禁酒1周年を振り返る

おはようございます。からあげです。

 

 

2014-2-27

今日は禁酒についての話。

私は去年の今ぐらいに酒を飲んでから現在まで酒を飲んでいない。
禁酒してやっと1年を迎えることが出来た。

最後にお酒を飲んだのは、上司に誘われて焼き鳥屋に行ったのが最後だ。
もちろん上司が私に会社を辞める理由を聞くため、そして留まるように説得するため、飲みに誘われた。
理由が理由だから断らずに誘いを受けて、自分のやりたい事を話した。
その時、ビールの中ジョッキを3,4杯飲んだけど、面白い話の内容では無いから、気持よく酔えなかった。

その時は、年末年始に少しお酒を飲んでからの久しぶりの飲酒だった。
あまり気の進まないお酒だったけど、上司とは最後のお酒の席だと思ったからお酒を飲むことにした。

その翌日、軽い体調不良(頭がぼんやりして胃腸がむかつく。)を感じてしばらくはお酒を控えようと思った。
毎日お酒を飲んでいると、体調の変化に気づきにくいけど、久しぶりにお酒を飲むと分かりやすい。
微妙な変化だけど感じることが出来る。

私は以前からお酒を飲むと歯止めが効かなくなる。
ほんの少しだけと言いつつ飲んでも、そのうち調子が出て来るとトコトンまで飲んでしまい、前後不覚になってしまう。
そのままどこかの路上で寝てしまうこともあったし、トイレで寝てしまうこともあった。
なんでこんなになるまで飲んでしまうのか。

 

今思うには、自分のことが嫌いだったから。
ストレスに満ち溢れたサラリーマン生活を続けていたから。

なんだかんだ言いながら、簡単にお金を手に入れられる会社勤めから抜け出すことが出来なかった。
世間体もあったし、自分に自信が無かった。

だから自分のことが大嫌いだった。
大嫌いな自分を大量にお酒を飲むことで痛めつけていたんだと思う。
そんな飲み方では楽しいお酒は飲めない。
毎日毎日お酒を飲んでは、過去のこと、現在のこと、未来のことを後悔、悩み、不安に思い、悶々とした感情に浸っていた。

 

そんなマイナス思考のループから抜け出すことが出来なかった。

 

そして思った。こうして自分をダメにするお酒は断たないといけないと。
山林探しの旅の時や登山の時にくつろいでいると、ふとお酒のことが頭に過ることがあった。
たまには飲んでもいいかなと何度思ったことか。
その度に、自分を戒めて寝袋に潜り込んだ。
目をつぶりお酒の残像を消そうとした。
そうやって何度もお酒を飲みそうになったのを、なんとか堪えてきた。

 

今、こうして禁酒1周年を迎えて思うのは、禁酒を続けてきて良かった、と。
お酒を飲むと酔ってまともな思考なんて出来なくなる。
あれこれ問題解決に向けて考えることが出来ない。

頭の中がモヤがかかったようになってしまい、意識を集中することが出来ない。

なんかやっても出来ないと直ぐに諦めてしまうし、落ち着きが無くなる。
絶えず無駄に動きまわっていただけのような気がする。
折角、考える事の出来る脳を授かったんだから、使わないと勿体無い。
馬鹿みたいに現実逃避しているだけでは勿体無い。

 

お酒を飲まないと膨大な時間とお金が手入る。

酒を飲んでいた時、晩ご飯の時から飲み始め酔いつぶれるまで延々と飲み続けた。
6時間くらいは酔ってたと思う。

毎日6時間×365日=2,190時間
2,190時間÷24=91・25

と約90日、年間3ヶ月も時間を無駄にしていたのだ。

二日酔いの時間も合わせると大変なことになる。

 

そして酒代。
缶酎ハイを3本くらい飲んでから安いむぎ焼酎のいいちこや黒霧島なんかを飲んでいた。
焼酎は二日で1升を空けていたので、毎日1,000円くらい飲んでいた事になる。

毎日1,000円×30日=30,000円毎月
30,000円×12=360,000円/年間

となる。

もちろん家飲みだけのお金だから外飲みの費用も合わせると大変なことになる。

 

年間の半分くらいは酒代を稼ぐ為に働き、そして酔っぱらい、二日酔い状態だったことになる。
人生の半分を捨てていたことになる。

 

なんという勿体無いことをしていたんだろうか!
こうやって計算してみると、いかに飲酒が無駄なことかと理解することが出来る。
思い返してみると、今まで出会ったデキる男はあまりお酒を飲まなかった。
ましてや飲み過ぎて前後不覚に陥ることなんて無かった。
ビールを1、2杯軽く飲んで、一次会で引き上げていった。
なるほど、やっぱり違うね。

 

今までの失った時間は、取り戻すことは出来ないからウダウダ言わない。
それより、これからの人生。
どうやって時間を大事に使っていくか。
それを考えていこうと思う。

 

既におっさんになってしまったが、まだ遅くない。
死ぬまで挽回可能だと思っている。
出来る事から少しずつ、自分の人生を充実させようと思う。
もう私はお酒はいらない。
それより大事なことがたくさんある。

世界各地を放浪すること、そして世界各地の秘境を探検すること。
渓流釣りもやってみたいし、真っ白な雪山を思う存分スキーで滑りたい。
トライアスロンにも挑戦したいし、ちょっと贅沢な海外旅行もしたい。

他にもいろいろあって酒に酔っている暇なんてない。
もうお酒に自分の大切な時間を奪われたくない。
もっと自分を大事にしようと思う。

コメント

  1. prire より:

    私も痛飲するクチですが、確かに二日酔いの時間も入れて何もできないので無駄だと思います。
    でもそこはたまにならいいかと自分を甘やかす事にしています。
    もしかしたら退職してストレスフリーになればやめられるのかも知れませんね。

  2. 梅酒好き より:

    夏氷を入れた梅酒が好きで、身がとろけるほどうまい。
    でも不思議なことで、夏が終わり酒が空になるとやめられる。
    しみじみ酒屋でなくてよかったとおもう。
    >現在、ほとんど収入がない状態なので、ケチになってた!
    これも注意すべき点ですね。倹約をしなければならない立場
    にあるとき、ケチの度が過ぎてしまうのも人生の一大損失
    ですからね。

  3. バッタモン より:

    二日で一升空けていたのをピタリと辞めたのはご立派。
    私はから揚げさんの3分の1程度ですが毎日の晩酌をやめれません。

  4. からあげ より:

    >prireさん
    そうなんです。
    お酒をやめられないのは、仕事のストレスも随分とあるような気がします。
    本当に飲まずにはやってられない状態でした。
    >梅酒好きさん
    出稼ぎで酒蔵に働きに来ている杜氏の人はどうなんですかね。
    仕事柄お酒はよく飲むでしょうけど、酔い過ぎては仕事にならないし。
    多分節制した生活を送っているんでしょうね。
    >バッタモンさん
    仕事を辞めるという直ぐ目の前の目標があったから、お酒を止めることが出来たんだと思います。
    しかしあのまま船に乗っていたらどうなっていたのでしょうか。
    考えるのも怖いですね。

  5. 裏方 より:

    私も、現役時代、お酒で相当体を壊しましたが、今は、月に缶ビール5杯までで、セーブできてます。(ここまで来るのに相当の努力をしましたが・・)

    なぜ、お酒を飲んでしまうかは簡単ですよね。

    人は、環境に不適応な時、ストレスが起きて、適応しなさいという体や脳からの指令が発せられます。これが、色々な欲求です。
    欲求は、状況に適応してストレスを解消することなので、快楽というご褒美があります。
    欲求がある、快楽を欲しがるということは、すなわち、現在、意識、無意識関わらず、苦しんでいるという証拠です。

    アルコール依存やギャンブル依存など、何か常に苦しんでいる(不安とか孤独感とか怒りとか、悲しみとか・・)から、その解消のために欲求が起こり続けるのだけど、苦の原因を解消するのではなく、麻薬成分で快楽を得て、欲求が満足できたと錯覚させるから、悪循環するのですね。

    からあげさんのように、ストレスのない生活ができれば、欲求そのものが小さくなるので、お酒はちょっとの努力でセーブできるようになりますね。

    私も、今はストレスがないので、お酒が欲しいという気にあまりならないし、飲んでも、もっともっとという感じになりません。
    「美味しかった」で終われます。

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