なぜ山小屋を建てるのか

こんにちは。からあげです。

 

今日は朝から物件調査に出ていました。
一夜開け冷静になって物件を観察すると、いろいろ問題点が出てくる。
綺麗サッパリと草刈りをしているところならいいけど、草薮に埋もれたような場所だと要注意だ。
その物件内は綺麗に草刈りしていて状況が把握出来ても周囲の土地もきちんとチェックしたい。

ところが場所によっては全く手入れされていない。
ちゃんとチェックしようと歩いていると廃車が有ったり、瓦が山積みされていた場所があった。
瓦の下には産廃が埋まっているかもしれない。
物件の敷地内にはそういったゴミがなくても気に入らない。
どういう経緯で、そのゴミが放置されているのか知りたい。
所有者が捨てたのか、誰かが投棄していったものなのか。
仮に購入するとなればそういったゴミを撤去するように隣地の所有者に掛けあって欲しいと思う。
ゴミが目に付く場所で暮らしたくはない。
草が枯れればそういったゴミが嫌でも目につくようになる。
こちらの土地に影響がなければ何も言う権限はないだろうが、私は言いたい。
人様の家の前にゴミを放置するな。と
余所者の移住者にきちんとした対応してくれるかは疑問だ。
しっかり管理しているのであれば、そういったゴミを投棄されたと気づいたら役所に通報して撤去しているはずだ。
生ゴミなら自然分解されて消えてなくなるが、車が朽ち果てるまで何百年掛かるのか。それまで生きてられない。

2013-6-25-1

周囲にある看板も要チェックだ。
晴れの日には涸れ沢だが、雨が降り続くと濁流が流れる危険な沢と化すところもある。

2013-6-25-2

茂みの中にあった廃車
どれだけの期間、放置されているものだろうか。
隣地にあったものだが、冬期になると覆いかぶさっていた茂みは消えて見えるようになる。
目的の物件の隣地もしっかりとチェックする必要がある。

2013-6-25-3

ぱっと見は分からなかったが、こんもりとした小山が気になり確かめてみると、なんと廃棄された瓦の山だった。
瓦は地盤改良に利用できるが、他にも投棄されている物があるかもしれない。

とまあ愚痴はこれまで。

 

山小屋を建てる目的

ところで、最近よく考える。

山小屋を建てる目的は何なのか、と。

今でも、ローコストで生活出来るようにするという基本的な考えは変わっていない。
なるべく自分で動いて解決する。
金を掛けずに手間を掛ける。
しかし、山奥の山林が見つからない場合、人里近い、付近に別荘が建つような土地を購入することになるだろう。
そうした場合、日当りがあまり良くない場所で、付近に電線が来ているのなら、無理してソーラー発電せずに、電線を引き込んだ方が、手間が掛からないし、安上がりだ。
また、同様に水道もだ。

 

何でもかんでもローコストで手間いらずを優先させるのなら、電気、水道を引いてしまえば良い。
でも便利さを得ると必ず失うものが有るはずだ。
少なくとも、山で生きているという実感は少なくなる。
昨日紹介された物件で、除雪の心配のない舗装道路に面し、私営水道が無料で使用でき、電気、電話線も直ぐ前まで来ていてドコモの基地局が直ぐ近くにあるというものがある。
値段も予算オーバーしているとはいえ、自分でもお買い得だと思うし、別に出せない額ではない。
向かいにご近所さんもいるが、距離は少し離れているのでそんなに気にならない思う。
ただ、冷静になってその物件に住んでいるところを想像してみると、ワクワクしないのだ。
気分が高揚するようなドキドキ・ワクワク感があまりない。
想像の範囲内での楽しさしか感じない。
その物件で普通に家を建てて田舎暮らしをするのなら、本当に良い物件だと思う。

ただ、私の趣味に合うかと言えば疑問だ。
その土地であればローコストでかつ、便利ないいとこ取りの生活を送ることが多分可能であると思う。
しかし、その先が想像できない。
なんか直ぐに飽きてしまいそう。
今の山林を求めて放浪している私にはちと物足りない。
見た感じのそのまんま土地の価値は高いと思うが、その土地に秘められたポテンシャルが感じられない。
ちょっと薪拾いにと他所の土地に入っていくことは多分出来ないし、前面道路の交通量は少なくないので、人目を気にすることになるだろう。
家の前で適当な入れ物に水を貯めて全裸で水浴びとか出来ないし、うんこの始末について匂いや土壌汚染の実害は無くても、一般人からしたらイメージが悪すぎる。
実害は無くても、汚い感じがする。というただそれだけで文句を言われ排除されてしまうかもしれない。
こういった問題を想像するとそれだけで気分が萎えてしまう。

 

その土地が悪いのではなく、私には合わないのだ。
そういうことをああでもないこうでもないと考えていると、本当に人里離れた土地しか買えないことになる。
今、不動産屋に頼んではいるが、どういった物件を紹介されるのかは不明だ。
一般人にもイメージしやすいように電気水道がない仙人のような生活をしたいと伝えてはあるが。
便利をちょっとだけ味わいつつ、本格的な山暮らしもしたいという、気持ちで揺れている。
自分の心の奥底は、本格的な山暮らしを求めている。
自然、社会環境の厳しい中で耐えて生きていく毎日。
方や便利で楽しい山暮らし風の田舎暮らし。
楽を求めてしまう自分もいる。老後の心配もあるし。

自分は楽をしたくて会社を辞めたのではなく、ワクワクドキドキの連続の刺激的な毎日を送る為に会社を辞めたのだ。

これがようやく分かってきた。
確かに人間嫌いな部分もあって人里離れた山奥に住みたいのが、自分を出せる、出さなければ生きて行かれない厳しい環境で試してみたい、という部分もある。
だから、私は人が住むには厳しい環境を求めなければならないんだ、と思う。
間違って別荘物件なんか買っても幸せにはなれない。
便利で手頃な山林を買っても幸せになれない。
安心、安全なんて私には不用だ。
そんな気がする。

コメント

  1. dosB69 より:

    ウチもゴミは酷くて軽トラ2杯分出ました。
    まだ埋まっていますが諦めてひつじの放牧地にしています。
    車が入れて人目のない場所はとかくゴミが捨てられていますので注意して見て、出来たらシャベルで怪しい場所を掘り返してみた方が良いですよ。
    ウチのようにザクザクと出てくるかもしれません。
    あと、どんなに不便な場所だって自分なりのインフラシステムを作れれば快適になるので、ワクワクドキドキを大事にして良い土地と巡り会えると良いですね。

  2. 匿名 より:

    AUTHOU: からあげ
    >dosB69さん
    本当にゴミは目障りですね。
    購入を決める前にあちこち掘ってみます。
    土壌汚染の心配がないなら、値下げ交渉のカードとして使います。
    現代社会に生きているとワクワクドキドキを感じなくなってて、
    それが病的な人を沢山生み出していると思います。
    >名無しさん
    ネット圏内にPCとバッテリーを持って出かけようと思っています。
    常時繋がらなのは寂しいですが、仕方ないです。

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