San Diegoでお買い物♪

こんにちは。からあげです。

 

日本とはマイナス16時間の時差があるSan Diego、今日は朝から曇りだった。
普段は天気が良さそうみたいだが、今日に限ってどうしたというのだろうか。

長旅の疲れを癒やそうと、気合を入れてベッドに入ってみたが、全然落ち着いて眠れなかった。
大部屋2段ベッドのドミトリーというのが関係しているのかもしれない。

昨日の晩御飯はマカロニサラダだけだったので、夜中にお腹が減って目が覚めた。
早く朝が来ないかと待ち遠しかった。
7時過ぎにベッドを出るとキッチンに行った。

やかんでお湯を沸かして温かい紅茶を飲んだ。
朝飯のみ付いているということだったが、なんと晩飯もある。
多分、2食分の料金を払っているのだろう。
あまり深くは考えないようにする。

今日の朝ごはん

紅茶とパン。
パンに砂糖が付いていて食べにくかったが、タダなので(料金に含まれている)文句を言わずに食べた。
ゆで卵があると言うことだったが、全てなくなっていた!

これが朝食置き場。
大きな金属製のポットは水。
水も無料だと地味に嬉しい。

これがユースホステルの外観。
正式名称は長ったらしくて覚えられない。
遠目で見ると凄くおしゃれにみえる。

敷地内に幾つかの建物があって、そこが宿泊所となる。
フェンスに囲まれていて外から侵入できないようになっている。

食事を済ませると坂道を下って行って海まで散歩することにした。
信号のない交差点は優先道路はなし。どちらも必ず一旦停止する。
とても分かりやすくてシンプルでいい。

信号機の電柱になんとゴミ袋が取り付けられている。
ゴミ持ち帰り用に使ってね。ということだろうか?

*犬の糞などのゴミをキチンと捨ててもらうために、町中のあちこちにゴミ袋が設置されている。San Diegoは観光の町ということもあるかもしれない。

早朝の公園にやって来た。
そこらへんに転がって眠っていたり、荷物満載のショッピングカートを押したりしているホームレスの姿が見られた。

なんの変哲もなさそうな公園。

飲用できそうな冷水器あり。
しかし、これだけではない。

なんと温水も出るシャワーもあった。
ホームレスの人達も使ってくださいということか。
これは非常に嬉しい。
人通りが少ない時間帯を狙ってシャワーを浴びてみたい。

ゴミ箱と同じカラーリングの郵便ポスト

雰囲気的にこのポストに荷物を投函すると、高確率で行方不明になりそうな気がした。
景色に溶け込んで全然目立たない。
荷物を出して余計な仕事を増やすな、とでも言いたいのだろうか。

自動散水マシーン

かなり適当な設定で辺りが水浸しになっている。
スゲー適当。これがアメリカの姿なのか。

海まで歩いてゆくと、かなり面白そうな船が何隻か停泊していた。
いかにも観光客が喜びそうな雰囲気。

海上レストランのような船のとなりに潜水艦が係留されている。
もちろん観光用として内部を公開されている。
かなり気になったが、早朝のため営業されていない。

ゴミ箱

町の至るところにあって、路上に捨てられているゴミは少ない。
朝からホームレスが大きなゴミ袋を持って、ゴミ箱を回ってアルミ缶探しをしていた。
お金になるゴミを捨てると、自然にリサイクルされる仕組み。

豪華客船

船籍はヨーロッパな感じだった。
San Diegoに観光のために入港したようだ。
現役の船で見た目がかなり小奇麗だった。

独自のカラーリングを施された電話ボックス

いたずら書きはそのまま。

なんと空母が係留されていた。
まだ早朝で中に入ることはできない。
入場料は大人20ドル。かなり高額だが、入ってみたい衝動にかられる。
現役を引退してから随分経つ旧式の空母のようだった。

これは間違いない。大人から子供まで熱くさせる人気スポットだ!かなりデカくて歩き回るのが大変そう。

艦橋のズーム

マストに巨大な星条旗が掲げられていて、ゆったりとたなびいている。

船名 MID WAY

船尾にはやたらと国旗が掲げられていた。

漁港のようす

底引き網漁船か?

近くの岸壁ではホームレス達が集まってワイワイとやっていて、fuckとかkillとかの単語が頻繁に飛び出していた。
こいつらには近づいたら危険だと、言葉を聞かぬまでも分かった。

散歩を終えると、ひとまず宿に戻って一眠りした。
昼前に再度外出し、郵便局に向かう。

途中に通常の2台分もある巨大なバスが止まっていた。
名前はMTS、Metro Transfer Systemだったか。
なんだかよく分からないが、運賃が安くて使いこなせば便利な乗り物のようだった。

Santa Feステーション

Santa Feといえば、宮沢りえの写真集の名前がサンタフェだったような?
ここらへんで撮影したのかな。

当時大人気だった宮沢りえが初のヘアヌードを出して社会問題となった。

非常に高い天井の駅構内。
この絵やはりどこかで見たことがある。
アメリカで有名なAmtrakと呼ばれる電車の駅だった。

ようやく郵便局に着いたところ。

UNITED STATE POST OFFICE。略してUSPS。
今回のPCTでは、荷物の軽量化のために、郵便局留めを駆使してハイクすることになる。

Priority MailのFlat Rate(料金一律)の箱は、無料で配布している。
2週間ほど前に宿あてにRegional Box(距離と重さによって料金が変わる)を送ってもらうように手配していたが、まだ届いていなかった。
あまり期待していなかったので、別に腹は立ちはしなかった。

Flat Rate MediumとLarge、サイドローティングのMediumの箱をもらった。
貰ったはいいが、嵩張るので一旦宿に戻ることにした。

トロリーと呼ばれる赤い電車。
要するに路面電車のことだ。
鮮やかな赤色で遠くからでもよく目立つ。

この電車に乗って国境へゆく。

セブンイレブンに立ち寄って昼食を買うことにした。
日本のコンビニとは微妙に違う。
昔ながらの雑貨屋さんと食べ物屋が合体したような雰囲気。
店内は日本ほど明るくはなく、あちこちホコリが被っていて微妙に汚い。

セブンイレブンでサンドイッチを買って、市役所前で郵便のダンボールを敷いて早速サンドイッチを食べた。
経費節約のため、飲み物はなし。

大雑把な味のサンドイッチ。
3.99$、やっぱり高いような気がする。

San Diego市役所

なかなか立派な造り。ホームレスがあちこちウロウロしている。

庁舎の内部に入るためには、セキュリティーチェックを受けなければならない。
いかにも銃社会らしいアメリカだ。

帰りに図書館を見つけた。
San Diego Law Libraryとの表示があった。サンディエゴ公立図書館の意味か。自動ドアが内側に向かって開く日本ではタイプだった。

内部は静かで落ち着いていて、過ごしやすい雰囲気だった。
市外に部外者にも扱えそうなパソコンがあった。
先に用事を済ませたかったので、弄らずに宿に戻る。

片隅にはチェス盤が置いてあった。
なんだか凄く絵になる。
近所の年寄り連中が集まって、静かに熱い戦いを繰り広げるのか。

郵便のダンボール箱を置くとやって来たのは、宿の人に教えてもらったスーパーマーケット。歩いて20分。おしゃれな外観で高そうに思えたが、意外にもリーズナブルでホッとした。

店名はRalphs。アメリカのチェーン店なのか。

日本のスーパーマーケットと品物の配置はだいたい同じで戸惑うことはなし。

行き着いた先は、インスタントラーメンコーナー。
1袋25〜30¢という圧倒的な安さに惹かれた。こんなもん一袋でお腹が膨れるわけはないか…

アメリカにも単1,2,3の電池の規格があることが判明した。
これならエネループを紛失しても大丈夫だ。微妙にサイズが違ったりして。

ちなみにレジの近所に電池売り場あり。

買い物かごいっぱいに食料品を詰め込んだ。
マルチャンとニッシンの2大ブランドのラーメンを大人買いした。取り敢えずこれで様子をみてみよう!

購入した品は自作袋に入れてもらった。
随分と大きな袋だなと、袋詰の人に言われた。
この袋、意外に使い勝手がいいかもしれない。
アメリカのレジ袋は薄っぺらで耐久性がなさすぎる!すぐに処分するのは止めようか。

レジの袋詰コーナーにサングラスが置かれていた。
そこには私が欲しかったクリップオンタイプもあった。使いもしないうちからいきなりサングラスを壊してしまった!
じっくり時間をかけて選んだ。値段は16.8$(税抜き)、なぜか食料品ほど高くはない。

サングラスはセルフレジで挑戦。
直感的な操作ができて、意外に簡単だった。

交差点はたまに横断歩道のあるところがある。
なぜなのか、理由は不明。

食料品を買って宿に戻る時、セブンイレブンとは違う別のコンビニで充填可能なライターを買ってしまう。
2個でなんと7$。高い!完全にいかれてやがる!!

ちなみに電子式で信頼性は未知数。

定番のBICのライターが欲しかったが、レジ前のやつを何も考えずに買ってしまった!

宿に戻ると、もらってきたダンボールを組み立てる。
テープがなかったので、2個で6$もするやつを買った。単品はないのか?
1個でいいのに、なぜか見当たらなかった。しかも手で切れないテープ。

箱に入れると、あまり入らないことが分かった。
取り敢えず初回の食料の送り先はWarner Springs。
バウンスボックスと食料のメイルドロップスを1個にまとめる作戦をとる。
入れ忘れがあるといけないので、今日は出しにはゆかず。

明日冷静になって箱詰めしよう。

続いて燃料用アルコールを手に入れるため、ガソリンスタンドまでやって来た。
ところが、店員に英語が全く通じず、水抜き剤を購入することができなかった。

次に薬局にやってきた。
アメリカではRITE AIDと言うらしい。
ここではスマホを使って尋ねてみたが、向こうの返事が分からず。
ココには売っていないが、あそこにはあると言っていたような。そこが分からない。

San Diegoの町はかなり大きくて、初心者の私にはものの在り処が分かりにくい。
ルールがよくわからない、ロールプレイングゲームの世界に放り込まれたような気がしてきた。

HPは手持ちドルで、MPはスマホの電池。どちらがなくなってもピンチになる。

最後に本命のHardWearにやって来た。
日本でいうホームセンターだ。
ホームセンターは和製英語で、アメリカでは通じない。
こいつの存在がけっこう厄介だと気がついた。

なんとアウトドア用のガスボンベとカセットボンベまであった。ガスボンベの口金の形状は日本と違うようす。同じカセットボンベはあった。
特にカセットボンベはアメリカでは入手困難だと聞いていた。
本当のところはよくわからない。
情報がかなり錯綜している感じ。

ペンキコーナーのところのシンナーの隣に燃料用アルコールが置かれていた。
最小の容量が1L ほどの缶しか見当たらず。
仕方ないのでこれを購入した。
ついでにBICライターも購入した。

裸でライターとアルコールを持って帰ってきたので、テロリストと間違えられても仕方ない。(裸で帰ってきた訳ではなし。)

アメリカでは有名ブランドのBIC。しかしミニではない。
ミニがなかったので仕方ない。

ああ、どうしていつもこうなんだ!

BICライターはフリント式でクオリティーが高い。ぱっと見で分かった。
ただしガス調整用のノブはなし。

Hard Wearの帰り道に公園に寄ると、ホームレスがいっぱい。
そして一角に不穏な空気あり。

酔っぱらいのホームレスが何か大声で喚いている。
ホームレスを取り囲んでいる警官達。
ここアメリカでは日常で目にする風景のようだ。

通行人はだれも関心を示さない。
富が一極集中する世の中に絶望しているのだろうか?

アメリカの硬貨はややこしい。

今日はおっさんと勉強しよう!
全部で何種類あるかは、今のところ分かってはいない。

これからちょっとづつ勉強してゆこう。

QUARTER DOLLOAR

クオーターとは4分の1、つまり25¢(セント)。
きーー、ややこしい。

そしてコイツが難易度高し。
左の大きい方がFIVE CENTS。つまり5¢。100¢が1$。
右の小さいほうがONE DIME。むむ?ネットで調べてみると、なんと10¢のこと。
小さいほうが高価。これには騙される。ウギャー、なんじゃこれは?
酷すぎるだろう。

これは見ただけで分かる1¢。
使い道はよく知らない。
レジでたんまり使うと怒られそう。
チップで上げても怒られそうな雰囲気。
もらってくれそうなのは、ホームレスくらいか。

宿に戻ると、待てども待てども夕食が出ないので、クリフバーを食べてみた。
お前が有名なクリフバーなのか!って言いたくなった。

値段は1ドル25¢だったかな、高いだけあってかなり美味い。
こいつはイケる。ただし、甘い。

今日は行ったり来たりであれこれ勉強して疲れたので、外食をすることにした。
いつまで経っても夕飯が出てこないので諦めた。
海の方にある庶民的なバーガーショップのJACK in the box。
箱に入ったジャック?、可愛がられたボンボン?なんだかよく分からないが、見た目が庶民的で安そうだと分かった。

店内に入るとホームレスが居てビックリ。
悠々と食事していた。
カウンターの方にゆくと、なぜそんなにイライラしているのかよく分からないデブのお姉ちゃんが立っていた。愛想笑いがなし。アメリカではスマイルも有料なのか?
私の拙い英語に余計に機嫌が悪そう。
メニューを指で指して注文した。
ドリンクは節約のためなし。水でも飲もうかと思った。

ところが、ドリンクを注文しないとカップをもらえないシステムだった。
蓋とストローはセルフサービス。

こっちがドリンクのサーバー。
水も出るのだが、カップがないと汲めない。勝手にドリンクを飲まれないようにしている。
要するにドリンクも頼めない貧乏人は水も飲む資格はなしということか。

ホームレスがドリンクを飲んでいるのに、私はドリンクなし。
幸い、宿を出る時に水を飲んでいたおかげで、喉に潤いがあって詰まることなく食べることができた。

これからバーガーショップに行く時はたっぷりと水を飲んで喉を湿らせておこう。

ここではダブルサンド以上をバーガーというらしいく、一重はサンドイッチだって。明らかに差別だろう?
フレンチフライの発音もできなくて、姉ちゃんは呆れていた。

まあ、そんなことはいい。美味しく食べよう。

中はカリッカリに焼けてペラペラになったベーコン、そして分厚いチキン。
ソースたっぷりで意外に美味かった。
しかし、こんなもんばかり食べていたら長生きできないと思った。

やっぱり店内は汚い。
安いからこんなものか。
本場のマクドはどんなようすか気になった。

食後のあとは夜の町を散策。
まだこの辺は人が多く大丈夫に思われた。

大きなビアホール。
酔っ払いたちの賑やかな声が聞こえてくる。

LITTLE ITALY

San Diegoっ子もイタリアに憧れるのか?両方に共通するのは港町。

飲み屋街はどこも高価な雰囲気が漂っていて、私の立ち寄る場所ではない。
一晩で軽く百ドルは使うに違いない。

アメリカは貧富の格差が激しい国だと聞いていたが、実際に見ると衝撃的だった。
ホームレスが溢れているかと思えば、方やパブで豪遊する人々が大勢いる。
アメリカンドリームという言葉に釣られてやって来る人々、日本では宝くじかな。
人種を問わず、アメリカには気に入らない、危険な人間が多いと感じた。

一方で歩行者には優しい車。
たいてい譲って待っていてくれる。日本とは大違い。金持ちの余裕ってやつか?
嫌味なやつもいるし、自然な人もいる。不思議でならない。

温風が出てくる暖房機。
外で飲む酔っぱらいのための器具。無駄の塊だ。

鉄筋コンクリートの建物の上に木造建築を建てている。
素人目にも危険にみえるが、なんでも許されるのがアメリカ。

まだアメリカ2日目なのに分かったような口をきいている。
下の鉄筋コンクリ部分は再利用で経年劣化あり。

戻ってくると、宿はお祭り騒ぎだった。
なんと夕食が出ていた!いつの間に…

ご飯に焼豚、そしてトマト。
お腹が膨れていたが、栄養を付けるために贅沢言わずに平らげた。
こんなの外で食べると15$くらいはしそうな勢い。
凄く美味かった。

 

ごちそーさまでした。

 

おわり

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