ツエルト2ロング ステルスVer.を設営してみた

こんにちは。からあげです。

昨日は強烈な季節風が吹き荒れ、せっかく用意したのにツエルトを設営することができなかった。
今日は風はすっかり収まり穏やかな日となった。
チャンス到来とばかりにツエルトを設営して各部チェックを行うことにした。

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ツエルト2ロング ステルスバージョンの紹介

ツエルト仕様

収容人数 2~3人
重量 340g(実測値) 【注】ライン、ペグなど付属品なしの状態
フロアサイズ 全長220 x 幅100cm
天井高 95cm
天頂部長さ 170cm
素材 15Dnlリップストップナイロン PU透湿コーティング
対水圧 1,000mm
透湿 8,000g/m2
カラー 青朽葉(ao-kuchiba)
価格 22,680円(税込み)

このツエルトはもともとファイントラックがツエルト2として販売していたものだが、ハイカーズデポがツエルト2のロングバージョン(2より全長が20cm長い)を別注してお店で販売し始めたものらしい。
ところが正規品より人気が出てしまって、いつの間にかツエルト2が廃番となり、ツエルト2ロングが残ってしまったというものだ。

ファイントラックとハイカーズデポのコラボレーションで生まれたこのツエルト。
以前から気になっていたが、手持ちのアライテント、スーパーライトツエルト1があるので、購入を見送っていたところだった。
しかし、今回はPCTスルーハイクに挑戦することになったので、快適性と軽量コンパクト性が高次にバランスしている、このツエルトを購入することにした。
通常のツエルトに較べて値段はそれなりにするが、細部まで縫製がしっかりしていて耐久性が十分ありそうに見える。

参考リンク 

Hiker’s Depot(Zelt II Long Stealth Ver.)
finetrack(ツエルト2ロング)

ツエルト設営と各部チェック

それでは早速ツエルトを設営してみることにしよう。
購入してから初の設営となる。
まだ専用の張り綱は用意していないので、手持ちの物を使用することにした。
収納袋が小さかったので、少し大きめのタープの収納袋に入れている。
これでもまだ少し小さいので、もっと大きい袋を自作することにする。
もうミシンを使えるので、自分の求める物を作ることができる。

ツエルト用のポールは、先日テントのポールをばらして製作した軽量のツエルト専用自作ポールだ。
重さは2本で120g。
トレッキングポールは重たいし、忘れたり落としたりしないように気をつけるのが邪魔くさいので、今回のPCTでは使用しないことにした。

http://karaage.info/2017/01/18/150024/

下に敷くグランドシートは防水透湿シートのタイベックもどきを使用する。
フロア長より少し長めにハサミで切った。
幅はジャストサイズの100cmで切る必要がなかった。

実家の庭には砂利やコンクリ片が撒かれていてペグ効きが悪いので、ブロックやレンガを使用する。
ブロックの動かして張り具合の微調整をしやすいこともある。

ポールを使ったツエルトの設営は、4隅を固定してから立ち上げる。
メインの張り綱を1本ずつでやってみた。

ロープをポール先端のアイに通しただけのこともあって、全然安定感がない。
ちょっとした風でもグラグラする。
これだと耐風性がなさすぎる。
多少重たくなっても構わないので、張り綱は2本ずつにすることにした。

張り綱を2本ずつ、ポールで二股にして設営した。
綺麗な三角形になってバシッと気持ちよく張れた。
安定感もバッチリ。

張り綱は長いロープ1本を半分にして折り返しのところで結ぶといい感じになるが、手持ちのロープが短いものしかないので、あえて2本ずつ使用することにした。
長いロープ1本より、短いロープ2本の方が使い勝手が良い。

横から見たようす。
自作ポールの長さが約107cmで短いかもしれないと思ったが、実際に設営してみるとジャストサイズだった!
ロープにテンションをかけてもテントのポールだけあって剛性は十分だった。

ロープはアイに通すだけだと、ポールが不安定になるので、適当に巻きつけて固定した。
これによりぐっと安定感がました。
先端の形状が悪くて手直しが必要かと思ったが、使い方次第で何とかなると分かって、PCTはこれで行くことに決めた。

張り綱のループはダイニーマテープで補強されているので、十分テンションをかけて張ることができる。

ツエルトの底は割れるようになっている。
底を退けてアイゼンを装着したまま入ったり、底を完全に割ってタープ状に張ることも可能。

このように一部だけ底をめくれば土間として利用できる。
フロア長が220cmもあるので、常設の靴置き場や雨天時の調理スペースとすることもできる。

ツエルト内のようす

先日購入したリッジレストクラシックスモールを敷いた。
出入口を完全に閉めると保温力が向上して暖かい。

天井高は95cmとテントに較べてかなり低め。
あぐらをかいてラーメンの残り汁を飲み干すことは厳しい。
少し寝っ転がってスープを啜る感じになる。

このタイプのツエルトは両側を開放できる。
そのため、換気性が抜群に良い。
底を割れば、タープのような感じで張ることも可能。

サイドを開けっ放しにできるようにストラップが装備されている。
こいつがないと安全ピンで留めたりしないといけない。

サイドの三角部分と天頂部はダイニーマテープで補強されているので、十分なテンションをかけて張ることが可能。

白っぽいテープがダイニーマテープ。
高いだけあって作りが丁寧だ。

ダイニーマテープのアップ
(ファイントラックではダイニーマスリングとなっている。)

張力のかかる各辺(ピコシェルター®は天頂部のみ)に合成繊維で最高レベルの強度を持つダイニーマ®を用いたテンションスリング®を縫い込み、高い引っ張り強度を実現。生地に負担をかけることなくしっかりとテンションをかけて広い空間を確保できます。また、耐候性に優れたテンションスリング®が、生地劣化による破壊の危険性を軽減します。

ファイントラックHPより

天頂部の端

ファスナーはダブルスライダーを採用。
上下から開けることができる。
このため、ツエルト内部にロープを張ってセルフビレイを取ることが可能となっている。

ツエルトの両サイドを全開にして底を割るとタープ状に張れるということも売りだが、コーナーのようすを見る限り、通常のツエルトとして張るより僅かに開くだけに見える。
天井高さを上げて底を割り、家型のフロアレスシェルターのように張って、内部空間を大幅に広げることも可能。

両サイドの天頂部付近にメッシュ付きのベンチレーターが装備されている。

外から見たベンチレーターのようす。
剛性のあるストラップを縫い付けているため、きちんと換気口を確保することができる。
透湿性のある生地と効率のよいベンチレーターで結露を最小限に防ぐ。

サイドリフターを張って内部空間を広げてみた。

サイドリフターとフロアのループにロープを取ってみた。
ツエルトは横風に弱く、中央付近が凹んでしまうことがある。
こうしてロープを取れれば、ツエルトの形状を保つことができる。
(ただし、底辺はダイニーマテープで補強されていないので、引っ張りすぎると傷めてしまう。)

サイドリフターの付け根。
こちらもダイニーマテープなし。
適度に引っ張る。

底辺中央部のループ

さきほど説明したようにダイニーマテープによる補強なし。

サイドリフターを張ったところ。
内部の居住空間が広がり、快適性がアップした。
ただし、サイドが広くなるが、若干天井高が低くなる。

底辺中央部のループの内側

なんと袋状になっている。
ここにインナーフレームを差し込むことができるのか。

サイドリフターの内側

天頂部中央にストラップ2本が取り付けられている。
ランタンなどを下げることができる。

撤収後の防水透湿シートのようす。
一度使っただけなのに、こんなにボコボコになってしまった。
タイベックのグランドシートはそれほど耐久性がなさそう。
途中で傷んできたら、ホームセンターで購入しよう。

ツエルトの感想

このツエルトなら快適にPCTを歩くことができると思った。
ダイニーマテープでしっかり補強されていて耐久性は十分、細部まで丁寧な作りで信頼感がある。
PCTスルーハイクの実績があるのが非常に心強い。

天気が良ければ、積極的にカウボーイキャンプをして、夜露が心配な時はタープ状で設営、高山帯で保温力が欲しい時は完全に密閉してツエルトとして張ることにしよう。
(カウボーイキャンプとは、アメリカでタープ・テントなしで寝るスタイル。)
PCTのあとも活躍してもらわねばならないので、果敢にカウボーイキャンプで攻めてみる。

あとは固定用のロープを用意して収納袋を作るだけだな。

おわり

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『ツエルト2ロング ステルスVer.を設営してみた』へのコメント

  1. 名前:一式陸攻珈琲休憩中 投稿日:2017/02/23(木) 13:34:58 ID:75a4572df

    ツエルト2ロング ステルス

    < 名前にステルスという文言があるのがかっこいい。
      隊長、PCTは、帽子とかも用意されているのでしょうか?また、PCT以外に観光の計画なんかもあるのでしょうか?
      それと気になるのがPCT中のブログ更新の方針です。絶対、あのへんは、電波が飛んでないですよね。
      

    • 名前:karaage 投稿日:2017/02/26(日) 15:56:49 ID:04b7bb745

      観光は踏破後ですね。

      実はPCTでのブログ更新がストレスのもとになっています。
      余計な装備が増えますし。