憧れの川口浩探検隊

おはようございます。からあげです。

 

今朝、ご飯を食べてから久しぶりに体を拭いて下着を洗濯した。
先週まではずっと実家にいて体が異常なまでに清潔だったので、免疫力をつけるために敢えてしなかった。
服も洗濯機で汚れがリセットされて綺麗になったので、今でも汚れが全然目立たない。
しかし、あまり汚しすぎると水が冷たい冬期だと汚れの回復が面倒になるので、気温が上がって小春日和になるこの日に片付けた。

 

ところで、このブログとは別にからあげ探検隊の秘密基地というHPをやっているんだけど、なぜ探検隊なのか、ということを説明したいと思う。

私が子供の頃、水曜スペシャルという番組で、川口浩探検隊という不定期もののシリーズをやっていた。
その番組の中の川口浩という隊長に凄く憧れていた。
元は俳優だったようで、真に迫る演技は見事だった。
子供の私は、番組の予告編で放送を知ると、何日も前からタイトルだけでイメージして、今回はどんな探検になるのかワクワクしていたものだ。

 

放送当日は、親父の機嫌を損ねないようにしっかりと残さずご飯を食べて学校に出掛け、夕方家に戻ると晩飯前に学校の宿題を片付けておいた。
事前に親父に川口浩探検隊を見てよいか許可を貰っておく必要があって、その聞き方にも注意して低姿勢にお願いした記憶がある。
当時は家にはテレビが一台しかなくて、テレビのチャンネルの選択権は親父だけにあった。

ところが、事前に許可を貰っていたのにも関わらず、途中で機嫌を損ねると約束は取り消しで、途中で消されたこともあって、特に親父が酔い過ぎた時は落ち着かなくなった。
見逃した回や最後まで見ることか出来なかった回は、再放送もやっていたので、それを見るようにしていた。
まあ、今思い返せば、これも懐かしい思い出だけど、当時は本当に辛かった。

 

2014-1-24

当日、番組が始まりオープニングが流れると、テンションが上がってくる。
オープニングが終わって初めのCMの長いこと。
凄い焦らし方だったと思う。
いよいよ本編がスタートすると、まずは今回の探検の概要の解説から始まる。
隊長を囲んで隊員たちが真剣に打ち合わせや準備を行う。
そしてヘリコプターやジープで現地入りしてまずは現地ガイドと接触する。
人喰い人種や人喰いトラの捜索の時は、必ずと言ってよいほど、現地人はオーバーアクションで危険だと言う。
マイナーな外国語だからきちんと訳されているかは分からないけど、雰囲気で察することが出来た。

探検が始まるとますます盛り上って、隊員が足を滑らせて転んだり、転落したりし出す。もちろん隊長にだってアクシデントが襲う。
ピラニアに指を噛まれて危うく切断の憂き目にもあったりした。
洞窟の奥から突然コウモリの大群が出てきたりもした。
あの迫力のある効果音とナレーションは凄かった!

興奮が最高潮に達したところで、お姉ちゃんが現地を観光するところに切り替わる。
お姉ちゃんの登場シーンやCM中にトイレに駆け込んだっけ。
そして探検隊はあらゆる苦難を乗り越えて地底湖や底なし沼なんかを発見する。
もう子供の私はテレビに齧り付かんばかりで、その光景に興奮した。
時には雪男の影だとか、なんとか原人の後ろ姿だけで誤魔化されて終了してしまう回もあったが、そんなことはどうでも良かった。

 

当時、あれほどまでに興奮する番組は無かったと思う。
嘉門達夫が探検隊を茶化す変な歌を歌っていたこともあったし、ワイドショーで番組内のヤラセを叩かれたこともあったけど、川口浩は自分にとってヒーローだった。

子供心に嘘だと思った回もあったけど、内容の真偽はどうでも良かった。
あの隊員を率いてジャングルの道無き道を進む隊長の後ろ姿は、文句なくカッコ良かった。
自分も大人になったら、隊員になろうと思ってた。
しかし残念なことに、川口浩が食道がんで亡くなって、番組は完全に打ち切りとなってしまった。

 

ひろし繋がりで藤岡弘、が隊長となって一時探検隊が復活したが、数回活動しただけで中断したままとなっている。
思うようにスポンサーが付かないとか、視聴率が伸びないとかのTV局の都合があるかもしれないけど、是非復活して欲しいと思う。
あのエンディングのロッキーのテーマソングが流れる、アフリカの夕焼けの荒野の中を爆走するジープのシーンを思い出すと、今でも胸に熱いものがこみ上げてくる。
私にとって川口浩探検隊はそれほど興奮させる熱い存在だった。

コメント

  1. たけのこ より:

    一番最後のエンディング曲名がわからないままです(汗)

  2. ますだ より:

    子供の頃、「川口浩探検隊」に夢中になった自分は、中年になった今、仲間と川口浩探検隊のオマージュDVDを作り続けています。
    ナレーションの雰囲気もそのままの予告編を見ていただけます。是非、ご覧ください。
    http://mvg-museum.sakura.ne.jp/wp/%e4%bd%9c%e5%93%81%e7%b4%b9%e4%bb%8b/%e3%83%81%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%ba%e3%83%87%e3%82%a4%e6%8e%a2%e6%a4%9c%e3%82%b7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%ba%ef%bc%91%e3%80%8c%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e7%a5%9e%e8%be%b2%e6%9e%b6/

スポンサーリンク