こんばんは。からあげです。
昨日は、黒豚ちゃんのアースノーマットのお陰で快適な夜を過ごすことが出来た。
蚊に襲われることはなくて熟睡することが出来た。
ジムニーの車検前の整備も残すところあと僅かとなり大詰めを迎えた。
天気は今日から下り坂となる。
雨が降らないうちに一気に方を付けてしまいたい。
いつものように9時前から作業を始めることにした。
今日はまずデフオイルとトランスファーオイルを交換することにする。
前回の交換は、新車購入後3年経過、走行距離45,300kmで行った。
今回は、前回の交換より2年経過、走行距離約15,000kmとなる。
トランスミッションオイルも交換する予定だったのだが、想像以上に綺麗だったので見送った。
前回の記録
使用するオイル
JX日鉱日石エネルギー
ギヤオイル GL-5 75W-90
SUZUKI指定オイル
デファレンシャルオイル
グレード スズキ4輪スーパーギヤオイル 80W-90 GL-5
規定量 フロント 1.7L リヤ 1.4L
交換時期 4万キロ毎
ただし、悪路や登降坂路の走行が多いシビアコンディションの場合は半分となる。
(TM、TFも同じ)トランスミッションオイル
グレード スズキ4輪ギヤオイル 75W-80 GL-4(MT車)
規定量 1.3L
交換時期 15万キロ毎(純正オイルの場合。その他は4万キロ毎)トランスファーオイル
グレード スズキ4輪ギヤオイル 75W-90 GL-4
規定量 1.1L
交換時期 4万キロ毎メンテナンスノート P24,25 定期交換部品一覧より
前回交換する際、ペール缶で購入したので、オイルはまだタップリとある。
コストを抑えるために一つで全てに使えるものを選択した。
リヤデフのオイル交換
まずはリアデフから行う。
上がフィラープラグ、下がドレンプラグ。
ジャッキアップせずにそのまま下に潜り込んで作業をする。
下が土なので汚れないように合板を敷いて作業した。
機械イジリには土は相性が非常に悪い。
ネジを落としただけで土まみれとなってしまう。
コンクリ打ちの水平面が欲しいところ。などと贅沢は言わずに出来る限りの作業環境を整える。
ドレンプラグを抜くには10mm角のドレンプラグソケットを使用する。
これ一つでデフ、トランスファー、トランスミッションのオイル交換に対応出来る。
1個500円もしなかった。
先にフィラープラグを外してからドレンプラグを抜く。
フィラープラグを抜くと負圧になっていて空気を吸い込んだ。
そして中のオイルが外に溢れてきた。
続いてドレンプラグを抜こうとするが硬くて動かない。
ペンキで固まってしまったようだ。
スクレッパーやワイヤーブラシでペンキをとって潤滑スプレーを吹く。
しばらく待ってから再度トライしてみると緩んでくれた。
プラグを抜く時は、手が汚れないようにソケットレンチに付けたままにして抜いた。
すると勢い良くオイルが出てきた。
受け皿の中の廃油。
中の黒ぽいのはペンキの塊。
ドレンプラグを抜くときに剥がれ落ちたものだ。
オイルは若干色がついて茶色となっている。
左がフィラープラグ、右はドレンプラグ。
フィラープラグにのみ銅パッキンが付いている。
ドレンプラグには液状ガスケットを塗布している。
汚れは思ったほどではない。
走行距離が少ないためだ。
ドレンプラグの磁石部分を拭いたろころ。
鉄粉は少し。
大小はあるものの、デフ、トランスミッション、トランスファーのドレンプラグには磁石が付いている。
掃除をする時、鉄粉が付いていないかしっかりと確認する。
ドレンプラグを綺麗にしてねじ山部分に液状ガスケットを塗布して取り付ける。
締め付けは適度な力で行った。
過度な締め付けはネジ山を傷める恐れがある。
過ぎたるは及ばざるが如し。
(なんとなく難しい言葉を使いたくなった。)
あとからペンキを塗って回り止めとればいい。
ThreeBond1215 液状ガスケット灰色
内容量は250g
黄金色の新油。
アルミのコッヘルの中に入れたところ。
ペール缶から移す時に気泡がかなり入った。
オイルはシリンジを使って入れる。
鉄製の注射器のような形をしている。
やりやすいように先にビニールホースを付けた。
シリンジの容量は200cc、回数を数えて補給量を算出した。
量はフィラープラグの穴から溢れくるまで補給した。
その後、フィラープラグに新しい銅パッキンを付けて締め付けた。
デフフィラープラグパッキン
パーツ名称 ガスケット(20×27×2)6枚入り
品番 09168-20003-000
単価 150円(税込み)
フロントデフのオイル交換
左がフィラープラグ、右がドレンプラグ
フィラープラグのみ銅パッキンが付いている。
ドレンプラグには液状ガスケットを塗布している。
ドレンプラグの汚れ
鉄粉はほんの僅か付いていただけ。
四駆走行はほとんどしないため、リヤに比べると汚れは少ない。
フロントアクスルハウジングの様子。
フィラープラグを外すと負圧になっていて空気を吸い込んだが、オイルは溢れて来なかった。
廃油の状態。
リヤに比べて規定量が多い。
汚れはほんの少しで僅かに色が付いているのみだった。
やっている途中で勿体無いと思った。
トランスファーのオイル交換
フィラープラグとドレンプラグの位置。
紛らわしいボルトがたくさんあって迷いやすい。
左がドレンプラグ、右がフィラープラグ。
両方共に液状ガスケットを塗布しているのみ。
ドレンプラグの汚れの様子。
鉄粉はほんの僅か。
廃油の状態。
フロントデフに比べて若干色がついているのみ。
排出されるオイルを見て勿体無いと心の中で叫んでしまった。
この様子だとトランスミッションオイルは、ほとんど汚れていないと思われたので交換するのを止めにした。
SUZUKI指定のオイルだと15万キロは無交換でいい。
使っているものは指定オイルではないが、同等以上のハイグレードのものだ。
まだまだ使えるオイルを捨てるのは勿体無い。
それにフィラープラグが狭い場所にあって非常に外しにくい。
ソケットなしのラチェットハンドルをそのまま突っ込んで外す荒業をしなければならない。
そんな無理をしてまでわざわざやる必要は全く無い。
過度の交換は、環境負荷を掛けるだけのただの自己満足だ。
廃油はビニール袋にウエスを入れて染み込ませて捨てることにした。
廃油処理BOXをわざわざ買うまでのことはない。
自作の処理袋で十分だ。
これまで散々着ていたボロ切れのような下着をついでに捨てる。
これだけだと足りないので、親父の要らない衣類を詰め込んだ。
厚手のビニール袋の口を結束バンドで止めてオイルが漏れないようにした。
念の為に袋を二重にして捨てる。
要らない衣類の処理するちょうどいい機会だ。
作業の感想
やっているうちに分かったことだが、今回のオイル交換は不要だった。
それが分かったので、トランスミッションのオイル交換は止めにした。
以前の私だったら、無駄だと思っていてもやってしまったはずだ。
少し成長したことが分かって嬉しくなった。
次回の車検では、特に問題が無ければ、デフなどのオイル交換はやらないことにする。
走行距離もそれほど伸びないと思う。
車で走るよりも自分の足で走ったり歩いたりしたい。
車に乗っていると運動不足になる。
ジムニーは私にとってなくてはならない道具だが、使用は最低限に控えたい。
作業内容自体は簡単で何も面倒なことはない。
ささっと済ませることが出来る。
オイル交換を終えてしばしのブレイクタイム。
日差しがなくて涼しいので作業日和となった。
休憩を挟んで次は点火プラグの点検を行うことにした。
おわり