富良野岳

こんばんは。からあげです。

今朝は昨晩から雨が降り続いていたが、予報では雨が上がるということだったので出発することにした。
今回のねぐらは山部自然公園太陽の里キャンプ場だった。
料金が無料で居心地が良かったのでつい長居をしてしまった。
テントの撤収が面倒だしテントが痛むので全て車中泊で過ごした。

富良野岳登山(2015.6.28)

登山コース
原始ヶ原登山口~原始ヶ原~富良野岳~原始ヶ原~原始ヶ原登山口

今日は昨日の疲れもあるので十勝岳南西に位置する原始ヶ原を散策する予定で出発した。
登山口に着いたころには雨が上がってくれた。

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登山口を出発してしばらくすると早速ヒグマの糞を発見する。
嫌がらせのように登山道のあちこちで脱糞している。

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誰かがヒグマのトラップに引っかかってしまったようだ。

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原始ヶ原は林道の終点から2時間歩いた場所にある奥深いところ。
川辺には青々した苔がビッシリと生えている。

クマが怖いので今日も笛を吹きまくった。

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三の沢の渡渉
苔むした石の上を歩いて渡る。

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原始ヶ原にやって来た。
見渡すかぎりの湿地帯。
当初は原始ヶ原最奥部にある五反沼まで行って戻る予定であったが、泥濘が酷く登山靴では厳しいので富良野岳に変更することにした。

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湿地帯で何度も泥濘に足を取られ靴が浸水しそうになったが、間一髪で浸水を免れることが出来た。
湿地帯を抜けると今度は砂礫の急登となる。
足がずり落ちてしまいなかなか登れない。

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振り返ると前富良野岳が眼下に見える。
山頂までもう少しだ。

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夏なのに葉っぱが赤く色づいている。

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雲海を見下ろすお花畑

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あと僅か。富良野岳の山頂は右奥となる。

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富良野岳 1912m

富良野岳(ふらのだけ)は、石狩山地の十勝岳連峰の南西部に位置し、富良野市と上富良野町にまたがる標高1,912mの山である。山域は大雪山国立公園に指定されている。
火山ではあるが、山麓の安政火口を除き、古い時代に活動を終えたと考えられる。そのため、安政火口近辺を除いて全山高山植物が豊富で、特に山頂部は夏の時期は広大なお花畑が広がる。

Wikipediaより引用

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十勝岳方面の景色
次回は十勝岳だ!

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原始ヶ原方面
なんだかゴルフ場のように見える。

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雲海の上はスカっとした青空がよく似合う。
いつになったら晴天が戻ってくるのだろうか。

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山頂付近で咲いていた花

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山頂でタッパの白米とカレーパンを食べて下山することにする。
十勝岳方面に縦走したいところだが、ジムニーを回収しに戻らねばならない。
車は便利だが、回収する手間が掛かってある意味不便。

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砂礫帯の下りは非常にスリップしやすい。

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そして再び原始ヶ原が近づくと下が泥濘んでくる。
靴を浸水させないように慎重に歩く。

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富良野岳から下山すると富良野観光をすることにした。
畑の中の道を行くと昨日登った芦別岳が見えた。
歩いても楽しい、眺めても綺麗な芦別岳
すっかり芦別岳の虜となってしまった。

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広大なジャガイモ畑
これだけあればポテトチップス一生分くらい作れるだろう。

五郎石の家

富良野と言えばドラマ北の国からのロケ地で有名だ。
そこでまずは一番奥にある石の家に行ってみた。
画像を貼付したいところだが、ネット使用不可ということなので文字だけで説明する。

主人公の親父の五郎が石を積んで作った家だった。
実際に住んでいたわけではないのでどこか違和感を感じだ。
なんかニセの生活感がにじみ出ていた。
原始ヶ原を見た後だったので余計にそう感じたのかもしれない。
都会人が好みを意識して作ったように思えて仕方ない。

私は北の国からのドラマの記憶があまりない。
親父の機嫌が悪いと見れないことが多く、再放送を見て内容を継ぎ接ぎしていたからかもしれない。
そもそもそんなに好きじゃなかった。
どこか嘘くさくて好きになれなかった。

それはそうと入場料500円を払ったのでじっくりと家を見学させてもらった。
次の山小屋のアイデアがあれこれ浮かんできた。
ドラマを懐かしむのではなく、家の構造や作り方が気になった。

 

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石の家を見たらもうお腹いっぱいになったので町に下りて食料品の買い出しを行った。
買い物カゴいっぱい買って5000円オーバーとなる。
食い物をケチると元気が出ないので奮発した。

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食料の買い出しとガソリンの給油をして十勝岳方面に車を走らせた。
途中で日本離れした景色が目に飛び込んでくる。

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今日は久しぶりに温泉に入り近くの川で洗濯をした。
2日連続登山をするだけでいとも簡単に車中泊の生活は破綻してしまう。
疲れて休みたかったが洗濯は大事な仕事だ。きちんと済ませて干しておく。

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今日の夕日は非常に赤かった。
温泉から上がって歩いていると目についた。
樹木が邪魔にならない開けたところで見たかった。

ああ、気づくともうこんな時間となってしまった。
明日は登山は止めてどこか景色の良いところでゆっくりすることにしよう。

 

走行ルート

走行距離     116.7km
ガソリン給油 燃費18.0km/L
ねぐら    吹上温泉露天の湯駐車場

 

おわり

コメント

  1. JB23Wー09 より:

    五郎 石の家「ネットだけ」使用禁止と…?理由が知りたかったですね。スマホの時代に無茶な話。
    燃費凄いです!私の場合ほぼ常時二人乗車で家に帰るのに3速で3000回転以上回さないと登れない坂道を10分ばかり、条件厳しいですが13km/l〜14ってところです。コレでもJA22よりずいぶん良くなってるのですがw
    オフロード4WDで18なんて奇跡の様な燃費です。
    ありがとうございます。

    • karaage より:

      著作権があるのでしょうか。

      北海道はフラットで真っ直ぐな道が多いので高速よりさらに燃費が良くなります。
      機会があれば燃費向上の運転についての記事を書こうと思います。

  2. タッキー より:

    石の家は造るという可能性があるんですね。
    土地を安く買って安い家を建てれば登山への拠点ができて良いですね。

    僕も若いころ公務で愛知県境の長野県下伊那郡の山の中を希望して赴任したことがありますが、本当に滝とか山とかしかなく公務3年の勤務はさすがに厳しかったです。
    水道の蛇口から山椒魚が出てくるほどクリーンな山の中でした。
    やっぱり札幌のような都会生活が良いです。

    登山と山の生活は違うと思います。登山は楽しそうです。

    北の国からは長編なので全部見てませんが、
    裕木奈江が出てくる92年巣立ちが良かったです。
    裕木はおばさんになっても可愛いです。
    http://www.youtube.com/watch?v=ER3qZSmHXtA

    • karaage より:

      北海道にも拠点があれば良いでしょうが、環境が厳しく維持に手間とお金が掛かるので車をすみかとするのが安上がりとなるでしょうね。

      蛇口から山椒魚はびっくりです。

      綺麗な人はいつまで経っても綺麗ですね。維持するのに努力しているんでしょうけど。

  3. 人間のクズ より:

    クマにだんだんと近づいてきていますね
    知り合いの人が北海道にツーリングに行ったときクマを2回見たと言っていました
    隊長ならきっと自慢のナタで仕留めてくれると信じています
    隊長の北海道探検の話をBライフラジオで聞いてみたいです
    出演などは考えていらっしゃいますか?

    • karaage より:

      ナタは撃退用です。熊とまともにやりあう気はありません。

      Bライフラジオ聴くのは楽しいですが、出るのは今のところ考えていません。

  4. 北風 より:

    以前廢オイルの防腐利用等について書き込んだ者です。
    これから北風と名乗りますね。

    北海道楽しんでいますか?
    夕張界隈で五郎の石の家を見たのでしたら、こちらの拾ってきた家の方が良いですよ。
    小屋暮し、小屋建築にとても参考になるテクニックが満載です。
    是非見学して置く事をお勧め致します。
    http://www.furanotourism.com/jp/spot/spot_D.php?id=402

    後、富良野にはソフトクリームで有名なお店があります。
    http://www.recruit-hokkaido-jalan.jp/guide/g02005
    たまには良いのでは無いでしょうか?

    それから、これから道南方面を探検する事がありましたら、「自由旅」という無料のゲストハウスをご利用すると便利ですよ。
    そこのオーナーさんは、趣味で近くの山や新撰組の研究などをしている方で、熊や山の事に大変詳しいです。
    一緒に凄い経路で登って案内してくれたりもしますよ。

    行ってみてはどうでしょうか?
    これから探検家としてやっていく事の参考になると思います。

    それでは北海道探検の記事を楽しみにしています。
    頑張ってください。

    • karaage より:

      どうもいろいろ情報ありがとうございます。

      道南方面は今回行けるかどうか今のところ不明です。
      道央と道東を中心に楽しみたいと思います。

      吹上温泉は良いですね。もちろん入りました。

  5. 北風 より:

    度々すみません。
    後、こちらの無料温泉には行きましたか?
    http://www.food-travel.jp/hokkaido/fukiageonsen.html

    標高1000mの温泉なんか中々体験出来無いと思いますよ。
    ちょっと熊が怖いですけどね(笑)

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