ミシンに魅せられたおっさん

こんばんは。からあげです。

 

今、日本はとても強い寒波に襲われている。
実家のある愛知県も例外ではなく、厳しい寒さとなっている。
今朝起きると夜に雪がチラついたようで、フロントガラスに雪でカチコチに凍りついていた。

昨晩はあまりの寒さに身の危険を感じ、物置小屋の中でツエルトを張った。
骨なしのツエルトだからこそできる柔軟な張り方。
ロープをとるところならどこにでもある。
小奇麗な家ではできないことが何不自由なくできる小屋が私は好きだ。

ツエルトの四隅は固定せずに両端を吊っただけ。
あとはマットを入れて自分が潜り込めば、必要最低限の居住空間が生まれる。
狭い空間だからこそ暖かい。
昨日は暖かい夜を過ごすことができた。

 

寝袋のタグを外す

今日何気なく寝袋を見ていると無性にタグを外したくなってきた。
もう我慢ならない!
心の奥底から湧き起こる衝動を抑えることができなかった。

タグ外しにはリッパーを使う。
こいつは縫い目をほどいたり、ボタン穴を切り開く時に使う便利な裁縫アイテムだ。
ミシンを弄っていて道具箱の中に入っていたやつ。

リッパーの先のようす。
長さの違う尖った刃が2本突き出している。

タグを外しているところ。
これまではハサミを使っていて非常にやりづらかった。
やっぱり専用の道具は非常にやりやすい。

別にモンベルが嫌いではないが、スーパーストレッチシステムという文字が目障りだった。
昔の車に表示してあったツインカムという文字と同じような感じ。
もう分かってるって!よしてくれ。

タグを外すと下から生地本来の色が顔を出した。
この寝袋はかなり使い込んでいるからな。
もう15年近くになるだろうか。
モンベル製のハイクオリティーの寝袋だから長持ちしていると言ってもいいだろう。

寝袋の足元に装備されている縮める紐を撤去する。
これまで一度も使ったことのない紐。

あれやこれや取り外すとなんと8gの軽量化に成功した!
量りの表示を見ておっさんはニンマリ。

 

ミシンの練習をする

 

トレーニングから戻って来ると、昨日弄りたくて仕方なかったミシンを弄ってみることにする。
ミシンを触るのは小学校の家庭科の授業以来だ。
もうあれから何年経っているのだろうか。

箱から出して机の上に載せたミシン。
早速相棒を紹介しよう!

 

brother CPV03 

ぶらざー       しーぴーぶいぜろさん

 

こいつが今回ザックを縫うのに使用するミシンだ。
おかんの物で、家を新築した時に購入したものらしいのだが、数回使っただけで後は使い方を忘れてしまって、そのあとはずっと押し入れの中に眠っていた。
ミシンを購入してから親父の調子が悪くて大変だったので、忘れてしまうのも無理はないだろう。

この新品同様のミシンは、私にものづくりをさせようと神が与えてくれたアイテムだ。
せっかくの機会だから使ってみることにしよう。

各部をチェックすると昔のミシンとは違い非常に繊細な感じがする。
大部分はプラスチックパーツに覆われて、金属部分は意外に少ない。
昔のミシンはもっと大きくて金属パーツがむき出していかにも機械という感じがした。
乱暴に扱うとすぐに壊れてしまいそう。

取り扱い説明書とにらめっこして使い方を覚える。
昨日DVDを見たのだが、あまりに早くて付いて行けなかった。
自分のペースでゆっくりやるのが私の性にあっている。

下糸をボビンに巻きつけているところ。
高速で糸を巻き取っているのを見て非常に興奮した。

上糸と下糸をセットしたところ。
糸通しは非常にややこしいが、体で覚えたら無意識にできるようになるだろう。
慣れるまでの辛抱だ。
ようやくセットしたぞ!よし、これから動かすとしよう。

まずは練習の練習。
そこら辺からウエスを引っ張り出してきて適当に縫ってみる。
ボタンを押すと自動で縫ってくれるミシンに感動した。
これまで手縫いでチマチマやっていたので大変だった。

縫い目のようす

上糸と下糸は勝手にミシンが調節してくれる。
今のミシンは凄いハイテクだ!
おっさんの頭の片隅に、糸の調節が凄く難しかった記憶が微かに残っている。

ウエスを縫うだけだと意味がないので、古タオルで雑巾を縫ってみることにする。

はいできました!
雑巾3枚。
返し縫いして糸が解れないようにするのと、90度方向転換する時ちょっと悩んだ。
方向転換の時、押さえを上げて針まで上げてしまったので、糸がズレて縫い目が変になってしまう。
途中で針を刺したまま生地を回転させることに気がついた!

どんなもんだい!

縫い目のようす

直線縫いはバッチリ!
ミシンが勝手に生地を吸い込んで縫ってくれる。
押さえが歩くように上下しているのを見るとなんだか可愛くなってくる。
いかんいかん、よそ見をしていては危険だ!

続いてズボンの裾上げに挑戦!
こいつはスキー場でバイトをする時に購入したしまむらのズボン。
作業服っぽいのは駄目だと言われて普通のズボンを購入した。
おっさんの足が短いのではなく、ズボンが長すぎるので裾上げすることにする。
この野郎、手間かけさせやがって!

マジックで線を引いてハサミでカットする。

カットした生地。
もちろん捨てはしない。
パッチ当てようにとっておく。

アイロンでプレスして縫いやすいようにした。
始め洗濯ばさみで固定して縫おうとしたが、やり難くて諦めた。
アイロンでやれば簡単なことに気がついた。

ミシンは筒状のものも縫えるようになっている。
下の道具入れを外してズボンをセットした。
よし、準備OKだ!

見よ!この出来栄え!
凄い。まるでプロが縫ったみたいだ!

返し縫いをして解れないようにした。
これでバッチリ。

裾上げしたようす。
糸は明るい緑色で少し目立つが、いいアクセントになっていいだろう。
見てくれ!これはおっさんが縫ったのだ!

そう言えば、小学校の頃、クラスの女子に裁縫が上手い男は気持ち悪いと暴言を吐かれたことを思い出した。
私が意外に上手くて自分のプライドを傷つけられてさぞかし悔しかったのだろう。
そう顔に書いてあった。

既製品のズボンでも自分の手が加わると、非常に愛着が湧いてくるから不思議だ。
安物のしまむらのズボンがグレードアップした。

今日半日ほど弄っていただけが、ミシンがこんなに面白いものだとは思わなかった。
女性が裁縫に嵌まるのも頷ける。
機械いじりは手が汚れるし力も必要なところもあるが、ミシンなら機械が勝手に縫ってくれるから、あとはミシンが縫いやすいように生地を吸い込ませるだけでいい。

いやあ、ミシンは凄く楽しい。

こんなに楽しいことをしなかったなんて、なんて勿体無いことをしていたんだろうか。
これからは男もミシンの時代だ。
自分の服は自分で作る。

あれこれ妄想を膨らませているとワクワクしてくるぞ!
相棒これから頼むぞ!!

 

おわり

コメント

  1. ヤギ小屋 より:

    少し厚手の布があれば(着古しのデニム・ジーンズのハギレとか)
    簡単な肩掛けバッグくらいできますよ。
    ミシンは楽しいです(笑)
    ロックミシンがあればジャージ生地で
    ちょっとしたTシャツや下着まで作れます。

    • karaage より:

      いやあ、ミシンに嵌まるとヤバそうですね。
      そのうちロックミシンと言い始めるかもしれません。

  2. ぽんたちゃん より:

    アメリカ出張で階段から転げ落ちて、入院 手術2回で入院1週間で600万円
    かかりました。1泊20万円でした。orz
    会社が保険入っていて助かりました。
    韓国とかは屋内でテントを張る人は多いみたいですね。家内テントとか。
    温度が10度は違うそうです。

    • karaage より:

      階段から落ちて入院なんていう漫画みたいな出来事って本当にあるんですね!

  3. QQQ より:

    私も隊長と同世代ですがミシンが楽しいとは全く知りませんでしたよ
    隊長のブログを読むと自分も何か新しいことを始めたくなりますね

    • karaage より:

      新しいことはワクワクします。
      失敗することも含めて楽しいと思います。

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