楽だが、こうしたところが扱いにくい。

しばらしてストーブ本体が温まってくると火力アップしてきた。

まだまだ。

どんなもんだい!
しかし、口の周囲に開けた穴全部から炎が出ていない。

ストーブ単体のテストでは、だいたい良さそうだったので、今度は実際に湯を沸かしてみることにした。
ゴトクがないので、固形燃料の箱を漁って使えそうな物を引っ張り出した。
これも親父のコレクションの一部。

カップのフタがないので、アルミホイルで作る。

二つ折りにして被せただけ。

あとは端っこを適当に処理しておいた。
合いそうなゴトクをストーブにセットしてみたが、ストーブとカップの間が狭くて消えてしまった。

こんな僅かな隙間しかないので、酸欠を起こして消えてしまう。

大小のゴトクを2段重ねとしてみた。

横から見たようす。

燃焼テスト開始!
いい感じで燃焼が続いているぞ。

思ったよりもパワフルで嬉しくなった!
これなら使えると。

200mlの水が約3分で沸騰してくれた。

煮えたぎるカップのお湯。

あらまあ。
気がついたら、部屋がめちゃくちゃになってた。

 

アルコールストーブ試作品1号

ストーブ本体 17g、フタ1g

200mlの水の沸騰までに約3分。
燃料使用量は不明。

製作費用 0円

 

来年のPCTは軽量化しなければ、1シーズン内の踏破(スルーハイク)は不可能だと思った。
今回の全長700kmのみちのく潮風トレイルを歩いてそう感じた。
これまでの装備で歩けば、間違いなく途中リタイヤ。

そこで軽量化の手始めとして調理関係に手を付ける。
今日、あれこれやってみて、アルコールストーブはストーブ、コッヘル、ゴトク、風防のバランスが取れて初めて有効に使用できるものだと分かった。
ストーブを作るにはまず、コッヘルを決めねばならない。
手持ちのコッヘルは、筒型の深型で、熱効率が悪いので、アルストには向いていない。
浅型のチタンがいい。
コッヘルは多少ゆとりのあるもの1つのみ。2つは要らない。
フタはアルミホイルで自作する。
コッヘルの容量を決めるには、ある程度の行動計画を立てていなければ難しい。
今から道具を揃えても買い直す羽目になるだけ。

 

あとはテントは重いからパス。フロアレスシェルターかツエルトのどっちかにしようと悩んでいる。
乾燥地帯から残雪の高山帯までゆかねばならない。
使い分けも必要かもしれない。
今後計画を詰めてゆくとどちらかがいいか分かってくるはずだ。
隙間があるとサソリが入って来ないかとかも気になってくる。
まあ、今の段階ではなんとも言えない。
いくら考えても答えはでない。

 

これからはPCTの計画優先で準備を進めて行こう。
とは行っても分厚い参考書の解読が全然進んでいない。

まあ、焦っても無駄だから冷静に考えて対処してゆこうか。

 

おわり

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