雲上の楽園~苗場山に登る~

こんにちは。からあげです。

今日は久しぶリに町に出ると凄く暑くて参った。
今も西日が照りつける中、必死になってブログ更新をしている。
鳥甲山(とりかぶとやま)ムジナ平登山口の駐車場が居心地が良くて計3泊もしてしまった。
いい加減松山郷を出て他に行こうという気になった。
あまり乗り気ではなかったが苗場山(なえばさん)を登ってから出てゆくことにした。
それでは暑くて死にそうなので、早速今日の様子をアップするとしよう。

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やって来たのは小赤沢3合目登山口。
ズルしてちゃちゃっと登って水浴びしようと思った。
アプローチ林道は舗装してあったが、道幅が狭くて大型車とすれ違うときは厄介だ。
駐車場は広大。広すぎて全体が把握出来ない。
適当に停めても100台くらいはいけそう。
奥から駐車場入口方向を写す。

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駐車場の奥側を写す。
一番奥に苗場山3合目登山口ある。

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トイレあり。ただし汲み取り式。

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一番奥の登山口の脇に水場在り。
水量は少なめだが、冷たくて凄く美味しい。
まろやかな味だった。

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登山口脇に設置されている登山ポストの中から用紙を取り出し、必要事項を書いてポストに投函する。
小赤沢ルートは長野県側にある。
今年の7月1日より長野県内では登山をする場合、登山届の提出が義務化された。
(遭難のおそれが高いと認められる指定登山道を歩く場合)
詳しくはリンク先を参照して欲しい。

参考リンク 長野県HP(長野県での登山は「登山計画書」の届出が必要です!)

 

 

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今日は登山靴を完全に休ませるためにウォーキングシューズで歩くことにした。
整備された歩きやすい道をごっつい登山靴で歩くと却って疲れる。

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なにやら風格のある木のところを通り掛かる。
ちょっとお邪魔しますよ。

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なだらかな尾根沿いの道を歩く。

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登山道上は泥濘が多い。
泥濘むくらい湿った土地なので、高山植物がよく生える。

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山頂部への登りになると若干傾斜がキツくなる程度。
緩やかな傾斜になるように道を付けているので無駄に多く歩くことになる。
私個人的には、自分で登るペースを調整しやすい直登の方がいい。

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ところどころに鎖場があるが、なくても全然問題ない。

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高度を上げてきたが、視界が良いのはこれまで。
山頂部分はガスに覆われていてよく見えない。

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普通の登りなのに鎖が設置してある。
さすがにこれはやり過ぎだろう。

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山頂部分の平らなところまで登ってきた。
これからはアップダウンの少ない木道歩きとなる。

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ガスに包まれてぼんやりと池塘が見える。

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途中で樹木に覆われて岩がゴツゴツしたところを通る。

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待避所が少ない一本道の木道を進む。
慣れたもの同士なら普通にすれ違えるが、相手が悪いと厄介なことになる。
ところどころ待避所が欲しい。

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石碑のようなものがたくさんある。

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山頂ヒュッテ近くの広場にも石碑がある。

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苗場山頂ヒュッテ

用はないが、様子を見にやって来た。

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小屋の前にはテーブルと椅子が設置されている。

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こちらが玄関。

宿泊者以外もトイレは中のものを使用する。
このヒュッテ素泊まりでも6300円もする。
凄く高くて泊まる気にはなれない。
100名山ブランド料込みの設定になっているようだ。
要するに客は履いて捨てるほどやって来るので、高めの値段設定でも大丈夫なのだ。
まあ、小屋もボランティアでやっている訳ではないので仕方ない。
しかし、既得権を持っている業者の言いなりになるのは気に食わない。
私は何が何でも泊まらないだろう。
日の出の景色が見たければ、ヘッドランプを付けて夜道を歩いてくる。

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ヒュッテ前から山頂方向に向かっているところ。

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苗場山(なえばさん) 2,145.3m  日本百名山

苗場山は成層火山。山頂から南西方向に緩やかに傾斜し、山頂から北に向かう稜線の西側は侵食カルデラである。山頂南西側の平坦面には湿地が形成され、小さな湖沼が点在する。山頂の湖沼にはミヤマホタルイやヤチスゲが苗のように繁って苗代田のような外観を呈していることから、山名を「苗場山」としたとの説がある。ほか、古くは地震のことを「ナイ」と云い、古人は地震がこの山から起こると想像したための付名との説もある。古くから稲作の守り神としての信仰を集め、山頂には伊米神社が祀られている。日本百名山の一つで上信越高原国立公園に属する。

Wikipediaより

山頂広場にやってきた。
だだっ広いだけで景色は見えない。
スマホで自撮りしようとしていた若者が何度もシャッターを押しているので、声を掛けて写真を撮り合いした。

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ニッコウキスゲがおっさんを慰めてくれた。

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広場に設置されている一等三角点

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モミジカラマツ

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山頂広場で座って玄米ご飯を食べているといきなりガスが晴れて視界が回復した。
この時、ぼーっとしていて何故か湿原を見に行く気にならなかった。

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玄米ご飯を半分くらい食べたころ。
そうだ景色を見に行こうと思い立った。

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木道を歩いてゆくと広大な湿原が姿を現した。
一面青々としている。
花の季節は凄く綺麗なような気がする。

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道標のようでもあるし、石碑のようでもある。
その実体は。

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湿原は花の季節が終わってしまっていて、少ない花が咲いていただけだった。
風に吹かれてワタスゲが寂しそうに揺れていた。

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苗場神社

ガスが晴れて景色が良かったのは30分足らずだった。
再びガスに包まれてしまったので、下山することにした。

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下りはハイスピードで下山した。
ただいま!
モバイルハウスジムニーの両側には微妙にスペースが出来ていた。
天気はイマイチだったが、洗濯物はだいたい乾いてくれた。

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大瀬の滝(おぜのたき)

途中にあったので、寄ってみた。
かなり迫力のある滝だが人気はなし。

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滝の直ぐ下にあった砂防ダムのところで水浴びすることにした。
少し下がっているので、道路からは見えない。

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泥だらけの靴もよく洗う。
今日はウォーキングシューズのお陰で軽快に歩くことが出来た。
この靴は今シーズンで履きつぶすことにしよう。
なんだかトレランシューズが欲しくなってきた。

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洗濯物を干している間にラーメンを作って食べた。
お昼の玄米ご飯だけでは量が全然足りない。

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山を下りると秋山郷の保存民家にやって来た。
茅葺きの古い家を残してあるのだ。

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屋根の茅はよく見ると中古のやつも使っている。
一度に全部変えるとなると凄い量がいるためなのか。

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こちらが玄関。
壁に杉の皮が貼り付けてある。

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玄関に入るとさらに奥に狭い入口があった。
背の低いおっさんであったが、出るとき頭をぶつけてしまった。

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お邪魔します!
中に入ると煤けた匂いがして、親父の実家の匂いがした。
なんだか凄く懐かしい。
天井はなくて真っ黒な屋根裏が見えた。
何かが住んでいそうで、不気味な感じがした。
茅葺きの家は、なんだか生き物のような気がする。

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凄く味のある囲炉裏。
黒光りした板の間が美しい。
これぞ古民家だ!

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畳の部屋には火鉢が置いてあった。
座布団を枕にゴロンと横になると意識が遠退きそうな気がした。
いかんいかん、今日は松山郷から出てゆくのだ。

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基礎をチェック。
小屋暮らしのプロとしては、基礎は基本のチェック項目だ。
石の上に家を建てただけ。
雪の重みを考慮してまずは土台を置いてある。
簡単シンプルで重さに耐えられる。

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さて帰りがけにもう一箇所、やって来たのは見玉不動尊(みだまふどうそん)
眼病にご利益があるのだとか。

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杉の大木と苔むした石段がある。

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長生きの水

謹んで頂くべし。
おっさんは手で掬ってゴクゴクと飲んだ。
すると体の奥が熱くなってくるような気がした!

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龍の口から水が出ている。

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立派な本殿。
目が良くなりますようにと祈っておいた。

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秘境、松山郷から脱出すると町で買い物。
久しぶりに買い物した気がする。

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その後、車中泊場所へ。
河原にいい場所を見つけた。
ここなら釣り人くらいしかやって来ないだろう。

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ご褒美の骨付きからあげ。

やっぱり肉を食べるとパワーがもりもりと湧いてくるような気がする。

 

明日は移動日としてゆっくりすることにした。
今日、玄米が手に入らなかったので、明日はスーパーをハシゴして必ず入手する。
玄米がパワーの源なので、どうしても手に入れたい。
あちこち探せば米どころの新潟なので大丈夫だろう。

さあて今日は気分を変えて川の隣で車中泊だ。
静かな夜になりそう。

 

おわり

コメント

  1. かのや より:

    低解像度の画像も見れないことはないのですが
    建物の屋根なのどハレーションが出ていたり
    風景が綺麗にみれないのはもったいないですね
    JPEG画像のほうがいいのですが、アップロードに
    時間がかかるのであればしょうがないですね

    • karaage より:

      どうもお返事ありがとうございます。
      読者の中にパソコンだと画像が表示されないという方がいたので、負荷を軽くするために劣化版画像をアップしたままとしました。
      自分で見ても画像の悪さが目立つと思いました。

  2. のヴ より:

    はじめまして。
    いつも隊長のブログ拝見しております。
    先日 会社を辞めて僕も旅をしています。現在 宇都宮にますが、今日中には東北まで北上する予定です!隊長はしばらく新潟ですか?タイミングが合えば是非一度お話ししてみたいです!

    • karaage より:

      どうもいつも読んで頂いてありがとうございます。
      それはそれは脱サラおめでとうございます。

      いつまで新潟にいるかは分かりません。
      気の赴くままにふらふらと登山します。
      縁があれば、そのうちどこかでお会いできるかと思います。
      その時声を掛けてください。

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