こんにちは。からあげです。
今日は8月11日で初めての「山の日」だ。
朝早くから前面道路の交通量が多い。
今日から連休という人も多そうだ。
15日のお盆の分は12日に振り替えて4連休とする。
これが世間の相場だろう。
私が船に船に乗っていた時は、お盆休みというのはなかった。
外国の船がお盆関係なしに入って来るからだ。
お盆休みに浮かれていたのは陸(おか)で働く人間だけだったような気がする。
もちろん正月休みはある。
それくらいないとやってられない。
基本休みなのだが、忙しくて出勤となると休日手当が特別に割増になるのでおいしかった。
まあ、家に居てもゴロゴロして酒を飲むだけだったので、新年早々仕事をするのも悪くはなかった。
当時は絵に描いたようなダラしない人間だったのだ!
それはそうと先日、登山した飯豊山。
あれからもう4日も経ってしまった。
早くブログにアップしないと忘れてしまいそう。
それに鮮度が薄れるとおっさんのやる気が一気にダウンしてしまう。
そう、おっさんは非常に飽きやすいのだ。
さあて、では登山の様子を一日ごとに区切ってアップすることにしよう。
飯豊山縦走登山 2泊3日(2016.8.4 1日目) 丸森尾根~頼母木小屋~杁差岳ピストン
コースタイム
04:10 天狗平駐車場発~04:15 丸森尾根登山口~06:10 夫婦清水~07:40 丸森峰~08:20 地神北峰~09:00 頼母木山~09:15 頼母木小屋~10:10 大石山分岐~10:35 鉾立峰~11:00 杁差小屋~11:10 杁差岳~11:20 長者平~11:25 杁差岳~11:55 鉾立峰~12:25 大石山分岐~12:55 頼母木小屋(泊)
歩行時間 約8時間45分(休憩時間を含む)
登山ルート
登山前日は、飯豊温泉近くの手倉山登山口駐車場で車中泊した。
docomo圏内でトイレがあって快適に過ごせるからだ。
日当たりの良くて日が沈むまでは暑くてかなわなかったが、暗くなると一気に気温が下がり過ごしやすくなった。
ようやく涼しくなってホッとしていると今度は蚊が大挙してやって来た。
アースノーマットで蚊を蹴散らして早い眠りに就く。
登山初日は午前1時半の起床。
夜空を見上げると満天の星空だ。
よし、登山を決行することに決めた。
朝食を済ませると荷物をまとめて飯豊温泉に向けて車を走らせた。
丸森尾根(まるもりおね)登山口
飯豊温泉の一番下の広い駐車場に車を停めて登山準備を済ませる。
毎度のことながら、登山用具を普段の生活でも使っているので、出発直前までザックのパッキングをすることが出来ない。
なので毎回忘れ物をしないように慎重にパッキングを行う。
いくつか途中で思い出してはザックの荷物を出しパッキングをし直すということをやったので、準備に手間取った。
そしてようやく出発したのは4時10分。
駐車場からは歩いて直ぐの丸森尾根登山口に向かう。
事前に貰って記入しておいた登山カードをポストに入れて登山開始だ。
登り始めはまだ夜明け前で暗かったので、ヘッドランプを点灯して歩く。
登山口直ぐから始まった急登はおっさんを目覚めさせるには十分だった。
涼しい時間帯で助かった。
湯ノ沢を見下ろす。
急登の辛さに耐えて登っていると次第に明るくなり始めた。
すると眼下に湯ノ沢が見えた。
次第に空が明るくなってきて天気が分かるようになった。
夜は星空が広がっていたが、夜明けになると分厚い雲が垂れ込めていた。
急登をクリアしてようやく夫婦清水(めおとしみず)に到着。
丸森尾根唯一の水場だ。
標識があってすぐに水場だと分かる。
水場へと続く小道。
手前は少し広場となっていてテント一張なら張れそう。
ほぼ水平で地面が土の貴重なスペースだ。
水場の様子。
水量はまずまず。冷たくて美味しい。
遅い時期に晴天が続くと涸れることもあるという。
夫婦清水付近で傾斜は緩くなり歩きやすくなった。
周囲はガスに包まれているため、暑さはそれほどではない。
アップダウンは少なくて着実に高度を上げてゆく。
オオカメノキの赤い実
一面の緑に彩りを与えている。
次第にガスが晴れ樹木が疎らになってきた。
森林限界は近い。
天気も回復に向かっている。
ところどころ、滑りやすい大きな段差がある。
日帰りの軽装であればなんともないが、泊まりがけの重装備だと結構堪える。
丸森峰(まるもりみね)を過ぎると樹林帯を抜けて一気に楽しくなる。
頭上には真っ青の空が広がっている。
どうやらガスの上に出たようだ。
丸森峰を振り返る。
下には雲海が広がっている。
う~んいい眺めだ。
ニッコウキスゲがお出迎え。
稜線は直ぐそこだ。
胸を躍らせ一歩一歩歩いて高度を上げてゆく。
地神北峰
ようやく稜線まで登ってきた。
早朝に出発したので時間に余裕がある。
玄米ごはんを食べたので、パワーモリモリだ。
余裕を持って登って来ることが出来た。
この北峰のピークから南へ下がると地神山を経て門内小屋(かどうちこや)そして北股岳(きたまただけ)方面に行くことが出来る。
本日は頼母木小屋泊まりなので、ここから北へと進む。
地神山を見上げる。
山名が分からない。じがみやまと読むのだろうか。
梶川尾根(かじかわおね)方面。
丸森尾根と同じく飯豊温泉から登って来ることが出来る。
丸森尾根から梶川尾根、もしくはこの反対で、日帰りで登ることが出来る周回コースでよく登られているようだ。
頼母木小屋へと続く縦走路。
あいにく杁差岳(えぶりさしだけ)はガスの中で見えない。
タカネマツムシソウ
飯豊山(いいでさん)から杁差岳にかけての稜線上に多数群生していた。
日光を浴びて気持ちよさそうに咲いていた。
地神山(右)と地神北峰(ひだり)を振り返る。
頼母木山(たもぎやま)
山頂標識が丈夫なステンレス製の板で作られていた。
なだらかな山で雰囲気はいい。
頼母木小屋へ向かって下りているところ。
本日の宿泊場所となる小屋だ。
9時過ぎに早々と頼母木小屋に到着。
表に出ていた管理人さんが出迎えてくれた。
まずは水場で顔を洗い冷たい水をゴクゴクと飲む。
ふぅ~全身に染み渡る美味しさだ。
しばらく管理人さんと話しながら休憩をして、忘れないうちに受付を済ませておく。
今日は時間と体力に余裕があるので、軽装で杁差岳までピストンする。
ここでボーッとしているのも悪くはないが、さすがに長過ぎる。
ガスが多いが全く景色が見えない訳ではないので、散歩がてらに行ってみることにした。
小屋の到着は私が一番乗りだったので、1Fの一番奥の特等席をゲットする。
サブザックを持って来なかったので、ザックから出した荷物は大きなビニール袋に入れてまとめておく。
誰も居ない時にあちこち写真を撮っておいた。
あとで小屋の詳細をアップすることにする。
杁差岳に向かって歩いているところ。
小屋でゆっくりし過ぎると体が冷えて動きたくなくなってしまう。
休憩をほどほどに切り上げて出掛けることにした。
小屋に着いた時はガスで杁差岳は見えなかったが、ガスが晴れ始めて見えるようになってきた。
天気が良くて午後から夕立が来るかもしれないので、ペースを上げて進んでゆく。
頼母木小屋を振り返る。
随分と下りて来てしまったなあ。
帰りの上りがシンドそうだ。
風になびくイブキトラノオ
ハクサンイチゲ
タカネナデシコ
頼母木小屋から杁差岳にかけて高山植物の群生が多く見られた。
中でも良く目立ったのは大きな青色の花のタカネマツムシソウだ。
あちこちにこれでもかというほど咲いていた。
あとはイブキトラノオも多かった。
数は少ないがタカネナデシコの群生も見られた。
高山植物を見ながらアップダウンを繰り返して歩いてゆくと一際尖って目立つ山が前に立ちはだかった。
鉾立峰(ほこたてみね)だ。
これを越えれば杁差岳まであと一息。
日差しを浴びて暑さが堪えるが、頑張ってペースを維持して登ってゆく。
鉾立峰の山頂
新し目の標識が立っているのみ。
急な登りで相当堪えてしまった。
この鉾立峰は杁差岳ピストンの最大の山場だ。
これをクリアしてしまえさえすれば、あとはどうということはない。
玄米パワーは枯渇してきたようだ。
体が重たくなってきた。
鉾立峰を越えて杁差岳に向かう。
あとはおっさんの行く手を阻むものはない。
一旦下って上り返すことになる。
ミヤマトリカブト
一際目立つ青色が特徴的だった。
それほど数が多くなくてところどころに咲いていただけだったがよく目立っていた。
杁差小屋目前までやって来た。
雷雨が来ないうちに早く登ってしまおうと無理をして急いだため、かなりバテてしまった。
なんとか小屋に到着した。
手前には昔の小屋の基礎が残されている。
ベンチもあって休憩には最適な場所だ。
それではおっさんの小屋チェックいってみよう。
杁差小屋(無人の避難小屋) えぶりさしごや
場所 杁差岳山頂直下
建物 木造2階建
トイレあり(外に2つ、汲み取り式)
水場あり(小屋から下ったところにある。未確認)
まだ建ててそれほど経っていないように見える立派な小屋。
冬の積雪に備えて丈夫な作りとなっている。
冬期用の入口
ハシゴが壁に取り付けられていて2階のドアから出入りする。
ドアには鍵があったが、施錠されているかは確認しなかった。
小屋の入口。
外開きのドアで木の看板に杁差岳避難小屋と表示されている。
入って直ぐのところ。
1Fの部屋部屋へは奥のドアを開けて中に入る。
2Fへは右手の階段を登ってゆく。
階段から上は土足厳禁だ。
入口ドアを入って左側にある靴箱。
嬉しいことにサンダルや長靴が用意されている。
内扉を開けて1F の土間に入る。
広くて快適だ。
1Fの様子。
窓から外の光が入ってくるので中は明るい。
入ってすぐにカビ臭い匂いに気がついた。
よく壁を見ると薄っすらとカビが生えている。
ここで泊まる人はそれほど多くないのだろう。
でもそれほど不快ではないレベルだ。
窓を開けて換気して拭き掃除すれば快適に過ごすことが出来る。
早めに着いてあちこち掃除すればいい。
階段を上がって2階にゆく。
写真は2階の踊り場から撮影したもの。
土足厳禁なので、下で靴を脱いで登ってくる。
2Fの様子。
暑い空気が溜まっているため、多少暑く感じた。
1F以上に明るく感じる。
2Fも十分な広さがあって大人数でも容易く収納できる。
はしごやコンパネなどの資材も置かれていた。
筋交いのところには毛布が掛けられていた。
下に敷くゴザも何枚かあった。
寝具なしの手ぶらで逃げ込んで来ても、これさえあれば夜を明かすことが出来る。
トイレは別棟にある。
汲み取り式が2つあった。
ドアを開けて中をチェックするとハエが湧いていた。
窓を開けておけば外に出てっていってくれるだろう。
水場へ降りる道。
トイレの裏手から水場に降りる道が付いている。
融雪水らしいので、残雪が減ってくるとかなり下まで下りねばならないだろう。
疲れていたので水場の確認はしなかった。
小屋の前から大熊尾根へのルートがあるが、笹に覆われて状態は悪そうだった。
最近は笹の刈り払いは全くされておらず危険箇所が多いので、現在は通行禁止となっている。
さあてこれで小屋チェックは終了だ。
杁差岳のピークを踏みにゆくとしよう。
杁差小屋を振り返る。
凄く開放的な場所にあって見晴らし抜群の小屋だ。
大石ダムから登って小屋に泊まって奥胎内に下山する1泊2日のコースも楽しそうだ。
杁差岳(えぶりさしだけ)1,636m 日本二百名山
飯豊連峰の北端に位置する山。
去年、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希氏が登ったことで脚光を浴びるようになった山。
頼母木小屋で休んでいるとトレラン2人組がやって来た。
何でもダイグラ尾根から登って飯豊山、北股岳を越えてやって来たらしい。
大石ダムまで下山すると言っていた。
通常2泊3日で登山するコースを1日で踏破しようとしているのにはビックリした。
谷川岳でも多くのトレイルランナーを見かけた。
基本小屋泊まりの山というのが影響しているのかもしれない。
山頂には小さな社があった。
登山の無事のお礼をする。
山頂に着いた頃には再びガスが多くなって来ていた。
山頂から少し下ったところにある長者平という湿地帯がなかなかいいと管理人さんから聞いていたので寄ってみることにした。
長者平(ちょうじゃだいら)
杁差岳山頂から北に5分ほど下った場所にある場所。
池塘が幾つかある。
花の季節は終わっていたが、雰囲気はなかなか良かった。
さあて、頼母木小屋まで戻るとしようか。
行きより帰りの方が鉾立峰の登り降りは堪えた。
すっかりバテてしまってペースが上がらない。
変に雷雨を警戒してしまって無理にでも歩こうとする。
少しばかり早く歩いたところで、雷雲の速さに勝てる訳がない。
雷が来たら安全な場所に避難すればいいだけのこと。
だから無理せずに自分のペースで歩くのが一番なのだ。
などと頭で分かっているのだが、雷の恐怖が足を早めさせてしまう。
大石山分岐
ちょっとした広場になっているので休憩にピッタリ。
ここから足の松尾を下って奥胎内ヒュッテまで下ることが出来る。
しかし、下ったあとの足がないので困ってしまう。
高価なタクシーを使うか思い切ってヒッチハイクを試みるしかない。
頼母木小屋までの上りはキツかった。
まだ軽装だからよいものの、重装備だったら堪えたハズ。
マイペースで歩くことの重要性を再認識した。
それでは小屋に戻ったところで頼母木小屋チェックを行うとしよう。
頼母木小屋 ~夏山シーズン中は管理人常駐~ たもぎ
場所 頼母木山より北西約500m
建物 鉄骨木造の2F建て
収容人数 約40人
水場 あり(シーズン中はホースを設置して引いていて小屋で汲むことが出来る。水量は凄く豊富)
トイレ あり(バイオトイレ、男女別で1基ずつ)
電波 docomo圏内(マタギの館付近にアンテナあり)
こちらが宿泊者用の避難小屋。
赤色の三角屋根の可愛らしい小屋だ。
玄関のドアは内開き
奥には靴置き場がある。
玄関に入って左にさらに内開きのドアがある。
1Fの様子
内扉を上げると中央に土間があって一番奥に2Fへ登る鉄ハシゴあり。
これでもかというほどサンダルが並べられている。
1F 入口に近いところにある棚には毛布とゴザが備え付けられている。
無料で使用できる。
天井にはロープが渡されてハンガーが下げられている。
きめ細かな心遣いだ。
2階へと上がるための鉄製ハシゴ。
丈夫なハシゴでブレは全く無し。
2Fの様子
2Fの方が中央の通路がない分、広く感じる。
窓も大きくてかなり明るい。
ハシゴの登り降りを苦にしなければ、2Fの方が快適だろう。
小屋の屋根の様子。
冬期の積雪に耐えられるように丈夫な鉄骨で骨組みが組まれている。
内側には断熱材のようなものが張られている。
入口と反対側に冬期入口がある。
ハシゴを登って2Fの窓から出入りするようになる。
小屋前の広場がテントサイトとなる。
一部草が剥げている。
概ねフラットで若干石が混じった土となっている。
避難小屋の裏手にある茶色の小屋がトイレだが、バイオトイレのため匂いはしない。
去年のシルバーウイークは猛烈に混雑して小屋の周辺はテントで一杯になったのだとか。
おお怖い。
管理人小屋兼水場
避難小屋と向き合って建っている。
奥の部分は管理人さんが住んでいる。
2Fは荷物置場となっていうようだ。
避難小屋側には受付の窓がある。
とは言ってもフットワークが軽い管理人さんは近くまでやって来てくれる。
こちらが頼母木小屋名物の水場。
頼母木山から湧き出る水をホースで上の方から引いてきている。
水量が凄く多くて冷たくて美味しい。
この水を飲めば疲れなど一気に吹っ飛んでしまう。
こちらが水場への道。
シーズン中はホースが設置されて、小屋で出るので水を汲みに行く必要はない。
シーズンOFFはホースが撤去されてしまうので、歩いて汲みに行く。
管理人さんによれば、年中涸れることのない湧き水が出ているという。
晩秋でも稜線の小屋で水が手に入るのは非常に有り難い。
こちらが避難小屋側にある受付。
小屋暮らしをしているので凄く気になった。
夜間は下ろしていて昼になると跳ね上げる。
この跳ね上げ式の窓のポイントは何と言っても光を通すアクリルの窓だ。
窓を閉めても小屋の中が暗くならなくてよい。
跳ね上げれば大きな庇として機能してくれる。
これはなかなか良いアイデアだ。
さて、最後にトイレの紹介。
避難小屋隣、杁差岳方向にある。
男女別でそれぞれ1つずつ。
バイオトイレなので匂いがほとんどしないのがいい。
便器の様子。
大と小は分離出来るようになっている。
金隠し側から伝って落ちた液体は便器の穴の分離板で分けられて小専用タンクに入る。
入口を入ったところに小専用の便器もある。
もう少しアップで撮影しようと思ったが、汚物がハッキリと写ってしまうので控えておいた。
このバイオトイレの特徴は手動撹拌式のところだ。
大をする度に自転車のペダルを漕いで汚物を撹拌する。
使用済みのペーパーも便器の中に投入する。
自転車のペダルこぎに協力を
ご利用の後は、自転車のペダルをこぎます。
前に20回以上、後に10回以上トイレットペーパーや汚物が見えなくなるまで撹拌します。
撹拌することで微生物に酸素を与えます。胎内市 商工観光課
電波状況について。
ここは山の麓、長者原付近にあるマタギの館。
このすぐ近くにdocomoのアンテナあり。
非常に高いアンテナ。
頼母木小屋より北東側に向ければ電波を良くキャッチする。
アンテナが出来たお陰で通信可能となってかなり便利になったそうだ。
これにておっさんの小屋チェックは終わり。
さあて晩御飯の用意でもすることにしようか。
ゴソゴソと袋を漁って道具を取り出す。
スペースが広いので凄く快適。
小屋の中だが風防を使って熱効率を高める。
余計なガスを使って資源を無駄にしてはイケない。
登山地図を広げてのんびりと食事の用意をする。
ホント時間に余裕があると心に余裕が出来て良い。
一日目のご飯はカレーライス(白米)と味噌汁に鯖の水煮缶だ。
缶詰やレトルト食品は重たいが、安くて瑞々しいのがいい。
軽い乾物にしてしまうと味気ない。
早めに晩御飯を済ませて外に出るとガスが晴れて視界がスッキリとしていた。
先ほど登って来た杁差岳が良く見える。
雲海の向こうに先日登った二王子岳が見える。
よく整備された登山道で歩きやすかったなあ。
画面中央に見え尖った山は二ツ峰。
以前は道があったらしいが、現在は廃道となってヤブに覆われてしまっている。
その向こうに巨大なきのこ雲が見えた。
初日は尻上がりに天気が良くなって夕立は来なかった。
ガスが晴れていたのは束の間で再び濃いガスに包まれて視界がなくなった。
やることがないので、耳栓をして6時過ぎには寝てしまった。
朝早起きしたので、いつもより疲れていたこともあったのだろう。
次の日も早い、明日の好天を願いつつ眠りに落ちていった。