可変ブルーシートタープシステム

こんにちは。からあげです。

 

今日もスカッと晴れ渡り、気持ちの良い冬晴れの一日が始まった。

昨日は、ストーブの火が落ち着いてから、キチンと寝袋に包まって蓑虫のようにして眠った。
夜中少し寒くなってきたので、3シーズン用の寝袋を上から掛けて暖かくした。
今朝起きると、最近怠かった体は一気に軽くなって、全身にエネルギーが満ちていた。

 

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朝一の恒例作業となったストーブの点火を行う。
今朝は小屋の中が冷え切っていたために、火の勢いが増すまで時間が掛かった。
おっさんは、空気窓から息を吹き込むなどして、火の応援をしていた。

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体調が良くなったので、朝飯の準備中に雪かきを行った。
雪が凍っているうちにブロック状に切り出して放り捨てる。

昨日敷地内へは、4W-Lに切り替えてバックのまま乗り入れた。
始めはいつもの4W-Hでやってみたが、タイヤが空転してしまい斜面を登ることが出来なかった。
4W-Lに切り替えた途端、強大なトルクでグングンと坂を登ってくれた。
これがあの軟弱なジムニー君なのかと驚いてしまった。

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前進で乗り入れて敷地内で転回するより、バックで入って来たほうが楽だと気が付いた。
切り株が少し危険だが、慣れてしまえば大丈夫だ。
この赤松の切り株は、薪割り台に重宝していたところで、抜根すると不便にあるなあと思っていた。
予定では、この春に抜根するつもりだったが、1年先延ばしにしようかと思えてきた。

 

 

可変ブルーシートタープシステムを考える

 

今日は、小屋の南側に張りっぱなしにしてあるブルーシートタープについて書くとしよう。

 

この現在の土地に移住してから、早2年以上の歳月が流れた。
テント暮らしからスタートして、最近になってようやく家らしい小屋になって快適に過ごせるようになった。

山林内での暮らしは湿気との戦いだ。
そこら辺に剥き出しのまま物を放り出しておくと、ジメジメした地面から湿気が上がって来て、木だと腐ってくるし、鉄だと錆びてくる。
それに葉っぱや大粒の雨が降り注ぐ。
雨ざらしだと乾く隙がない。

それなので、雨よけとしてシートを掛ける。
シートと言ってもいろいろあるが、私が好んで使っているのは、厚手のブルーシートだ。
始めの頃は、毒々しいまでの青色に拒絶反応を示していたが、ブルーシートに代わる自然に溶け込みやすい色のシートは、値段が何倍もする高価なものなので、渋々ブルーシートを使っていた。

 

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これはテント暮らしの頃、ロケットストーブの雨避けとしてブルーシートをタープとして張っていた。
ロケットストーブは、ペール缶で自作したもので、雨ざらしにすると直ぐにあちこち錆びてきた。
それに薪を濡れないように保管しないといけない。
それでブルーシートを張ることにした。

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こちらは、小屋の西側の荷物置き場とした場所。
木製パレットの上に雑多な荷物を置いている。
ブルーシートの劣化の影響を最小限に抑えるために2重にして雨を防いでいる。
外側のシートは、紫外線除けで、内側のシートが雨除けの役目をしている。
内側のシートは1年経ったが、今のところ雨漏りはしていない。
あと1年くらいは、雨漏りの心配はないと思う。

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ブルーシートの有用性が分かると、次第にあちこちに使うようになって、気がついたらブルーシートだらけになっていた。

慣れとは恐ろしいもので、始めはあれだけ抵抗のあった青色だが、今では空の青をイメージする身近な存在となっている。
UVカットの銀色のシートの方が目立たないが、値段が倍以上もするので、買う気になれない。
多少、紫外線に弱くても工夫次第(2重にする)でなんとかなる。

その後、とうとう小屋の南側の一番目立つ場所にブルーシートタープを設置してしまった。
ロケットストーブをシートの下に置いて、雨天でも雨に濡れずに煮炊き出来るようにした。
葉っぱが茂れば、風はそれほど吹かないので、支え棒を入れて居住性を高めた。

 

 

今年は、ほとんど季節風が吹かないので、冬でもタープを張りっぱなしに出来た。
ところが、先日の大雪で状況は一変した。
タープは積雪に弱く、定期的に雪かきをしなければならなかったのだ。
下が薪置き場なので、タープを撤収する訳にはいかず、せっせと雪かきをしていた。

それから、このブルーシートタープは何とかならないものか、とずっと考えていた。
(暇だからタープのことを考え続けることが出来た。)
数日後、おっさんの頭に突如、閃光のようにアイデアが浮かんだ。

 

支え棒をとって、勾配を強くすれば良いのではないか。

 

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早速、アイデアを試してみた。
タープの端を地面スレスレまで下げた。
こうすることで、耐風性と耐雪性が大きく向上した。
耐雪性については、まだあれから雪が降っていないので何とも言えないが、この勾配なら雪は積もることはないだろう。

数日間、このブルーシートタープを見続けて、アイデアの有効性を確信した。
(暇なので、タープをじっと見続けることが出来た。)
これならいける!

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ブルーシートが風に煽られてバタバタと煩かったので、雪に埋もれた重量ブロックを発掘して、木をブロックの穴に通しておいた。
これなら多少の風で外れてしまうことはないだろう。

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ブルーシートのハト目にロープを通して木に縛り、その木の両端を小屋に縛って固定している。
100均のビニールロープ(太さ3mm、長さ20m)だが、全然大丈夫だ。
今まで切れたことがない。

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ブルーシートに降った雪は、ズリ落ちて石垣の外に落ちるようになっている。
これなら雪が溶けても小屋周りがジメジメすることはない。

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シートの下には、必要にして十分なスペースがある。
薪置き場とちょっとした道具なら置けてしまう。
このスペースだとロケットストーブは使えないが、雪の降る冬は薪ストーブを使うので問題ない。

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小屋の壁からはみ出ている部分は、風に煽られやすいので、ハト目にロープをとって耐風性を向上させている。(支え棒を入れている時に必要)

 

夏は支え棒を入れて居住性を重視、冬は耐風性、耐雪性を重視して支え棒なしの勾配強めの張り方をすれば、年間を通してブルーシートタープを張っておくことが出来る。
多少穴が空いてもしばらくは内側を伝って落ちてくれるので、置いてあるものは濡れることはないだろう。
支え棒を簡単に付け外し出来るようにして、すぐにモードチェンジ出来るようにしようか。

この南側に設置してあるブルーシートは、大きさが2.7m四方のもので、値段は約700円だ。
つっかえ棒やフレームに使っている木材は、実家の物置の廃材なのでタダ。
ロープは100均だ。
僅かな投資で1年間は、確実に雨を除けすることが出来る。

少し前までテラスを作ろうと思っていたが、耐候性を考慮して安く仕上げても2,3万円は掛かってしまうだろう。
このブルーシートタープなら安価に維持できる。
多少見た目は悪いが、凄くよく出来たシステムだ。
運用していれば、少しずつ使いやすく改良することも出来る。

 

荷物を減らせば、外の荷物置き場を縮小出来る見込みだ。
小屋に床下収納を作ったので、収納力が大幅にアップした。
もう余計なものを作るのは止めようと思う。

不必要なもの処分して身軽になれば、維持費や手間も掛からずフリーになれる。
将来は、小屋の中に荷物を全て収めてしまいたい。

 

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昨日も食料の買い出しを行った。
栄養を付けるためにサンマを購入。
味噌汁に入れたらサンマの脂がいっぱい出てきて、凄く旨かった。

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今朝の氷柱の様子。
昨日より一段と成長したようだ。

 

おわり

コメント

  1. JB23w-9型XG5MT より:

    ジーパンの青は虫除けの意味と聞いた事があります。
    ブルーシートの「青」もあるいはそれを狙ったかもしれませんね。

    ストーブの蓄熱ですが大量のお湯を沸かしておくのも一つかも(ペール缶とか)結露がちょっと心配ですが、喉のイガイガ防止には効果てきめん。外排気なので燃料である木の水分は全部排出して空気カラッカラ。

    囲炉裏みたいな暖房は木の水分が室内に残ります。家そのものが煙突みたいなことで吹き抜けの上には煙り抜きありますね、必要以上の湿気も抜けるでしょう。
    外排気では無いファンヒーターや石油ストーブは灯油中の水分が室内に残ります。

    • karaage より:

      そう言えば、ブルーシートには虫は寄って来ませんね。

      黄色いテントは虫が寄ってきて鬱陶しいです。

      薪ストーブによる乾燥は凄いですね。
      鍋を置いていても中はカラッからです。
      濡れ雑巾を干したりしています。

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