おはようございます。からあげです。
昨日は昼過ぎまで雨が降っていたが、次第に小降りとなって夕方止んでくれた。
思いの外天気の回復が早く、今朝は柔らかな日差しが降り注いでいる。
昨日、「南ふらの」の道の駅で電気を貰ってブログ更新したというのに、もうバッテリー残量は危機的状況だ。
車を停めている場所は木陰になっていて日当たりが悪い。
早く移動して充電しようと思う。
それでは昨日の様子をアップしよう。
道の駅を出発すると国道38号線を帯広方面に走らせる。
狩勝峠を下ってしばらくゆくと屋根付きの駐車場を発見する。
ちょっと昼飯には早かったが、少し寄ってラーメンを作って食べることにした。
行くあてはないのでここで泊まってもいいかなと思ったが、交通量が多くて煩いので先に進むことにした。
昨日は5連休の初日とあってやたらと車の数が多い。
ゆっくり走っていると数えきれない程の車に追い抜かれた。
帯広競馬場でばんえい競馬を観戦する
帯広競馬場
車中泊場所を物色しながら車を走らせていると帯広までやって来てしまう。
以前からばんえい競馬が気になっていたので競馬場に行ってみることにした。
車は市街地の緑ヶ丘公園に停めて歩いてゆく。
30分ほど歩いてやって来たのは帯広競馬場だ。
帯広競馬場は、世界で唯一ばんえい競馬が行われているところで、北海道遺産となっている。
ばんえい競馬とは、鉄ソリを馬に曳かせ、全長200m、途中に2カ所障害(坂)のある直線コースで競うレースです。
よく知られている平地競馬とは違い、スピードだけではなく、馬の重いものを引っぱる力と持久力そして騎手のテクニックの勝負です。
このレースは北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しんでいたものがシステム化され現在の形に発展したもので、すでに35年以上の歴史をもち、北海道をが育てた世界でたったひとつの「ひき馬」競馬として内外の注目を集めています。ばんえい十勝オフィシャルHPより引用
競馬場入口にある馬の銅像
馬の資料館
正門を抜けると馬の資料館がある。
入館料は無料だ。折角なので見学してゆくことにする。
資料館では展示されている資料を見ながら、ばんえい競馬の歴史を勉強することが出来る。
お勉強を終えると入口で入場料の100円を支払って場内に入る。
ちょうど第1レースが終わったところだった。
コースにある障害物
直線のコースに坂が2つある。
レース終了毎にコースが整備される。
競馬は始めてでシステムがよく分からないので、無難に単勝を買うことにした。
オッズが30倍以上の馬を選んでみた。
今日は博打をやりに来たわけではなく、競馬場の雰囲気を楽しみに来ただけ。
100円分のみ購入した。
それにしても競馬場にいるのは観光客が圧倒的に多い。
缶ビール片手のおっさんの酔っぱらいが赤えんぴつを耳に挟んで競馬新聞とにらめっこしている風景をイメージしていたが、観光客が多いためか殺伐とした雰囲気は無かった。
休憩室に足を踏み入れると他の競馬場でやっているレースの馬券を買っている人が血走った目でモニターを見つめていたくらいだった。
ゴール地点のタワー
ばんえい競馬ではそりの後端がゴールラインを越えなければならない。
さあ盛り上がって参りました。
いよいよレースの始まりです!
普通の競馬と違ってばんえい競馬は重いそりを引いているためスピード感はない。
障害物の坂を越える時は、馬も苦しいらしくスピードがかなり落ちる。
2つ目の障害を越えるところがレースの見どころのようで、坂の手前で少し休んで体勢を整えてから一気に越えるなど騎手によっていろいろ作戦が異なるので見ていて面白い。
第2レースの結果
ハズレ馬券が空を舞い、酔っぱらいの怒声が響くようなことは無かった。
至って静かだった。
私の購入した6番の馬はどこにもない。
確かビリッケツを走っていたような気がする。
ばんえい競馬の面白いところは、馬場水分が高いほうがそりが滑りやすくスピードが出る点だ。
レース時のコンディションも考慮に入れて馬を選択することになる。
言うことを聞かない7番の馬。
調教師さんに引かれてイヤイヤしている。
騎手が乗ったとたんにやる気を出した7番の馬。
第3レースはコイツに決めた!
そしてついにレースが始まる。
7番の馬は第2障害に差し掛かるまではトップだったが、坂をなかなか越えられず一気に順位を落としてしまう。
またもや紙くずとなった勝ち馬投票券と出走一覧表をゴミ箱に入れて競馬場を後にする。
やっぱり他人の勝負事を見ていても全然面白く無い。
2レースやっただけで飽きてしまった。
参考リンク ばんえい十勝オフィシャルホームページ
帰りにスーパーに寄って貴重な玄米を入手し、さらに鍋物用の鮭のぶつ切りを購入した。
こんな見るからに新鮮な鮭は本州ではめったに手に入らない。
しかも安い。これは非常に旨そうだ。
量が多かったが、ご飯と味噌汁の中に入れてなんとか1回で全量を消費した。
白子の濃厚な味とゼラチン質の鮭の頭の部分が非常に旨かった。
これで鍋を作ったらたらふく食べられるに違いない。
食べてしばらくすると体が火照ってきてエネルギーが満ち溢れるような感覚を受けた。
これなら多少の無理は大丈夫そうだ。
車中泊した緑が丘公園の駐車場の入口が分からず随分と迷ったが、公園を一周してなんとか見つけることが出来た。
公園の駐車場は22時になると閉鎖されるが、1箇所だけ夜間も開放されているところがあってそこに車を停めた。
着いた時は数台の車しか無かったが、夜になって続々と車がやって来て7割方埋まってしまった。
夜中になっても煩い車がよく通るし隣の車が夜更けにゴソゴソと活動を始めて最低の夜だった。
今朝も朝っぱらからアイドリングする非常識な輩の車もいるので、ブログ更新を終わらせて早く出てゆこうと思う。
ロケーションは最高なのだが、騒がしくて落ち着かない。
この公園に泊まるのは賭けだな。
明日、天気はすっかり良くなるので幌尻岳(ぽろしりだけ)に登ることにする。
日高山脈主峰2,052.4mで百名山でもある。
最もメジャーなルートは、糠平川沿いの幌尻山荘に泊まるルートだが、山荘手前に十数回の渡渉があって沢靴がないと厳しい。
それに山荘宿泊代(2泊分)とシャトルバス代が掛かるし、完全予約制テント泊不可の山荘が気に入らない。
田中陽希が歩いて人気が出つつある長大な林道歩きの新冠(にいかっぷ)コースは、現在アプローチの新冠林道が工事中で徒歩でも通過出来ない。
新冠ルートは渡渉もなく、一番簡単に幌尻岳に登ることに出来るルートだが、通行止めでは仕方ない。
最後に残るのはチロロ林道からの戸蔦別岳(とったべつだけ)を越えてゆく非常に長くてハードなコースとなる。
このコースは、北戸蔦別岳山頂か7つ沼カールでテント泊するのが基本なのだが、頑張って歩けば日帰りでも登れないことはない。
標準的なコースタイムでは約18時間となる。
出来ればここを12時間ほどで歩きたい。
暗い内からは歩きたくはないが、進路上にクマが居座ってタイムロスすることを考えると、クマが怖くても早めに出ておいたほうが良い。
一つ安心材料は、ヌカビラ岳の登りの途中に煮沸不要の湧き水が出ていることだ。
トッタの泉と呼ばれている非常に貴重な水場だ。
このセーブポイントを有効利用して幌尻岳を日帰り登山することになる。
念のため途中でビバーク出来るようにツエルトも持って行く。
ただし無理はしない。
日が明るい内に登山口に戻れないとはっきりする前の段階で引き返すことにする。
一旦、登山口に戻って翌日再トライする。
コースの状態が分かればペース配分を最適にして再び挑むことが出来る。
さあて今日はどこで寝ようか、やっぱりゲート前の登山口となるのかな。
まずは行ってみてから考えることにしよう。
明日は帰りが遅くなって、たぶん体も消耗しているので更新は出来ないかもしれない。
山頂に立ったらツイートするので、楽しみにしていて欲しい。
よし、荷物をまとめて出発だ!
走行距離 99.2km
ねぐら 北戸蔦別岳登山口
おわり