改めてサラリーマン稼業を考える

こんにちは。からあげです。

 

昨晩は雷雨となって稲光に怯えながら細やかな一人パーティーを行った。

2014-9-12-1

とは言いつつもスーパーで購入した品はいつものやつ。
近頃は随分と涼しくなったので、選べる食品の幅が広がってきた。
家に戻りロケストに火を入れて炊飯の準備を済ませると、炭酸水で乾杯だ!
雷がゴロゴロと鳴るので怖くて落ち着かない。
それでも夜の8時を過ぎる頃には雷雲が遠ざかり、付近はいつもの静けさを取り戻す。

 

今朝起きると空模様は一転して青空が広がる。
朝から気分が良いので洗濯物をしたり、寝袋を干したりする。

2014-9-12-2
 
この前の天気の良い日はうっかり寝袋を干すのを忘れていた。
左が3シーズン用で、右が冬季用の寝袋だ。
小屋の梁の上に置いている。
夏の長雨で柱にカビが生えてしまったが、幸い寝袋は無傷だった!
 
 

 サラリーマン稼業の再考

 
2014-9-12-4

 ところで、今回バイトの2回目の給料日を迎えてめでたく30万円をゲットしたんだが、あまり浮ついた気分でもいられない。
過剰なストレスで心身が消耗し過ぎてしまった。

 

ここでサラリーマン稼業(雇われ仕事)について考えてみる。

7月の半ば頃から8月の終わりまでの44日間、私はキャンプ場でアルバイトをしていた。
装備品を揃えるために30万円が欲しかったのだ。
現金収入を得るために、再び雇われの身となって身を粉にして働いた。

と言うのは嘘で、初めの頃は確かに頑張って働いていたが、途中で馬鹿らしくなって手を抜いて働いていた。
何故かというと給料分以上に働いても会社が得をするだけで、こちらは働けば働くほど疲れて損するだけ。

 

頑張っても怠けていても同じ給料だ。
クビにならない程度に働いておけば問題ない。

 

このサラリーマンの原則を思い出す。
無理して頑張って働いた結果、体を壊しても誰も面倒は看てくれない。自衛するしかない。

お金と引き換えに労働力を提供する契約を結んだわけだけど、労働者にどうにも分が悪い。
家を出てから仕事をして家に戻るまでの時間は大体10時間。
一日10時間として全部で約440時間(18日間)を仕事に捧げたのだ。
お金のために貴重な時間を差し出してしまった。

 

それにしても雇われ仕事って本当につまらない。
人から振られた仕事を淡々とこなすだけで、自発的に動くことはない。
やることがなくなったら自分で仕事を作り出して働いているフリをする。
仕事にやる気を見出そうとして無理して頑張っても結局自分に嘘をつくことになるので、途中で苦しくなってくる。
ふと途中で我に帰りアホらしくなる。

 

自分は何つまんないことやってるんだ!って。

 

誰も人から充てがわれた仕事をやっていて楽しいはずがない。
楽しくないからやる気が起きない。
やってもやらなくても同じ給料ならますますやる気が起きない。
本来の仕事よりも同僚との人間関係にも気配りしないといけないので、ますます本業に身が入らない。
飲み会や社内イベントに参加しなければ除け者にされて、仕事がやりづらくなるおかしな現実。
もうやってらんない。
あの通勤電車の重苦しい雰囲気を見れば、誰だって今の日本が幸せな社会でないことが分かる。それなのにさらなる経済発展を目指して動く社会。
もう正気の沙汰とは思えない。

もう自分には嘘をつけないし、つきたくもない。
だけど、現金収入を得るためにはやらねばならないアルバイト。
仕事はしたくないけど、お金は欲しい。
今後、どう気持ちの整理をつけるかが課題だな。

2014-9-12-3

小屋に差し込む希望の光

 

旧ブログよりコメント貼り付け

こんにちは。

>もりやさん
こちらこそ自分の思いを書いてくださって嬉しく思います。
みんなが我慢して無理して働き続けているから社会に得体
のしれない閉塞感が漂っているのです。私は自分の活動を通して仕事に疲れたオヤジ共や将来に希望が持てない若者に向けてメッセージを発し続けています。
なので反応があると凄く嬉しいのです。別に会社を辞めてBライフを目指しても結婚を諦める必要はないのではありませんか。
同じような価値観を持った女性はこの世にいくらでも居るはずです。私も若い頃から藻掻き苦しんで働いてきたのでもりやさんのお気持ちがよくわかります。
今度そういった内容の記事を書きますので気長に待っててください。

No title

はじめまして。
いつも楽しく見させてもらっています。
私はからあげさんがとても羨ましいです。
私も?発展し続けないと終わってしまう今の社会は正気の沙汰とは思えないですし、単純に働くストレスに耐え続ける自身がありません。まわりの人にこんな事を言うと社会人5年目のくせに根性がない奴だ、皆それを我慢して生きているんだという同調圧力を掛けらるだけで、いつもは心の中にしまっています。
そんな人ばかりの中、そうだよね、とブログを通じてうなづいてくれてるように感じたこの記事に嬉しくなって初めてのコメントをしています。
しかしながら私にはまだ少なくとも、会社で働き続けて結婚して子供を持って老後を迎えるという世間一般の人並みの生活を心の奥底で諦め切れていません。表面上は諦めているつもりですが、心の底から諦める事ができないのです。しかし、このまま働いていたらどちらの道も選べず生きることを諦めかねません。からあげさんは今の生活に移行する際このような葛藤はありましたでしょうか?もしあったらどうやって乗り越えたのでしょうか?参考までに聞いてみたいです。

こんにちは。

>通りすがりさん
どうもありがとう。
励みになります。

No title

いつも楽しく見させてもらってます。あまり、コメント欄には興味が無かったので
見てなかったのですが、ふと見てみたら、こんなに否定的な意見が多いとは思わなかったです。唐揚げさんが羨ましいのかな??
みんな疲れているのかしら。あまり気になさらずに、これからも頑張って下さい。

こんにちは。

>のりゆきさん
どうもありがとう。
久しぶりにそういうコメントを貰えると
嬉しいですね。

No title

いつも楽しく拝見いたしております。
が、ここにから揚げさんのブログに訪問しておきながら否定的な意見する方が多くてびっくりしております。
正しい正しくないは置いといて、僕はこういう方々の神経を疑います。
例えるなら個人経営のラーメン屋で「この味はこうしたほうがいいよ」というようなことを言う、余計なお世話の招かざる客とでもいうんでしょうか。
嫌なら他の店にいけばいいのです。
僕はから揚げさんの味が好きでこのブログを見ていますので、どうかストレス社会で無神経になってしまった方々の言葉を軽く流しつつ、から揚げさんの味でがんばってください。

No title

がむしゃらに働き、あげく心身の調子を崩して、死にそうになり、退職して1年半、やっと元気に山にも行けるようになった私から今日の記事を見ると・・・。
年金の記事の時も思ったけど、自分のことしか考えていない人だな。狭い損得勘定だな、と思います。まず、年金。あなたが年金を受給するときには、どうなっているかわからない、というのはそのとおりかもしれない。けれど、あなたのご両親の受給している年金は、いまの働く世代がささえています。
安全にお遍路にいけるのも、ネット環境も、車も、ガソリンも、この安全で治安が整っている日本に住んでいるから、サラリーマンを含め、日々がんばって働き、税金・年金を納めている人々があるからでしょう。
冒険家だって、落ち着いた豊かな国があるからこそ、商売になると思う。確かに、働きうみだしたものがすべて働いた人にかえってくるわけでもない。けれど、だからといってそれをばかばかしいといって「いちぬけた」とみんながやったら、たちいかないのが現代社会というものでしょう。「いちぬけた」というひとがいてもいいし、ときには休むことも必要だと思う。でも、そういうことができるのは、逃げ出さずになんとか働いている人たちのおかげなんだということは、忘れてほしくないと思います。また、働くって生活費(お金)を稼ぐことだけじゃないのでは?自分の能力を発揮できること、たとえばお客さんに喜んでもらえること、同僚と協力して成果をだすこと・・・。そんな働き方ができなかったのかな?

No title

最初、がむしゃらに働いていたけど、ガツガツに働いても長く持たないからマイペースで働いたってことじゃないかな。
からあげさんのバイトはお客さん相手の仕事で周りの人は見てると思うから、そんな怠けたような動きはできないんじゃないかな。
私、仕事が早くてよく注意された。
「あなた、もう終わったの?誰か確認して!」
そして合ってたら、「みんな、マイペースでやればいいんだよ。慌てなくていいからね。あなたももっとゆっくりでいい。」
私は視線を無駄にせずに早く終わらせて、休憩室で茶を飲みに行ったりして上手くさぼったりしたものだよ。やることやったからね。
だんだん会社に慣れてくると、「みんな後で休憩取ろうよ。私、みんなのアイス買ってくるわ。人が来ないか見張っててね。」
時々、みんなで休憩取って、その後、又、真面目に仕事に戻る。
そんな感じだった。息抜きも時には大事ってことだよ。

こんにちは。

>ファーマーさん
経済、技術の発展により人間が出来ることが増えてくるのは大歓迎です。
ただ、その対価が大きすぎやしないかと思うことがあります。
町の暮らしは便利で快適ですが、その暮らしを得るために人生の大半を労働に捧げないといけない。

短期のアルバイトをするだけで、食い繋いでいける気楽な社会の到来を望みます。

No title

からあげさんお久しぶりです。
資本家と労働者のどちらに分があるのか、実は大差ないか、もしくは労働者に分があるのではないかと思っています。技術力の進歩の恩恵を受けていますから。スマホだってそうですよね。
>もう正気の沙汰と思えない
からあげさんは経済成長すること自体に否定的ですか?
社会の理想的な在り方についてどのように考えておられますか?

こんばんわ

からあげさんは全部自分で作り上げているから
一層、そのように感じるように思います先日の大雨の中、ずぶ濡れで帰宅した時
俺はなんて罰ゲームを受けているんだと感じました仕事をしている時は、そんなこと思わないのですが通勤だけは、どうもダメです

No title

サラリーマンは結構守られてると思いますよ。
売り上げがなくたって基本給は貰えるし、有給もあるし、年金だって自分が払った額と同じ額を会社が出してくれるおかげで老後も安心だし、家賃補助だってある場合もあるし。
電車の重苦しい雰囲気はただ単に狭いからでしょう。雇用者の立場になれば雇用者の分が悪いと思うはずです。不景気で会社が厳しい時にもクビにならない程度に働いておけば問題ないとか思ってる労働者の給料を払わないとダメなんですから。雇用側のリスクや精神的ストレスは労働者の何倍もあるでしょう。うだうだ言ってるのはかっこ悪いです。
冒険家を生業にするのではないのですか。まあいろいろ偉そうなことを言ってしまいましたがどんな生き方をしても不条理なことはあるものですね。

 

おわり

コメント

  1. LL より:

    この手のブログをやっていると、百も承知な常識論、正論、説教を「わざわざ」言いに来る人は絶対に現れますけれど、そういう人達は不満こそあれどある程度許容できるラインまで生活が上手くいっている人がほとんどなので、セミリタイアしたがる人の心境などわからないのでしょうね。
    半フリーライド的な生活は社会が回っていないとできないのは間違いないですが、いわゆる「一般人」の生活から降りた人間に対する差別的、蔑視的な見方が色濃いのも事実ですし、もう少し生き方の選択肢の多様性が尊重されてもいいのでは、と私も思います。

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