世間並みの幸せを手放す

こんばんは。からあげです。

今日も昼の中休みにスキーを滑ってきた。
一夜明けると昨日の曇天が嘘のように晴れ渡っていた。
従食の窓から朝日を見ると今日も一日頑張ろうという気持ちが不思議と湧いてくる。
太陽の光を浴びるだけで気持ちが前向きになる。本当に太陽は偉大な存在だ。

 

五竜テレキャビンとおみ駅
雲ひとつない快晴で気温は急上昇
先日の大雪で積もった屋根の雪が随分と解けたようだ。

アルプス平駅ヘ向かって出発！

素晴らしい天気。
視界内に雲ひとつ見当たらない。

今日のいいもりゲレンデ　パウダースノーコース
土曜日に関わらず今日は空いていた。

今日もコスモフォーリフトに乗ってサニーウェイコースを滑る。
後ろはレストハウスいいもり

コスモフォーリフト終点近く
今日は気温が上昇しスキーヤー達のエッジでコブが出来てしまっている。
コブに弾かれてなかなか滑ることが出来ない。

これからサニーウェイコースを滑るところ。
この程度の傾斜でも私には下に向かって飛び降りるような感覚。
パラレルターンでは滑ることが出来ないので、シュテムターンで下りてゆく。
コブの処理がうまく出来ずに何度も飛ばされる。

サニーウェイコースを出てパウダースノーコース上部にやって来たところ。
向かって左手側は何かの大会が開かれていた。

コスモフォーリフト架線下のストレートウィスキーコースを覗いてみた。
今の状態ではまだ滑る気にならない。
思わず足が竦んでしまった。

 

何本かパウダースノーコースを滑った後でサニーウェイコースに移動した。
今日はサニーウェイコース～ストレートウィスキーコースと繋いで滑るお客さんが多く、私の滑りは邪魔になった。
気温が高くなってコース上はエッジに削られてコブが出来てしまっていて、コブを通る度に飛ばされてバランスを崩し時にはコケてしまった。
ショートターンの技術があれば、コブ斜面でも上手く滑れそうな感じがするので、明日はみっちりとショートターンの練習をしようか。

今日は土曜日の割にはお客さんが少なかった。
給料日前の週末からなのか。いつもの土曜日より自分のペースで滑ることが出来た。
パラレルターンが出来るようになったとはいえ、まだまだスムーズなターンとは言えないので、滑りまくってパラレルターンの動きを体に覚えさせようと思う。

 

ところで、今日は世間並みの幸せについて語ろうと思う。

世間並みの幸せとは、結婚して子供を作り幸せな家庭を築く。細やかながら一戸建てのマイホームを構えて家族と一緒に人生を歩んでゆく。こんなようなことだと私は考えている。

私は寝太郎さんのBライフに感化されて脱サラしてフリーの身となった。
（要は無職になっただけ。後悔は全くなし。）
それから山林を購入して小さな山小屋を建てて社会と距離を置きひっそりと暮らしている。

お金のかからない生活基盤を手に入れて自分の好きなことだけする人生を送り始めたばかりの私。
しかし、まだ生活費を自力で稼ぐことが出来ないので、自分に合わないアルバイトをして現金を入手しているところだ。
いずれ近いうちに自力で最低限の生活費を稼いでみせる。

お金のかからない生活を始めるにあたってまず考えなければならないのは、生活の無駄を省くということ。
現代社会で人並みに生活しようとすると、兎に角お金が掛かる。
結婚、出産、子供の養育費、住宅ローンなどなど、一度世間並みの幸せコースに乗ってしまうと離脱するのは難しい。流れに翻弄されて気が付くと人生の終焉間近という河口付近までやって来てしまう。
私はそんな人生はまっぴらごめんだった。

幸い私は全くモテなかったので、結婚せずに独身を貫き通すことが出来た。
女性とデートすると始めのころは結構いい感じなのだが、ある日突然電話やメールが繋がらなくなったり、デート中にいきなり泣かれて挙句に怒って帰ってしまいそれっきりとなるパターンが多かった。
自分の努力不足なのかと随分と悩んだ時期もあった。

今回のアルバイトでコミュニケーション能力の無さが顕著に現れてしまったが、昔から私は人とコミュニケーションを取るのが苦手だった。
好意を持った相手と仲良くなろうとすると突然相手が去ってゆく。
そんなことを繰り返してきた。
そんな男なので、当然のように婚期を逃して独身ライフを送っていた。
モテない私ではあったが、結婚願望はなかなか捨てきれなかった。

人並みに結婚して幸せな家庭を築きたい。

あまり恵まれない子供時代を過ごしたので、この気持は人より大きかったのかもしれない。
しかし、モテないのは筋金入り。諦めるしかなかった。
悲しいけどどうしようもなかった。

お金のかからない生活を始めるために結婚を諦めたのではなく、モテなかったので結婚を諦めざるを得なかった、ただこれだけだ。

独身で仕事も行き詰まりを見せ始めていたので、思い切って脱サラした。
もう人の金儲けの道具になって酷使されるのは嫌だった。
自分の思うように仕事をやりたかった。
お金のかからない生活基盤を築けば、僅かなお金で自分のやりたいことを好きなだけすることが出来る。
平成２６年度分までは税金が高めだが、これからは少ない税金となるので、年間の必要な金額は大幅に下る。

もう私は権力者が創りだした見せかけの幸せなどに心を惑わせない。
見栄のために無駄な支出をしない。
丸刈りでボロを着て粗末なものを食べていようが、私は自分の誇りを失いたくない。
自分のことは自分でする。誰からも操られたくはない。

以前、読者からBライフを始めるにあたって世間並みの幸せを手放す際の心の葛藤をどう始末を付けたか知りたいというコメントを頂いていた。
そのうち記事を書こうと思っていたが、考えがまとまらず時間ばかり経ってしまった。
今の私にはこんなものしか書けない。
あの読者に私の気持ちが伝わってくれることを願って今日のところはおしまいとする。

 

おわり