BISHOPの町へ地図を買いに行く

こんにちは。からあげです。

今日、INDEPENDENCEは朝から晴れの天気。
涼風が吹き抜けて気持ち良い朝となっている。
毎日早起きしてハイキングしているため、朝になると自然に目が覚める。
目覚まし時計なんて要らない。
一日休むと体はハイキングを欲しがっている。

明日Trailに戻るからな。もうちょっと待ってくれ。そんなふうに自分に言い聞かせている。

朝起きると裏手にある水道で洗濯をする。
洗濯を頼むと5$するが、お金をケチっているわけではない。
そんなに綺麗にしなくてもいい。
だいたい汗なんかの汚れが落ちたらいい。

足でもみ洗い。ついでに足も綺麗にする。

洗濯水は植木にかける。
おっさんエキスが出ていて栄養満点。

MOTEL住まいのトラックドライバーがいる。
私が洗濯をしていると声をかけてきた。
どこまで行くのだったかな。地名は忘れた。
こんなデカイトラックを運転するなんて凄いぜ。
すんごい馬鹿でかい。

敷地の片隅に勝手にロープを張って洗濯物を干す。

私がお世話になっているのは、INDEPENDENCEのCOURTHOUSE MOTEL。
相部屋だと一泊25$とリーズナブル。

裏手にはハイカー達の溜まり場の寛ぎスペースが設けられている。

このあばら家みたいのが、1泊25ドル。

1Fに2段ベットが4つ。2Fもあるがどうなっているかは不明。

新たに購入したStove。SotoのMicroレギュレーターStove ウインドマスター。私の締付けが悪かったのか、接続部分のOリングからガスが漏れて火だるまとなった。

エアマットで鍛えた肺活量で息で消火して事なきをえた。

Lone Pineのアウトドア用品店で見てもらったところ、内側のOリングがねじれていたようす。親切に教えてくれた。
そのお店の店長さんは、日本びいきの人らしくて去年Mount FUIJIに登ってきたよ。娘がたいそう日本好きで私も困っているみたいなことを笑いながら言っていた。

ところで昨日、Trailの詳しい地図を買いに隣町のBISHOPに行ってきた。
隣とは言っても、INDEPENDENCEとBISHOPは40mileも離れている。
途中、無人地帯の荒野が広がっている。

朝、同室の親切なハイカーからTrailのこと、情報源のことなどをいろいろ教えてもらった。
親切な人に会うと、あれもこれも聞くことが多い。
片言の英語しか話せないので、スマホを駆使してコミュニケーションをとる。
すると彼が持っていたJMT(John Muir Trail)の地図が詳しくて渡渉ポイントも記載されていた。
彼が言うにはBISHOPなら手に入るだろう。

そこでロングヒッチが必要なBISHOPへ行くことにした。

幸運の赤いPTCバンダナ

Trail上で拾ったもの。

町の大通りに出てヒッチを行う。
すでにハイカーがヒッチを行っていたので、彼らに声をかけて混ぜてもらう。
その白人カップルのハイカー達は渋々同意したものの、露骨に私を嫌った。
彼らの顔にお前が来るとヒッチが成功しない。
10分ほどすると、彼らは顔を見合わせて私に挨拶なしに下流側に移動していった。

何たる侮辱か。日本人の私とヒッチすると成功しない、などと。
私はヒッチは先行して行っていたハイカーがいたら一声かけて行うのがマナーだと思っていた。
実際は捕まえたもの勝ち。あとから来てヒッチして直ぐに捕まえることに成功したら、そいつが乗っていい。しかも残されたハイカーは置いて我先に走り去るのもOK。
悔しいことに、カップルのハイカーは下流でヒッチに成功し、BISHOPへ走り去った。
あとで分かったことなのだが、ヒッチに応じるドライバーはハイカーなら誰でもいいと言うわけではなく、人を見て乗せるかどうか決めているようだ。
現に1時間ほどしてようやく成功したヒッチのドライバーは日系3世の女性で、彼女の了解なしに近くのバス停にいたハイカー二人組にお前らもBISHOPへ行くんだろ。乗ってけよみたいに声をかけてしまった。
これにはドライバーはムッとしたらしいが、事情を知らない私を笑って許してくれた。
あんたたち、このJapaneseに感謝しなさいよ。私が乗せたかったのは、彼だけ。あんた達はおまけだからね。

とかなんとか言っていた。

最近、ヒッチが必須なエリアに入り、ヒッチを行っているが、それほど簡単なものではない。

ただし、onトレイルでは話は別。パチンコで言う確変状態みたいに簡単に当たる。
アメリカでもタダ乗りを許さないと思うようなケチな人間が増えたようで、空きのシートがあるのに乗せてくれる人は少ない。
私がヒッチをしていると今日は駄目なの。ゴメンネと手で合図してくる者、Fack!!という言葉を浴びせて走り去るものもいて様々。

最近コツを掴んできて、いろいろ分かってきた。
ヒッチが決まるのは親指を突き立てて手を挙げた3秒間ほど。
私がサムアップしたのを見て無反応か、センターライン寄りに行くのはまず駄目。
中には車線変更してセンターライン寄りに移る者もいる。
そこまでして乗せたくないのか。

別にヒッチを拒む人間は悪い人ではない。
いろいろ乗せられない事情があるのだろう。
それでも多くは単にケチなだけ。

BISHOPまで乗せてくれた日系3世のおばちゃんの話を聞いていると、ハイカーの図々しさもあるらしい。
人の好意に慣れすぎて、口先だけの感謝の言葉を言うのみで、目的地に到着すると、もうお前には用はない。ありがとうなあばよ。みたいな感じでさっさとどこかに行ってしまうハイカーもいるとか。
実際、そのようなハイカーと同乗したこともある。
私が編み出したハイカーが乗っている車をヒッチする作戦でのこと。

あれにはビックリ。おいおいお前。それはないだろう。
もっと感謝しろよと言いたくなった。

TEHACHAPIのPost Officeでの出来事。
私がPOで補給物資の箱詰めをしていると、女性ハイカーのグループがやって来てその1人がテープを貸してくれと言ってきた。
私がどうぞ。というと彼女はサンキューと言って使いだした。
他の女性は私の同意なしに勝手に使い始める。
極めつけは自分たちの箱詰めが終わるとサンキューと雑に言い残して足早に立ち去って行った。
テープ代をケチって他のハイカーを頼るケチな女性ハイカーたち。

Trailで目につくのは、女王様気取りで男を侍らす女性ハイカー。
ああいうのを見るとイラッとくる。そんな女はたいてい高飛車。
直ぐに顔に現れる。

あんた英語を話せるようになってからPTCに来なさいよね。

ちくしょー。馬鹿にしやがって。

助手席で英語の会話を聞いてお勉強。
最近なんだか言っていることが分かるようになってきた。
だが、私の知っている単語は少ない。

英語はなんとか聞き取れるのだが、意味が分からない。
どんどん進んでゆく会話に付いていけない。
単語の区切りがなんとなくだが、分かるとすごく嬉しい。

BISHOPの町に到着。
おばちゃんは飛ばす飛ばす。
スピードメーターを見ると時速80マイルは超えていた。
いったいどれだけスピード出すんだ。

でも荒野をゆく道路には人間の姿は皆無。
全然問題なし。

町の公衆トイレ

トイレのことをRESTROOMと言う。

デカイトイレの個室の片隅に便器がちょこんとある。
これを初めて見た時はビックリした。
おいおい、無駄にデカすぎるだろうと。

肉を食べたい。うぐ〜。

人気店のようで凄く混雑していた。

お待ちどうさま。

いやっほー。肉だ肉。

モグモグ。はあーうめー。

Ranger Station近くでのこと。

あらまあ、可愛らしいカモだこと。

むむむ。お腹の下に何かを隠しているぞ。
近づくと威嚇してくる。

しばらくすると親鳥の誤解が解けたらしく雛鳥を見せてくれた。

すっごいふわふわでかわいい。
ハイキングするようになってから、自然と動物たちと仲良くなるスキルを手に入れた。
自分でもビックリ。

なるほどね。

ちなみにアメリカのドライバー達は非常にジェントル。
歩行者優先で道路を横断しようとするとたいてい止まってくれる。
そこのけそこのけの日本とは大違い。
郊外ではぶっ飛ばすが、町の中ではスローな運転。
これには本当に凄いと思った。

Ranger Station入口

なんだか雰囲気がいい。スコップを持った謎の熊さんもいる。

忘れないうちにJMTのmapを手に入れておいた。
ハイカーから教えてもらったとおりアウトドア用品店にあった。

その店を出るとTrail上で度々会うハイカーたちに会う。
ちょっと暇だったので、彼らのところまで行ってみた。
Kennedy Medowsぶりの再会で足の早い彼らとはもう会うことはないだろうと思っていた。
彼らもシエラに相当苦戦したようでINDEPENDENCEの町に下りるとBISHOPまでヒッチしてやって来て、安宿に泊まっているという。
彼らはヒッチを成功させるのに3時間もかかったという。

彼らは私のことをガッツのあるやつだと認めてくれているようで、会う度に親しく声をかけてくれていた。
彼らはハイペースで歩いて長時間休憩をとるのに対し、スロペースな私は長時間歩いて距離を稼ぐ。
一日の終わりには必ず彼らを抜いて4,5mile先行しているが、翌朝猛追されて昼間でには追い抜かされてしまっていた。

そんな彼らからTrail Nameを頂いた。
私はいつも名前を聞かれるとYOSHIAKIと本名を名乗っていた。
メキシコ国境を旅立って早一月半の月日が流れようとしているが、未だにTrail Nameがない私。
本名を名乗ると、事情を知って同情したような顔をするハイカーもいた。

貰った名前はTOKYO JOE
なぜJOEなのかは不明。今度からお前のことをTOKYOと呼ぶから覚えておけよな。

おいおいJOEじゃないのかよ。

Trail Nameを貰ってご機嫌なおっさんはスーパーでお買い物。
ここが入口。

大きな店で品揃えは豊富

アメリカの横断歩道は横縞の他に斜めの線もある。
信号号なしでもたいてい止まってくれるアメリカは本当にジェントル。
おい、日本もこういうとこ見習えよ!

北米で大人気のトヨタのピックアップトラックのTACOMA。
ランクルより少しデカイくらい。
アメリカではこれだと小さく感じる。

幸運のバンダナを手に町外れでヒッチを開始。
町の人にバス停の場所を聞いたが、誰も知っている人がいなかった。

車社会のアメリカではバスに乗るのは低所得者層の人々のみ。
バス停の場所が分からないバスなど存在意義はあるのか?
親切なハイカーがスマホで調べてくれると、中心部から何マイルも離れた場所にあった。
そんなところに行けるかよ。

手前にJYACK IN THE BOXがあって右ウインカーを出す車が多くて紛らわしかった。

20分ほどでヒッチに成功。
同年代くらいの彼は初めてハイカーを乗せたという。
今回は特別だとか。
理由は不明。

INDEPENDENCE手前のBIG PINEという町までだったが、降り際コンビニに寄って飲み物と食べ物を買ってくれた。
さらに写真をとってくれた。
せっかくなので彼のトヨタ車の前で記念撮影。
ちなみに日本車に乗っていても日本好きとは限らない。
単にマシンが好きなだけ。これ本当。

BIG PINEでヒッチ再開。
今度は交通量が少なくHardモード。

ヒッチする時は迷惑をかけないように気をつけている。
廃店舗の前で実施。

今回は骨が折れて約50分で成功。

2台目のドライバーも普段はヒッチに応じないという。
なぜだか今回は乗せる気になったらしい。
彼女の名はCAROL。ゆっくり話してあれこれ丁寧に教えてくれた。

彼女も下り際にコンビニに寄って食事をごちそうしてくれた。

これはファーストフード店でよく見らるドリンクサーバー。
セルフ方式となっている。

彼女から教わったのだが、ドリンクはお金を払えば飲み放題らしい。
これまで一杯だけだと勘違いしていた。

日本のファミレスのドリンクバーと同じだ。


あんた、毎日歩いているんだから豆食べなさい。
タンパク質が豊富だわ。

はい、頂きます!

食べきれなかった分はTAKE OUT。
朝おいしく頂いた。

CAROL!スルーハイク必ず成功させて78モニュメント前の記念写真のはがきを送るからな。

ようやく手に入れたJMTのmap。
さらにスマホアプリGUTHOOKをインストール。別売りのオフラインmapを購入した。
現在位置を見失うと危険。渡渉できない場合、オルタネートルートで先に進む必要がある。
手持ちの地図には全て載ってはいない。
安全を考えてアプリを導入。
ただし、行動中積極的には使わない。
これまで同様、紙のmapとコンパスがメイン。

さあて、もうこんな時間だ。
バウンスボックスをまとめて出しに行くことにしよう。

おわり

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