こんにちは。からあげです。
更新を3日休んでしまって申し訳ない。
昨日、一昨日と圏外で更新できなかった。
ブログ更新は不定期だが、できる限り毎日行うようにしているが、電波状況が悪くてブログ更新できなかった日の分は、日本帰国後に行いたい。
ZERO DAY(一マイルも歩かない休養日)の日は、ルート研究やメモの整理、買い出しなどを行うため、時間がとれない。
ここ最近の状況だが、除け者状態は変わらず、全くハイカーコミュニティーに入っていけていない。ノーイングリッシュ、人種差別、発達障害が原因か。
スゲー厳しいが、英語を多少を話せるようになれば、誤解も解けるのではないかと考えている。
当分の間は、余計なことを考えずにハイキングに集中したほうがいい。
バウンスボックス受け取りの初の場所、Warner Springsで装備の大幅な変更を行った。
アルコールストーブの使用を止めて、ツエルトも軽量化のため、しばらくバウンスボックスに入れておくことにした。
最近、好天続きで雨の降る気配が全くなくて、基本はカウボーイcamp、ポンチョタープがあれば、大丈夫だと思った。
今のところ、ツエルトの必要性は感じていない。
続いてアルコールストーブについて。
PCTHandbookを読んで、アルコールの使用は認められていないということは薄々感じていた。
ネットで日本語のサイトを調べてみても、禁止らしいというのはなんとなく分かったが、根拠となる規則や法律なんかは出てこなかった。
それで今回のPCTでは軽量化のため、アルコールストーブを使用することにした。
実際使ってみて分かったことは、Californiaの大地は凄く乾燥していて、万が一火が燃え移ったらまたたく間に周囲は火の海になることは、嫌でも想像することができた。
始めは地面が砂や石のところで使用していたが、Warner Springs入り前日のクリークの横で泊まった時、下が枯れ草だったので、簡単にむしったあとで、水を撒いてアルコールストーブを使用したのだ。
これは流石にマズイと、鈍感な私でさえも思った。
朝、小鳥の賑やかなさえずりを聞いていると、こいつらの住処を奪うことはできないし、人命を危険にさらす行為はできないと反省した。
アルコールストーブは、着火してからクッカーを載せるまでの間が無防備となる。
突風でも吹かれたら、ライトウエイトのストーブなどふっ飛ばされてしまうだろう。
火のついたアルコールが飛び散ったら大惨事になる。
遠いところで山火事と思われる煙がモクモクと立ち上るのも見た。
やはりアルコールストーブは危険だった。
アルコールストーブとクッカー一式をバウンスボックスに入れたので、Warner Springsからはドライフードのみとなった。
当分の間はクリフバーやパワーバーを食べて凌ごうと考えていた。
これがマズかった。
お腹が減って体が動かなくなるハンガーノック状態に陥った。
ちょうど水無し区間だったので、余計に危険だった。
1mileを歩くのに2時間近くかかった。
日陰で休んでは、ちょっとだけ歩くを繰り返した。
それが一昨日。非常に危険な状態だった。
マルチャンの素ラーメンでも食べるのと食べないのでは全然違うと分かった。
バウンスボックスは、Big Bear Cityを通り越して200mile以上先のWrightwoodまで送ってしまった。
幸い次の補給地、Idyllwildにはアウトドア用品店がある。
そこでキャニスターストーブを購入することにしたのだった。
Mountain Fire Closureのため、迂回ルートを歩くことになったが、PCT公式の迂回ルートに納得できなかったので、自分独自の迂回ルートをとることにした。
Paradise CafeからそのままHwy74(一般道路)を歩いてIdyllwildまでゆくことにした。
昨日は途中の道路脇でカウボーイcamp。
コイツの木の下で眠った。
僅かな平らなスペースだったが、背の低い私には十分な広さだった。
湿度が高い場所で朝露が下りたが、木の葉っぱが防いでくれた。
時々、葉っぱについた露が粒となって落ちてきて、雨かと思ったくらいだった。
Hwy74の道路脇を歩く。
路肩が狭いので、車が通る時は斜面まで避けながら歩いた。
車のスピードは速いが、道路歩きは慣れているので、あまり苦痛に感じなかった。
私が歩く道がAlternate Ruteとなる。
公式ルートに拘っていると、歩くのが苦痛になってくる。
ここからゲートで閉鎖されたジープロードを歩く。
閉鎖の標識
別の資料によると原動機なし(自転車、徒歩)は通行可だったので、そのまま通り抜けた。
他のハイカーがトレッキングポールで目印を付けてくれていた。
迂回ルートに標識はほとんどなくて非常に分かりずらかった。
先行者の足跡と野生の勘を頼りに歩いた。
寒くなってきたので、長袖シャツを出したところ。
こ汚いシャツなので、そこら辺に置くと逆に置いたところが汚れてしまいそう。
こうしてTrash化が進んでゆくのか。
迷路のような林道を抜けて、ようやく別荘地まで下りてきたところ。
ここから町までは道なりに下りていった。
上の方の別荘ほど広大で立派な建物となっていた。
贅の限りを尽くしたおもちゃに反吐が出た。
一見するとかなり自然に溶け込んでいるように見えるが、ここまでくるまでにかなりの手間とお金をつぎ込んでいる。
そしてお決まりの立ち入り禁止看板などが現れる。
金持ちの別荘地にゆくとたいていこんな感じ。
随分前、中古で買ったサンバーバンの試運転を兼ねて、富士五湖周辺にロングドライブに行った時のこと。
狭い路地に迷い込んでしまったので、Uターンして出ようと思ったが、どこにも転回場所がなくてウンザリした。
狭い路地の両脇に別荘が立ち並び、どこもチェーンや石を置いていて、凄く嫌な雰囲気が立ち込めていた。
こんな感じの悪いところ絶対住めない。そう感じたのを思い出す。
ようやく大通りに出たところ。
SUSHI?最近は日本食が恋しくて仕方ない。
アメリカはジャンクフードばかりで身に付くものがほとんどない。
健康食は金持ちの食べ物なのだろう。
玄米を腹いっぱい食べたい。
レンタル倉庫のようなところ
Idyllwild、アイディルワイルドと読むのか?
日本で言うと高原にある別荘地、軽井沢のような町。
キャンプ場にやって来たが、ハイカーの姿は全くなし。
いったいどこに行ってしまったのか。
Trail Head(登山口)に下りるとたいていハイカーが見当たらず私ひとりきり。
私が普通に歩いていると、不思議とみんないなくなってしまう。
料金表を見ると一晩20$もする。
ハイカーが立ち寄る訳がない。
地図を手に入れた!
スバル車だらけ
Ranger Station
自然を守る保安官の事務所。
Trailの情報提供も行っている。
マスコットキャラクターのスモーキー君
Fire Station
外にむき出しのATMの機械
アウトドアショップへ
キャニスターストーブとクッカーを手に入れた。
MSRストーブのクオリティーの低さに愕然とした。
やはり日本製が世界一だと思った。
なぜ、SOTOのマイクロレギュレーターストーブをサブで持ってこなかったのか。
ボンベの口金の形状は日本と同じ。
口金が同じかどうか自信が持てなかった。
全部で150$ほど。ボンベ小が4.99$したのにはビックリだ。
日本ではせいぜい高くても300円ほど。
アメリカの物価の高さに嫌になる。
バーでバーガーを食べることにした。
おしゃれな店ばかりでみんな高そうだった。
チキンバーガーと炭酸水で約15$。
こんなんでは全然ボリュームが足りない。
それにしてもメニューが文字だらけで凄く分かりづらい。
どんな食べ物かボリュームかなどをイメージできない。
日本だと写真付きでよく分かる。
さっきまで図書館に居たところ。
土曜日で閉館が4時とかなり早かった。
それから食料を買い出しして店の外に出てみると雨が降っていた。
今は狭いポンチョタープの中にいて気が狂いそうになっている。
知らないうちに天気予報には雨のマークが付いていた。
明日から山越えの厳しい道となる。
雷に遭わなければ良いのだが、そればっかり考えている。
しかし、スルーハイカーは留まることを許されない。
体が寒くて仕方がないので、今日はこれでおしまい。
明日は午前中ゆっくりして、午後からの出発。
おわり