ガスの中の四阿山

こんばんは。からあげです。

今日は、群馬県と長野県にまたがる四阿山(あずまやさん)に登ってきた。
今回の旅は、観光には脇目を振らずに登山に専念する。
ここのところ200名山ばかり登っていたので、気分を変えて100名山にした。
では早速、登山の様子をアップするとしよう。

四阿山登山~2016年7月2日 あずまやさん

~鳥居峠林道終点登山口より日帰り往復~

 

コースタイム

06:45登山口~07:10的岩~07:45古永井分岐~08:15嬬恋清水入口~0830菅平高原分岐~08:35四阿山~09:00嬬恋清水入口~09:03嬬恋清水~09:45古永井分岐~10:05花童子の宮跡~10:30登山口

歩行時間 約3時間45分(休憩時間を含む。)

 

登山ルート

鳥居峠林道終点登山口アプローチ

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登山口の入り口は、県境の鳥居峠(とりいとうげ)から入る。
舗装路の左手に見える砂利道が鳥居峠林道だ。

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林道のゲートは4月下旬から11月下旬まで開放されている。

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林道はよく整備されていて走りやすい。
車高の低い普通車でも問題なく登山口まで行くことが出来る。

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途中で一箇所、二股の分岐がある。
ここを左へ曲がる。
目立つ場所に登山口の標識あり。
林道入口から2キロ走ると終点の登山口のある駐車場にたどり着く。

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駐車場は山陰になっていて電波の入りが悪かったので、林道入口入って直ぐの枝道のふくらみのところで車中泊した。
誰も来ることはなくて静かな一夜を過ごすことが出来た。

今日は4時45分に起床した。
食事を済ませると登山口までやって来た。
食事中に入っていった車が停めてあった。

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鳥居峠林道終点登山口

駐車可能台数 約10台
簡易トイレあり、水場なし。
登山のアンケートポストあり。(登山ポストではない。)
募金箱あり。(トイレ、駐車場整備に充てる)1人200円
docomo辛うじて電波が入るが、通信は不安定

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登山口から的岩(まといわ)経由と花童子の宮跡(げどうじのみやあと)経由の道があるが、登りは的岩経由で登ることにする。

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歩き始めは涸れ沢沿いをゆく。

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しばらくゆくとカラマツ林となる。
綺麗に植林されている。

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的岩に向かって登っているところ。
上の方が明るくなってきた。
もうそろそろかな。

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的岩(まといわ)に到着した。
なんだか石垣のような岩がある。
分岐から直ぐのところにある。

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的岩に沿って下りてゆくと視界が開けた。
ここは本当に不思議な岩場だ。
なんとこの的岩は国の天然記念物に指定されている。

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今度は登って行って端っこを見てみた。
なんだか薄っぺらの岩だ。

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的岩から尾根沿いを歩いてゆく。
視界を遮っていた樹木がなくなって視界が開けた。

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遠くに見える浅間山はガスの中。
今日も姿を現してはくれない。

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タテヤマウツボグサ

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下を向いて垂れ下がった花。
これはなんだろうか。

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ハクサンシャクナゲ

なんと1株だけシャクナゲが咲いていた。
日当たりが悪くて開花が遅れたのだろうか。

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菅平高原(すがだいらこうげん)方面

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東屋がある古永井分岐(こながいぶんき)までやって来た。
的岩経由と花童子の宮跡経由の道がここで合流する。
先行していた登山者は花童子の宮跡経由で登って来たようだ。

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東屋を過ぎるとようやく景色らしいものが見えてきた。
しかし、上の方はガスに包まれている。

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雰囲気の良い尾根を登ってゆく。
徐々にガスに近づいてきた。

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見晴らしの良いピークを越えると一旦フラットな道となる。
次第にガスが濃くなってゆく。

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水場の入口に到着した。
まだ水筒の水はたっぷりとあるので、帰りに寄ることにした。

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山頂に近づくにつれて地面の様子が変わって来た。
いかにも火山で出来た石という感じがする。

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上部の方は笹に覆われている。
登山道にせり出した葉っぱでズボンを濡らした。

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菅平高原方面の分岐を過ぎたあたり。
分岐は二箇所ある。
木の階段が設置されているが、地面が陥没して傾いているので微妙に歩きにくい。

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山頂手前の神社。

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かなり新しい感じがする。
さらに奥へと進んでゆく。

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石を積んで作った祠の中に小さな社がある。
奥行きがあるので、中に入って避難出来そう。
緊急時ならバチは当たらないだろう。

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四阿山(あずまやさん)山頂 2,354m

さらに進むと山頂標識のある場所に辿り着いた。
ここが山頂らしい。
地図を見ると少し先に行ったところに三角点(2333.2m)がある。
ガスで何も見えない状態なので、無駄なことは止めて山頂で引き返すことにしよう。

山頂はガスに包まれて強風が吹いていた。
じっとしていると寒くなって来たので、さっさと下山する。

四阿山(あずまやさん)は長野県と群馬県の県境に跨る山。標高2,354m。日本百名山の一つに数えられている。吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられている。
四阿山の南山腹には複輝石安山岩の大岩脈があり、六角柱状の俵を積み上げたような奇観を呈し、四阿山の的岩として国の天然記念物に指定されている。

Wikipediaより

 

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新しい社の周りに積み上げられていた石。
綺麗な積み方でつい目を奪われてしまう。

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帰りは水場に寄ってゆく。
笹の斜面をトラバースする時に根っこで滑らないように注意する。

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嬬恋(つまごい)清水

標高2,179mに位置する関東最高地点の湧き水。
古くは四阿山信仰の山の霊水として崇められ、この地で修行した山伏や修験者を支えた命の水、別名「熊野清水」とも言われていた。
現在は、山体に祀られている白山比●大明神や大和武尊にちなんで「嬬恋清水」と呼ばれている。

水量は少ないが、年中涸れることのない湧き水らしい。
手で掬って飲んでみると凄く旨い。
景色は駄目だったが、水が美味しかったのでヨシとしようか。

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ところどころにある木の階段。
濡れていると滑りやすい。

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下山してくるとガスが晴れて景色が見えるようになった。
下に見えるのは田代湖だ。

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別に大したことのない湖だが、なんとなくズームで撮影してみた。

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気持ちのよい尾根を下ってゆく。
本日の見せ場はここ。

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ヒメシャジン

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岩陰に咲くメアカンキンバイ(たぶん)

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花のアップ

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浅間山はガスに包まれたままだった。

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コメツガの新芽

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麓のキャベツ畑を写した。
嬬恋村はキャベツ畑だらけ。

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ニッコウキスゲ

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花童子の宮跡(げどうじのみやあと)

古永井分岐から花童子の宮跡経由で下りてきた。
ここだけ樹木がなくて視界が開けている。
高山植物が咲いて少し賑やか。

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登山道脇にある石碑

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帰りは花童子の宮跡経由で下山して正解だった。
的岩経由に比べて視界が開けていて開放的で傾斜はゆるやか。
もうそろそろ登山口かな。

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おっと、もう登山口に戻ってきたか。

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朝に比べると車がかなり増えていた。
梅雨時とはいえ、やっぱり百名山だけある。
空いている時に来れて良かった。

 

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四阿山から下山すると須坂の方に降りて行った。
ぶどう畑を抜けて市街地に入ると、異様な蒸し暑さに包まれていた。
凄く暑くておっさんは参ってしまった。
途中、臥竜公園(がりゅうこえん)によって飲料水を補給した。
なぜか小さい子連れの家族ばかりで居心地が悪かった。

その後、スーパーに寄って買出しをした。
玄米5kgで約2,000円だった。
いつも30kgで6,000円くらいのコメを食べていると言うのにこれはかなりの高級品だ。
しかし、なんで玄米は小袋しか売っていないんだ。
本当に日本人は玄米が嫌いだ。
きっとテレビに洗脳されてしまったのだろう。
本当にそう思う。

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明日の登山に備えて岩菅山(いわすげやま)登山口近くで車中泊する。
細い道を入って行ったところの行き止まりで誰も来ることはないだろう。
さっき、一台だけバイクが来ただけだ。
暗くなれば闇に紛れて気配を消せる。

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そういえば、今日ショッキングな出来事があった。
駐車場で昼飯を食べていると暑くなったので扇風機をつけた。
するといつもと違う場所で羽音がして全然涼しくない。
うしろを振り返ると扇風機が外れて落ちていた。
あ~あ、買ったばかりの扇風機だというのに。
それほどハードに林道を走った訳ではないのにこのザマだ。

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クリップの付け根はボルトで留められていたが、林道走行の振動で緩んで外れたようだ。
なんだか凄く安っぽい作り。
どうせ締め直しても直ぐに外れるだろうから、締めたあとで瞬間接着剤で固定しておいた。
これならもう二度と緩むことはないだろう。

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取り敢えず元に戻ったが、長くは持ちそうにはなさそう。
固定式の扇風機にすれば良かったと思った。
首が回ると便利なように思えるが、ここが弱点となる。

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扇風機を設置したときから羽根のカバーのところに補強のためのロープをとっている。
伸縮する靴紐で縛っていたが、縛り方が悪くて振動を吸収しきれなかったようだ。
先ほど、やり直していい感じになった。
もうこの扇風機に多くを期待しないが、壊れたらただのゴミになるので、それだけはなんとしても避けたい。
捨てるのに困ってしまう。

 

さあてなんだか今日は暑くて疲れたな。
明日に備えてゆっくりしよう。

 

走行ルート

走行距離   86.9km

本日のねぐら 志賀高原清水公園の奥

 

おわり

コメント

  1. mako より:

    こんばんは。
    ご存知かと思いますが、長野県では7月1日から登山届の提出が条例で義務化されました。
    http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html

    提出しなくとも罰則規定は無いのですが長野県で登山される際には、当面の間は紹介されたほうが読者に優しいかもしれません。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      すっかり忘れていました。
      そうですね、近いうちにまとめて記事にしようと思います。

  2. 大伴細人 より:

    山と隊長…。いずれ海と隊長が見れそうですね。

    • karaage より:

      そうですね。
      最近、山ばかりなので、潮風が恋しくなることもあります。

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