こんばんは。からあげです。
今日から2泊3日の登山に出発した。
それでは早速一日目の様子を報告しよう!
十勝岳~美瑛岳縦走 1日目(2015.7.4)
登山コース
白銀荘~十勝岳避難小屋~十勝岳~上ホロ避難小屋
今日ははっきりしない天気だけど準備を済ませたので、予定通り山に登ることにした。
車はそのまま駐車場に駐めておく。
本日は3時半に起床して準備をする。
5時50分白銀荘前を出発する。
キャンプ場前の登山ポストの備え付けのノートに必要事項を記載しておく。
十勝岳へは望岳台方面から十勝岳避難小屋経由で登る。
キャンプ場からの入り口は少し分かりにくい。
東へ伸びる笹の刈り払われた道を奥へと進んでゆく。
十勝岳避難小屋の分岐までは若干のアップダウンがあるのみ。
途中、樹林帯を抜けてガレ沢に出ると十勝岳方面の展望が開けた。
分岐が近づくにつれて樹木が減ってゆく。
十勝岳から奥の旭岳方面の山の上にはガスが溜まっている。
左手の麓の方は雲海が広がっている。
今日の天気はあまり期待できないようだ。
十勝岳避難小屋手前
避難小屋分岐手前で作業道に入ってしまう。
途中でガスが晴れた時に気が付き、登山道に復帰する。
十勝岳避難小屋
無人、非常時以外宿泊禁止。
トイレ、水場はなし。
小屋内には噴火に備えて防災道具が置かれている。
小屋内部は中央部分は土間だが、一部板の間となっているので、荒天時に休憩として利用しやすい。
0715 避難小屋 着
避難小屋を過ぎると傾斜がキツくなる。
テント泊装備の重みがズシリと肩にかかる。
火口が近づくと僅かな草木が生えているのみの荒涼とした景色が続く。
向こうに見えるのは美瑛岳。
山陰には所々残雪がある。
十勝岳山頂方面を見上げる。
途中で雨が降り始めたが、カッパを着るかどうか迷いながら歩いているうちに随分と濡れてしまう。
強風に吹かれて随分と体力を消耗させてしまう。
山頂まであと少し。
もうすでにバテバテだ。
焦らず着実に歩いてゆく。
十勝岳 2,077m 日本百名山
十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町にまたがる標高2,077mの活火山。大雪山国立公園内の十勝岳連峰(十勝火山群)の主峰である。日本百名山及び花の百名山に選定されている。
十勝川(トカプチ)の源流であることが、山名の由来とされている。山頂の西北西の前十勝にある62-Ⅱ火口からは盛んに噴煙が上がり、山頂付近は火山灰に覆われている。Wikipediaより引用
0930 十勝岳山頂着
十勝岳山頂 ガスで何も見えない。
雨だというのに登山者は多い。
しばらく休憩して上ホロ方面に下山する。
十勝岳を振り返る。
上ホロ方面にしばらく下りると視界が回復した。
1015 大砲岩
徐々に白茶けた岩場が迫ってくる。
登山地図では、大砲岩から三段山の破線ルートが記載されているが、遠目で見る限り踏み跡は薄く岩肌が脆い。
このルートは随分前から閉鎖されていたようだ。
他に迂回するルートもあるので、危険を冒して突破する必要もない。
上ホロ避難小屋が見えてきた。
南東側の斜面はなだらかだが、反対の北西側斜面は崩れて切れ落ちている。
1030 上ホロ避難小屋に到着
上ホロ避難小屋
無人の避難小屋。(木造2階建て)
宿泊料は無料。トイレは小屋裏に汲み取り式のトイレが2つある。
水場は、雪渓の雪解け水。
小屋2F
1Fは宿泊すると思われる登山者で混み合っていた。
何枚かの備え付けの毛布があるのみ。
小屋の見学が終わるとねぐらのテントを設営する。
サイトはそれほど広くなく10張り程度、地面な石混じりの土。
水はけが悪そうで、大雨が降ると水たまりが出来そう。
雨が止んでいるうちにあれこれ作業する。
予定では軽装で富良野岳ピストンを行うことにしていたが、天気が悪いことと、体力の消耗が激しいため、午後はテント場に留まりゆっくりすることにした。
水場を探しに付近を徘徊する。
するとウサギ発見! 最大望遠で捉える。
上ホロカメットク山
雪渓では若者たちが山スキーをやっている。
雪渓を見て回ったが、雪解け水が出ているところは見当たらなかった。
そこで雪を溶かして水を作ることにした。
表面の汚れた雪を退かして、下の比較的綺麗な雪をビニール袋いっぱいに詰め込む。
雪渓の雪を溶かして水を作っているところ。
こういう作業はガソリンストーブが得意とする分野だ。
フードコンテナはテントの中に入れておくと意味がないので、外の邪魔にならない場所に置いておく。
ただ、一般登山コースで他の登山者は食料をテント内で保管しているので、こうして自分だけ外に置いても意味はない。
多数の登山者で賑わっているので、ヒグマは出てくることはないだろう。
三段山を写す。
脆い山肌で雨に侵食され続けている。
あれだけ崩れていれば、危険なため通行止めになるのも頷ける。
夕方、ガスが一時的に晴れた。
次第にガスが薄くなっていて天気は回復傾向だ。
テントサイトは圏外なので、稜線の登山道に出て電波をキャッチしてブログ更新をしている。
風が吹く中、震えながら作業を進める。
屋外ではゆっくりと更新出来ない。
下山後、記事に加筆することにする。
(実際は電気不足のため、北海道から戻った後に加筆訂正を行った。2015.11.2)
コメント
こんばんは。
初めてコメントします。
単独登山は危険です。
隊員を募集すべきです。
はい、危険です。
しかし団体行動が苦手です。
天気良くなりますように!
いつも読ませていただいて隊長は大変良識のある方で、道徳を厳しく躾けられた親御さんもさぞ立派な方だと思います。
私八ヶ岳の山の中に住んでますが、家を建てる時伐採せざるを得なかった木々に心を痛めたものです。しかし数年も経ちましたら雑草と一緒に木が生えてきていることに気がつきました。そこで草だけを刈っておいたら二三年で立派な苗木となり苗木が混み合って窮屈になりました。仕方なく合間を開けて苗木を他所へ移しました。十数年を経て苗達は立派な白樺並木となったのです。もちろん植林など一切していませんでやったのは草刈りと間引きだけです。
森を育てるには間引きつまり間伐が不可欠なのですよ植林の必要はありません。
その間伐した材木にならないような木が割り箸になっていたのです。今は材木にもなら無いような木は切り捨てられてます。霧ヶ峰は毎年野焼きを行いますがあれはほっておくと木が勝手に生えてくるからです。そう元々霧ヶ峰は森だったのです。北海道の広大な畑も元々森だったのです。大勢の人の血と汗が築いた風景を素晴らしいと私は思います。見方によれば自然破壊とも取れなくは無いのですが…。
自然を大切に人と森が共に生きていくには間伐は欠かせ無い作業です。しかし植林をしてほったらかしの森が八ヶ岳にはいっぱいありジャングルとなり植えた木とは全く違う植物がぼうぼうと生えてます。借りに原生林を再生するなら全部燃やすしかありません。山火事の跡に一番に芽を吹く木が白樺シラビソダケカンバでこれらの寿命が尽き様々な木と交代します。時に台風や地滑り山火事で自然に間伐されながら。白樺の森は若い森なのです。
TVがいい加減な事ばかり言うので折角の良心や良識がヘンテコな方向に向かっていると思ってます。企業等による植林事業が言い訳に使われていますが全く無駄な行為な訳で彼らも事実を知ら無いのでしょう。
安いのが一番てのはガスに関してでまぁ他にもあるでしょうけど。
またまた長々とすみませんm(_ _)m
長文ありがとうございます。
自然は逞しいですが、やり過ぎると取り返しがつかなくなります。