大気が非常に不安定

こんにちは。からあげです。

今は少し憂鬱な気分となっている。
それは何故なのか、昨日の様子から順を追って説明しよう。

昨日は札内川園地キャンプ場でゆっくりして出発した。
北海道のキャンプ場は9月末で終了が多いが、このキャンプ場は何と11月上旬まで開放されている。
今シーズンは11月3日まで。
遅くまでやってくれるのは長期滞在者にとって非常に嬉しい。

雨も上がり薄日が差してきて天気は回復すると見えた。
それで昨日のうちに登山口に行っておくことにした。

ピョウタンの滝

ダムが決壊してできた滝。
意図せずしてできた人工の滝で観光名所となっている。
壊れてしまったものは仕方ない。それなら見せ物にしてしまえ、ということか。
キャンプ場入り口の橋の上からよく見える。

一旦山から降りて中札内の市街地までやって来た。
時間があるので図書館に寄る。
見てびっくり、非常に立派な建物だった。
このお金は一体何処から出ているのだろうか。

雑誌コーナーも充実していて蔵書の数も十分だ。
窓際の特等席に座って本を読む。
「星野道夫　ノーザンライツ」が目に留まったので読んでみた。

2時間ほど本を読んで登山口に向かう。
やって来たのは、伏美岳(ふしみだけ)避難小屋だ。
伏美岳登山、そして遥か幌尻岳へと続く縦走の拠点となる。

避難小屋は林道終点の手前にあって、オレンジ色の三角屋根でよく目立つ外観だ。
中は少し薄暗かったが 、ロフトと薪ストーブがあって快適そうだった。
小屋の前には沢から引いた水が出ている。
トイレは一番奥にあって、便槽に余裕があって使用可能となっている。

林道終点の登山口を調査してから引き返して小屋前の駐車場で車中泊する。
車を止めると雨がポツリポツリと降り始める。
あわてて車中泊のベッドをセットし車に逃げ込むと、雷を伴った土砂降りの雨となる。
雷が怖いので車の壁にはもたれない。
雷が落ちた時に感電しそうな気がするからだ。
実際は落ちても大丈夫なのだが、本能的に身体が避けてしまう。

雷雨は30分程で過ぎ去った。
そのあとは ラジオを聴きながら早めの夕食にして寝ることにした。
ラジオの天気予報によると、今日の天気は午前中は晴れるが、大気が不安定で、昼から雷雨となるところがあるとのことだった。
今晩は気圧の谷の通過で再び雷雨となる模様。

大気が不安定という言葉を聞くと雷を連想する。
本日は伏美岳を越えてピパイロ岳までピストンする予定だった。
稜線に出てしまうと鞍部しか雷の避難場所は見当たらない。
コースタイムでは往復12時間少々、天気が6時間もってくれたら、安全圏まで下山することが出来る。

今こうしてブログを書いている間に雨が降り始めた。
登山口を5時半に出発していれば大丈夫だったようだが、山の上では早くに雲がかかって雨が降っていたに違いない。

今朝は登山のために3時に起きたが、大気が不安定ということが気になって、登山を止めることにした。
雲の切れ間から星と月が見えていたが、雲は多めだった。

2度寝して5時過ぎに起きると外は快晴だった。
絶好の登山日和を見送ってしまった。
もう朝から憂鬱だった。
この時点で急いで準備をしても、登山口を出発出来るのは7時過ぎとなる。
これでは天気が多少もったとしても、下山時に雨雲に捕まってしまう可能性が高い。
もうどうしようもない。
ブログ更新もあるので下山して圏内に行くことにした。

せっかくの晴れなのでタイヤのローテーションをすることにした。
スタッドレスから夏タイヤに変えて5500kmほど走行したところだった。
面倒くさいけど、この夏タイヤで来年の車検を通したい。

見た目ではまだタイヤ溝は大丈夫そう。
インジケーターは出ていない。
スペアタイヤを含めた5本でローテーションすればタイヤが長持ちする。
タイヤ5本をすべて変えると7万はするので出来るだけ長持ちさせたい。
ついでにタイヤの空気圧の調整を行なったのでこれで実家に戻るまではメンテは不要だろう。

先ほどから降り始めた雨は降ったり止んだりしている。
明日の天気もそれほどいい訳では無さそうなので登山するか迷うところだ。

サラリーマン時代なら迷わずに登っていたところ。
今は時間に余裕があるので天気が悪そうだと見送ってしまう。
臆病になっただけなのか、それともより慎重になったと言うべきか、自分でも分からない。

ただ言えることは、今の私には選択出来る余裕があるということだ。

走行距離　75.6km
ねぐら　　札内川園地キャンプ場

おわり