テントポールをバラして軽量ツエルトポールを自作した

こんにちは。からあげです。

今日は日差しがたっぷりと降り注いでポカポカ陽気で過ごしやすい。
最近、ずっと寒くて参っていたところだった。

朝からゴソゴソ作業していて満足のゆく結果を得られて大満足だった。
それでは今日のようすをアップするとしよう。

とは言いつつ昨日のその後から。
アルコールストーブを作って遊んでいると、いつの間にか日が傾いて寒くなってしまった。
慌てて体を拭いて洗濯をした。
水切りが終わったらすぐに取り込もと思っていたが、ついうっかり忘れてしまってカチンコチンに凍ってしまったいた。

晩御飯はアルコールストーブで作ることにした。
ご飯は朝炊いた奴があったので、みそ汁だけ作る。
最近お気に入りの酒粕をたっぷり入れた。

ストーブに点火したところ。
暗くなってきたので、炎のようすがよく分かる。

火力が強すぎて大きめの角コッヘルでも炎がはみ出てしまった。
これだと燃費が悪い。
ストーブからコッヘルをもう少し離すか、火力を抑える必要がある。

ぐつぐつとみそ汁が煮立ったところ。
アルコール分を飛ばすためにあえてぐつぐつ煮込んでいる。
私はアルコールを断った身だ。

今朝床下の荷物を出そうと荷物を退けていると、ようやく床板のコンパネをカットしようという気になった。
これまで勿体なくて切らずにフルサイズのまま床板として使っていた。
重たいし、荷物を退けないといけないし、立てかける場所を確保しないといけなし、などいろいろ面倒だった。
ようやく観念して切ろうという気になった。

コンパネは使いやすいようにちょうど半分にカットした。
床下の支えが無いところを足す必要があって朝から大工事となってしまった。

作業している間にご飯ができてしまった。
やっぱり酒粕入りのみそ汁は美味い!

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PCT用のシェルターはツエルトに決定!

ところで話は変わるが、昨晩PCTの装備に付いていろいろ考えていた。
PCTはメキシコ国境からカナダまでの4200kmを5ヶ月もかけて歩くことになる。
それで否応なく荷物の軽量化に迫られている。
短期なら多少重たくても我慢して歩き切れるかもしれないが、長期だと途中で倒れてしまうかもしれない。
重荷を背負っているといつの間にか精神修行の要素が多くなって歩きを楽しめなくなる。

今回のPCTはもっと自由に、もっと軽やかに歩きを楽しみたい。

ロフトの寝床に潜りながらああでもないこうでもないと考え続けていた。
アルコールストーブはストーブ本体、ゴトク、風防を一体として考えないといけない。
まずは使用するコッヘルを決めないと、その先のストーブのシステムを決められない。
そこで、軽量の浅型チタンクッカーを購入した。

チタンクッカーは持っているが、あるのは深型ばかり。
深型は径が細いので、ストーブの炎がはみ出てしまいやすく熱効率が悪い。
浅型で軽量のチタンクッカーと言えば、エバニューしか選択の余地はなし。

続いてシェルターをフロアレスにするかツエルトにするか。
テントは重たいので問題外。
これも非常に悩んだが、シエラの高山帯を通過するので、保温力が高いツエルトを選ぶことにした。
使い分けするなら、当然一つはフロアレスかタープに決定だが、一つで歩き通そうとすると汎用性の高いツエルトの方が良い。

ちょうど日本製でタープのように張れる軽量のツエルトがある。
過去にPCTスルーハイクで使用された実績があるので非常に安心できる。

ツエルトに決まったのは良いが、今度はツエルトのポールをどうしようかということで悩む。
たいていはトレッキングポールを使って張ることになる。
それなので、私も疑いなくトレッキングポールを選択しようとした。
今あるブラックダイヤモンドのトレッキングポールはかなり重たいし、修理に失敗して信頼性に欠ける。

曲がったトレッキングポールを修理する(失敗)
こんばんは。からあげです。 今日はどうしてもアップしておきたいネタがあったので、ブログ更新した。 みちのく潮風トレイルで曲げてしま...

そこで新たに買おうと思っていろいろ各種ポールを検討してみた。
耐久性より軽さを重視したいので、自然とトレラン用ポールへとおっさんの興味は移っていった。
しかし、カーボン製のトレランポールはどれも高い!

軽くするため、耐久性を犠牲にしているので、通常のトレッキングポールより強度は落ちる。
ついうっかり先を岩の間に入れてしまったり、踏んでしまったらポッキリと折れてしまうだろう。
いつでも買い換えられる環境にいればいいが、山の中のトレイルを歩くことが多いので、アウトドアショップに行ける場所は限られる。
行けたとしても時間とお金をロスるのが痛い。

それなら、トレッキングポールは使わない方がいい。
写真を取る時ポールが邪魔になるし、ついうっかり忘れてしまうこともある。

立木を利用してツエルトを張ればポールは必要ないが、今度は立木に依存なければならず、キャンプする場所が限られる。
それに落雷の危険があるので、大気が不安定な時は高い木に近寄りたくない。
ツエルト用のポールがあれば、安全で自由にキャンプ場所を選ぶことができる。

アライテント スーパーライトツエルト1

2013年10月 槍ヶ岳山荘テント場にて

オプションのツエルト用ポールを使用してツエルトを設営している。

ツエルト用ポール1

長さ 90cm
直径 11mm
重量 86g(1本)
材質 アルミ合金

手持ちのツエルト用ポールは、アライテントのスーパーライトツエルト1用の長さ90cmのもの。
新たに購入するツエルトの天井高は95cmあるので少し長さが足りない。

参考リンク アライテントHP(ツエルトのページ)

ポールを伸ばしたところ。
持ってみると重たく感じる。
箸より重たいものを持ったことのないお坊ちゃま育ちでは全くないが、やっぱり重たく感じる。見た目が太いこともあるかもしれない。

メーカーはテントのポールは頑張って軽くしようとするが、ツエルト用ポールはあまり力を入れない。そのため、中途半端のものしか用意されていない。

ポールの両エンドのようす。

軽いツエルト用ポールがないなら、テント用ポールを使って自作すればいい。
(あるにはあったが、馬鹿みたいに高かった。)
この答えが出るまでに随分と時間がかかってしまった。
いつの間にかトレッキングポールの呪縛に囚われていたようだ。

テント用ポールを使って軽量ツエルトポールを自作する。

2016-11-08-154517

手持ちのテントはヘリテイジのエスパースソロのみ。
迷う必要がない。

エスパースソロのポール

重量 174g(1本)、収納袋 8g
直径 8.6mm

バラポールの重量 17g、長さ40cm(接続部を除く。)

バラポールの単体の重さを測ってみると17gだったので、ツエルト用に短くすると十分軽くなることが分かった。

ポールは9つに分かれていて、両エンドが27cmと22cmと違う長さになっている。
このパーツを組み合わせて長さ1mほどのポールに組み立てる。

テントポール2本分。
袋から出してみるとかなり嵩張って見える。

ポールエンドの片方は、既存の石突を使用するとして、もう片方はどうするか。
ロープで高い位置にツエルトを吊る必要がある。
この石突に縛った状態で風が吹くと、簡単にロープが外れてツエルトが潰れる可能性がある。
中でストーブを使用していれば、大惨事になりかねない。

手元にある材料でロープが外れないパーツを作れないものか。

ふとおっさんの頭に針金が浮かんだ。
資材置き場を漁って、いろいろな針金を出してきた。
太さ1.7mmの鉄製の針金を使用することにした。

ポールをバラす道具を用意した。
防錆潤滑剤、ラジオペンチ、プライヤ、ダブルクリップ、ウエスの5点。

詳しい作業の様子はHPの記事をチェック!

山岳用テント「エスパース・ソロ」のポールを曲げてしまったので、予備のポールと交換しました。 作業手順や注意点を詳しく説明します。 ショックコードの交換も同様の手順で行います。 出先でポールを傷めても、予備のポールを持っていれば、なんら問題ありません!

ポールをバラすには、両エンドの石突を外す。
始めに隙間に潤滑剤をスプレーして外しやすくしておく。
そしてウエスを巻いてから石突をプライヤーで引っ張る。

するとこのように石突が外れる。
プラスチック製なので、直に挟むと傷んでしまう。

ショックコードの通し方を覚えておく。
今度復旧する時のためにキッチリと写真を撮っておく。

取外した石突

ポール内部に入っている方が長い。

ショックコードの結び目はキツく締まっていたので、ハサミでカットしてポールをばらした。

ポールの長さは3種類。
下から長さ40cm、27cm、22cmとなっている。(ただし接続部は除く。)
オスメス微妙に違うので紛らわしい。

針金でロープ通しの金具を作っているところ。
ラジオペンチでぐるぐる巻いて作っていった。

針金の切り口をヤスリで磨いておいた。

これが試作品1号。
左にショックコードを結んでポールの中に差し込む。

ロープ通しの穴のようす。

試しにセットしてみると、欠陥品だと分かった。
首の部分が針金1本で強度が足りないのだ。
長期間使っていると折れてしまう可能性もある。
途中で折れてポールを紛失してしまうこともあり得る。

そこで試作品2号を製作した。
弱い首の部分を針金2本した。
試しにセットしてみるといい感じだった。

ラジオペンチの先を使ってくるくると針金を巻く。
工作の時間は非常に楽しい。

似たような品をもう一つ作成した。
これで良し!

針金で作ったパーツにショックコードを結ぶ。

そしてポールの中に差し込む。
ショックコードが解けないように考えて入れる。

ポール組み立ての作業はダブルクリップで仮止めするとしやすい。

反対側の石突にショックコードを結んだところ。

そしてついに完成!
エスパースソロのポールを使ってツエルトポールを自作してみたぞ!
ポールの長さは107cm(石突からロープ通しの穴まで)
多少ポールが沈むことを考慮すると、天井高95cmのツエルトにピッタリな長さだろう。

早速、計量してみる。
ポール2本の重さは、合わせて120g。
よし!軽量ツエルトポールを手に入れたぞ!

あらまあ。
ポールがバラバラになってしまったので、しばらくエスパースソロは使用不能。

ツエルトポールエンドのようす。
おっさんも大満足の仕上がりだ。

角度を変えてもう1枚。
ニヤニヤするおっさん。

ポールを折りたたんでみた。
よし、これならPCTで使えるぞ!

ついでにフライシートから張り綱を外しておく。
ダイニーマ2mmのロープを使っているのだ!
しかも蛍光素材を使っているので、夜間他人に引っ掛けられにくい。
(テント場での酔っぱらいは要注意。)

張り綱1本の長さは約2.3m、重さは6g、プラスチック自在は1g。
切ると使い勝手が悪くなるので、繋げて使うか、そのまま使うようにしようか。

ロープ4本を手に入れたぞ!
これで、新たに購入するロープは少なくて済むな。

完成したツエルトポール2本を輪ゴムで束ねたところ。
スッキリした感じはまるで既製品みたい。

感想

お金を掛けずにポールを自作できて非常に嬉しい。
まあ、厳密に言えばテント用のポールをバラして組み立てただけなので、自作とは言えないが、細かいことは気にしない。
このツエルト用ポール軽くていいのだが、ツエルト用ポールの他に使い道がないのが痛いな。
おお、そうだ!
先に糸をつければ釣り竿になるな。
釣りをできる機会があれば、やってみようか。

一つの使い道しかない道具は、あまり便利とは言えない。
一つで何役でもこなす方がいい。
まあ、多機能すぎても、一つの機能の使い勝手が非常に悪ければ意味はないが。

よし、ツエルトポールを自作したら、トレッキングポールの問題も解決してしまったぞ!
この調子で準備を進めてゆこう。

おわり

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