超軽量バックパックの自作~その1 Ray-Way Backpack kitの入手

こんばんは。からあげです。

今日は日差しがたっぷりと降り注いで暖かく非常に過ごしやすかった。
物置小屋の中もポカポカ陽気で作業しやすかった。

ここでまずザックの製作について説明しておくことにしよう。
以前、書いたとおり、PCT用の超軽量ザックを自作するために準備を進めていた。

私はこれまで裁縫は小学校の家庭科の授業くらいしかまともに習ったことはない。
小屋で暮らすようになってから、急に衣類の消耗が激しくなったため、手縫いで穴が空いたところの修理などをするようになっただけ。
そんなおっさんが、なぜ重要装備であるザックの自作という大それたことを考えたのか。
超軽量ザックを買うと高いし、裁縫技術を身に着けたかったため。

図面から製作していたら非常に時間がかかるが(その前にできない)、自作キットなら手間を大幅に省けて、それなりに使えるものを作ることができるだろう。
そんな風に自分に都合よく考えた。
ザックは袋にストラップを縫い付ければ完成というわけにはいかない、と自作素人の私でさえ分かっていたことだった。

PCTのことを調べるようになって、自然とウルトラライトの装備に関心を持つようになった。
そんな時にふとした拍子に、超軽量のザックの自作キットを販売しているのを知った。

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レイ・ジャーディンの情熱が凄い!

Ray-Way Products

レイ・ジャーディンというアメリカ人のサイト。
かつてはクライマーとして世界に名を知られていた凄いおっさん。
今はハイカー達に神として崇められているようだ。
スキーやウルトラライトハイク、カヤック、ヨット、自転車に夢中で、奥さんのジェニーとともに世界中を飛び回っているらしい。
凄く羨ましい~。
長年の活動で培った知識と経験を詰め込んだライトウエイトバックパッキングの本も出版している。
このサイトでバックパックの自作キットを販売しているのだ!
詳しくは、レイのサイトを読んで欲しい。

“Most pepole believe they lack the ability to use a sewing machine. 
This is nonesense.”

ほとんどの人は自分にはミシンを使う能力がないと思い込んでいる。
これはナンセンスだ!

The sawing machine is automatic, and is extremely simple to use.
Driveing a car is more complex, and nealy everyone can easily do that.

ミシンは自動で、非常に使いやすい。
車の運転は遥かに複雑だが、ほとんどの人が簡単に行うことができる。

Don’t have time? Make the time!

なに時間がないだって?時間を作るんだ!

Some pepole believe they lack the time for sawing.
Yet these same pepole will spend hours watching tv,browsing the internet or playing the game.

縫製の時間がないと思い込んでいる人もいる。
しかし、そういった人々はテレビを見たり、ネットをしたり、ゲームをしたりして時間を費やしていることだろう。

Shift your paradigm by making your own gear!

あなた自身のギアを作ることによってパラダイムシフトをするんだ!

So go ahead and break out of that old mold of imagined inabilities.
Shift your paradigm by making your own gear rather than buying it.
The gear you make yourself will be far more meaningful and rewarding, and your time spent sewing will be quality time away from the mindless tv and opinionated social networks.

だから先に進んで、使えない古い考え方から脱却するんだ。
ギアを買うことではなく、あなた自身のギアを作ることで、パラダイムシフトするんだ!自分で作ったギアは遥かに意味があり報酬となる。縫製に費やされる時間は、心無いテレビや視野の狭いソーシャルネットワークから離れて質の高い時間となるだろう。

レイ・ジャーディンHPより

レイの情熱溢れる文章を読んでいると、ミシンをほとんど使ったことのない私でもやってみようかなという気になってくる。
一度バックパックを作れば、構造も分かって次回から自分で作ることができるようになるだろう。
自作キットのメインコンテンツはバックパックの作り方で、完成したバックパックは単なるおまけでしかない。
実際に作業をしていて、私はそんな風に思えた。

バックパック自作キットの購入

ショルダーサイズ L
パック容量    2800立法インチ(約45L)
* フロント、サイドポケット、エクステンションカラーの容量は除く。

バックパック単品$82.75、送料$21.61、合計$104.36

約12,000円(1ドル115円換算)

サイトから購入できる。
代金はPAYPALで決済。
向こうにはPAYPAL登録の日本語の住所が送られてしまうそうなので、備考欄に英語で住所を記載しておいた。
さらに念のため、サイトメニューのコンタクトから、「先ほどバックパックキットを注文したものですけど、日本のこちらの住所に送ってください。」と英文で送っておいた。
注文はこの点だけ注意が必要。

肩囲のサイズを選択できたので、自分で適当にメジャーで測った。
するとだいたいLだった。

レイがAT(アパラチアン・トレイル アメリカ東海岸のトレイル)をスルーハイクした時、2600立法インチのパックをメインで使い、高山帯のみ2800のパックに変更したということだった。大は小を兼ねるということで、2800立法インチを選択した。
エクステンションカラーを伸ばせば、容量がかなりアップするので荷物が入りきらないことはないだろうが、大きなベアキャニスターが入るかだけ非常に気になった。
バックパックを完成させてみたら、入るかすぐに試してみることにする。

参考:容量2200立法インチ(約36L)のスペック

重量             9.5オンス(約270g)
パック容量(本体)      約36L
ポケット(サイド、フロント) 約6.5L
エクステンションカラー    約20L

レイのサイトから注文すると、10日ほどで小屋に届いた。
荷物はUSPS(United States Postal Service)のPriority Mailで送られてきた。
意外に早かったのでビックリした。
よし、早速中を開けてみよう!

中から自作キットを取り出したところ。
説明書とパーツが入っているだけの非常にシンプルなもの。

これはレイ直筆のサインか。それとも奥さんのジェニーのものか、ひょっとすると近所のパートのおばちゃんのサインかな。
こういうのは地味に嬉しい。

袋から中身を出してみた。
うわ~、本当にパーツだけだな。
これを自分で組み立てることができるのだろうか。
不安と期待が膨らんでゆく。

英語で書かれた説明書。
イラストが描かれているので、英語を完全に理解できなくても何とかなる。

説明書とじーっとにらめっこしていると、あら不思議。
なんとなく意味が分かってくる。本当に不思議なものだ。

ストラップやコードロックなど。
内容物一覧表を見て中身を全てチェックする。

説明書はインチ表示のため、おまけにインチ仕様のメジャーが付属していた。
インチからミリに変換しなくてよかったので、凄く便利だった。

作業に使用した道具

【注】付属品以外で使用した道具

・ミシン(カガリ縫いなどができるコンピューターミシン)
・ミシン糸(普通の太さの60番)
・リッパー
・チャコペン(マーキング用のペン)
・ハサミ(切れ味が良いもの。)
・セロテープ(型紙を貼り合わせるため)

・まち針
・ダブルクリップ
・定規
・帆布用針と麻糸(ショルダーストラップの補強用)
・瞬間接着剤(麻糸のほつれ防止)

以上がレイ・ジャーディンの超軽量バックパック自作キットだ。
製作のようすは次回からアップすることにしよう。
リュックサックをザックと呼ぶとアメリカ人に通じないかもしれないので、これからしばらくはバックパックと書こうか。

気がついたらもうこんな時間だ!
あらまあ。

おわり

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『超軽量バックパックの自作~その1 Ray-Way Backpack kitの入手』へのコメント

  1. 名前:白山室堂御前荘 投稿日:2017/02/17(金) 11:49:40 ID:3f886562d

    ザック作りは、時間との戦いですね。それにしても、これだけの軽量装備でPCTに挑んだ日本人は、いないでしょう。
    踏破、帰国したら日本中から Standing ovationですよ!!

    • 名前:karaage 投稿日:2017/02/17(金) 21:07:38 ID:7ed321f0f

      また大げさな。
      ハイカーは基本的に軽量装備ですよ。
      そうでないと長期間楽しく歩けませんから。

      • 名前:白山室堂御前荘 投稿日:2017/02/17(金) 23:18:58 ID:bd3b8ce14

        ハイカーは基本的に軽量装備ですよ。

        < 本当ですか?
          隊長は、用心深いからいつも重装備じゃないですか!アメリカの山、谷、川、あの気温、あの距離ですよ。隊長の軽量装備で風林火山なPCTに挑むって凄いですよ!!

        • 名前:karaage 投稿日:2017/02/19(日) 21:54:57 ID:90519e94b

          長い距離を歩くためには軽量化が必要なのです。
          重装備だと単なる精神修行になってしまいます。

  2. 名前:やまねん 投稿日:2017/02/17(金) 20:46:20 ID:8e802ae4f

    いちから作るのだと思っていました。
    がっかりした半面、安心しました。
    当然マニュアル通りに作ってからカスタマイズするのですね。
    かついで歩いてみて改良のルーチンを期待しております。

    • 名前:karaage 投稿日:2017/02/17(金) 21:08:25 ID:7ed321f0f

      バックパックの自作を舐めてはイケません。
      いきなり4200km耐えうるものはできません。