大平湿原と芳ヶ平湿原を巡る

こんばんは。からあげです。

 

今日も降ったり止んだりのハッキリしない天気だった。
朝5時前に起きると大粒の雨が降っていたので、登山を中止して二度寝して7時半に起きた。
食事を済ませてゴロゴロしているうちに雨が止んで空が明るくなってきた。
昨晩の腹痛のダメージは回復していないが、車の中でじっとしていても退屈なので、手頃な場所へ歩いて行ってみることにした。

それでは昨日の様子からアップしてゆこう。

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晩御飯の準備中。
採ったネマガリダケの皮を剥いで茹でているところ。

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時間が遅くなってしまったので、ラーメンを作って食べた。
ネマガリダケは全部入れて、おまけに鯖の水煮缶を加えた。
ネマガリダケは少し皮が硬いところがあったが、勿体無いので捨てずに全部食べた。
これが悪かったのかも知れない。
後ほど、腹痛となって随分と苦しむことになる。

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晩御飯を終えると地形図のプリントをするためにコンビニまで行く。
別に地図はなくても大丈夫だが、どこを歩いているのか分からないと楽しさが半減してしまう。
トレーニングだと思えば、遠い道のりもヘッチャラだ。
(というのは強がりで凄く面倒くさかった。)

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昼とは随分と違う雰囲気の夜の温泉街。
日帰り客の姿が消えた静かな路地を歩く。

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湯畑周辺はライトアップされて泊り客で賑わっていた。
ホテルや旅館で豪勢な晩御飯を食べたであろう人がコンビニで買ったカップラーメンを啜っていた。
いつもの奴を食べないとお腹が満足しないのか。

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用事を済ませて湯畑周辺を彷徨いていると、お腹がキリキリと痛みだした。
食い過ぎた訳ではないのにどうしたのだろうと思いながら車に戻ることにした。

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戻っているうちに段々と傷みが増してくる。
我慢できなくなって公衆トイレに駆け込む。
もりもりと汚物を出したにも関わらず、イマイチお腹がパッとしない。
早歩きで戻ることにした。
しかし、またお腹が痛くなってきた。
なんとか駐車場まで戻ってトイレに駆け込む。
そのあと、車に戻って車内を片付けているとまた痛くなる。

結局、一晩にトイレに5回も行ってしまった。
腹痛になった食べ物は何だろうと考えてみるとネマガリダケしか思い浮かばない。
インスタントラーメンや鯖の水煮缶でお腹が痛くなるわけがない。
時間がなかったので、茹でる時間が短かったため、アク抜きが不十分だったかも知れない。
とにかくネマガリダケでえらい目にあった。
お陰で食べたものを全て出してしまった。
どうせ全部出してしまうのなら、鯖の水煮缶を食べるんじゃなかったと思った。

 

大平湿原と芳ヶ平湿原を巡る おおひらしつげん  よしがたいらしつげん

コースタイム

09:35 西の河原公園駐車場発~09:50 芳ヶ平登山口~11:20 大平湿原分岐~11:30 大平湿原~11:50 平兵衛池~12:30 大平湿原分岐~13:15 芳ヶ平ヒュッテ~14:05 大平湿原分岐~15:05 芳ヶ平登山口~15:20 西の河原公園駐車場着

登山コース

 

それでは話を今日に戻すが、昨日の下痢のダメージを残した状態で出掛けることにした。

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駐車場を出ると草津白根山方向へゆく。
国道292号線から県道55号線の方に曲がってゴルフ場の方に進む。

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谷沢川に架かる橋を渡る。

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橋から300mほど進むと左手に登山口がある。
今日は大平湿原と芳ヶ平湿原に行ってみることにする。

草津温泉の町から少し登ったところにある湿原だ。
多少の雨でも山歩きを楽しめるのではないかと思った。

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樹林帯の道をゆく。
両端は笹に覆われて視界がない。
延々と景色が見えない山道を歩くことになる。

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蟻の塔渡り(ありのとうわたり)

ここの付近の尾根だけ痩せている。
両端は多少切れ落ちているが、ほとんど危険はない。
戸隠山(とがくしやま)に蟻の戸渡り(ありのとわたり)という危険な痩せ尾根があるが、これはそのパクリなのか。

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途中の展望台から見た100名爆の常布の滝(じょうふのたき)
水量がなくてなんだか迫力がない。

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滝壺の方に行ける道があるのだが、現在は落石の危険があるため閉鎖されている。
人がほとんど通らないので、笹に埋もれてしまっている。
いつもなら見なかったことにして行ってしまうのだが、今日は体調がぱっとしないので止めておくことにした。

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それにしても道の両側に笹が生えていて景色が見えない。
小鳥のさえずりが聞こえるだけのかなり地味な道だ。

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途中、橋を渡る。
今日は体調が悪くて、汗ばっかりかいて全然足が動かない。
昨日のダメージがかなり残っているようだ。
橋の端に座ってゆっくり休んだ。

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大平湿原(おおひらしつげん)の分岐

地形図で見ると上の方にある芳ヶ平(よしがたいら)湿原より規模が大きい。
楽しみに思いつつ歩いてゆく。

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分岐から直ぐに川を渡る。飛び石で渡渉する。

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やって来ました。
ここが大平湿原です!
何もなし。バカヤロウ!
まるで草原のように見える。
標識の周りにミズバショウが生えているのみ。
ほとんど笹に飲み込まれてしまったようだ。

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湿原の池もこの通り干上がってしまっている。
何も見るべきものはない。

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ちょっと寄り道して奥の方まで行くことにした。
ここは八石山(1,596m)で展望台と呼ばれているところだ。
なんだか無理やり名前を付けたような感じがする。

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麓の草津温泉を見下ろす。
随分歩いたのに、まだこれだけしか登ってきていない。
今日は本当に調子が悪い。

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さらに奥に進んでやって来たのは平兵衛池(へいべいいけ)
山の中にぽつんとある池。
カエルの鳴き声が僅かにするだけだった。

ここから分岐まで戻って上の芳ヶ平湿原の方に向かう。
いくら体調が悪くてもこのままじゃ帰りたくない。

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登山道脇で見つけた不思議なきのこ。
ギンリョウソウ。
なんだか花のように見える。

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芳ヶ平に近づくとようやく視界が開けた。
今日は本当に我慢の山登りだった。

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一つだけ咲いていたシャクナゲ

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木道を歩き芳ヶ平を目指す。
もうそろそろだ!

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芳ヶ平(よしがたいら)ヒュッテ

赤屋根のこじんまりとした山小屋。
平日も営業中だった。
この小屋の奥に湿原がある。

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芳ヶ平湿原(よしがたいらしつげん)

白根山北麓大沢川の源流に広がる湿原が芳ヶ平。
湿原には、ワタスゲ、モウセンゴケなどの湿原植物が見られ、前方奥の白根山(2,160m)の火山風景とは対照的な風景が見られ、秋には白根山にかけてナナカマドの紅葉が見事。

立て看板より

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湿原らしい風景が広がっていてホッとした。
干上がっていたらここまで来た甲斐がない。

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開放的なベンチで一休み。
変な汗をかいて気持ち悪い。
ここでTシャツを乾かしてサッパリした。

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ワタスゲ

ようやくこの花の名前が分かった!
このようなふわふわしたものがそこら中に生えていた。

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芳ヶ平から湯釜までの間の道は、火山活動が活発化しているため通行禁止となっている。
さあ、戻るとしようか。

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下りも休み休みしてゆっくり下った。
途中で雨が強くなりポンチョを着た。
樹林帯の遊歩道だと蒸れずに凄く歩きやすい。

今日もなんだかんだ時間がかかって約5時間半も歩くことになった。
それにしても全然パワーが出ない一日だった。

 

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登山道具を片付けて少しゴロゴロすると温泉に入りに行くことにした。
今日は別の無料温泉にする。

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やって来たのは湯畑から近い千代の湯(ちよのゆ)

なんと定休日だった。
以前来たことがあって昔の記憶を頼りにやって来た。
仕方ない別の温泉にゆくとしよう。

 

煮川の湯 にがわ

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今回新たに発見した無料の温泉。
たまたま前を通りがかって見つけた。

中に入るとこじんまりとした湯船があった。
お湯は熱めで体中が痺れた。
これぞ草津の温泉だという感じがした。

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無料の温泉はどこも町の景色に溶け込んでいて、凄く分かりにくい。
ぼーっとして歩いていると前を通りすぎてしまう。
ウォーリーを探せみたいになっている。

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草津の町の中で唯一赤いのが郵便ポスト。
公共性があるので、例外となっているのか。
ポストが茶色だとよそ者には分からないだろう。
コカコーラの自販機でさえ茶色になっている。

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帰りに道に迷ってまた地蔵の湯の近くのお地蔵さんのところまでやって来た。
お地蔵さんのよだれかけやのぼり旗も赤だ。
これも赤いほうがいいのだ。

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湯冷まししながらブラブラと歩いてやって来たのは、スーパー大津。
草津なのになぜか大津。
細かいことは気にしない。
前回来た時もここで買い物した。

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今日は昼ごはんを食べたのが遅かったので、これでおしまいとする。
買い食いをするなんて本当に久しぶりだな。

 

明日もパットしない天気なので、登山は止めにして温泉街の中をぶらぶら散策しようと思う。
腹痛の影響が思いの外残っていて、少し元気がない。
今日はもっと早く更新しようと思っていたのに、なんだかボーッとして時間だけ過ぎてしまった。
さあ、もう今日は遅いからゆっくり寝るとしようか。
本当に昨日はお腹が痛かったな。

 

本日の走行距離 0km

本日のねぐら  草津温泉 西の河原公園駐車場

 

おわり

コメント

  1. mako より:

    透明なのはキノコではなくてギンリョウソウですね。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6

    こいつが出来ると松茸のシロも壊れるので一部の人からは嫌われていますが、見れる場所は限られるのと、見ることが出来る時期が限られるので見てみたいと言っている人もよく聞きます。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      これは珍しいものなのですね。
      不思議な形をしていて凄く気になりました。

  2. まつもり より:

    お腹お大事に

    • karaage より:

      はい、どうもありがとうございます。
      下痢をするとかなり体力を消耗しますね。

  3. リコプテラ より:

    こんばんは。
    白いキノコみたいなやつはギンリョウソウ(銀竜草)だと思います。
    キノコみたいだけどキノコじゃない不思議な植物です。
    ところで腹痛、大変でしたね。お腹の調子悪いと体に力が入らないんですよね。
    長野県南部にはないと言われているネマガリタケですが、今年初めて生えている場所を見つけて採って食べてみました。サバ缶との組み合わせは信州北部のソウルフードですね。
    ある程度伸びたものの節の部分は固くて消化が良くないので取り除いた方が良いらしいですよ。ネマガリタケについては少し前にブログに書いたので、よろしければご覧下さい。
    http://www.sakanakokoro.com/2016/05/16/8856/
    まだ体調万全じゃないようですのでお大事にして、楽しい旅を続けて下さい(^_^)

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。

      ネマガリダケ美味そうですね。
      サバ缶に入れるだけなら簡単ですし。
      やはり節の部分は取り除いた方が良さそうと思いました。
      今回は腹痛になって散々な目に遭いましたが、また生えていたら食べようと思います。

  4. お銀 より:

    真ん中にブルーの目玉があるような白い植物。登山道脇で見つけた不思議なきのこ。
    銀竜草(ギンリョウソウ)ですね。ゆうれいたけ とも言います。珍しい植物で見れる期間も短いので(私は見たことがない)綺麗な写真に見入りました。からあげさんの山行き・トレッキング記事は写真が多くて更新が楽しみです。これから本番ですが先は長いので体調に気をつけていろいろな場所に行ってください。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      そんなに珍しい植物だとは思いませんでした。
      今度見かけたら沢山写真を撮ろうと思います。

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