トレイルエンジェルに救われた日

こんにちは。からあげです。

昨日は景色が素晴らしいご機嫌なテントサイトだったが、風が強くガサガサとツエルトがうるさかった。
今朝になっても風は収まらず、強いままだった。

本日は夜明けとともに活動を開始する。
ちょうど日が昇る少し前に目が覚めた。
周囲はすでに明るくなっていて、ヘッドランプなしでも活動できた。

この防風壁のお陰で多少マシだった。
ピッタリ一人分のスペースで気に入った。
こういう場所を見ると無性に泊まりたくなってウズウズしてしまう。

遅くやって来た彼はまだ眠っているようで、テントの方から物音がしない。
夜遅くまで歩いて、遅くまで寝ているのなら、意味がないのではないか、他人事ながらそう思ってしまった。

彼を起こさないように、そっと立ち去る。
そのまま昼間まで寝てしまえ!

展望台の下が良い避難場所になっていた。
車で乗り付けられるところは、どこの国でもゴミが落ちているのは共通するようだった。

斜面の途中に小屋を発見。
誰か住んでいるのだろうか?

今日はWater Reportを予め確認していたので、先の水場が遠いと知ることができた。
ここで水を汲むことにした。
やはりWater Reportは非常に重要。

どこから水道管が来ているのか分からないが、山の上に水が出る蛇口があった。
水を汲んだあとで、足と靴下を洗った。

本当にどこから水が来ているのかなあと、不思議に思いながら歩いて振り返ると、山の斜面に小さな貯水タンクが設置してあるのがみえた。

貴重な水を洗濯なんかに使ってしまって、自分が悪いことをしたことに気がついた。
今後二度としないと心に誓ってその場所をあとにした。

今日は風が強いため、休憩場所が限られていた。
出発時に食べたパワーバーのエネルギーが切れてきたので、岩陰に入って朝食を作る。
ご飯はマルチャン1袋とバナナ1本。

ここも貴重な水場

上の方に貯水タンクが設置されていた。
今のところは少し出たが、そのうち空になってしまうだろう。

貯水槽の水には蚊の死骸がたくさん浮いていた。
この水は馬専用と書いてあった。
水がない区間では、こんな水も浄水して飲まねばならないようだ。

昼を過ぎてマルチャンのエネルギーが切れたので、2度目の食事を行う。
風が強くて休憩場所を探すのが大変だった。

地図には載っていなかった水場に到着

たくさんのハイカーが水を補給したり、休憩したりしていた。
次の水場は、トレイルから離れた場所にあって寄り道しないといけないので、ここで汲んでおくことにした。

小さな小川には、藻が大量に繁殖していて、水を汲むと藻が入ってしまう。
フィルターで浄水すると直ぐに目づまりを起こして水の出るようが極端に少なくなった。

時間がかかるので、木に吊るしてみたが、あまりに時間がかかりすぎて待っていられない。
手で潰して圧をかけると少しは出るようになった。
何度もフィルターを洗浄して必要分の水を手に入れた。

この水場ではハイカー達がワイワイと楽しそうに話していたのだが、私はその輪に加われず。英会話能力が3歳児レベルではどうにもならない。
いや、3歳児の方がマシかもしれない。
長い一文の2,3言聞き取れるくらいだった。
悲しいことだが、ノーイングリッシュだと、疎外感を味わってしまう。

情報交換ができないのも痛い。
ゲームの難易度が高いほうが、クリアした時の達成感が凄いのだ、と自らを慰める。

気分が優れないまま、水場を出発して歩き出した。
ああ、外国に来てまで寂しい思いをすることになるとは。
しかし、アメリカには歩きに来たんであって、友達を作りに来たわけではないと、強がってトボトボと歩いていた。

ジャンクションに差し掛かった。

標識にMAGICと書かかれた段ボール箱が付けられているではないか。
ひょっとすると??

キャンピングカーのところに大勢の人がいるではないか。
ハイカーまっしぐら。

トレイルエンジェルが飲み物と食べ物を振る舞ってくれているではないか。
ありがたい。こんな山の中で冷たい飲み物が飲めるとは夢にも思わなかった。
これはマジックだ!!

美味しそうなビーフが焼ける匂いがそこら中に漂う。
沈んでいた気分が一気に晴れてしまった。

このトレイルエンジェルのおじさんはハイカーに先回りして、こうしてハイカーをもてなしているのだろう。
雰囲気で分かった。
見るからに人の良さそうなおじさんは、ハイカーたちと楽しくおしゃべりしていた。

何言っているのかほとんど分からないが、精神統一して聞き取ろうとしてみた。
するとYOGI、Kennedy Meadowsの2言だけ聞き取ることができた。
ひょっとすると、このおじさん。ハイカー達が行き過ぎたら、Kennedy Meadowsの方にも来てくれるのではないか。

ビーフが焼けると中にサンドしてバーガーの完成。
一口頬張ると、美味すぎて頬がニヤけてしまう。
さっきまで落ち込んでいたおっさんは完全に復活した!

食べ終わると、おじさんにお礼を言って先に進んだ。

エンジェルのトレーラーを出発すると、直ぐに若者たちのグループに追いつかれた。
若者に張り合っては、直ぐに潰れてしまう。
ここは自分のペースで歩くのみ。

彼らとは、昨日Mount LagunaのGeneral Storeで会っていたのだった。
ペースは早いが、それほど時間は歩いていないらしい。
今日も途中で抜かされた。
他人のペースに惑わされることなく、淡々とまずは毎日20マイルを刻もう。

日没が迫ったので、野宿場所を探しながらよそ見して歩いていると、サボテンに手をぶつけてしまう。

トゲが指に刺さってかなり痛かった。
トレイル上でのよそ見はかなり危険だ。

今日は67マイル付近のところで泊まることにした。
バーガーを食べたお陰でここまで歩くことができた。
トレイル上から一人分のスペースが見えたので、ここにツエルトを張ることにした。
読みは当たり。ピッタリと収まった。

少しだけ追加で水を浄水したが、あまりの遅さに嫌になった。
ソーヤーminiからsqueezeに変え時かもしれない。

今度水場でsqueezeを使っている人がいたら、どのくらいのスピードか見せてもらおう。
浄水に時間がかかりすぎると、タイムロスが大きくなって距離が伸びなくなってしまう。

今日は頑張って22マイル歩けたが、浄水した水を使わねばならない場合、歩く時間がなくなってしまう。

多少嵩張っても浄水スピードが早いほうがいいな。

明日は初のヒッチハイクでJulianの町に下りる予定。
車が捕まるかどうか。
他のハイカーに紛れて車に乗ってしまうとするか。

よし、今日はこれでおしまい。

おわり

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