自作チェーンアイゼンのテスト

こんばんは。からあげです。

はじめに

今日は早起きして車を走らせて実家までやって来た。
峠越えの道には雪が積もっていたため、緊張感漂うドライブになった。
スタッドレスの効き目に凄く助けられた。もう5シーズン目に入ったが、全然グリップ力が落ちていない。奮発してダンロップにした甲斐があったと思った。

今日はサラリーマン殺しの土曜と祝日が被って休みが一日減ってしまう休日だった。
お気の毒に。
こんなに糞寒いのにどこへ行こうとしているのか。
挙動不審な車が多くて余計に雪道の運転が疲れた。

小屋の周りを片付けてブルシートタープをしっかり張ったところ。
これでヨシ。
長期留守でもなんともないだろう。

小屋の中も綺麗サッパリ片付けたところ。
というか車に荷物を積み込んだら、中がスカスカになった。

一昨日はあのあとも雪が降って、積雪量は30cmとなった。
(あのあととはブログ更新後のこと。)
もう少し積もっていたら、山から脱出するのは大変だったことだろう。
薪が残り少ないところに、野積みした丸太や枝に雪が積もってしまって、しばらく薪を作ることができなくなってしまったので、あやうくピンチになるところだった。
本当に危ないところだった。

ポストの上にも雪がこんなに積もってしまった。
南岸低気圧には気をつけねばならない。

 

自作アイゼンのテスト

ところで、一昨日チェーンとロープで自作したアイゼン。
昨日天気が良かったので、近所をブラブラ歩いてみた。
読者にとってはどうでも良いことだが、私にとっては重要なこと。
これからテスト結果を書いてゆくことにしよう。

軽量コンパクトなチェーンアイゼンの自作
こんばんは。からあげです。 はじめに ジュージューとフライパンの上で焼ける美味しそうな鳥の手羽先。小屋の中には香ばしい鶏肉の臭いが立ち込める。 昨日も買い物ついでについ買ってしまった! 最近、鶏肉を見ると無性に食べたくなってきてしまう。なぜ

 

ジョギングシューズにアイゼンを付けた状態で家を出発する。
時間は朝の10時前で、日が照ってきて暖かくなってきたところ。

ではテストに出かけるとしようか。

なんと歩きはじめて5分も経たないうちにすぐに外れてしまった!
チェーンの位置が前過ぎたようだ。
画像は付け直すためにロープを解いたところ。
ちょっと紛らわしい。

アイゼンを付け直したところ。
一番前のチェーンの位置を足の指の付け根より後ろにしたら外れなくなった。
歩きはじめてしばらくしたら、ロープの調整をする。
微妙にロープのテンションが変わってくる。

こんな雪が積もっているのに、轍のあとがある。
暇人が山に登りにきたようだ。
雪が積もっているのにジョギングシューズで歩いているやつはなかなかいないだろう。
私の姿を見たらビックリするに違いない。などとニヤニヤしながら歩く。

足跡のようす

ちゃんとチェーンの跡が見える。
林道の傾斜はさほどではないが、靴底がきちんとグリップしてくれるため、スリップすることなくいつものように歩いて行くことができる。

自作したチェーンアイゼンの威力はかなりもものだ。
自分で作ったのに予想外の効き目にビックリした。
雪道は基本すり足で歩くのだが、後ろ足を蹴ってもスリップしにくい。

下り坂ですってんコロリン。
調子に乗って歩いていたら、思いっきりスリップした。
中途半端な雪の量だと落ち葉でかなり滑りやすくなる。
多分、登山靴を履いていても滑ったことだろう。
身軽なので受け身をとれる。
やっぱりライトウエイトだな。

下り坂を下っていると、雪が緩んできて大きな雪団子が付くようになった。
気を緩めていると、雪団子でグリップ力がなくなりコケてしまう。

下りではアイゼンがズレやすかった。
一番前のチェーンが中央付近までズレて団子状態になっていた。
それでも外れることはなく、そこそこグリップしてくれた。

2時間ほど雪道を歩いて靴とズボンの裾が濡れてしまった。
ちょっとお腹が空いてきたのでこれで止めるとしようか。
今回はもういい。
十分効果を確かめることができた。

アイゼンを外したところ。
丸めるとこんなにコンパクトになる。
あとで再び装着するのが大変だが。

小屋に戻ると太陽の日差しで雪がかなり解けてくれていた。
小屋の中はたっぷりと日差しが降り注ぎ、薪ストーブの火が落ちているというのにかなり暖かかった。
このあと夕方ころから夜にかけて再び雪が少し積もった。

 

テスト結果

本当に軽い気持ちでアイゼンを自作してみたが、意外にもグリップしてくれてビックリした。
これならPCTで十分使えると思った。
チェーンの位置とロープの調整にはコツが必要だが、慣れればなんとかなるだろう。
耐久性も問題なし。
もう少し試してみて気になるようだったら、丈夫なステンレス製のチェーンに変えたらいい。

これが2時間ほど歩行した後の状態。
わざとアスファルトの上も少し歩いた。

チェーンやロープならアメリカのホームセンターにも売っているだろうから、調子が悪ければ補給に寄った町で作り直すことができる。
どこでも材料を調達できるのが重要なポイントだ。

あとは手頃な木の枝を拾って杖代わりにすれば万全だろう。
雪が締まっている午前中に峠まで登り、雪が緩んだ午後から下る作戦だ。
これならジョギングシューズでも何ら問題なし。
必要最低限グリップしてくれれば、あとは歩き方に注意するだけ。
道具に頼るのは止めて、まずは自分を頼る。
ヨシ!これでいい。

 

さて、実家ではこれからザックの自作編が始まる。
ここ物置が作業場となる。
ミシンを使うのは小学校の家庭科の授業以来。
果たしておっさんはちゃんとザックを縫うことができるのか?

お楽しみに。

コメント

  1. 白山室堂御前荘 より:

    愛知近辺では、アイゼンの雪上テストは、難しいそう。
    ザック自作編は、期待しています。
    隊長は、器用だし、ミシンがあれば、karaageブランド初号機が作れそう。

    西日本、中部、東海と雪ですね。☃

    • karaage より:

      小屋に戻ればいつでもできますからね。
      今はミシンに専念します。

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