財布と収納袋の自作~世界でたった一つだけの道具

こんにちは。からあげです。

 

昨日、今日の2日間で、財布や収納袋の自作をしていた。
小物なのでそれほど手間はかからなかったが、寸法ミスを連発してやり直しが多かった。
昨日は作業を終わるとぐったりしてブログ更新する余裕がなかった。

それにしても裁縫は面白い。
やればやるほど面白くなってくる。自分が裁縫にハマるなんて!
材料はそれほど必要でないので、納得行くまで作ってみた。
ふぁ~、今は心地よい疲労感に包まれている。

それではこれから作業のようすをアップしよう。

 

昨日(4月4日)の作業

まずは財布を作ることにした。
普段の登山の時は透明のチャック付き袋を使用しているが、耐久性がないためすぐに破れてきてしまう。
穴が空いた袋を使っていてお金を落としたら勿体無い。

せっかくミシンが使えるので、自分で財布を財布を作ることにした。
(ミシンで何か作りたくて仕方ない。)

材料はバックパックの端材と新たに購入したファスナーなどを使用する。

財布を作るために、止水ファスナーを購入しておいた。
裏面に防水コーティングが施されていて、防水性が高いものだ。

止水ファスナーに合うスライダーも購入した。
防水面を表側に付けるために、つまみが反対側に付いている。
しかも信頼のYKKだ。

これらの品も自作野郎御用達のアウトドア・マテリアル・マート(OMM)で注文した。
いやあ、細かい単位で購入できるので、本当にありがたい。

財布はパスポートサイズとする。
長さを測ってチャコペンでマークした。
裁縫なのに、差し金を使う。
差し金は直角が出しやすくて凄く便利。

縁の全周をほつれ止めに縫う。
折り目を付けるために、ヘラのようなものでこすると跡が付いて縫いやすくなる。

縁の全周を縫ったところ。

財布の口に合わせてファスナーをカットした。
初めてのファスナー取り付けだったが、あえてネットで勉強しなかった。
考えながらやる癖を付けたかった。
先に答えを知ってしまうと、考えないようになって馬鹿になるし、つまらなくなる。
(これ以上馬鹿になりたくなかった。)
今の時代はミスしないように、先に答えを知ってしまおうとする。
ああ、つまんねー。

おっさんは、あえて時代の流れに逆行する。

ウィーンと気持ちよくファスナーを縫っているところ。
おっさんはご機嫌だ!

ようし、いい感じだな。

余分なファスナーをカットしようとするところ。
あれ?おかしいな。
このままだと袋状に縫いにくいぞ。
ようやくファスナーを端っこまで縫ってはダメだったと気がつく。

やり直したところ。
端っこ2cmくらいは縫わないでおいた。
(このやり方が正解なのかは不明。ちゃんと袋になってファスナーを閉められたらいい。)

スライダーのストッパーにコーデュラ ナイロンテープ 8mmを使ってみることにした。
専用の金具も販売していたが、なくても大丈夫だと思って買わなかった。

このように挟んでから縫い付けた。
かなり硬かったが、ミシンが頑張って縫ってくれた。
なかなか、凄いぞ!

パスポートサイズの財布が完成!!

パスポートと同じサイズで、中にパスポートが入らない。
なんてこった!

パスポートサイズとはパスポートを入れられるサイズのことだ。
分かったか!

止水ファスナーを開け閉めしてチェックする。
普通のファスナーに比べて少し重たい。
小銭入れとして使う分には全然OKだ!

恒例の重さチェック!!
なんと8g

まあまあだな。
はかりは小屋から持ってきたマイはかり。
おかんは普段はかりなんて使わない癖に、人が使っているとムキになって使おうとする。

ポテトチップスを食べて休憩する。
ようし、コツはなんとなく分かったぞ。

今度は縫い代をちゃんと計算して作り直した。
大工仕事の時もそうだが、板の厚みを入れるのをつい忘れてしまう。

財布2号完成!!

中にキッチリとパスポートが入っている。
いちおう使えるには使えるのだが、浅くてちょっと気に入らない。
しかし、この丈夫な生地(バックパックのパネルに使われた素材)はもうないので、我慢して使うことにした。

続いてペグ袋を作った!

なんとペグと同じ長さで使い物にならない。
やっぱり寸法ミスをしてしまった。
おっさんは一度でぴったりのやつを作れないのか?

ペグ袋の生地は30Dのシルナイロン。
ペラペラでペグの先が当たると穴が飽きそうだったので、袋の底だけ生地を二重にして耐久性を高めた。
ただ二重にするだけだと、生地がツルツルで滑りやすいため、バッテンに縫って動きにくくした。
なんとなく生地が動かない方が良いと思った。

これはおっさんのナイスアイデアだった!転んでもタダでは起きない。

袋状に縫ったところ。これから反対に折り返す。
耐久性を高めるために2重に縫った。
既製品の場合はたいていシングルで縫っているのみ。
袋だからって手を抜かない。
(コストダウンのために仕方がないのだろう。)

PCTに持ってゆくペグ8本。
これだけあればなんとかなる。
あとは立木や石や枝なんかを使おう。
収納袋はジャストサイズだ。
自分で見ていて惚れ惚れする。

ラウンドドローコード1.5mmを小さなコードストッパーで留めた。

袋の中にペグを入れたところ。
イメージどおりのものが出来上がった。

袋の重さは5g。
軽量化と耐久性をバランスさせたおっさん渾身の力作だ!

ペグ袋のアイデアを使って財布を作ることにした。
試しに30Dシルナイロンの生地を2重にしてみる。

先日自作したポンチョは作り直すことにしたので、ポンチョから材料をとる。

生地を二重に縫ったところ。
適当に格子状に縫ってみた。
雑巾を作った訳ではない。

ダイニーマロープの加工をチマチマやっているところ。
瞬間接着剤(100均)で固めてからカッターでカットして、切り口を再び瞬間接着剤で固める。

ダイニーマロープの末端(切り口)を瞬間接着剤で固めて解れないようにする
中芯がダイニーマのロープは非常に丈夫ですが、加工しずらくハサミやカッターナイフでカットするとボサボサになります。ライターで炙ると大きな玉になってロープワークの妨げになります。 瞬間接着剤を使えば綺麗な切り口にすることができます。 今回、ダイニーマロープの末端処理の方法を丁寧に説明しました。

 

止水ファスナーは止めて、以前手芸店で購入したファスナーを使うことにした。
何気なく当ててみたらジャストサイズだった!

止水ファスナーは重たいので止めにした。

ファスナーを縫っているところ。
茶色の生地に黒のミシン糸が凄く合っている。

そしてついに完成!

サイドにロープを縛れるループを取り付けた。
重さは13g。
ファスナーが重たくて重量が増した。
まあ、これくらいは許容範囲だろう。
それよりも使いやすさだ。

通常のファスナーを使ったのは、ミシン目から水が侵入しそうで、防水性があまりないと思ったためでもある。
シームシールで目止めをしたくらいでは、大して防水性は高くならないだろう。
それなら開け閉めが軽くて使いやすいファスナーの方が良いと思った。

ファスナーを開け閉めして使い心地をチェックする。
軽やかに開け閉めできる。
ファスナーはYKKで耐久性がありそうなごっついものだ。

今度こそ正真正銘のパスポートサイズ。
無理なく出し入れできる。
これをパスポート入れ兼財布にしよう。
防水性は低いため、ビニール袋に入れてから袋に入れる。

昨日の成果は、財布3つとペグ袋1つ。
ふぅ~。良く頑張ったな!
気がついたら夜遅くになっていた。

 

本日の作業

今日は親父の月命日で坊さんがやって来てお経を詠む日だった。
家にいると私も付き合わないといけなくなるので、図書館に行ってSIMカードの情報収集をした。
日本にいるうちにアクティベーション作業をできるSIMを見つけた。
これならアメリカ付いた直後から通信を行うことができる。と思って大興奮した。

家に戻ると新しいパソコンバッグが届いていた。
クレジットカードを新規に作った時にもらったポイントを使って手に入れた。
古いやつは使えそうなものだけ外して処分。

遠目で見るとまだまだ使えそうだが、角のファスナーのところが傷んでいて、近いうちに閉まらないようになりそうな感じだった。
他にもあちこち擦り切れていてボロボロ。
5年ほど前に1000円で買ったものだが、よくここまで保ってくれた。

ショルダーストラップと使えそうな生地をとっておいた。
丈夫な防水性の生地で何かに使えそう。

カバンの解体が終わるとツエルトの収納袋を作ることにした。
付属の収納袋は、押し込まないと入らないようなピッタリサイズだった。
嵩が小さくなるのはいいが、カチカチでパッキングしにくくなるし、袋に入れにくくなる。
そこでゆったり入れられる収納袋を自作することにした。

またしても1回目は小さな袋になってしまった。
2回目の袋を縫っている時、高速縫いできるように足踏みスイッチを使うことにした。

机のしたにスイッチをセットした。
単にガムテで留めただけ。

足踏みスイッチを使うと、本体のスイッチ操作のために片手を離さないでよいため、両手で生地を送って高速縫いしやすくなる。
車のアクセルのような操作で、ミシンのスピードをコントロールできるのだ!

 

調子に乗ってガンガン高速縫いをしたあとで縫い目を見たらびっくりした。
上糸と下糸の自動調節が追いつかずに糸の調子が狂っていたのだ!
初めは私のスピードにミシンが付いてこれなくなったのか、と思っていた。

しかしよく考えてみると、滑りやすい生地で糸の調子が合いにくいだけだった。
糸調子が狂って縫い目が突っ張った状態だった。
こんな状態だと、糸が切れやすくて耐久性が落ちてしまうだろう。

 

先日、ポンチョを縫った時は、それほどスピードを上げずにゆっくり縫ったため、糸の調子はぴったりで生地に余裕があった。
既製品のテントやタープの縫い目を見ると、どれもゆったりと縫われている。
ピンと張った状態の縫い目だと伸びないため、極端に風に弱くなるのだろう。
ポンチョを作り直す前に気がついて良かった。
あのまま調子に乗って馬鹿みたいに高速縫いしていたら、縫い目の弱いポンチョに仕上がってしまっていた!

ふぅ~危ない危ない。
しかし、よく気づいたな!

手前が失敗作、奥が完成品。
ゆったり目の袋で触った感じ柔らかい。
これなら袋に入れやすく、パッキングしやすそうだ。

縫い目の調子が狂ったところがあるが、2重に縫っておいたので、それほど耐久性は落ちていないだろう。

2日間の成果!

財布3つ、ペグ袋2つ、ツエルト収納袋2つ、全部で7つ作った。
さらにミシンが上達してよりイメージどおりのものが作れるようになった。

 

あとは追加で注文した材料の到着を待って、ポンチョを作り直すとしよう。
首周りの変なつっぱりが解消すれば、タープとして積極使用しても傷まなくなるだろう。
やっぱり一度作っただけでは上手いこといかない。
2つ3つ作ってようやくイメージに近いものを作ることができる。

よし、今日の更新はこれでオシマイ。
明日も図書館で情報収集だな。

 

おわり

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