全てが嫌になった

こんばんは。からあげです。

 

昨日はいつも以上に静かな夜だったが、精神が高ぶって眠れなかった。
警察、キャンプ場責任者、イベント現場責任者、近所の別荘の人、草刈りをしていた地元の人との話を思い出すと無力感でいっぱいになった。
みんな私が思うほど騒音を気にしていない。
あれほどの爆音だったのになぜなのか。
これではまるで私がただの変人でイチャモンをつけているクレーマーではないか。
私がいなければ、平穏に丸く収まっていたのではないのか。

 

もう、何も考えたくはなかった。
しかし、当時のやり取りが脳内で何度もリピートされる。
眠れない。
周囲の白い目。
なぜそんな目で人を見るのか。
結局、私がいなくなれば済むことなのだ。

私は居ても立ってもいられなくなった。
もう、この場から一刻も早く逃げたかった。

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夜明けとともに活動を開始する。
昨晩はほんの僅かしか寝られなかった。
朝食と昼の弁当の用意を済ませると荷物を手早くまとめる。

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間もなく迎えるJimnyの車検のため、工具類を忘れないように車に積み込んだ。
細かなものは実家の方で調達すればいい。
荷物を出してガランとした小屋の中。

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大事なロケストだけは、雨に濡れないように小屋の中に入れておく。
灰は外の穴に捨てておいた。

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ブルーシートタープの支え棒を外して風に煽られにくくした。
ブロックの穴に骨組みを通して固定した。

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トイレは用を済ませるとかき混ぜて便槽の上に波板を載せておいた。
いつもの密閉性の高いコンパネのフタだとバクテリアの活動が悪くなるかも知れない。
隙間から空気が入るように波板でフタをした。

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今日は一刻も早く小屋を出たかった。
こんなにも惨めな出発は山梨に越してきてから初めてだった。
田舎が嫌になった。

 

小屋を出るとどこにも寄らずに車を走らせた。
忌々しい土地から早く離れたかった。
となり町に着く頃になると随分と気分が楽になってきた。
惨めな気分の時は、車を運転するに限る。
Jimnyだけは私に忠実で言うことをきいてくれる。
間違ってもオートマでは駄目だ。
機械が勝手に変速してしまうので、気分が非常に悪くなる。
マニュアルがいい。いや、マニュアルでないと駄目なのだ。
単調作業が気を紛れさせる。
Jimnyとの一体感がせめてもの慰め。
私のことを理解してくれるのはJimnyしかいない。
この世界でのけ者にされて、ポツンと孤立してしまった。

 

いや、これでいいのだ。
今の私には余計な人間関係は邪魔なだけだ。
自分の道を突き進む絶好の機会ではないか。

と自分を励ましているが、しばらく時間が掛かりそうだ。
取りあえず、今日はもう寝よう。
いろいろ疲れた。

 

おわり

コメント

  1. HITOIKI より:

    初めまして、HITOIKIと申します。
    お気持ちお察しします。
    読者の一人として、そんな落ち込んだ時でもブログの読者は応援していると声を大にして叫びたい気持ちです。
    僕だって孤立無縁な気持ちになることはありますが、なるようになるとじっと我慢してます。
    勇気を持とう。

  2. 大泉原人 より:

    スピーカーの向きや地形等の関係で
    からあげさんの所が局地的にうるさかったのかも
    しれませんね

    小屋の防音性が高ければまた違ったのかもしれませんし

    二重サッシやログの別荘だと遮音性高いですからね

    私も神経質な方なので伐採とか工事でうるさい時は
    ノイズキャンセルヘッドホンを使ってます

    • karaage より:

      どうなんでしょう。
      私の住んでいるところが特別煩かったとは思えません。
      ヘッドホンは電気を使うから駄目ですね。
      やっぱり居ないに限ると思います。

  3. shin より:

    自分は駅からすぐの場所に住んでいた時に窓を開けると車の音がうるさいので耳栓をして音が聞こえないようにして、大音量でパソコンで音楽を聞いていた時がありました。

    • karaage より:

      山の中で耳栓をしていると、無防備になって危険なんですよ。
      しかし、そんなことも言ってられませんね。

  4. 小々夢 より:

    毎日楽しみに読ませていただいてます、唯一の拠り所での騒音、心中察します、私もきっとからあげさんと同じことをしたと思います、なぜ周囲の状況を想像できない人達ばかりになってしまったのか、悲しい時代です。

    • karaage より:

      文句を言われたら考えようというスタンスなんでしょう。
      でも、彼らは警官から注意を受けても止めませんでした。

  5. にっし~ より:

    もしかして、隊長自身が音に敏感に反応しやすい体質(耳質?!)なのではないでしょうか?

    >>警察、キャンプ場責任者、インベント現場責任者、近所の別荘の人、草刈りをしていた地元の人との話を思い出すと無力感でいっぱいになった。

    上記の部分読んでたいへん気になりました。
    要するに隊長以外全員、『別に騒音だと思ってない』と読めました。

    もしご自身が音に敏感である、ことを自覚されていないのだとしたら、
    ほんとに「クレーマー」とか悪者に仕立てあげられかねないので、
    注意が必要かもしれませんね。

    • karaage より:

      私が敏感ではなくて、周囲が鈍感なのです。
      テレビによって汚染されてしまったのでしょう。

      今回の一件で私の存在が知れ渡ったと思います。注意します。

  6. おはようございます。

    私も自分の手足の延長のように動くマニュアルジムニーとの一体感が好きです。

    ところで、
    自然豊かな場所に人工的な音を持ち込む人たちの気が知れません。
    スキー場や海水浴場で大音量の音楽・・・バカじゃないかと思います。
    最近はやりの夏フェスってあるでしょう。あれも全く理解できません。私は音楽は好きですが、ライブは基本的に防音も音響も整った室内でやるものだと思うのです。
    自然そのものを楽しもうとしている人たちにとっては迷惑な騒音でしかありません。

    聴力障害がおきるであろうパチンコ屋に一日中いたり、見てもいないテレビを常にBGM的につけっぱなしにしていたり、そういう人たちにとってはキャンプ場の馬鹿騒ぎくらい平気なのかもしれません。
    そして、厄介なことに今の世の中、そちら側の人間が多数派のようです。

    少なくとも私は、隊長側の人間ですよ。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      渓流釣りをする人は本当に静けさを好みますね。
      山奥の沢沿いを歩いている時にひっそりと釣りをしている人が居てびっくりすることがあります。

  7. c より:

    からあげさんってかわいい人ね。こんなことぐらいで落ち込まないでよ。川口隊長に恥ずかしいじゃない。私たちあなたの味方だよ。

  8. ぽんたちゃん より:

    都会の人は考慮できるんですけど、
    田舎の人は考慮できない人が多いですね。
    傍若無人な人が多い印象です。
    1.自分の庭でごみを燃やす人がおおい。煙で煙たい。ビニールも関係なし。
    2.大声で騒ぐ。
    3.ゴミの分別ができない。なんでも間でも捨てていく。
    4.注意しても無視する。大声で威圧する。
    5.大声でしゃべる。
    なお、警察はたいした成績にならないのでやる気はないです。
    100番通報するのはよいと思います。通報すると履歴をとって
    記録する義務があるそうです。

    • karaage より:

      どうなんでしょう。
      近所付き合いをしていないので分かりません。

      私は都会からやって来る人間の方が気になりますね。

  9. obachan より:

    はじめまして。
    楽しく読ませていただいております。
    私も騒音について日々我慢して生活していますので
    隊長のお気持ち、よくわかります。

    静かな環境になじむと、更に他の音が耳障りになります。
    私は、そばで人が新聞をめくる音さえ騒音に感じるくらいです。

    これからも小屋の話や、東北の話題、楽しみにしております。
    私も玄米食です。いつもおいしそうな玄米ですね。
    お体にきをつけて。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      気分を新たに東北に向けて準備を進めます。

  10. 人嫌い仕事辞めたい より:

    いつも読んでます!
    はぇー、山奥でも騒音があるんですか。
    静かなところを探していたのにショックは大きいでしょうね…
    しかも、ウザい連中ほどこっちが望んでないのに
    寄ってくることありません?
    ホントに辟易しますよねー

    • karaage より:

      都会からやって来る人間はたいてい騒がしいです。
      子供みたいに直ぐに物音をたてます。
      多分怖いんでしょう。

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