雪山へ

こんばんは。からあげです。

 

雪がたんまりと降って、ようやく冬らしくなった。
雪掻きは、長い間やるとしんどいので、15分くらいずつやっている。

昨晩、乾燥したサラサラの雪が少し降った。
今朝、起きると更に10センチほど積もっていた。
外は痺れる寒さで、なんとマイナス5度だった。

玄関ポーチに積もった雪が少しずつずり落ちている。
突っついて落としたい衝動に駆られたが、どこまで耐えられるか見守っていた。
しかし、頭を直撃したらかなり痛そうだ、と次第に思えてきたので、スコップでつついて落とした。

ストーブをガンガン焚いているので、屋根の雪はかなり溶けてきた。
雨樋を外しておいたので大丈夫。
これから氷柱の成長を見守ることにする。

敷地内に小動物の足跡が残っていた。
近所を彷徨いている猫だろうか。
以前、木登りしていた奴かもしれない。

今日は寒いが天気は良いので、小屋の中でじっとしているのは非常に勿体ない。
かといって山を降りて図書館に行く気にもなれない。
除雪も面倒くさい。

寒いが、予定通り氷瀑を見に山に行ってみることにした。
あまりの寒さにどうしようか悩んでいた。

年明け、バイトが終わってから来たときは、全く雪がなかったが、今日は一面の銀世界だ。
果たして氷瀑は見られるだろうか。
期待しながら歩いてゆく。

いい感じのところがあったので、河原に下りてみた。
水の音以外何も聞こえない。

トレースのない道を行く。
雪の深さは、何も付けずに登山靴のままで膝下、所々膝上程度となっていた。
久しぶりの雪道で気分が盛り上がるが、運動不足のため結構しんどい。

3時間ほどかけて目当ての滝までやって来た。
あれ？全く凍っていない。
寒くなったといはいえ、まだまだ寒さが足りないようだ。
勢いよく流れ落ちる滝を見て、一気にテンションが下がってしまった。

物陰でザックを下ろして温かい白湯を飲み、玄米ご飯をもそもそと食べる。
じっといていると体が冷えてくる。

先に行ってぐるっと回って帰ろうかと悩んだが、体力の消耗が激しいので、もと来た道を引き返す。
やっぱり一人は辛いなと思いながらトボトボトと帰った。
途中でレアなカモシカと遭遇して、ちょっと嬉しかった。

途中の道が除雪されていたので、小屋の前もやってくれていないかなと期待して戻ってきた。
すると綺麗に除雪されているではないか。
ふくらはぎと股関節が疲れて、氷瀑を見られずブルーだった気分が一気に晴れた。
除雪なしでも麓まで下りられるが、帰りが上って来られるかどうか気になっていた。

小屋に戻るとストーブを焚いて冷えた体を温める。
日が照っても寒かったため、雪はほとんど溶けていない。
寒暖計をみると、まだ昼過ぎだというのに、マイナス3度だった。

ここ最近、寒くて身なりのメンテナンスを怠っていたので、かなり怪しげな雰囲気が漂ってきていた。
そこで、頭をカットしてお湯で濡らしたタオルで体を拭いて綺麗サッパリとしておく。
洗濯をしたいが、外に干すと凍ってしまって乾かない。

いろいろ考えた末、小屋の中で干して滴をペール缶で受けることにした。
ロープに掛けてしばらくすると、重力で水分が下がってくる。
それを乳絞りみたいにして水気を切る。

濡れた道具を乾かしているところ。
最近、やりたい放題しているので、随分と散らかってきた。

しかし、おっさんは片付ける気は全くない。
下手に片付けると行方不明になる恐れがある。
このまま春までそっとしておくことにする。

 

さっき、ご飯を炊きながらブログ更新していたんだけど、お腹が減って目がグルグル回って来たので、中断してご飯にした。
今、再開したところだけど、疲れてきて横になりたくなってきた。
今日の雪山歩きは予想以上に体力を消耗させてしまった。
早めにロフトに上がって寝るとしよう。

 

明日のことは、明日起きてから考えるとしよう。
ガソリンの残量が半分を切っているので、念のために入れておいた方が良いだろう。
ついでに食料も買ってこよう。
今週末、また雪が降りそうだから備えるとしよう。

 

おわり