インバーターのファンモーターベアリングのグリスアップ

こんばんは。からあげです。

このブログ、おっさんの備忘録も兼ねている。
忘れないうちにブログに書いてアップしておこうと、頑張ってタイプし続けている。
半年もアメリカに行っていたら、日本でやっていたことなどすっかり忘れてしまうだろう。
できるだけメモを残しておきたい。

今回のネタは、ジムニーに搭載しているインバーターだ。

このインバーターは車中泊と小屋生活で電気を供給してくれる私の大事なアイテムだ。
もう使い始めて3年近くになる。
ソーラーシステムに組み込む前は、助手席の足元に設置していた。
今現在は天井付近に移設して、ゴミの混入などの気を遣わなくて気楽になった。

こんにちは。からあげです。 今日は朝からいろいろ作業やってた。 まずはインバーターの取り付けから。 先月の中旬頃インバーターが壊れてしまい、...

最近になって電源を入れると異音がするようになった。
特に寒い日などはぐぉ~んという音がする。
しばらくして機械が温まると音が静かになる。
そんな症状が出るようになった。

音の発生源は冷却用のファンだと分かっていたが、分解となると手間がかかるし、小屋だとゴミが入りやすいので、実家に来たら整備しようと思っていた。

それで今日風が強くてツエルトを張れなかったので、ダイニーマロープの処理のあと作業を行うことにした。

ジムニーのルーフに搭載しているソーラーシステムに組み込まれているインバーター。
ソーラーパネル、インバーター、チャージコントローラー、サブバッテリーのどれか一つでも調子が悪くなると電気の供給がストップしてしまう。

今の私の生活でなくてはならないソーラーシステム。
早目に直しておこう。

風が強いのでドアをロープで縛って作業する。
ちょうど自転車の荷台用のゴムがあったので、こいつを使って固定した。
いい感じだ。

インバーターを取り外す前にサブバッテリーとチャージコントローラーの端子を外す。
サブバッテリーは助手席の足元のスペースに設置している。

問題のインバーターはこちら。
ロープで縛って天井近くに固定しているので、着脱がかなり面倒。

車内は埃っぽいので、電子機器の設置は天井付近がベスト。
試行錯誤を重ねてこの位置に落ち着いた。
ジムニーのソーラーシステムはおっさんの誇る自作アイテムだ!

ようやく取外したところ。
丈夫なフレームのお陰でしっかりと固定できている。
未舗装の悪路を走っても問題なし。

ファンモーターベアリングのグリスアップ

インバーターを取外したところで、早速分解作業に移るとしよう。
いつもの物置小屋の机が作業場だ。

分解するブツは、BAL(大橋産業)の900Wのインバーターだ。

3年前は高かったのに、今は随分と安くなったな。
高出力と電圧のデジタル表示で使い勝手は良いが、出力が矩形波なので注意が必要。

問題のファンは背面側に付いている。
左右の大きな端子は電源入力端子。

外から見るとホコリを吸い込んで汚れが目立つ。
よしよし、すぐに掃除して綺麗にしてやるからな!

このインバーター作りが良いので、分解するのにあまり気を遣わなくて良かった。
全てビス止めでプラスチックの爪はなし。
ビスは全て見えるところにある。
底のビスのうち3本は基盤固定用のもの。

ビスを外しそっと引っ張ってみる。
よし、動くぞ!

すんなりと外れてくれて、ほっと胸を撫で下ろす。
問題のファンが出てきた。

外したオレンジ色のカバーの内側に蜘蛛の巣があった!
ファンの吸い込み口から蜘蛛が入ったようだ。
危ない危ない。

角度を変えてもう一枚。
後ろにはアルミ製のヒートシンクが見える。

ファンのようす

DC ブラシレスファン
MODEL YM1204PKS1
DC12V 0.06A
MADE IN CHINA

今のファンモーターはたいていブラシレスのようだ。
授業で寝てばかりいたので、詳しいことは分からない。
能書きはいい、そんなことよりどうやって直すかが大事。

ファンを外したいところだが、念のため内部の電圧チェック。
テスターを当ててみると僅かな電圧がかかっていた。
危ない危ない。
コンデンサーには電気が蓄えられているので、そのまま作業すると感電するおそれがあって危険だ。

そこでアース線を接続して電気を放電させてやることにした。
インバーターの入力端子にケーブルを接続して反対側を地面に付けた。
アースさせてかなり電圧が下がったが、まだ0Vにはなっていない。
そこで端子間をショートさせてみると、ようやく0Vになってくれた。

作業再開!
ファンを取外したところ。
基盤と線がつながっているので無理に引っ張らないように注意した。

ファンの裏側のヒートシンク。
出力が大きいインバーターなので、熱をたくさん持つのだろう。

ファンモーターのシールを剥がしたところ。
中にファンのシャフトが見える。

ファンのシャフトのアップ。
シャフトには白い円形のC型クリップ(サークリップとも呼ばれる)が付いている。
これでファンを固定している。

始めC型クリップが付いているのが分からなくて無理に引っ張って壊しそうになった。
ネットで調べてみると、白いものがC型クリップだと分かった。

精密ドライバー(マイナス)2本を使って上手いこと外す。
C型クリップの切れ目にドライバーを差し込んでコジて隙間を広げて、2本のドライバーで上に持ち上げる。

1本目が切れ目に引っ掛けて持ち上げるメインの仕事、2本目がクリップの姿勢を保持するサポート担当だ。
クリップは口を広げないとドライバーの先を引っ掛けられない。

ようやくC型クリップを外したところ。
樹脂製で強度はそれほどなさそう。
壊れなくて良かった。

C型クリップの下にあるOリング。
非常に小さな部品なので失くさないように気をつける。

C型クリップを外すとファンを外すことができる。
奥の方に茶色いOリングが見える。
2つのOリングでベアリングを密閉してグリスが漏れないようにしている。

シャフトの先のミゾにC型クリップが嵌まる。

ベアリングのようす。
ボールタイプではなく、スリーブタイプだった。
なんと完全にグリス切れを起こしていた!
これなら異音がしてもおかしくはない。

ベアリングに紙紐を突っ込んで掃除する。
一度だけドライバーを突っ込んでしまいハッとする。
おっとイケない。
硬いもので掃除してベアリングのシート面を傷つけたら、ベアリングが熱を持つようになってしまうかもしれない。

掃除した後でシリコングリスを塗布する。
いつものシリコングリスだ。
12,3年前、バイク整備の時に購入したものが今だに残っている。

紙紐の先にたっぷりとグリスを塗った。

ベアリングにたっぷりとグリスを入れたところ。
中のコイルに付着しないように気をつけた。

ファンのシャフトにも薄くグリスを塗っておいた。

作業に夢中のおっさん。
ああ、なんて楽しいんだろう。
毎日が工作!
贅沢な時間だ。

ファンを復旧するとついでに内部の掃除を行うことにする。
上の黒いカバーを外したところ。

前側のカバーは電源コードが繋がっているので外せない。
力を入れても外れないので、よく見ると繋がっていた。
危ない。壊すところだった!

このドーナツ型のコイルで電圧を変圧するのだな。
面白い形だ。

コンプレッサーを使ってエアで掃除をした。
ちょうど突風が吹いて自転車が倒れて水が入っていたバケツに当って水びたしになった。
幸い電気はショートしなかった。
なんか今日はトラップがいっぱいだな!

掃除が終わったのでそろそろ元に戻そうか。
これでしばらくホコリは大丈夫だろう。

元に戻したところ。
完全復活したインバーター。
果たして異音はなくなるか?

日のあるうちに元に戻すことができた。
毎度毎度ロープの解いたり縛ったり面倒だな。
しかし、これが一番簡単な固定方法だ。
せっかくの固定用フレームをやり直すのは勿体無い。
面倒だが、このままゆくとしよう。

電源を入れてテストする。
異音はなくなって凄く静かになった。
この状態がいつまで持つか分からないが、たぶん2年くらいはOKだろう。
元のグリスが少なかったかもしれないし、ベアリングが熱を持ってグリスがなくなってしまったかもしれない。

今度同じような症状が出たら新品に交換することも考えよう。
ネットで探せばどこかにあるだろう。
整備しやすいインバーターで良かった。
これからも頑張って電気を供給してもらおう。
いつまでも。いつまでも。

おわり

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