土地(山林)の取得費用と購入予算、注意点など

こんにちは。からあげです。

 

今日から進入路建設の作業を開始した。
もう一度土地の境界線を確認し、分り易いように杭に赤テープを巻いたり、追加で棒を立てて自分の土地を把握し、山小屋建築のイメージが湧くようにした。
小屋建築予定地はまだ決まっていないが、アカマツの切り株が邪魔でしょうがない。
闘志がムクムクと湧いてくるような来ないような、そんな感じだ。
進入路を作り終えるまでに決めようと思う。

 

それで進入路の位置はというと、土地の上手となる西側の方に作ることに決めた。
当初は伐採の際の重機の通り道に手を加えて進入路にしようと目論んでいたが、予定変更で敷地内に重機が入らなかったので、今回一から作ることになった。
それでも少し前から進入路の位置は上手にしようと、丸太置き場を林道際の真ん中付近にしていたため、残された場所はここら辺しかなかったのだ。

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進入路建設予定地

 

林道と土地の高低差は約1.2mほど。
土地と林道の境界線沿いに側溝があって湧水ポイントより流れ出た水が常時流れている。
進入路は、林道とほぼ直角となるように作る予定。
林道の幅員は4mあるので、直角でもジムニーは切り返しなしに曲がることが出来るからだ。
傾斜が緩くなるように林道と斜めになるように道を付けることも考えたが、反対側から入る場合は土地に入りにくいと思ったから止めておいた。
斜面は最短で横切るようにした方が、傾斜はきつくなるが、削る土の量が少なくなることもあった。
ジムニーなら多少の傾斜があっても登ってくれるから問題ない。
大雑把に土を削ったら、砕石を入れて踏み固めて、しっかりとした道とする予定だ。

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4時間ほどの作業でこれだけ。土が柔らかいから掘りやすい。

 

土地(山林)取得費用

ところで、土地取得費用を参考になると思うので書いておく。
購入した土地は、300坪弱の山林、おまけで付いてきた約10坪のポンプ小屋の土地(持分3分の1)の2筆だ。

 

 土地取得費用

 土地価格総額            190万円
 手付金(売買代金の一部に充当)    20万円
 契約書印紙代              2千円
 媒介手数料             約10万円
 (190万円×5%×1.05≒10万円)

 登録免許税(2筆分)          2千円
 
   合計     200万4千円

 

土地の登記は自分でやったので、登記に関する経費は登録免許税のみ。
申告書のプリント代金、書類のコピー代金は僅かなので入れていない。

不動産を取得した人にその不動産が所在する都道府県が課す税金の不動産取得税(税率3%)は、購入した土地の評価額1万7千円程度で、免税点の10万円以下となるので、非課税だった。
ただ、いくら非課税でも不動産取得の申告だけはしておこうと思う。

土地の引き渡し完了~所有権移転登記の申請を自分で行う
こんにちは。からあげです。 本日、やっと土地の引き渡しが完了した! 9月9日の契約日から引き渡しまで、二ヶ月半ほどかかったことになる。 自分の土地の伐採も終わり、さらに向かいの赤松林もバッサリと切ってくれたので、陽が射すようになって住み心地

 

土地購入の予算や注意点など

予定では土地購入費用は100万と決めていたが、実際100万円で購入出来る土地は非常に少なかった。
インターネットで田舎暮らしや別荘暮らし系の不動産屋のHPを調べると、100万円でも何件かHITするが、別荘地で年間の管理費が5万円以上掛かったり、水道も電気も引くことが不可能な山奥であったり、狭い土地や急傾斜の土地だったりと何か問題のある物件であった。

ネットで見て気に入って、実際に現地に見に行ってみると、大体は画像の状況とは随分と異なっていた。
画像が10年前以上前のものとか普通にあった。
一時期は個人売買で安く土地を購入しようと思い、自分の気に入りそうな地域を重点的に調査したが、余所者が購入するには地域の付き合いが必須だったりで結局は断念し、不動産屋経由で土地を購入することにした。

不動産屋を頼りにしてもなかなか良い土地に巡り合わなかったので、途中から当初の予算より大幅にアップした300万円で探すことにした。
すると自分の条件に合いそうな土地がポツポツと出てくるも、坪単価1万円前後ばかりだった。そのため、購入しようという気持ちが起こらなかった。

 

不動産屋の物件の傾向といえば、広い土地ほど単価が安いということ。
1000坪の土地は坪5千円で売っていたりもするが、広いので全部で500万もしてしまう。
自分の希望としては200坪から300坪程度で良かったので、1000坪は広すぎる。

逆に狭い100坪程度の土地だと、坪1万円から3万円と割高となっている。
私が購入した土地は、当初坪1万円で売りに出していたものの、割安感が無かったため、購入を見送り様子を見ていたのだ。
ところが、暫くすると坪7千円まで大幅値下げした。値下げを知ると購入意欲が湧いてきたので、再び物件を見にいくことにしたのだ。
そうしたら概ね自分の希望と合致しているし、なにより私営水道が無料で使うことが出来る特典付きだったので、購入を決意した。

私営水道は、初期費用として加入金30万円程度月々の水道使用料2千円~3千円程度となるのが普通だ。
購入した土地のものは、ポンプの電気代だけなので非常にリーズナブルだった。
売主さんは数百万円掛けて湧水場所からホースを引っ張ってきて一旦集水桝に集め、それからさらに下にあるポンプ小屋まで水を引く工事をしている。
個人でそうした設備を整えようとしてもお金が掛かり過ぎるし、ホースを設置する地主さんの承諾が必要となり、余所者の人間がやろうとすると困難を極める。

水道の他にも、電線が土地の前の林道沿いに通っているので、電気は無料で引き込めるし、ドコモのアンテナが近くて携帯の感度が良いこともあった。
こういう好条件を満たしていながら、坪1万円以下の物件は非常に少ないのが現状だ。
だから売れてしまう前に飛びついて購入することにした。

物件の媒介契約の種類が、一般媒介契約であったこともある。
他の不動産屋にも登録しているとなるとライバルの動向を掴み難くなる。
私も分からないが、ライバルも分からない。
ゆっくりと考えてはいられない。
それで飛びついた。

さらに伐採や整地などの余分な費用が掛からない物件であったこともポイントとなった。
今になって冷静に考えてみると、随分と高い買い物をしたなあと思うが、自分の気に入る土地が他に無かったので、当時の自分はベストの選択をしたと思っている。

 

山林探しが長引くと判断力が落ちて、しょうもない物件に飛びついてしまいそうな気がしたし、何時までも無職でいるわけにはいかない。
欲しい時が買い時だ!だから思い切って購入した。
めでたしめでたし。

コメント

  1. 黒ぬこ より:

    いよいよ進入路着工ですね
    見ていて、こちらまでワクワクして来ます
    ちょっと気になるのは地目の関係
    固定資産の課税は現況課税となっておりますので
    木々を伐採し、土地を整備しすぎると宅地と判断されかねないのでは?
    せっかくなら評価額の安い山林のままの方が良いので
    市区町村の役所に現況宅地と判断される基準なんかを
    聞いておくと良いかもです
    今日から明日にかけては気温が一段と下がってくるらしいので
    汗をかいた後の体調管理など十分気を付けて作業してください
    >欲しい時が買い時
    そのとおりだと思いますよ
    いくら高い土地でも魅力のない土地には何の価値もありません
    からあげさんが魅力を感じ、購入できるだけのお金を持っていた
    これこそ「縁」というヤツですよ
    しかも好条件でライフラインが得られるというオマケつき
    決して高い買い物ではないと思いますよ(^^

  2. からあげ より:

    >黒ぬこさん
    そうです。
    今、土地の固定資産税の件で考えています。
    建物は数千円で済みそうですが、土地全体が宅地並に課税されると5万円以上になってしまいます。
    以前、税務課に相談したところ、家を建ててから現地を見ないことにはなんとも言えない。との回答
    だったので、調査にやってきた時が勝負です。
    基本、使わない場所はあまり手を加えないつもりですが、快適に過ごすことを考えるとある程度はいじろうとも
    思ってしまいます。
    非常に悩ましいところです。

  3. 裏方 より:

    この前、友人が、大きな田舎家が13万円であるぞと言ってきましたが、住むためには200万ぐらいかけて手を入れねばならず話しにならず。
    昔、バブルが崩壊した頃、5000万円が500万円で買える物件を真剣に考えたことあったけど、現実的に、維持費や、もろもろの生活に関わることをシュミレーションして、やっぱり、5000万円の物件が500万円でもやっぱり価値がないと判ってやめました。
    最近、バブル崩壊後の別荘地物件を何人もの独身中高年が安く買って住んでいるという話を聞いたことがあります。
    私の友人(61歳独身)は、公団住宅にいますが、月4万円の家賃を2年間滞納してもなおかつ、うねうね言いながら、頑張って、住んでいます。
    孤独死なんて、どってことない。普通、普通。とか、言ってますがね。
    本人は良いけど、周囲は困る。

    • karaage より:

      不動産屋が仲介、媒介する激安物件にまともな物はありません。
      あったら買い取って手直ししてから、自分が売り主となって売りますからね。
      不動産屋巡りをして分かりました。

      • 裏方 より:

        不動産屋が本当にいい物件を紹介していたのは、バブル時代の初期です。
        確かにあの頃、お金さえあれば、不動産屋が言う物件を買って、しばらくして倍ぐらいの金額で売った人の殆どは大儲けでしたから。
        バブルを越えて持った人は、地獄でしたがね・・・。
        時代は代り、今の不動産屋にいい物件を紹介できる時代ではなくなったのですね。

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