マルチャンを買いまくる

こんにちは。からあげです。

 

昨日泊まった空港のキャンプ場。
直ぐ横を通る貨物列車の警笛の音が馬鹿でかくて参った。
高性能耳栓をしていてもハッキリと聞こえる状態だった。
夜になっても途切れることのない電車。
近くに踏切があって、余計にうるさく感じた。

朝遅くまで寝ているつもりだったが、準備もあるので8時過ぎには起き出して活動を始めた。
トイレに行こうと外に出ると、周囲一帯は霧に包まれていて肌寒い。

ツエルトに戻って作業を始めめると、外からシューという音がする。
気になって外を覗いてみると、なんと自動散水装置が作動して芝生に水やりを始めた。

テントがあろうがお構いなし。
幸い私のツエルトには水がかからず。ずぶ濡れになっているよそのテントを笑っていると、近くでカチッと何かが作動した音がして私のツエルトにも水がまかれ始めた。

透湿性のある生地で防水性能が低いツエルトは次第に浸水を始めた。
首に巻いているタオルを外してせっせと拭いていた。

コイツが自動散水装置

普段はこのように目立たないようになっているが、バルブが開いて水圧がかかると持ち上がって水を撒く。
300度くらい首を振って半径10mの範囲まで届く。

水やりは2時間ほど続いた。
そういえば、キャンプ場の看板に張り紙がしてあった。
てっきり水を止める内容だと思ってペットボトルに水を汲んでいたのだった。

嵐が過ぎ去るとツエルト内は水浸しとなってしまった。
撤収することができずに困ってしまった。

倉庫の陰で濡れたものを乾かす。
風が強かったので、陰に避難した。

Warner Springsのハイカーボックスから貰ったトレランシューズ。
とうとう穴が空いてしまった。
Amazonで同じシューズを注文して、Kennedy Meadowsに届けるように手配してある。
あと130mileほど。もってくれるだろうか。

昼過ぎ、ようやく荷物をまとめて空港を出発する。
水に濡れたのが痛かった。かなりのタイムロス。

町の大通りに出てヒッチ開始。
ところが全く捕まらず。

そこで場所を変えて再度トライ。すると15分ほどしてなんと小奇麗なBMWが止まってくれた。
以前、ピカピカのLexusが止まってハイカーを乗っけるところを見たことがあるが、正直信じられなかった。

乗せてくれたのは、ご主人が日本人のアメリカ人女性。私が日本人に見えたためなのかよく分からないが、ハイカーを見たら乗せているようすだった。

私がスーパーで買い出しをしてUPSとUSPSで荷物を送るというと、送って行ってあげるという。
なんだか夢を見ているような気分だった。

スーパーでマルチャン92個、スパム、パワーバーを購入する。
食べ物はこの3種類のみ。
足りない時は、途中で買い足す。

箱の中身より圧倒的に送料が高い。
いったい自分は何をしているんだろうと考えてしまった。

荷物の送り先がUPSだけのところもあるからややこしい。
まあ、こちらが頼むんだから仕方ない。

Post Officeに移動して荷物をまとめる。
そこら辺に荷物をぶちまけて作業する。
あとからハイカーがやって来たが、あっという間に作業を終えて出ていってしまった。
なんて要領がいいんだろうか。

USPS発送分は全部で3箱。
やっぱり圧倒的に送料が高い。
本当になにをやっているんだか。。。

お腹が空いたのでデニーズで食事。
私を送ってくれた女性は、他のハイカーを運んで行ってしまった。
荷物を発送するだけの作業だったが、なんだか凄く疲れた。

昼飯抜きで作業をしていたため、お腹ペコペコ。
デニーズは親切。写真付きのメニューで凄く分かりやすかった。

ああ、なるほどこういうことか。
請求書にチップの欄があったので、ボールペンで記入してクレジットカードで支払った。
いろいろお世話になりまくっているので、奮発させてもらった。

トイレで水を汲ませてくださいと言うと、瞬時に快諾。
Trailに復帰した途端に水場がなくなる。
町で汲んでおかないと大変なことになる。

フリーウェイの入口でヒッチ開始。
乗せて貰った女性からは、電話番号を頂いていたが、わざわざ迎えに来てもらうのは申し訳ないと思った。
そこで自力でヒッチして帰ることにした。

開始から15分。10台もいかないうちにあっさり成功!
PTC沿線の人は親切な人が多い。

昨日はヒッチポイント前で意図せずヒッチに成功してしまったため、TrailHeadに荷物を置いて昨日のところまで歩いているところ。

片道halfmile程度の距離だが、往復すると約30分。かなりのタイムロスだ。
正直これくらいなら、ズルには入らないだろうと思った。

Trailに復帰してフリーウェイ沿いを歩く。

今日は少しだけ歩いて風あたりの弱いところでCowboycamp。
一昨日の強風に懲りた。
ツエルトは食料と一緒にKennedy Meadowsに送った。
水無しの区間を少しでも軽くして歩きたかった。

荷物を下ろしてほっと一息。
ふとバックパックに目をやると、ストラップが傷んでいるではないか。
いつの間に傷んでしまったのか。

おそらくはサコッシュのストラップと擦れて傷んでしまったもよう。
これ以上酷くならないように早速修理した。
あと2000mile以上もあるのに大丈夫か?

 

取り敢えずTrailに復帰して一安心。
ヒッチは他人頼りで、早い時間は無理なので、今日のうちに戻っておきたかった。
それにまたあのキャンプ場で泊まるのはゴメンだった。

さあ、寒くて凍えそうなので、寝袋に入ることにしようか。

 

おわり

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