Independenceへ下りる

こんにちは。からあげです。

 

いやあ、申し訳ない。
ブログ更新しようにも電波状態が悪くできなかった。
あれからどうしていたのか。

その話は長くなるので、今日の様子を簡単にまとめることにしよう。

結局、Mt.whitneyには登らなかった。(登れなかった。)
食料の余裕を考えると、中止して先に進むほかなかった。
昨晩は、死の恐怖に取り憑かれて、ほとんど眠れなかった。

今回、初めて焚き火をした。
雪がたんまりあって消火には困らず、良質な薪がいくらでも転がっている。
憂鬱な気分を吹き飛ばすためでもあった。
ああでもない、こうでもないと、シュミレーションをしていると気分が落ち込んだ。

今日はForrester Pass、Kearsarge Passの2つの峠を越えてIndependenceの町に下りてきた。
約20mileもある道のりをたった一日で歩き切った。
昨日は道迷いをしまくって、わずか8mileしか歩けず落ち込んでいた。

THのCampgroundから町までは20mileの距離でヒッチは必須。
しかも行き止まりの道なので、ヒッチは困難を極める。
他のハイカーなら電波の入るPassからTrailAngel召喚の魔法を使えるだろうが、私にはできない。
ダメ元で急ぎ足で下りてきた。
Californiaの太陽で緩んだ雪は体力を消耗させる。

駐車場が見える場所まで下りてくると、なんと車が5台ほど見えた。
そのうち1台が出て行ってしまった。
もう猶予はならない。

疲れ切っていたのに、雪が消えると自然とTrailを駆け下りていた。
信じられないパワーがまだこんなに眠っていたなんて。

TrailAngelが待機していてくれたのかと思ったら、先生と生徒がハイキングにやって来ていたところで、もうすぐ帰るところだった。
図々しくもヒッチをお願いすると、快くOKを出してくれた。
MIRACLE HITCH!!

疲れた体にSODAとミネラルウォーターが染み込んだ。
おっさんを下ろすとどこかへ走り去った。
私は車が見えなくなるまで見送った。

今日はTHのCampgroundでCampすることになるだろうと思っていたのに、奇跡が起きた。

Trailで拾ったHIKER TOWNバンダナを杖に巻きつけて目立つようにしてTrailを駆け下りていた。
これがかなりウケていたようだ。
キャンピングカーを見送る時に振っていると、中の生徒が爆笑していた。

なんか分からんが、今後のヒッチでもやるとしようか。
赤のバンダナは凄く目立っていい。

お腹が減っていたので、レストランに直行する。
バックパックを外に出しておいてくれと言われてちょっとムッとしたが、外の扉を開けると凄く雰囲気の良い中庭となっていた。

ハイキング初めてからなぜか動物にだけは好かれるようになった。
頭を撫でていると喜んでいるが、カメラを向けるとそっぽを向く。
こんなことが前にもあったような気がする。

酒ではなく、スパークリングウォーター。

バーガーを食べてチップ込で25$。
以前の私なら考えられない散財だ。
今回のPCTは財布の紐が完全に切れてしまっている。

お金はいい。腹いっぱい何か食べたい。

町外れからシエラの山並みを眺める。

今日は町のCampgroundに泊まる予定だったが、オートキャンプ区画のみで一泊14$。
ハイカーはおろか、キャンパーの姿さえ見えない。
ツエルトを張ってただ寝るだけで14$は納得いかない。

町のMOTELに泊まることにした。
相部屋だと1泊25$。
取り敢えず3泊することにした。
ZERODAY2日は確定。

これまでほとんど休みらしい休みを取らず歩き続けて疲れが溜まっている。
シエラを舐めていたら、本当に死にそうになった。
ここは雪解けの時間稼ぎと合わせて休養をとることにした。

 

荷物はこのMOTELに送っていたので、受け取りも非常に簡単だった。
明日は身の回りの整理と食料、燃料の調達だ。

さあて、眠くて死にそうなので今日はこれでおしまい。

 

おわり

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