斜里岳

こんにちは。からあげです。

今日はナイスな一日となった。
それでは昨日の様子から説明しようか。

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昨日は斜里岳登山口にある清岳荘の駐車場で車中泊した。
鉄筋コンクリート造りの立派な山小屋だ。

清岳荘(せいがくそう)

営業期間 7月頃~10月初旬まで
宿泊定員 50名
素泊まり 大人 2,050円 子供 1,020円
     (トイレ、駐車場利用料含む)
車中泊  一人 510円(トイレ、駐車場利用料含む)
日帰り駐車料金  1台 100円
トイレ利用協力金 1回 100円

清岳荘の利用料金は以上のようになっている。
小屋は素泊りだけで食事の提供はしていない。
この中でお得なのは車中泊だ。駐車料金、トイレ使用料込みとなっている。
車中泊ではトイレは小屋内、水は小屋外の炊事場を使用する。
ただし、飲用する場合は煮沸消毒が必要だ。
(週に2回ほど麓からタンクローリーで水を運んできて地下の貯水槽に入れているようだ。)
小屋にやって来る前にどこかで水を汲んでおいたほうが、手間と燃料がかからなくていい。
ほとんどのお客が小屋泊まりなので、駐車場はプライベート空間となって熟睡出来る。
夜間車が入ってくることもあるが、ヘッドライトで照らされないように目隠しをしていれば気にならない。
わずか510円で登山口に泊まって朝一で出発できる。
車中泊は非常にお勧めだ。

参考リンク 斜里岳登山ガイド 山小屋情報

斜里岳登山(2015.8.17)~清岳荘より

登山コース

清岳荘登山口~旧道コース~斜里岳~新道コース~清岳荘登山口

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0500 登山口 発

今朝は3時に起床して活動を始める。
食事と荷物を用意を済ませると清岳荘のトイレで大をする。
空を見上げると雲は見当たらない。
逸る気持ちを抑えてまずは登山ポストのノートに必要事項を記入する。
全ての準備が整っていざ出発だ!

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登山口から森の中をしばらくゆくと林道に出る。
林道歩きはウォーミングアップに丁度良い。
慌てずゆっくり歩く。

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林道終点から一の沢川を遡ってゆく。
所々で渡渉を行う。
100名山で登山者が多いためか、石は滑りにくい。

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0535 下二俣(しもふたまた)

下二股からは旧道コースで登る。
旧道コースはそのまま一ノ沢川を遡り滝が連続する。
川沿いは涼しくて暑さで全身汗まみれになることはない。
昨日の摩周岳とは違いアブがいない。
快適な旧道コースだった。

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川沿いの変化に富んだコースで歩いていて退屈することはない。
石はそれほど滑らず、プチ沢登気分を味わえる。

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霊華ノ滝
水量は少ないので流れの横を靴をほとんど濡らさずに登ってゆくことが出来る。

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外界の方はガスの下で曇りとなっているが、上の方は晴れ渡っている。
山の天気予報を調べても麓の天気なので、参考にならないこともある。

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0640 上二股(かみふたまた)

旧道コースと新道コースの合流地点の上二股にやって来た。
随分と水量が少なくなった。
これからもうしばらく一ノ沢川を遡る。
上二股の登山道脇には、本コース唯一の携帯用トイレブースがある。

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一ノ沢を登り詰めて馬の背へと続く急登の途中で視界がひらける。
南斜里岳方面が綺麗に見える。

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0710 馬の背

馬の背は見晴らしの良い絶好の休憩ポイントだ。
風が吹き抜ける中で火照った体を休めてクールダウンする。
馬の背から山頂方向を見上げる。
山頂は右奥のハイマツが少し剥げているところ。

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斜里岳神社からは山頂までもうすぐだ。
山頂に立つ人影が見える。

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斜里岳 標高1,547m 日本百名山

0725 斜里岳 山頂

地図上の高さは1,547mとなっているが、山頂の表示では1,545mとなっている。
山頂から周囲を見渡すと、雲海が広がっている。
天気はまずまずの好天だ。じっくりと景色を堪能する。

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知床方面を望む。
羅臼方面の山々が雲海から薄っすらと頭を出している。
三角点は山頂東側の少し下がったところにある。

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二等三角点
最近、やり変えたのだろうか、しっかりとした造りとなっている。

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知床方面のアップ
知床の山が私を誘っているような気がする。
「早く来い。普段味わえない、楽しくスリリングな経験をさせてやろう。」

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南斜里岳方面
南斜里岳山頂は奥左手の尖ったピークだ。
標高は1,442.2m、途中の1508mピークまでは薄っすらと踏み跡が見えた。

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三井コース方面
距離が長く登山者が少ないマイナーなコース。
清岳荘側からと比べて標高差で250mほど登りが多い。

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旧道コースを見下ろす。
川沿いを歩くコースは非常に面白かった。
今日は天気も良く時間に余裕があるので、山頂でゆっくりと景色を楽しむことが出来た。

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0830 上二股

下山は新道コースとする。
上二股過ぎの竜神の池にやって来た。
神の子池のように湧き水が溜まって池となっているようだ。
若干青みがかっていて水は非常に澄んでいる。
隅々まで見たが、生物の姿は見当たらなかった。

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熊見峠に向かってハイマツの道をゆく。
開放感抜群の尾根歩きだ。

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下の方からジワジワとガスが上がってきた。
「ボーナスタイムは間もなく終了します。」と遠くの方からアナウンスが聞こえたような気がした。

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斜里岳を振り返る。
山頂付近まで緑が濃い山だ。
晴天に恵まれて非常に楽しい登山となった。

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0910 熊見峠

名前からして熊がいそうな感じがするが、本日の登山では熊の痕跡や気配を感じることは無かった。
展望がないのが残念だ。
ここから一気に一ノ沢川まで下ってゆく。
スリップし易いので注意する。

0950 下二股

1030 登山口

下山途中で真新しいタオルを拾った。
登りの時にすれ違った人が首に巻いていた記憶があったので、ペースを上げて下る。
何人かに追いついたが、生憎持ち主では無かった。
自分も以前タオルを落としたことがある。
ザックに付けて歩いて乾かしているうちに、木の枝に引っ掛けて落としてしまった。
持ち主が見当たらなかったので、登山ポスト脇にかけておいた。

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山から下りると水浴びスポットを探す。
昨日林道を走って気になった場所を当たってみた。
するといい感じのスロープがあって川まで下りることが出来る良好な水浴びポイントを発見した!
早速、海パンに着替えて川に入る。
雪解け水ではないのだが、川の水は非常に冷たい。
浅い川で横になるも、冷たすぎて1秒ほどしか入っていられない。
タオルを濡らして全身を拭いて綺麗さっぱりとなった。
ついでに洗濯も行う。
水浴びと洗濯はセットで行うのが車中泊の基本となる。

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帽子が汚かったのでもみ洗いすると、薄くなっていた頭頂部分が破れてしまった。
軽く力を加えただけでも、傷んだ生地は耐えられないようだ。
今後は水に浸けておくだけにしようか。
本日の宿泊場所に着いてから破れた箇所を直しておいた。
あとどれだけ保つかは分からないが、もう少しだけ使いたい。

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今日立ち寄ったスーパーで玄米の5kg入り袋を発見した。
いつも食べている30kg7000円の米に比べたら随分と割高だが、旅行中なので仕方ない。
5kg入りの袋があるだけでも有り難い。

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オシンコシンの滝

明日から数日天気が崩れるようだが、斜里町付近に留まっていても仕方ないので先に進むことにした。
ウトロの手前で大きな滝があったので立ち寄った。
落差50m、途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれている。

これからしばらくはウトロ付近で滞在する予定だ。
天気の回復を待って羅臼岳登山と行きたい。
羅臼岳から硫黄山まで縦走したいが、帰りのことを考えるとバスの時間を調べる必要がある。
縦走の前に羅臼岳を日帰りで登って山の様子を見ることになるかもしれない。
よし、そろそろ晩御飯にしようか。
昼飯にフランスパンとトウモロコシを食べてようやくお腹が空いてきたところだ。

走行ルート

本日の走行距離 64.3km
本日のねぐら  道の駅「うとろ・シリエトク」

 

おわり

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