整備作業に使っていたジムニーの車載ジャッキがとうとう壊れる

こんにちは。からあげです。

 

昨晩はよく冷えた。
最近ようやく暖かくなってきていたところだったのに、再び季節が逆戻りしてしまったようだ。
昨日のデジカメを壊したダメージからすっかり回復できていない。
おっさんの気分はどん底。もうしばらく時間が必要だ。

元気がない時は鶏肉を食べるに限る。
おっさんはいつだって鶏肉を食べてきた。
仕事で辛い時、人生に絶望してしまった時。
鶏肉を食べることでどうにかやっていくことができる。

ニワトリ達の死は絶対に無駄にはしない。
お前達の分もおっさんはしぶとく行き続けてやる!

石の下敷きにした右手薬指のようす

しばらくするとパンパンに腫れて青くなってきた。
キーボートをタイプすると傷みが走る。軽いタイプを意識してパソコン作業している。
昨日は本当に何をやっててもダメダメだった。
作業を中止して良かった。

 

ジムニーの車載ジャッキが壊れる

それはそうと、5日前ジムニーのタイヤをスタッドレスからノーマルタイヤに交換している時、車載ジャッキが壊れてしまった。
駐車スペースを平にしてやりやすいなあと思っていた矢先だった。
最後の四輪目で壊れたから良かったものの、途中で壊れていたら面倒なことになっていた。

これが壊れてしまったジャッキ。
ジムニーは去年車検を終えてすでに6年目に突入していた。

車載ジャッキは、タイヤ交換とローテーション、下回りの整備などで毎回使用していた。
このほかにジャッキはなし。

車載ジャッキで全ての整備を行っていた。
今考えるともの凄く酷使していたようだ。

その反面、メンテナンスは一切していない。使ったら元の場所に戻していただけ。
壊れたのが出先でなくて良かったと今は思うしかない。

壊れた箇所はネジ山部分。
機械式のパンタグラフジャッキで最も酷使される部分だ。
よく見るとグリス切れを起こしている。

地面は平らに造成したばかりで土ぼこりが舞いやすい状態だった。
ジャッキが陥没しないようにコンパネを敷いていたが、ジャッキを付属のホイールナットレンチで回すときに、地面に当って土がねじ山部分に付いてしまったかもしれない。

 

新たな車載ジャッキの入手

車載ジャッキがないとタイヤがパンクしたときにスペアと交換できないので、すぐに新たなジャッキを入手することにした。
スズキのディーラーに電話して純正のジャッキの値段を聞いてみると、ジャッキのみで4,260円だった。
しかも小屋からディーラーは遠くて受け取りにゆくのが大変。
そこでヤフオクで入手することにした。
たまたま、マツダAZオフロードのものが出ていた。

ちょうど3連休中だったので、届くまではしばらく時間が掛かった。
昨日、ようやく小屋に届いた。
大きなダンボール箱に雑然と放り込まれていたジャッキ。

商品はジャッキ本体とハンドル。
外観は見た目傷みはなし。
ところがよく見ると砂が付着している。

しかもネジ山部にたっぷりと。
一体どうして砂が付いているのか分からないが、商品をキッチリ確認しておいて良かった。
気づかずにしまっていたら、使うときになって慌てていたことだろう。
危ない危ない。

現状渡しと言ってもさすがにこれは酷いだろう。写真も遠目一枚だけで砂の付着は確認できなかった。実家にいればディーラーで購入するのだが。

文句を言っても始まらない!本日ジャッキの整備を行うことにした。
壊れたやつと並べて違いはないかチェックする。
AZオフロードとJB23Wまったく同一品。そらそうだOEMだから。使用上問題なし。

こちらが壊れた方のジャッキ。
真ん中のシャフトの部分だけ販売してくれればいいのだが、もちろんそんなことはしてくれない。
ジムニーのジャッキが捨ててあったら、シャフトだけ頂くことにしようか。
まあ、見かけないけど。

写真のシャフトとナットのネジ山部分が最も荷重がかかる。
機械式のパンタグラフジャッキで酷使される部分だ。

こちら側のナットは、クルクルと空転するだけで、ただ付いているのみ。
こちらの方のネジ山でも荷重を受け止めれば、力が分散されて耐久性が向上するだろうに。
まあ、こういうものだから仕方ないか。

長年の使用で穴が広がっている。
ここまで酷使される車載ジャッキはそうないだろう。
始めの頃はハンドルをかけてジャッキアップしようとしていた。

ジャッキハンドルのようす

上が新しいやつ。下が使っていたやつ。
ハンドルは荷重のあまりかからないジャッキアップの初期やジャッキダウンの時に、早回しするためだけに使用する。
コイツで無理にジャッキアップしようとすると、先のフックの部分が曲がる。

そう、以前曲げてしまったのだ!

ハンドルのフック部分。
長年の使用で傷だらけだ。

ジャッキを分解するところ。
それにしてもこれ、砂場にでも落としたのだろうか。

ジャッキを解体したところ。
ボルト4本のうち1本がどしても外れなかったので、この状態で掃除することにした。
無理して外そうとするとボルトを傷めてしまう。

インパクトドライバーにの先に付けるソケットレンチのアダプターが欲しいところ。
今度日本に戻ってから購入するとしようか。

ネジ山部分をウエスでざっと拭いたところ。
まずはグリスを拭いて綺麗にした。

機械の掃除にはブレーキクリーナーが役立つ。
圧縮エアがない環境では非常に便利。
しかし使いすぎるとすぐになくなるので、必要最低限で使う。
有害なフロンを使っていないとはいえ、無駄に空き缶が増えてしまう。

このナットのネジ山部分に付着していた砂をスプレーで吹いて綺麗にした。
ここがシャフトと同じくらいに重要なパーツだ。
大事なことなので何度も言う。

ブツブツと自分に言い聞かせるようにタイプしている。

グリスは高荷重にも耐えられるモリブデングリスを使用する。
バイク整備の時に購入したものだが、まだ全然減っていない。
黒くて付くと目立つが、おっさんは油汚れなど気にしない。
いや、逆に機械いじりの勲章だと思っている。

 

ネジ山部分にたっぷりとグリスを塗った。
組み付けてジャッキを畳んだり伸ばしたりしてさらにネジ山部にグリスをたっぷりと塗った。

整備が終わったジャッキ。
これで問題なく使用できるぞ!

ジムニーのジャッキは、上部に丸い穴が空いている。
サスペンションアームのボス(ぽっち)に差し込んでセットしてジャッキがズレないようにするためだ。
通常の一般車用ジャッキだとボディサイドのところに当てるように縦に溝が付いている。
ジムニー専用のジャッキでないと、作業中に外れるおそれがあって非常に危険。
パンクは不整地などで起きやすい。

条件が悪い場所でも最低限の安全を確保するためには専用の車載ジャッキが必要。
そのため今回は割高でも専用ジャッキを手に入れたのだ!

ジャッキは1.0Tまで荷重に耐えられる。
しかし、あくまでパンクなどの緊急時の使用を想定して作られている。
通常整備では油圧式のガレージジャッキの使用が望ましい。というようなことをディーラーの人が言っていた。

車載ジャッキは意外に安定性は良い。
ガレージジャッキは4隅のタイヤの4点で荷重を受けるが、車載ジャッキは面で受ける。
設備の整った整備工場での使用ならガレージジャッキの使用がベストだろうが、不整地の場合はベストとは限らない。

ジャッキハンドルを付けたところ。
ハンドルの使用は、低負荷時の早回しのみ。
前輪の場合は高い負荷がかかるので、ハンドルで回そうとすると無理な力がかかり曲げてしまう。

ジャッキアップ時はホイールナットレンチを差し込んで回す。
下にレンチが当ってやり難いが、力をしっかりかけて回すことができる。

 

今度これを買ってラチェットハンドルで回すことにしようか。
レンチを差し込んでだと、奥の方に手を入れなければならなくて凄くやり難い。
これも今度日本に帰って来てから。

ホイールレンチを差し込んだようす

これが通常使用。ハンドルはあくまで低負荷時の早回し。

 

これからのジャッキ使用

今回、ジャッキを壊してしまったので、油圧式のガレージジャッキを奮発して購入しようかなと一時は考えていた。
ところが油圧式はオイルシールにゴミを噛むとオイル漏れを起こすらしい。
小屋でも実家でも土の上にコンパネを敷いた上での作業になるので、気をつけていてもオイルシールが土や砂などの異物を噛み込む可能性は十分ありえる。

Amazonのレビューを見ていると、2,3回の使用ですぐに壊れただの、ジャッキダウンする時に早くて気をつける必要があるだの、いろいろ悪いレビューが書かれていた。
全天候型の屋根付きでコンクリート打ちのガレージなどでの使用なら問題ないが、素人は整備環境が整っているとは限らない。

機械式のパンタグラフジャッキなら、土を噛み込んだとしても綺麗に掃除することができる。
これまでノーメンテでジャッキを使ってきたが、これからは使用後にキチンとグリスアップすることにする。今まで壊れなかったのが不思議なくらい。
これまで同様に車載ジャッキを使ってゆくことにした。

作業性の向上のためにジャッキヘルパーを購入することにしよう。
あとはインパクトドライバーでソケットレンチを使えるようにアダプターも購入する。
ジャッキ作業や締め付け作業では、締めすぎ防止のためにインパクトドライバーは使用しない。
緩める時のみ使用することにする。
楽だからと言って機械を頼ると、たいていネジ山を傷める。
今日のジャッキの整備の時、ボルトが一本抜けなかった。
インパクトドライバーで衝撃を与えたら一発で緩むことだろう。
今後の整備のためにも用意しておきたい。

 

ふぅ~、今回ジャッキが壊れて勉強になった。
あのまま何事もなかったら、これまでどおりノーメンテで使い続けていたことだろう。
そして出先で壊れて途方にくれる。

失敗した方が勉強になる。
もっともっと失敗しよう。
その都度、勉強していけばいい。

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