雨の松苧神社へ

こんにちは。からあげです。

最近、雨ばかりで鬱陶しい。
雨が止んだと思うと、また直ぐに雨が降ってくる。
降ったり止んだりの天気だと登山をする気になれない。

昨日は、あのまま松代城址跡の駐車場で泊まった。
ちょうど行った時に年寄りの団体が居て賑やかだったが、帰ってしまうと凄く静かになった。
おっさん一人で歩いていると凄く不審がられた。
私からすると、こんななんの面白みのない城跡に大挙して押し寄せる方が変ではないかと思う。
まあ、いい。人は好きなように過ごせばいいのだ。
あたりに響き渡るセミの声を聞いてのんびりとしていた。
夜になると付近は真っ暗になって全く人気は無くなった。
国道の方から聞こえてくる音も途絶えて、あたりは静寂に包まれた。
朝起きると明るい曇り空であったが、山の方はどす黒い雲がかかっていた。
また雨が降るに違いにない。

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食事の用意をしていると、昨日の読者が再びやって来た。
朝っぱらから車が上がって来る音が聞こえてくるので、一体誰なんだと思ってしまった。
また今日も手土産を持って来て頂いた。かたじけない。
松代で泊まるとなると道の駅かお城しかないと分かったようだ。
恐るべし。
朝食後にからあげの串を頂いた。
食事を済ませてそろそろ出掛けようとしたころ、雨が降り始め次第に雨脚は強まり、そのうち土砂降りの雨となった。
松代であと一箇所行っていない松苧神社(まつおじんじゃ)というところがあって、どうしようか迷った。
駐車場から少し歩かねばならない。
面倒と思いつつも暇なので行ってみることにした。

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松苧神社(まつおじんじゃ) 国指定重要文化財

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国道403号線から犬伏(いぬぶし)の集落を抜けて林道松苧山線に入ると約2kmほどで終点の広場に着く。
ここから松苧神社まで歩いて約20分。
駐車台数は3台ほど。
湧き水とトイレのある休憩小屋がある。
雨がまだ凄く強いので、取り敢えず休憩小屋に入る。

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休憩小屋

平成5年に建てられて小屋。

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中に入ると広々としていて湿気も少ない。

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入って右に水の出るキッチン、左には簡易水洗のトイレがある。
どちらも綺麗に掃除されている。
ふと壁に掛けられていたノートに目が留まったので、手に取ってパラパラとページを捲ってみる。
すると旅の雑記帳のようなものだった。
暇なので私もノートにあれこれと書いてみた。
そうしているうちに雨が小降りとなってきた。
これならそれほど濡れないと思ったので、サンダル履きとビニール笠の格好で登ることにした。

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これは水場。
大きな鉄の釜に水が注がれている。
こんな大きい釜は何に使ったのだろうか。

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手で掬って水を飲んでみると冷たくて味がまろやかだ。
これは沢水ではなくて湧き水だろう。
この微妙な水量なことからも湧き水であることが窺える。
沢水ならこれだけの雨が降れば、かなりの水量になるはずだ。
それに凄く冷たい。

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松苧神社は松苧山の山頂(標高約360m)にあり。
登山口から歩いて約20分。

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しばらく登ってゆくと鳥居のある広場があった。

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さらにゆくと送電線の鉄塔があった。

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注意書きを見ると東北電力の文字を発見!
なんと新潟県は東北電力の管内だったのか。
ようやく東北らしくなってきたな。
とは言ってももうしばらくは新潟群馬辺りでゴソゴソと活動を続けるつもりだ。

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なんと鎖場が現れた!
横に歩きやすい迂回路あり。
クロックスもどきを履いていて滑りやすいので、迂回路を歩いた。
ここを越えれば神社となる。

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松苧神社(まつおじんじゃ)

松苧神社は明応6(1497)年建立で、茅葺き屋根木造建築物としては県内最古のものであり、国重要文化財に指定されています。
近郷の総鎮守で「松苧大権現」と呼ばれ、”麻織物の神”として信仰を集めました。
また、戦国時代には武将たちが戦勝を祈願したと言われ、上杉謙信が寄進したと伝えられる小刀と日の丸の軍配が奉納されていました。(現在、小刀と軍配は別の場所に保管されています。)

十日町市HPより

雨の中滑らないようにゆっくりと歩いて山頂の神社までやって来た。
これが茅葺きの神社か。
よく両親から松苧神社という言葉を聞いていたが、私はここに来たことがあるのだろうか。
おじさんに連れられて来たような気もするし、来ていないような気もするし。
正直なところ、もう覚えていない。

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神社は国の重要文化財のため土足厳禁。
階段の登ったところで、スリッパに履き替えた。
扉の前でお参りする。
見ると扉の下のところに100円や500円玉などのお賽銭が置かれていた。
こんなに高額な賽銭を払う凄い太っ腹な人がいるもんだ。
賽銭箱を置かないと盗られてしまうのではないかと人事ながら思ってしまった。
いや、この神社には賽銭箱などいらないのだ。
神様は全てお見通し。
この神聖な場所で盗みを働くものなどいるはずはない。

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神社の社殿を一回りする。
すると向かって左側にはっきりした踏み跡を発見した。
標識がないので、どこに下りるか不明。
近所の人が歩いている道なのかもしれない。

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向かって右側には避雷針が設置されていた。
茅葺きの建物に雷が落ちれば火事になる恐れがある。
ここなら雷がやって来ても安心だな。

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基礎石の上に柱を載っけただけの作りだ。
柱は太く凄く丈夫そう。

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茅葺きの屋根の上に草が生えている。
この神社は昭和56年7月から昭和57年3月にかけて文化庁により大修理工事が行われている。
その時、屋根は葺き替えられたのだろう。
30年以上は経っているが目立った傷みはなし。
葺き替えられたばかりの時に来ていれば覚えていそうなものだが、全く記憶に無い。

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この絵の人物は上杉謙信か。
木を彫って浮き立たせたところに色を塗っている。
いったいいつの時代のものだろうか。

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何気なく立て掛けられているハシゴ。
凄い年代物のように見る。
屋根の雪下ろし用に使っているものなのか。
それにしては長さが短い。

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登山道は樹木に遮られて視界はほとんどない。
送電線が通るところは伐採されているので、ここだけ景色を楽しめる。
雨で霞む山々が見える。

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駐車場まで下りたところ。
松苧山山頂方面を見上げる。
こうして見るとほんの僅かな距離だ。

 

松苧神社に参拝すると松代でゆくところは無くなった。
予定どおり一晩滞在しただけで帰ることにした。
帰ると言っても小屋に帰る訳ではないが。
昨晩は、車の中であれこれ思い出して感傷に浸ってしまった。
それほど楽しい思い出ではないが、凄く懐かしい気がした。
あの頃に戻れたら戻りたいかと聞かれれば、絶対に嫌だと答える。
子供の頃は自由がなくてあまり楽しくなかった。
今は有り余る自由があって凄く楽しい。
何をするにも自由。
誰かの許しを得ることは不要。
思ったことを全てやることが出来る。
お金の問題もあるので全てが思い通りと言うわけではないが、今のところおおむね満足している。
人間、足るを知らねばならない。
あまりに欲望を追い求めると元の木阿弥になってしまう気がする。
ここは無理せず、自分に忠実に、そして腹八分目で満足出来るように生きてゆくとしよう。

走行ルート 

走行距離   30.6km

本日のねぐら 道の駅「クロス10十日町」

 

おわり

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